滝子山(もう戻れない寂ショウ尾根 〜 待っててくれたナメ滝)
- GPS
- 08:03
- 距離
- 12.6km
- 登り
- 1,079m
- 下り
- 1,079m
コースタイム
- 山行
- 7:31
- 休憩
- 0:32
- 合計
- 8:03
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
《復路》笹子駅〜大月〜(特急:座れました)〜新宿 |
コース状況/ 危険箇所等 |
《登り:寂ショウ尾根》 最初は単調な登りが続く。 半ば過ぎに岩場。気をつけないと危ない。 《下り:すみ沢》 以前ヤマレコにも記載した倒木エリアの迷いやすい箇所にわかりやすい標識が設置されていた(前回2015/7/19には無かったのでこの2ヶ月の間に設置されたのですね)。 |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ 1
ズボン 1
靴下 1
グローブ 2
雨具 1
日よけ帽子 1
靴 1
ザック 1
行動食 1
非常食 1
飲料 4 500mlが1単位
地図(地形図) 2 山と渓谷(紙 & アプリ)
コンパス 1 他にiPhoneアプリもあり
笛 1
ヘッドランプ 1
GPS 1
日焼け止め 1
保険証 1
携帯 1
時計 1
サングラス 2 色つき & 透明タイプ
タオル 1
ストック 1
カメラ 1 iPhone
虫除け 2
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感想
⚫️まず笹子駅にたどり着くまで:
silver week 5連休初日の朝、錦糸町駅で特急あずさ3号の指定がとれない。仕方ないので自由席を購入。7月の嫁さんとの滝子山大名登山 (http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-679816.html) でも指定とれなかったし。できたら窓側の席をとろうと早めに乗車位置に並びます。
で、電車がホームに。唖然。すでに自由席車両では立っている人が。。。錦糸町で乗る人がいて、次の新宿でもっとたくさんの人が乗ってきて、、、ああぁ。
せめて新宿に着く前に朝飯。サンドウィッチを頬張ります。
新宿でやっぱりいっぱい乗ってきて。・・・以後省略。
大月駅到着。すでにある程度疲れちゃっています。トイレに寄って、各停に乗り換え。笹子駅に着きます。
笹子駅ではおまわりさんが登山者に声をかけています。「気をつけて」「登山届だしましたか?」「今日の予定は?」って。大月市とのタイアップで安全登山を、とのことです。お疲れ様です。
試供品のティッシュとアルミブランケットをもらいました。ラッキー。
⚫️寂ショウ尾根に向かいます:
笹子駅を出発し、国道を下っていき、バス停のところを左に曲がり、線路下をくぐりぬけ、つきあたりを右折、神社の左をとって、中央道をわたって、公園を右に見て、今日は寂ショウ尾根に初めて挑戦します。webにも載っていて、気になっていたからね。
⚫️寂ショウ尾根への分岐にはいります:
一番最初に滝子山に来た時に男女の二人組が右に曲がって行ったところです。公園からすぐだったんだと改めて。
しばらく道を上がっていきます。陽もあたらず、景色もなく、下り・平坦もなく、それでいて急でもない単調で陰気な道。
途中、webでみんながアップしている電波塔。一応ボクも撮っておきます。
⚫️林道にぶちあたって:
林道にでました。寂ショウ尾根はどっちだ?右か左か?
何となく右かと思い右に行ったら20mぐらいのところに寂ショウ尾根の入り口。
それにしてもここまで一人もすれ違っていない、追い越した人も追い抜いた人も。
あずさの混雑は何だったんだろうか。静かでいいけど。少し寂しい。だから寂ショウ尾根?(”せきしょう”と読むのか”じゃくしょう”と読むのか???)
⚫️しばらくは陰気な単調な尾根道:
寂ショウ尾根入り口の指標からいきなり急登。ツルツルの急登だったのでトラロープ(yellow & black)を使います。
そのあとは単調な道。木々の覆われて景色はなし。下りも平坦も急登もない、ひたすらなだらかな登りが続きます。
ところどころにテープ、赤丸ペンキがありますが、尾根道なので常に一番高いところを進めば良いわけで迷いようがありません。登りのみがひたすら続くので自覚症状はないのですが足の疲労は蓄積していっているはずです。
⚫️岩場があらわれます:
岩場が現れます。ストックはいつもの佐々木小次郎スタイルで背中とザックの間にいれて登ります。ところがストックの先が木の枝にひっかかり、結構苦戦する岩場でストックがつっかい棒となって窮屈です。
次の岩場からストックは短くしてザック装着します。
途中、唯一の鎖場。左に回り込むところ。大したことはない。
その後、岩場が現れては消え、の繰り返しになります。
3点支持で進めば良いのですが、傾斜がそうでもない中途半端な角度のところでは3点支持もとれなく、すべりやすい感じのところで、高所恐怖症の自分が出てきます(一応、人並み程度には高所恐怖症)。
一旦怖いと思ったら足が進まなくなりますね。3点支持も岩から体を話せず全身に力がはいります。この連続で体力が消耗していきます。
⚫️戻りたい・戻れない:
ある程度岩場を登った時点で、もう辞めたい・戻りたいと思うように。
でも登るのも大変な岩場の急登、下るのはもっとリスキー。
あぁ、戻りたい・戻れない。あああ、今日はこの道はとるんじゃなかった。後悔先に立たず。
⚫️ベテランのおばちゃんに遭遇:
戻れないなら行くしかない。辛い。怖い。
ゆっくりでいいから、3点支持を確実に慎重に。道は間違ってないはずだから、1歩1歩を確実にとっていくしかありません。ここでかなりの時間を使いました。
随分と怖い目にあいながら進んでいくと、トラロープのところで下に降りてくる女性(70才ぐらい?単独行)に会いました。
この先危ないですよ。と声かけしようと思ったら、毎週この寂ショウ尾根を往復しているとのこと。信じられない。プロじゃん。
トラロープのところでも悪戦苦闘しているとそのおばちゃんからロープから離れて左側を登るんですとアドバイスをもらいました。従うと簡単に登れた。プロじゃん。
体力もそこそこあってテクニック(道熟知)もあって、あの年(いくつなのかは知らないです)でこんな道を毎週往復するなんて。。。
⚫️着いたか・まだまだ:
おばちゃんと別れてもピーク到着したかと思えば、また下りでなかなか目指す滝子山山頂にはたどりつきません。身も心も折れちゃいます。
⚫️やっと滝子山山頂:
山頂には10人ちょっとの人が。うち数名が外国人(中国人?)グループ。賑やかです。ザックを降ろし一息。お昼にします。
⚫️あっというまにガス支配:
オニギリを食べていたらスーッとガスが。あっという間に真っ白になります。
さっきまで下界が見えていたのに見えなくなってしまいました。富士山は当然、見られません。
⚫️滝の道に戻ります:
視界は真っ白ですが疲れて長めの休憩になってしまいます。
山頂に着いた時にいた人たちはもう居なくなって、ボクより後からあがってきた男子2人組も先に下山に向かいました。
⚫️緑の落ち葉・防火帯・・・この道はやっぱり良いねぇ:
長めの昼休みの後、滝の道に戻ります。
鎮西ガ池を過ぎ・・・懐かしい景色、防火帯・・・これも懐かしい、を過ぎて変化のある下りを進みます。やっぱりこの道はいいですねー。途中、このところの雨・風のせいだと思いますが、緑の葉っぱが道を敷き詰めています。地面が緑で綺麗。
途中、また汗ばんできたのでモンベルのバンダナ(はちまき)をしようと思ったら無い! どこかで落とした。。。きっとバンダナのうえから帽子をかぶっていたから帽子を脱ぐ時に一緒に脱げて気がつかなかったのか、滝子山山頂でグラブとか外した時に外し、その時に落としたとかだと思います。
⚫️難路と迂回の分岐:
いつもの道です。リラックスして進みます。難路と迂回路との分岐。もちろん難路を進みます。滝たちに会いたいもんね。
⚫️ナメ滝!モチガ滝!:
ナメ滝にでました。寂ショウ尾根に浮気し、散々な目にあったボクですが、ナメ滝はこんなボクでも待っててくれたんですね。ボクが悪かった。もう裏切らないよー。
モチガ滝もこんにちわ。帰ってきたよー。ありがとね。待っててくれたんだねー。
やっぱり、この道がいいわー。
⚫️迂回路合流:
迂回路と合流します。なんかあっと言う間。ここの先は急な下りで赤土ですべりやすいのですが、寂ショウ尾根に比べたらなんのその。この道は優しいねー。暖かいねー。
⚫️倒木エリア。アレ?!:
倒木エリアのところに出ます。あれ?今までと違う。倒木エリア渡り易くなっている。標識も2箇所、絶対迷いようがないように立っている。
前回の大名登山で来た時(2015年7月)には無かった。ここ2ヶ月の間に建てられたんです。ここは(特に登りは)迷いやすいもんね〜。少なからずの人が間違ったんでしょうね。大月市観光課?に拍手。
⚫️三丈の滝を過ぎて:
ボクが名前を知っている(下りでは)最後の滝、三条の滝。小橋を渡って下り道ももう残り僅かとなってしまいました。
⚫️道証地蔵:
で、とうとう道証地蔵にでちゃいました。ここでストックをたたんで、少し進んで右側溝の水飲み場の水で顔を洗ってノンビリすすみます。
⚫️林道テクテク:
林道テクテク。そのうちに寂ショウ尾根への分岐をすぎ、公園を左に見て、中央道の橋にかかります。
⚫️中央道の橋で女性2人組に:
ここで先に歩いている女性2人組(40代?)に声をかけられます。
「道証地蔵はどこだったのでしょうか?」と。
聞くと途中、道を間違えて岩場を登るはめになり、そのうち道が消えたので沢に降りて今日はあきらめて帰るところだと。
道証地蔵はとにかくまっすぐいけば行きあたるのに、どこを間違えたんでしょうね。
間違えようが無いんだけど。
寂ショウ尾根への分岐を通り越して、道証地蔵の前に林道があるから、そこを間違って右折して寂ショウ尾根に入ったのかも。
岩場を登ったのならそのルートかな。でも岩場の道がなくなったから沢に降りたって、いったいどこをどう通ったんだろう?無事でなによりですが。
あと来た時は中央道のバスで笹子の停留所まできたのですが渋滞で2時間遅れだったそうです。5連休初日だもんね。ここにも本日ついていない人が。錦糸町からの座れない満員電車とどっちがましなんだろう?
⚫️笹子駅→大月駅→新宿駅:
笹子駅に向かう途中の酒遊館にお二人組ははいっていき、ボクは笹子駅に。
笹子駅では電車のタイミングがあわず、30分ほど待つはめに。
お二人組と結局ホームで再会。こんなことならボクも酒遊館にいけば良かった。
大月駅ホーム売店でビール購入し、特急に乗り換えます。
今度は余裕で座れます。窓際確保、隣の席には人はなし。
⚫️まとめ:
この日は本当についていませんでした。行きの電車でいきなりの満員、たちっぱ。
寂ショウ尾根は景色もなく、ただただ辛く怖かっただけ。
挙げ句の果てに、バンダナ無くすし。
ま、こういう時もありますよね。ケガがなければ良しとしなくちゃ。
でも破線のコースは用心。基本、破線はもう行きません。
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