また山に行きたくなる。山の記録を楽しく共有できる。

Yamareco

記録ID: 721252
全員に公開
ハイキング
甲信越

大佐渡縦走(妙見山〜石名〜和木)

2015年09月20日(日) 〜 2015年09月21日(月)
 - 拍手
体力度
6
1〜2泊以上が適当
GPS
27:03
距離
34.4km
登り
1,535m
下り
2,370m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
5:29
休憩
0:42
合計
6:11
8:34
30
9:04
9:09
61
10:10
10:26
19
10:45
10:45
75
12:00
12:00
84
13:24
13:45
27
14:12
14:12
33
2日目
山行
5:23
休憩
0:12
合計
5:35
5:59
17
6:16
6:17
28
6:45
6:45
13
6:58
7:01
124
9:05
9:13
141
11:34
和木(北)バス停
天候 両日とも曇り時々晴れ
過去天気図(気象庁) 2015年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス タクシー
行き:直江津[4:50]〜小木[6:30] \6870(フェリー2等往復割料金)
   小木〜(小木線)〜佐和田 \820(路線バス)
   佐和田〜白雲台 ¥5440(タクシー)
帰り:和木(北)〜両津港 \470(路線バス)
   両津港〜佐和田 \610(路線バス) 
   佐和田〜(赤泊線)〜小木 \820(路線バス)
   小木[16:30]〜直江津[18:10] (フェリー)

※直江津港の駐車料金は\1950(\50/1時間)
※女子高生が使っているのを見て後から分かったことだけど、佐渡1dayフリーパス
 というのが\1500であるのでその方が得である。

佐渡汽船 http://www.sadokisen.co.jp/
新潟交通佐渡 http://www.sado-bus.com/route/
コース状況/
危険箇所等
妙見山から金北山は防衛省管理道路のため事前の届け出が必要。
FAXでも電話でもOKで、自分は佐渡分屯基地に電話で届け出をしたが「あっ、トレッキングですね。」と非常に丁寧な対応をしていただいた。
詳細は佐渡トレッキング協議会のHPの「入山情報」参照
http://www.sado-trekking.com/

妙見山から金北山の間は航空自衛隊の佐渡分屯基地になっており林道歩きとなる。本格的な登山道は金北山から始まる。
金北山〜ドンデン山荘までは樹林と芝地が交互に現れる感じ。

ドンデン山荘〜芝尻山までは芝地
ちなみに尻立山からの下りにある石畳は非常に良く滑る。なんであんなに滑るのか不思議だ。

芝尻山から石名登山口までは草木が生茂る鬱蒼とした樹林帯で泥濘地帯も多い。
私が一番だった(というか2日目は一人も出会わなかった)ので夜露でパンツはもとより靴の中までびしょ濡れになった。

和木登山口から和木(北)バス停までの舗装路歩きはバスの時間との勝負だったのでとにかく必死に歩いて疲れた。
11:46を逃すと次は15:06であり、シルバーウィークの最中で島内の公共交通機関がバスしかないのでタクシーを呼んでも来てくれるかどうかわからないので。

事前資料:佐渡トレッキング協議会に連絡するとトレッキングマップなど
     佐渡島の案内資料一式を無料で送っていただける。

ドンデン山荘テントサイト:\500
   (何人ですか?と聞かれたのでおそらく一人あたりの値段と思われる)

水場:ドンデン山荘(基本的にここ一箇所と考えた方が良さそう)
   白雲台は交流センターがあるが水補給できるか不明
   マトネからドンデン山荘へ下る際に沢があるが飲めるかどうか不明

危険動物:佐渡島には熊や猪はおろか猿や鹿も居ないそうである。
その他周辺情報 残念ながら時間の関係で観光はできなかった。
白雲台からまずは妙見山へ。
妙見山山頂に建つ航空自衛隊の警戒管制レーダが見える。
2015年09月20日 08:33撮影 by  E-PL5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
9/20 8:33
白雲台からまずは妙見山へ。
妙見山山頂に建つ航空自衛隊の警戒管制レーダが見える。
妙見山への登り途中で珍しい生え方のブナ
2015年09月20日 08:41撮影 by  E-PL5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
9/20 8:41
妙見山への登り途中で珍しい生え方のブナ
相川から登ってくる大佐渡スカイライン
2015年09月20日 08:55撮影 by  E-PL5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/20 8:55
相川から登ってくる大佐渡スカイライン
FPS-5のレーダサイト脇を行く。
いわゆるガメラの大きい甲羅の主警戒面はやはり北朝鮮・ロシアの方を向いてる。
強烈な出力の電波を出していると思われるのであまり長くは居たくないな。
2015年09月20日 09:00撮影 by  E-PL5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/20 9:00
FPS-5のレーダサイト脇を行く。
いわゆるガメラの大きい甲羅の主警戒面はやはり北朝鮮・ロシアの方を向いてる。
強烈な出力の電波を出していると思われるのであまり長くは居たくないな。
この辺が妙見山の山頂かな。
2015年09月20日 09:05撮影 by  E-PL5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/20 9:05
この辺が妙見山の山頂かな。
妙見山を後にする。
レーダサイトの壁際から管理道路に出るらしいけど草ぼうぼうだったので諦めた。
2015年09月20日 09:13撮影 by  E-PL5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
9/20 9:13
妙見山を後にする。
レーダサイトの壁際から管理道路に出るらしいけど草ぼうぼうだったので諦めた。
暑いよー
2015年09月20日 09:21撮影 by  E-PL5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
9/20 9:21
暑いよー
こちらにも自衛隊施設
2015年09月20日 09:26撮影 by  E-PL5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/20 9:26
こちらにも自衛隊施設
金北山へ管理道路をひたすら歩く。
2015年09月20日 09:37撮影 by  E-PL5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/20 9:37
金北山へ管理道路をひたすら歩く。
国仲平野を見下ろす。
ススキと黄金色の田んぼが秋の風情。
2015年09月20日 09:55撮影 by  E-PL5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
9/20 9:55
国仲平野を見下ろす。
ススキと黄金色の田んぼが秋の風情。
金北山山頂
佐渡島の最高峰です。
2015年09月20日 10:15撮影 by  E-PL5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/20 10:15
金北山山頂
佐渡島の最高峰です。
金北山の神社は自衛隊施設に挟まれて建っている。
妙見山にレーダサイトができるまでは旧式レーダがここで運用されていたとのこと。
2015年09月20日 10:15撮影 by  E-PL5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
9/20 10:15
金北山の神社は自衛隊施設に挟まれて建っている。
妙見山にレーダサイトができるまでは旧式レーダがここで運用されていたとのこと。
これは何というのでしょうか
2015年09月20日 10:41撮影 by  E-PL5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
9/20 10:41
これは何というのでしょうか
あやめ池
2015年09月20日 10:42撮影 by  E-PL5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/20 10:42
あやめ池
杉の樹林
2015年09月20日 10:43撮影 by  E-PL5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/20 10:43
杉の樹林
この辺りは湿地帯や池塘が多い
2015年09月20日 10:48撮影 by  E-PL5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/20 10:48
この辺りは湿地帯や池塘が多い
見通しの良いルート
2015年09月20日 11:18撮影 by  E-PL5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/20 11:18
見通しの良いルート
天狗の休場
2015年09月20日 11:22撮影 by  E-PL5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/20 11:22
天狗の休場
かわいいお花
2015年09月20日 11:37撮影 by  E-PL5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/20 11:37
かわいいお花
スッキリとは晴れない。
2015年09月20日 11:37撮影 by  E-PL5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
9/20 11:37
スッキリとは晴れない。
行く先まで見えそうで見えない。
2015年09月20日 11:53撮影 by  E-PL5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/20 11:53
行く先まで見えそうで見えない。
外海府沿いの漁村
2015年09月20日 11:53撮影 by  E-PL5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/20 11:53
外海府沿いの漁村
2015年09月20日 11:56撮影 by  E-PL5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6
9/20 11:56
「この先水場」とある。
2015年09月20日 12:00撮影 by  E-PL5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/20 12:00
「この先水場」とある。
両津と加茂湖
2015年09月20日 12:04撮影 by  E-PL5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/20 12:04
両津と加茂湖
明治時代の境標
のわりにきれいな状態だね。
2015年09月20日 12:05撮影 by  E-PL5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/20 12:05
明治時代の境標
のわりにきれいな状態だね。
真砂の峰
気持ちの良いピーク
2015年09月20日 12:12撮影 by  E-PL5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
9/20 12:12
真砂の峰
気持ちの良いピーク
ツンブリ平
どういう意味なのだろうか?
ツンデレ?
2015年09月20日 12:37撮影 by  E-PL5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/20 12:37
ツンブリ平
どういう意味なのだろうか?
ツンデレ?
小股沢のコル
なんかシュールな画だな。
2015年09月20日 12:53撮影 by  E-PL5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
9/20 12:53
小股沢のコル
なんかシュールな画だな。
良い形のマトネ
本日最後のピーク
2015年09月20日 13:01撮影 by  E-PL5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7
9/20 13:01
良い形のマトネ
本日最後のピーク
これから行く尾根
2015年09月20日 13:01撮影 by  E-PL5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/20 13:01
これから行く尾根
ほぼ蕾だったけど開いているのが一輪あった。
2015年09月20日 13:15撮影 by  E-PL5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/20 13:15
ほぼ蕾だったけど開いているのが一輪あった。
ススキ
2015年09月20日 13:19撮影 by  E-PL5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/20 13:19
ススキ
金北山方面は雲の中
2015年09月20日 13:19撮影 by  E-PL5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
9/20 13:19
金北山方面は雲の中
燭台禿
これもシュール系
2015年09月20日 13:20撮影 by  E-PL5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
9/20 13:20
燭台禿
これもシュール系
鈴なりの実がなるナナカマドは
2015年09月20日 13:23撮影 by  E-PL5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/20 13:23
鈴なりの実がなるナナカマドは
マトネ山頂は気持ち良い芝生
トンボが沢山飛んでいた。
あまりに気持ちが良いのでウトウトしてしまった。
2015年09月20日 13:24撮影 by  E-PL5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
9/20 13:24
マトネ山頂は気持ち良い芝生
トンボが沢山飛んでいた。
あまりに気持ちが良いのでウトウトしてしまった。
今回の山行で一番多く感じたのはこのトリカブト
2015年09月20日 14:02撮影 by  E-PL5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
9/20 14:02
今回の山行で一番多く感じたのはこのトリカブト
アオネバ十字路
また珍しい名前。
2015年09月20日 14:12撮影 by  E-PL5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
9/20 14:12
アオネバ十字路
また珍しい名前。
金北山縦走路口
2015年09月20日 14:25撮影 by  E-PL5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/20 14:25
金北山縦走路口
ドンデン山荘はココを上がってく。
2015年09月20日 14:41撮影 by  E-PL5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/20 14:41
ドンデン山荘はココを上がってく。
ドンデン山荘からは飯豊、朝日、剱岳も見えるらしい。
2015年09月20日 14:44撮影 by  E-PL5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
9/20 14:44
ドンデン山荘からは飯豊、朝日、剱岳も見えるらしい。
両津の街を見下ろす。
2015年09月20日 15:19撮影 by  E-PL5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4
9/20 15:19
両津の街を見下ろす。
両津アップ
2015年09月20日 15:19撮影 by  E-PL5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6
9/20 15:19
両津アップ
2日目はドンデン山荘からスタート
2015年09月21日 06:01撮影 by  E-PL5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/21 6:01
2日目はドンデン山荘からスタート
大学の研究みたいです。
2015年09月21日 06:04撮影 by  E-PL5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/21 6:04
大学の研究みたいです。
開放感のある芝生地帯を行く。
牛糞がたくさん落ちている。牛はどちらからくるのか?
2015年09月21日 06:11撮影 by  E-PL5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4
9/21 6:11
開放感のある芝生地帯を行く。
牛糞がたくさん落ちている。牛はどちらからくるのか?
尻立山へ
2015年09月21日 06:17撮影 by  E-PL5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/21 6:17
尻立山へ
ウスユキソウでしょうか?
2015年09月21日 06:17撮影 by  E-PL5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
9/21 6:17
ウスユキソウでしょうか?
ドンデン避難小屋
当初は1日目はここで幕営しようと思っていた。
水場がないのが惜しいが気持ちよさそうなテントサイトだ。
2015年09月21日 06:19撮影 by  E-PL5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
9/21 6:19
ドンデン避難小屋
当初は1日目はここで幕営しようと思っていた。
水場がないのが惜しいが気持ちよさそうなテントサイトだ。
ウスユキソウの群落
2015年09月21日 06:21撮影 by  E-PL5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
9/21 6:21
ウスユキソウの群落
ドンデン池と避難小屋
2015年09月21日 06:33撮影 by  E-PL5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
9/21 6:33
ドンデン池と避難小屋
放牧注意とのこと
2015年09月21日 06:34撮影 by  E-PL5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/21 6:34
放牧注意とのこと
俺の影
2015年09月21日 06:35撮影 by  E-PL5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
9/21 6:35
俺の影
2015年09月21日 06:36撮影 by  E-PL5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/21 6:36
朝日に輝く尻立山
2015年09月21日 06:36撮影 by  E-PL5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
9/21 6:36
朝日に輝く尻立山
論天山
2015年09月21日 06:45撮影 by  E-PL5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/21 6:45
論天山
ひたすら草原を行く。
2015年09月21日 06:45撮影 by  E-PL5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
9/21 6:45
ひたすら草原を行く。
芝尻山
2015年09月21日 06:59撮影 by  E-PL5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/21 6:59
芝尻山
名の通りここが芝の尻でここからは鬱蒼とした樹林帯へ
2015年09月21日 07:00撮影 by  E-PL5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/21 7:00
名の通りここが芝の尻でここからは鬱蒼とした樹林帯へ
滑石
2015年09月21日 07:45撮影 by  E-PL5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/21 7:45
滑石
雪畑山登山口
2015年09月21日 08:10撮影 by  E-PL5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/21 8:10
雪畑山登山口
金剛山への分岐
2015年09月21日 08:24撮影 by  E-PL5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
9/21 8:24
金剛山への分岐
杉の巨木が多くなってくる。
2015年09月21日 08:36撮影 by  E-PL5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
9/21 8:36
杉の巨木が多くなってくる。
最後の三角点
2015年09月21日 08:47撮影 by  E-PL5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/21 8:47
最後の三角点
天然杉遊歩道分岐
2015年09月21日 08:57撮影 by  E-PL5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/21 8:57
天然杉遊歩道分岐
和木登山口に到着
2015年09月21日 09:04撮影 by  E-PL5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/21 9:04
和木登山口に到着
舗装路歩きの途中で一息入れる。
2015年09月21日 10:48撮影 by  E-PL5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/21 10:48
舗装路歩きの途中で一息入れる。
やっとのことで和木(北)バス停に到着
2015年09月21日 11:37撮影 by  E-PL5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
9/21 11:37
やっとのことで和木(北)バス停に到着

感想

一度は行ってみたかった佐渡島に行ってきた。
カタカナの「エ」型の特徴的な島で沖縄本島の次に大きな島だそうで、島しょを除いた東京都の半分ぐらいの面積だそうだ。島の外周は上越新幹線の大宮−新潟間と同じぐらいとのこと。(wikipediaより)

行きは朝4:50直江津港を出港し佐渡島の小木に6:30に入港するフェリーを使った。
小木から登山口までのアクセスは路線バスとタクシーを使って若干時間がかかるが、長野から直江津は近いのでその便を選んだ。
往復割引が適用されるためには復路の便指定もしなければないのだが、下山後のバス乗り継ぎが非常にタイトなため100%の自信がなかったので、小木港に早く付けたら便変更するつもりで取り敢えず22日の便を指定した。
フェリーは毎年のようにツーリングで行っていた北海道以来かな。いつもながら出港の時はワクワクするね。この便は高速フェリーで乗っている時間はたった1時間40分なのであっという間だ。

小木港に着いてバスの時間まで15分、徒歩の場合はすぐに下船できるので余裕で乗継できる。そういえば徒歩でフェリーに乗るのは初めてかな。
バスに揺られること約1時間と少々、初めての地ということもあり車窓から島内の景色を楽しんだ。ふと見ると大型の鳥が4,5羽稲刈りが終わった田んぼで餌を食べている。羽根を広げるとピンクがかっていて綺麗な鳥だなと思って眺めていた。よくよく考えるとあれってトキじゃねぇの?と思い、ネットで調べるとまさしくトキだった。
佐渡島って普通にトキがバサバサ羽ばたいているんだね。なんか感動。

バスは佐和田に着き、ここからはタクシーで縦走ルートの南側の登山口である白雲台まで行く。佐和田は「エ」の字の左側のくびれの部分で地理的には両津の逆側だ。
タクシー会社の事務所に行くとすぐに言ってくれるとのことで助かった。

タクシーで30分ほどで白雲台に到着しここから登山開始。
妙見山へは防衛省管理道路ではなく登山ルートで登る。1泊なのに相変わらず荷物が多く、重い荷物は久しぶりなので肩にズッシリ来て妙見山に着く頃には既に汗だく。
同じ時間帯に先行して登っていた女性が山頂手前で引き返して来た。草木が鬱蒼としていて夜露でビショビショになったから引き返してきたので先に行って欲しいと言う。あまり通る人がいないのでしょうか、確かに踏み跡は薄かったですが道はありました。
妙見山の山頂と思われる所には祠と石標が建っていて、すぐ横には航空自衛隊の警戒管制レーダFPS-5が北朝鮮、ロシアの方面を向いて目を光らせている。ペンシルビームなので直接照射されることはないと思うが、おそらく強烈な電波を出しているだろうからサイドローブでも結構な電力になるだろう。一刻も早く立ち去りたい気分だ。
妙見山からは自衛隊のフェンス沿いに進むが、門の手前のブッシュが酷かったためそのまま管理道路に下りてしまった。
ここから金北山まではピーク毎に防衛省施設がある防衛省管理道路を行く。ほぼ林道のような感じだ。金北山の山頂は防衛省の旧レーダサイトに挟まれるように神社が建っている。ここまで日本の防空の現実が垣間見られるがこのようなサイトは日本周辺に数十箇所あるらしい。

佐渡島最高峰の金北山をあとにし、ここから本格的な登山ルートとなる。しばらくは灌木帯と樹林帯のミックスの中を進み、時々池塘や湿原が現れる。標高を250mほど落とした後は今日の最後のピークであるマトネまで緩やかな起伏の灌木帯と芝地とザレ地が交互に現れる穏やかなルートとなる。
概ね晴れ基調だが雲は多めである。島なので晴れていても雲一つない快晴ということは滅多にないんじゃないかと思う。その辺は屋久島あたりと同じ感じなのかな。

マトネに着いて今日の幕営地について検討した。ドンデン山荘にするかドンデン池の畔にあるドンデン避難小屋に直接行くか。。。明日のバス時刻のためにはドンデン避難小屋まで足を延ばしておきたい。しかし避難小屋には水場が無い。
4リットル担いできて手持ちの水は残り2.5リットルほどだ。避難小屋の先に水場は無く、明日の林道歩きのことを考えるとやはり安全策をとってドンデン山荘に行って水を確保してから考えよう。

マトネから約1時間でドンデン山荘に着く。ここは両津湾の展望も良く、車で来れることから多くの方が景色を楽しんでいた。
展望が良い気持ち良さ気な芝生のテントサイトで荷を降ろしてしまったら最後である。ここで幕営を決定した。
夕方まで濡れ物を乾かしたり食事をした後、今朝は2時起きだったので早々に就寝した。

翌日起きたらガスの中だったが食事をしているうちにガスは晴れて気持ちの良い歩き出しでスタートした。
尻立山まで軽く登ると眼下に牧草地とドンデン池とその畔に建つ赤い屋根の避難小屋が見えた。思った通りとても気持ちの良さそうな所である。展望はどちらかというとドンデン山荘の方が良いかもしれないが、自然の中に静かに佇むという意味ではこちらの方が上かと思う。しかし水場がないのが惜しい。
ところで、この辺り一帯は牧草地らしく牛糞もたくさん落ちているが牛はどこから登ってくるのだろうか?

さらに芝尻山まで草原を進むとその先は草木が生茂る鬱蒼とした樹林帯に突入し、泥濘地などもあって次第に夜露でパンツや靴の中までびしょ濡れになった。最近すぐに靴の中まで濡れるようになった気がする。傷んできたからかな?

夜露と格闘しながら帰りのバス時刻のことを考えてほとんど休憩せずに歩いた。もっとも休憩に適したポイントもなかったが。。。本当なら石名天然杉遊歩道もゆっくり回りたかったのだがバス時刻の関係でパスした。
結局誰にも合わずに和木登山口まで着き、そこにも全く人影がなかった。一般的にはドンデン山荘から南方面に歩く人が多いのかな?

さてここからは2時間少々の舗装路歩きが待っている。バス時刻のこともあるのでサンダルに履き替えて先を急ぐ。最初は2時間30分あるので余裕だろうと思って割りとのんびり歩いていたが、なかなかバス停のある海岸線の標高0mに近づかないので後半は早歩きして、結局バス時刻の約10分前に到着した。

バス停でコーラを一気に飲み干してバスに乗り込む。着替えたいけど仕方がない。
両津での乗り換えは時間がタイトでバス停間を小走りする。両津〜相川への路線バスは結構混んでいた。流石は佐渡の主要地区を結ぶ路線だ。
13時に佐和田で下車し、15時までのんびりと小木へのバスを待つつもりだったが、待つこと10分ほどで赤泊経由小木行きのバスが来たのでこれに乗り込んだ。
その辺に食事に行かなくて良かったよ。

小木に着いてフェリー時刻まで海のものでも食べたいと思っていたのだが、この時間にそのようなものを食べさせてくれるお店は見当たらず、仕方がないので岩海苔そばを食べて佐渡島遠征を締めた。

今回アプローチの大半を公共交通機関を使って、下山後に使う物まで一緒に背負っていかなければならないので大変だなと思った。

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コメント

swynさん、こんにちは。
佐渡ヶ島の縦走、季節的にも
寂寥感があっていいですね。
意外に、広々した景色もあって
意外です。

青い実、なんでしょうね。
僕も気になります。
2015/9/22 20:01
Re: swynさん、こんにちは。
komakiさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
広範囲にわたって牧草地になっているようです。牛の姿は見えませんでしたが干乾びた牛糞が至る所に落ちていました。
そういえば国仲平野以南は割りと穏やかな地形だった気がしますね。北側の海岸線は断崖絶壁などが多いと観光案内に書いてありました。
青い実の件、改めてネットで調べてみましたが、「サワフタギ」というのがよく似ていますね。
それでは失礼します。
2015/9/22 23:06
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