日本スタンダード10渓《八幡平・葛根田川 北ノ又沢》
kots
カイG
su_
kanamek
Metabo_Climber
- GPS
- 80:00
- 距離
- 21.0km
- 登り
- 826m
- 下り
- 820m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 4:35
- 休憩
- 0:25
- 合計
- 5:00
- 山行
- 9:05
- 休憩
- 0:55
- 合計
- 10:00
- 山行
- 7:50
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 8:20
| 天候 | 9月19日 晴れたり曇ったり夕方一時小雨 9月20日 未明一時雨のち晴れ 9月21日 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2015年09月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
往路 9月18日23:30浦安-首都高-19日0:00東北道浦和IC-6:30盛岡IC-7:30滝ノ上温泉 復路 9月21日14:30滝ノ上温泉(入浴、休憩)16:15-盛岡市内(夕食、蕎麦屋安曇野)-18:00盛岡IC-22日0:00浦和IC-0:30浦安 ガス代 1,230k÷9k=136L×130円=17,680円 高速代 930+7.490=8,420×2=16,840円 交通費計34,520円 10,000円補充 残高14,000円 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
【沢グレード 2級上／登攀2級】 ヤマケイガイドブック抜粋・・・・・ 岩手山から秋田駒ケ岳につながる稜線に囲まれている葛根田川。前半は美しい沢と森をのんびり楽しみ後半は快適に越えられる程度の滝で緊張感と充実感を味わい、締めくくりは静かな湿原で心いやされる。 下りの沢では懸垂下降が必要。また、雨では増水すると遡行は困難となる。死亡事故も起きているので入渓時には注意が必要。 あとはkaitoさんが現場のリアルタイムを解説してくれます。 滝ノ又沢出合までは問題ないでしょう。滝の巻きには明瞭な踏み跡もあり、残置ロープ(使わない方が無難)もあります。 最大の難関は滝ノ又沢を過ぎ、左から支流が入った先の15m滝です。 直登は難しく、手前の両岸は垂壁。 少し戻って右岸の小尾根から巻くことにしたのですがね。 これが大変でした。途中からドロ付きの急斜面で足元が滑るので潅木頼りの登攀になりました。 あまりにヌルヌルで、バイルでステップを作らないと登れない状態です。もし滑った谷底まで止まれないほど急です。 落ち口に向かってトラバースしようにも、かなりの急斜面でとても行くきにはなりませんでした。 けっきょく安全な稜線まであがり、そのままやぶを漕いで上流の枝沢から本流に戻りました。 この大高巻きに、数回の懸垂下降を含め4時間ほどかかりました。 滝の落ち口に向かうには、事前にロープを用意して潅木等を利用してフィックスする必要があると思います。小尾根の登りもアンザイレンしてできるだけ途中の潅木などに支点をとったほうが安全です。 今回の失敗は巻きをと言うか、北ノ又沢を容易な沢と勘違いして、全員がハーネスを未装着のまま遡行したことです。 沢登り！基本は使わないと思ってもフル装備です。リーダーの甘さが露呈したしだいです。 その後しばらくは平穏な沢ですが、滝が現れ出すと次々と続きます。 ガイド本には、直登も可能、巻きも簡単とありますが、我々には登れない滝も多く巻きも容易ではありませんでした。 当然時間もかかります。人数にもよりますが、この辺の通過にはかなり時間的に余裕をもった方が無難です。 その後は源頭の雰囲気になり、両岸から笹が覆い被さる細い流れになります。 水涸直前に 左岸の樹林帯に幕営を見つけましたが、けっこう遅い時間になりました。翌日の話しになりますが、その後幕営適地は明通沢まで見出せず、我々が張った場所はその周辺では唯一の適地でした。 湿原には、できるだけ沢を詰め、水流がなくなっても窪を追って行きました。少し北に流されますが、樹林帯を出たところで窪を出て藪の上に顔を出すと10mほどの先から湿原が広がっていました。湿原の北西の端に出ました。 下山は湿原の東端から東方向を目指し藪を漕ぎ、低い方へと少し北に振られと、すぐ窪に出られました。しばらくは両側から被さる笹薮漕ぎですが枝沢を集めるようになると歩き易くなり、急激に高度を下げていきます。 突然、前方が開け向かえ側の尾根が見えるとそこは滝になっていました。 そこからは滝の連続です。我々はそのほとんどを懸垂下降しました。巻き下れそうな滝もありましたが、懸垂下降が安全確実です。 一つ15mほどの大滝があり30m2本にを使いました。左岸から降りるのですが腰まで滝壺にはまりました。 ロープが足りるか分からず、落ち口に一番近い立木を利用したのですが、ゆとりがあればもっと左岸よりから降りることを勧めます。この連続する滝場もかなり時間がかかりました。 ガイド本は滝ノ又出合から明通沢まで1日で抜けてますが我々には到底無理でしたね。 以上、滝ノ又出合から先は十分ゆとりを持って臨んでください。kaito |
写真
滝ノ上温泉無料駐車場。トイレもあります。kaito支度をしていると晴れてきた。天気予報は悪かったのにkaitoさんの念が通じたのかな・・・meta
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支度をしていると晴れてきた。天気予報は悪かったのにkaitoさんの念が通じたのかな・・・meta
駐車場から15分ほど歩くとゲートがある、歩行者は通行可。kaito言
ナメ床を渡渉する。水量が多く水がひょんぐってる metaこのマスクなんですが、前日に風邪になり激しいぜきと喉の痛み、鼻水があり皆さんにうつすと申し訳ないので車中からずーと装着！怪しい爺になってます。kaito言
このマスクなんですが、前日に風邪になり激しいぜきと喉の痛み、鼻水があり皆さんにうつすと申し訳ないので車中からずーと装着！怪しい爺になってます。kaito言
風邪をひいても、中止しない責任感の強い？リーダー。大丈夫か？ kots仕事だったら絶対休む無責任な従業員です。下っ端ですからチャラコイです。kaito
日増しに元気になっていたような。食欲もばっちりでしたし（笑） meta
そういえば、朝食はS.A.でとくとくセット（2人前？）を食べていた（笑） kots
無理して食べたんよ！元気なふりをしてました。しかし、前夜せきこむ私に家族は大ひんしゅく！あたりまえか。kaito言
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仕事だったら絶対休む無責任な従業員です。下っ端ですからチャラコイです。kaito
日増しに元気になっていたような。食欲もばっちりでしたし（笑） meta
そういえば、朝食はS.A.でとくとくセット（2人前？）を食べていた（笑） kots
無理して食べたんよ！元気なふりをしてました。しかし、前夜せきこむ私に家族は大ひんしゅく！あたりまえか。kaito言
ストック持ってるくせに倒木を拾って杖代わりに。meta
ドクロ滝と言うらしい。見えなくもないか？kaitoそんなこと言ってましたね。しゃれこうべに見えなくもなかったです meta
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そんなこと言ってましたね。しゃれこうべに見えなくもなかったです meta
今日のハイライトはこのお函（おはこ）でした meta
対岸で休む隊長 meta
風邪をうつすまいと離れて休む私です。kaito言
ご配慮感謝です meta
出会い手前の右岸に幕営適地がある。一段上がった樹林の中で急な増水にも安全。su爺はせきこむ私に一人で下の河原で寝るように指示！ひどいジジイだ！kaito
快適なテン場でした。この日は寒くなかった。雨さえなければ抜群でした meta
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su爺はせきこむ私に一人で下の河原で寝るように指示！ひどいジジイだ！kaito
快適なテン場でした。この日は寒くなかった。雨さえなければ抜群でした meta
たき火に燃える二人！kaitoなかなか火がつかなくて、意地になってました。kotsさんの仰ぎ方が上手くて一気に火がつきました meta
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なかなか火がつかなくて、意地になってました。kotsさんの仰ぎ方が上手くて一気に火がつきました meta
後ろで焼き芋を仕込んでいたSuさん meta
イワナ定食のはずが、猪汁定食になる？kaitoボタン鍋？ おいしかったです。さすがカナメコックです。そしてkaitoさんが焚いてくれたご飯がまたうまかった。お米の柔らかさ絶妙で甘みを感じるほどだった meta
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ボタン鍋？ おいしかったです。さすがカナメコックです。そしてkaitoさんが焚いてくれたご飯がまたうまかった。お米の柔らかさ絶妙で甘みを感じるほどだった meta
【2日目・翌朝】中ノ沢出合のテン場の下で焚火。夜半から雨が降り大変だった。昨日の残りをおじやにしてもらったんですよね、確か。朝からパワーみなぎる meta
朝、ご飯を炊いたのですが、おっちゃん達は待ちきれず昨日の猪をおかずに炊きたてを半分食ってしまった！その残りで雑炊を！kaito
中ノ沢出合のテン場の下で焚火。夜半から雨が降り大変だった。昨日の残りをおじやにしてもらったんですよね、確か。朝からパワーみなぎる meta
朝、ご飯を炊いたのですが、おっちゃん達は待ちきれず昨日の猪をおかずに炊きたてを半分食ってしまった！その残りで雑炊を！kaito
右から高巻く。踏み跡明瞭。meta
下降にも残置あるが、使わなくても簡単にクライムダウンできる。kaito
左から入っているのが滝ノ又沢です。この手前左岸には幕営適地が点在する。kaito言
問題の15m滝。ヤマケイのガイドブックだと巻くようになっているが・・・。別の情報だと右壁を登り水流の中を抜けるラインらしい。チャレンジすればよかった meta
15m��右岸を高巻く（予定...） kots直登は我々にはとうてい不可能！両岸は垂壁でさらに無理！少し戻って右岸の小尾根から巻く。kaito
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直登は我々にはとうてい不可能！両岸は垂壁でさらに無理！少し戻って右岸の小尾根から巻く。kaito
ガイドブック通り巻くことにするが・・・ meta小尾根を上がるが途中から急斜面に！ドロつきにバイルでステップを作りながらの登攀に！落ち口にトラバースするどころではなく安全な稜線まであがる。kaito言
小尾根を上がるが途中から急斜面に！ドロつきにバイルでステップを作りながらの登攀に！落ち口にトラバースするどころではなく安全な稜線まであがる。kaito言
これが本当に大変。稜線（1000mくらい）まで登り藪こぎをする。kaitoさんがバイルで足元を作ってくれていたので助かったがヌルヌルで滑るので注意！！ metaこんなのまだまだ！本日の第1核心部大藪漕ぎに突入！kaito言
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こんなのまだまだ！本日の第1核心部大藪漕ぎに突入！kaito言
クマすら通っていないような藪藪の稜線。みんなハーネスを装着した meta地形図から最初の枝沢なら傾斜もゆるそうなのでそこまで稜線を進むことに！私としては計画段階から最悪この大高巻は頭にあったので躊躇することなく稜線にあがったのですが。kaito言
地形図から最初の枝沢なら傾斜もゆるそうなのでそこまで稜線を進むことに！私としては計画段階から最悪この大高巻は頭にあったので躊躇することなく稜線にあがったのですが。kaito言
ようやく下降できる沢にたどりついた. meta稜線にあがった時点でこの沢を目指したのです。地形図をよく見ればここしかない。kaito言
稜線にあがった時点でこの沢を目指したのです。地形図をよく見ればここしかない。kaito言
本日の第2核心部に突入！懸垂下降の練習に最適でした。kaito言
男はATC持っててもエイトカン使用らしいです meta
2回目の懸垂。かなり寝ているがナメの為クライムダウンはできない。30mロープ2本を繋ぐ。kaito微妙なナメ滝が続いてましたね。懸垂しないと厳しいと思いました meta
微妙なナメ滝が続いてましたね。懸垂しないと厳しいと思いました meta
ロープの回収を終えたkaitoさんが最後に出てきた meta本流からは見逃すような枝沢です。でも面白かった！この大高巻に4時間、半日を費やした！kaito言
4時間ですか！？かかったとおもったけど meta
本流からは見逃すような枝沢です。でも面白かった！この大高巻に4時間、半日を費やした！kaito言
4時間ですか！？かかったとおもったけど meta
お！！隅っこ のぼっとる meta
ここでアクシデント。釜が深くへつり失敗！！カメラ水没。へこむ→meta下段には大釜がある。落ちたの見なかった！kaito
実は内心相当凹んでいたのです((+_+))自分のなさけなさに。後日乾かしたらカメラ復活 meta
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下段には大釜がある。落ちたの見なかった！kaito
実は内心相当凹んでいたのです((+_+))自分のなさけなさに。後日乾かしたらカメラ復活 meta
巻けるか先行してもらったmetaさんがかなり苦労しているようなので左壁に挑戦するも敗退！kaito言
隊長、詰む。高巻きしたmetaさんがロープを出してくれた。 kots登るラインはそこしかないようです。巻きも決してよいものではなくかなり高くまでアルバイトさせられた meta
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登るラインはそこしかないようです。巻きも決してよいものではなくかなり高くまでアルバイトさせられた meta
みんなはトップロープで確保とフィックスロープを使って登攀を補助。ここで釣師2名に会いお互い驚く。彼らは無理やり下降していった。ワイルドな方々だった metaワイルド！あの方たちは大滝とか降りられただろうか？ちょっと心配。 kots
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ワイルド！あの方たちは大滝とか降りられただろうか？ちょっと心配。 kots
左岸から簡単に巻けると思ったが大間違い。ぬるぬるのドロ付でmetaさん、kotsさんは登れたがsu爺が詰まる！バイルでステップ切りながらなんとかクリアー。kaito
無事2日目の幕営地見つかる。焚火最高！！濡れたままシュラフに入りたくなかったので本当に助かった。大昔に利用された形跡のある場所だった meta
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焚火最高！！濡れたままシュラフに入りたくなかったので本当に助かった。大昔に利用された形跡のある場所だった meta
バケット付き。旨し、ビールにも合う meta
ペットボトルの水で冷やす。kaito
kanameさんがいるとおいしいものがいただける。感謝meta
出た瞬間はガスもなく、とても美しい湿原を見れた meta
これはすごい！！ meta
もう二度と訪れることは無いだろう、と記念に寝転ぶmetaさん。 kotsくまさんのように寝ころばさせていただいた。自然と一体気分に。ただしお尻びしょぬれです meta
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くまさんのように寝ころばさせていただいた。自然と一体気分に。ただしお尻びしょぬれです meta
ガスの湿原も終わり、また、紅葉のヤブに突っこむ。 kotsこのあとkaitoさんが突然消えた。みんなそうらしい。沢型が現れてそこを下降するが藪から急になのでみんなはまりこむようだ meta
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このあとkaitoさんが突然消えた。みんなそうらしい。沢型が現れてそこを下降するが藪から急になのでみんなはまりこむようだ meta
そこから沢を下降、藪藪の中をしばらく降りると、どんどん沢が合流しある程度の幅をなすと滝が現れる。いっ本目は6mノ滝 meta
一つ目の懸垂下降。上から見る。 kots
いっ本目は6mノ滝 meta
一つ目の懸垂下降。上から見る。 kots
2本目の滝はmetaさんに先行してもらい3本目の滝の支点構築をお願いする。kaito
4本目はしびれた！高さがあり垂直の為下降地点が見えず、ロープが届いていることも、滝壺になっていることも分からずに下降。もちろんバックアップはとった！kaito
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もちろんバックアップはとった！kaito
30m×2で少し余った程度。支点をもっと左岸側にとればそれほど濡れずにすんだ。kaito
ちべて〜！へつりも厳しく浸かる。また、濡れてしまった。 kotsあっしはここはへつり、kotsさんは巻いてクライムダウンした meta
巻いたはいいが下りるのが厳しくmetaさんのヘルプで濡れずに済んだ、感謝！ kots
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あっしはここはへつり、kotsさんは巻いてクライムダウンした meta
巻いたはいいが下りるのが厳しくmetaさんのヘルプで濡れずに済んだ、感謝！ kots
装備
| 個人装備 |
Tシャツ
長袖インナー
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
行動食
非常食
調理用食材
飲料
地図（地形図）
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
常備薬
保険証
携帯
時計
タオル
ナイフ
カメラ
ロープ
ハーネス
ヘルメット
チョーク
確保機
ロックカラビナ
カラビナ
スリング
ロープスリング
渓流シューズ
トポ
ルート図
1/25
000地形図
筆記具
ライター
ティッシュ
バンドエイド
携帯電話
防寒着
沢タビ
沢靴
手袋
ビニール袋
シュラフ又はシュラフカバー
食器
水筒
防寒用帽子
新聞紙
マット
|
|---|---|
| 共同装備 |
テント
テントマット
コンロ
ガスカートリッジ
コッヘル（鍋）
ファーストエイドキット
ラジオ
車(アルファード習志野300マ2383）
ロープ
GPS
無線機
まな板
塩
のこぎり
ひばさみ
|
感想
葛根田川、良かったデス。
初日は雨が心配されましたが、小雨がポツリポツリ程度で済みました。
岩魚狙いで中ノ又沢出合で幕営しましたが、坊主。
2日目、滝ノ又沢出合までは順調。大白森湿原へ向かって分かれた沢の15mが大高巻き。
巻きというより藪漕ぎ尾根歩きとなり、枝沢まで行って懸垂下降でなんとか戻る。
その後も厳しい巻きや滝登りのあとは源頭の藪漕ぎ。湿原手前で幕営適地が有りホッと。
3日目、藪漕ぎで湿原に出る。素晴らしい所だが残念だったのはガスガス。
また藪漕ぎから沢を下ると滝の懸垂下降を4本。12mは高度感があり最後は深い釜で浸水必須です。
明通沢本流に出合って沢下りと林道で山行終了です。
初日に沢登りの2名パーティーがいましたが、途中会ったのは2日目に湿原より下って来た釣り師二人、3日目に明通沢本流で出会った舞茸採りの小父さん、のみでした。
滝の又沢出合から大白森湿原は入ってる人が少なそうで踏み跡も薄いです。
下山後の温泉、滝峡荘は山奥の静かな温泉です（500円。石鹸のみ有り）
素晴らしい沢でした。
私が体験した沢ではベストワンです。（たいして沢経験ありませんが）
スケール感は秩父の東沢のようです。
しかし、その奥深さはそれをはるかにしのぐ。そして人臭さがまったくない。このシルバーウィークでさえ沢で会ったのは釣り人二人（これには驚いた）とマイタケ取りのおじさんのみです。赤布等のマークはいっさい無く、踏み跡もないに等しく、ルーファイと藪漕ぎを存分に堪能できました。まさしく冒険と言っていい沢旅になりました。
そんな沢でしたので犠牲も大きかった！
kaname女史、いつのまにか腕時計をしたまま紛失！泊地に着いたら腕に時計がなかった？旦那からのプレゼントだったらしいので、また買わせればいい話ですが！
metaさん、藪漕ぎ中にシルバコンパスを紛失、滝のへつりで一眼を水没！
su爺は釣り竿を紛失と片目の失明（原因不明？大きく腫れた為、まぶたが開かず片目のジャックに！遠近感がつかめず、大いに足手まといになる）
下山後すぐ救急病院に行く事を提案する。ただし酒を飲まない条件で！当たり前だが。するとこの爺は酒を飲むことを選択した！
とりあえず翌日（予備日）の岩手山登山は中止して帰宅することにした。これだけの沢をやった後だけにほとんどの人が興味がなかった感じもあり、爺も心配だったのですぐに賛同してくれました。それに感謝もなく、ひとりsu爺がくやしがっていた。最近山を始めたばかりで著名な山をほとんど登ってない！今回も山頂無。
私はカゼの菌を山に置いてきました。そして中2日で大阪に！
初秋の北ノ又沢充実した沢登りになりました。
既に紅葉はもう始まっており見ごろはこれからですが初秋の紅葉をあじわいました
楽しみの湿原は残念ながらガスがかかっていましたが
沢登りの醍醐味を十分堪能した3日間になりました
葛根田川。日本を代表する沢であり、沢のぼらーなら一度は訪れたい場所。
kaitoさんが随分前から計画しておられるところに便乗させていただいた。
奥深い東北の沢、そこには何が待っているのだろう。
見たことのないどんな景色があるのか、
今年は紅葉も早く始まっているようだしあわよくばすごい景色が・・・と期待に胸を膨らませていた。
沢をやらない人には葛根田がどんな場所にあって、どこが素晴らしいのか。とんと見当もつかないと思います。
葛根田は盛岡から西に車をすすめ、岩手県の岩手山と秋田駒ヶ岳の間にあり、秘湯”滝の上温泉”もその基部にある。
八幡平や三ツ石など紅葉で有名な山々の谷間にその川は流れている。
若輩・沢ノボラーの自分がその良さを語るにはあまりにも足りないが、
岳人などの表現を借りると
「川と森に優しく包まれ、心地よさと安心感を覚える。 透き通った翡翠色の水が底を流れ、側面は岩盤とブナやカエデからなる森に囲れ、空からは明るい光が降り注ぐ」。
まさしくそんな沢だ。
でも、実際にはもっともっと奥深いものを感じた。見どころとしてはたくさんあるが、いくつか挙げるとすると
・お函というゴルジュ帯
・大白森湿原
・魚影の多さ
・これでもかというやぶ漕ぎ
・それに類して人の痕跡のなさからくる冒険感
などだろうか。
以下 感想。
【お函】
その渓相はとても見事で、水が削り出した独特の地形が自然の力強さを表現していた。
その水量、力強さは見ている人を水の中に引っ張り込んでいくようなものだった。
ぜひ自分の目で見ていただきたい場所。
【大白森湿原】
今回のハイライトで湿原の中をひたひたと歩いた。
今は木道が整備されているところが多く、踏み入れるものがいるとすれば数少ない遡行者、熊や小動物たちだろう。
植生を過度に踏み荒らさないように気をつけたもののテンションが上がり、熊の寝床のようにゴロ寝させていただいた。大変失礼なことだが、貴重な経験となった。
【魚影】
中ノ叉沢から北ノ叉沢へと遡行したが、そちらにはかなりの魚影があった。ナメの浅い部分にも多く確認ができた。ゆっくり時間をとって釣りをしてみたい
【やぶ漕ぎ】
「もういいです。」というくらいのやぶ漕ぎをした。
やぶの滝の中を泳ぐように進む。前の人とある程度距離をとらないと跳ね返った竹で目をついてしまいそうだ。
kaitoさんはやぶ漕ぎ楽しかったようだ。自分もそんなに嫌いではないが、今回くらいの長さになると少し嫌になった。隊長に感謝。
やぶ漕ぎ区間としては、北ノ叉の15m滝の巻きのための稜線登り、沢下降時。北ノ叉の源頭から大白森湿原、大白森湿原から明通沢合流点まで
【冒険感】
これは教訓ともなるのだが、最近地形図を見ながら遡行しているつもりでいたが、・・・つもりで実際は遡行図による答え合わせとなっていた。
今回のようなルートは入る人も少なく、明瞭な踏み跡があったのは葛根田大滝まで。北ノ叉沢に入ってからは、ほんとうにわずかな痕跡ばかりだった。
なので 踏み跡を追ったり、遡行図による答え合わせをしていたので現場で実際に対応する判断が後手に回り、ベストな判断ができなかった可能性もある。
やはりどんな沢でも、何が起こるかわからないので対応できる装備、それと同時に常に変化する沢の状況に対応できるだけの判断力と技術が必要だと思う。
沢登りの奥深さを改めて感じることができた。そういう反省をしつつも、その場その場を越えていく力は経験値となり、次に生かされていくと思う。
と、まじめな反省はここまでにして
やぶ漕ぎ、沢下降、幕営地探索、焚火、釣り、地形図読みながらアレコレ考えたり相談したり、そういった意味においても冒険色は強くとても面白い遡行となりました。
kaitoさん、kotsさん、suさん、kanameさん、koichiさん 大変お世話になりました。kaitoさん長い時間の運転大変お世話になりました。
おかげさまで、楽しい3日間を過ごすことができました。また、よろしくお願いします。
Luskeさん、直前でお忙しいにも関わらずアドバイスいただき感謝いたします。
しばらくは、日帰り山行メインになりそうですが紅葉時楽しめたらいいなと思っています。
こっそり拍手
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八瀬森の最新記録
明日からは東北の天気は崩れ、今年は例年よりも早い沢納めになるかもしれません。
冷え込みが厳しくなりそうですので、もしかしたら、このシルバーウィーク中が、
東北地方では最後の沢日和となるかもしれません。
良いタイミングで葛根田川を訪れましたね。
これも、皆様の日頃の行いのお陰でしょうか
それにしても、北ノ又沢を詰めて太白森へ抜けるルートでしたか
てっきり、八瀬森の湿原へ抜けるルートだと思ってました^^;
途中から私が全く知らない沢景色が出てきましたので、
あれ？と思いながら写真を拝見しました(笑)
15m滝の高巻きとそれに続く薮漕ぎは大変そうですね
地形図から、よくこのルートを読み取ったものだと感服しました。
やはり入念な計画が成功の決め手ですね！
葛根田の山域は奥深く、自然の気配が濃厚ですね。
2年前、私は始めてこの山域を訪れましたが、葛根田川よりも明通沢の方が強く印象に残っております。
（もちろん、葛根田川も印象深いですが）
下降終了点の橋が見えた時、現世に戻ってきたような感覚を覚え、
それまでは別世界、人が足を踏み入れてはいけない神秘的な場所に居たような気がしました。
その後は少し社会復帰が難しかったですが、皆様は如何でしょうか
遠方からの沢登り、お疲れさまでした。
ごゆっくりお休み下さい。
またの山行記録、楽しみにしております
Luskeさん、コメントありがとうございます。
このルートは古いガイドブックにあるようなのですが、滝ノ又沢出合〜大白森〜明通沢の部分はマイナーなコースのようで、巻き道や藪漕ぎの踏み跡は不明瞭でした。
出会ったのも釣り師二人だけです。
大滝の巻きも戻り道が不明で止む無く枝沢までヤブを漕いだ次第です。
懸垂下降が可能なレベルだったので、結果的に安全な道を行けたのかなと思います。
大白森は非常に広い湿原で感動的ですが、残念なことにガスが出ていました。
Luskeさんの記録を拝見しながらも、その後の懸垂下降ではみんな水に浸かる結果となってしまいました
色々有りましたが素晴らしい遡行が経験できたと思います。
また、記録を参考にさせていただきます。
さっそくのコメントありがとうございます。
まさしく現世からかけ離れた感が強い沢でした。特に北ノ又沢は踏み跡も薄く、人跡未踏感が強く大冒険でした。この辺りを単独で歩くとなると浮世離れというより、私なら恐怖を感じるかも？Luskeさんはよく一人で行くなと感服してます。
今は家族と現世真っ只中、ユニバーサルジャパンに来て夜遅くまで行列にならび、今朝はホテルでのんびり返事を書いています。葛根田が懐かしい！
るすけさん いろいろとありがとうございました。
自然の形がそのまま残っている北ノ叉エリアは動物すらも痕跡を残さずに生活している感じがすごくしました。
人が踏み入れてはいけない世界・・・確かにそうですね。昔じいちゃん宅の里山に冒険に出かけた幼少の頃の経験を思い出しました。kaitoさんはかなりお気に入りの様だったので自分もまた連れて行ってもらおうと思います。次はメジャーなあたりに行きたいなと思っています。大深沢のナイアガラもぜひみたいですね。葛根田ではありませんが、桃洞沢もぜひ行きたい所です。
アルプスではスケール感とカールを基部から眺める沢歩きが多いですが、東北の沢は生の自然に触れられ自分もそこで生きている動物のように3日間過ごせました。東北の沢は色濃い自然が味わえる素晴らしいところですね。朝日や飯豊は難しいので簡単にはいけませんが、いつか味わってみたいものです。
来年は都合があえばぜひ焚火宴会ご一緒できると嬉しいです。
おいしい酒を持っていきますので
遠いしなかなか行けるもんじゃない
いい天気で ほんと良かったですね
カイトさん 風邪でも行くわな〜そりゃ
マスクでより現場感が出てますね
suさんの目はだいじょぶだったんでしょうか？
ハプニングってあるもんですね〜
沢もステキですが、ご飯もステキ！
メタさん、泊まり沢のいい締めくくりになりましたね
anthenさんコメントありがとうございます。
腫れは２日間引きませんでしたが現在は目の充血以外治りました。
身も心も体も清らかなのでバイ菌に対する抵抗力がないようです。
kai爺にいつも振り回されていますが、
いつか何処かの沢でご一緒出来る日を楽しみにしてます。
anさんありがとう。
風邪は入山2日目にセキは収まり、のどの痛みも減り、下山時には絶好調となりました。
帰りは全員が酒を飲み寝込む中、一人で600km走破！行はほとんど運転してもらったので我慢！
su爺はいつも目腫らしているので問題ありません。それとふりまわされているのはこちらのほうです。
こんな我々ですが、日程会えばいつでも来てください。
anさん こんにちは。
泊まり沢の〆にはちょうどよかったです。焚火もたのしかったですし、焚火しないと寒くてとても寝られなかったです。
ご飯は、kaitoさんが炊くのがとても上手でお米が甘かったです。
今度おねだりしてみてください
また近況報告しますね。コメントありがとうございました。
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