忘れ物しつつ白峰三山（農鳥岳〜間ノ岳〜北岳）

2015年09月26日(土) 〜 2015年09月27日(日)

• GPS: 32:00
• 距離: 23.2km
• 登り: 3,093m
• 下り: 2,416m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:40
• 休憩: 1:00
• 合計: 7:40

6:00 奈良田駐車場
8:40 9:00 大門沢小屋
11:30 0:00 大門沢分岐
12:10 12:20 農鳥岳
13:00 13:30 西農鳥岳
13:40 農鳥小屋

2日目

• 山行: 5:00
• 休憩: 1:10
• 合計: 6:10

7:20 農鳥小屋
8:10 8:20 間ノ岳
8:50 8:50 中白根山
9:10 9:20 北岳山荘
10:00 10:00 北岳
10:30 10:30 北岳肩ノ小屋
10:40 10:50 小太郎尾根分岐
11:40 11:50 白根御池小屋
13:00 13:30 広河原山荘
13:30 13:30 広河原・吊り橋分岐
13:30 ゴール地点

荷物軽くしたおかげかなかなか快調

天候

9/26（土）上層に薄い雲＋ややガス
9/27（日）上層に薄い雲＋とにかくガス

アクセス

利用交通機関：

自家用車

マイカーで奈良田第二駐車場

コース状況／危険箇所等

・奈良田〜大門沢小屋〜農鳥岳
　登るぶんには歩きやすくて問題はない。沢にかかる一部の橋が見た目に滑りそうで怖いが、問題はない。標高2200UPは長い。

その他周辺情報

奈良田の温泉には入らず、数キロ下ったところのキャンプ場併設の温泉へ（550円）
身延の道の駅はだだっ広くて休憩にはよさげ。

写真

9/26 7:24

見た目が怖い崩れた橋。。笑

9/26 7:40

なかなかのステキ樹林帯です。
ここでハンモック最高だろうな

9/26 8:23

上部に紅葉の帯が見える

9/26 8:51

標高が低い手ぬぐいに期待していたが、売り切れ。もう作らないんだろうか

9/26 10:51

紅葉に囲まれて登ります

9/26 10:58

たまらんですね

9/26 11:05

カメラの特性か？黄色があまりきれいに出ない

9/26 11:32

やっと稜線に出たこのへんで2000mアップて感じか

9/26 11:36

あの周りではUTMFが

9/26 12:11

鳳凰三山もよく見える

9/26 12:15

南アルプス南部のオールスター勢揃いです
悪沢岳、赤石岳、塩見岳、聖岳（たぶん）、光岳（たぶん）
けっこうテキトーだ

9/26 12:58

登頂なり

9/26 12:59

西農鳥岳から農鳥岳と富士山

9/26 13:27

農鳥小屋はほんとすごいとこにあるな、間ノ岳と

9/26 13:46

到着〜。稜線出てからのんびり景色を堪能したわりには早かった

9/26 15:48

テントからの景色。今回は登山靴忘れなかったぞ！という一枚だったのだが。。。

9/26 15:57

この時、シュラフ忘れに気づく。。。

9/26 15:58

鳳凰三山が近い

9/26 17:13

この日は俺だけだ〜いえ〜い！と思いきや4張りに。

9/26 17:39

夕焼け。雲が分厚くて夕陽は見れず。。けど一部いい感じに焼けた

9/27 5:57

翌朝、トイレがてら熊ノ平方面を。よく見ると小屋が

9/27 7:18

小屋のオヤジさんはやっぱりいい人でした

9/27 7:58

間ノ岳山頂あたりから。雲と霧とでいい感じ

9/27 8:12

輪切り看板が無くなっている。。味気ないな

9/27 8:48

眺望いいはずの中白根山もガスの中

9/27 9:55

いい雰囲気ではあるんだが

9/27 10:01

とりあえず、の北岳。

9/27 10:51

あ〜小太郎山行きたかった。。。一瞬のガスの切れ目で稜線拝んだだけ

9/27 11:15

大樺沢の中にいたらいい感じに紅葉見れたんかな
なかなかすごいぞ

9/27 11:18

草すべりコースはダケカンバだらけで真っ黄色です

9/27 13:20

広河原山荘のカツカレー、ちゃんと調理されてて美味かった。

撮影機器：

PowerShot G7 X CANON

装備

個人装備

夏山縦走用装備からシュラフをマイナス。。。

感想

arukakat

先週の南アルプス南部で紅葉がけっこう進んでいるとわかり、ちょっと北上すればいい感じだろう、、、と2度撤退している白峰三山へと計画。

なんといっても、長く遊べるシルバーウィークに登山靴忘れという大失態があったので、今回は忘れ物のないように。。。

結果、もっと大事？なものを忘れてきてしまった。

それはシュラフ、気づいたのはテン場。

シャレにならん。
が、まぁ気温はマイナスじゃないし、なんとかなるだろう。
夕方の時点でダメそうなら小屋に避難or寝具借りるという選択肢もあるので、気楽に？この状況を楽しむことにした。

　・シュラフカバー代わりのエマージェンシーブランケット（厚いやつ
　・ペラペラのシーツ
　・防寒着いろいろ（ウール、化繊のみ
　・ホッカイロ＊4個

とまぁこんな装備でなんとか乗り切った。
寒さに強い体に感謝、先週の南部なんか暑くてシュラフ脱いでたし。


というわけで、感想など。


■1日目（奈良田〜大門沢小屋〜農鳥岳〜農鳥小屋）

1泊ということで、装備を軽くしたおかげか（水2.5L込みで10.5kg）出だしから調子がいい。さくさくと、飛ばし過ぎないように歩く。

樹林帯や沢沿いの雰囲気は良好、誰にも合わない。稜線のあたりには紅葉の帯が見える、もう言うことなし。結局、この日は農鳥小屋まで二人とすれ違っただけだった。

大門沢小屋で最近集めている手ぬぐいを、、、と思ったら売り切れ。間ノ岳と北岳の標高が1M低いやつなので欲しかったが。。もうだいぶ追加発注してないんだろうな。ハイセンスな巾着袋を代わりに購入。テン場も富士山見えるとかでなかなかよさげだ。

樹林帯の上部にさしかかると紅葉の中を歩く感じに。いいルートだ〜、夏なら辛いだけかもだが。森林限界を超えると、眺望バッチリ。
いい気分で大門沢下降点へ。

南アルプス南部の主たる山はほぼ全部見える。
これはたまらん。
特に塩見岳は迫力あるし紅葉してるしで言うことなし。

鳳凰三山を横目に堪能しながら農鳥岳へ。間ノ岳と北岳がどーん！と
のんびり休憩しながら西農鳥岳へ、、、って途中でミゾレが降ってきた！
あら〜これは冷えるかな〜

西農鳥岳到着。農鳥岳＋富士山、相変わらずの南ア南部オールスター、仙丈ヶ岳、間ノ岳、北岳、鳳凰三山、遠くに中央アルプス、すごい眺め。

上部から眺める農鳥小屋はやはりいい雰囲気だ。トイレは相変わらずアレだけど。

景色にため息の大休憩しつつ、農鳥小屋へ。
手ぬぐい無し。もともと無い？

テント張ってのんびり、、とここでなんと寝袋忘れに気づく。
おーなんてこった、冒頭に書いたように持ち物確認して「いける」と判断。
けっこう寒かったけど、問題なかった。

そんな「やらかした〜！！」の次の瞬間、女性ソロな2人がテン場に。
ん？ん？
なんとこないだのシルバーウィークに聖平あたりで見かけた人だ。もう一人の人は入山日からだいたい同じルートで何度かすれ違ったり（光岳ピストンとかいろいろ）した人だ。

二人共シルバーウィーク・ロングバージョンでまだ歩き続けていた。
まさか農鳥小屋で遭遇とは。。。
さらに追加で男性ソロの方。この男性とさっきの女性の一人とか知り合い（の知り合い）だったという狭い世界。面白いな〜

夕焼け眺めたりしつつオヤスミナサイ。
さて寝られるのか、、、眠りは浅いものの問題はない。
ただ、農鳥小屋テン場でSixmoonDesignのLunasoloはちょっと風にテントが叩かれてバタバタうるさかった。稜線のテン場だと、ちょっと重くていいから他のテントにするかな。。
まぁ今回は軽さ重視ということで。


■2日目（農鳥小屋〜間ノ岳〜中白根山〜北岳〜北岳肩の小屋〜白根御池小屋〜広河原）

いよいよ白峰三山の縦走が完了する。
去年（大縦走最終ルートに設定するものの北沢峠でヒザ痛断念
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-484153.html
一昨年（ちょと違うけど農鳥岳手前で撤退
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-325035.html

ここから先は知っている道（一度だけで記憶あいまいだけど）なので、スタートは遅めにしてのんびり歩き始める。しかしいい感じに体が動くので、悪くないペース。
眠りが浅かった割りにはいい感じか。

荷物小さいからすれ違う人みんな小屋泊と思うんだろう、、と思いつつ気持よく歩く。しかし間ノ岳以降はガスが増えてきて眺望少なめ。まぁ仕方ないな〜。

北岳山荘で手ぬぐい購入。
シンプルなデザインなので、これが一番の目的だったりして。。

北岳山頂はとりあえず踏んだというよりは、他の小屋で手ぬぐいチェックするために寄ったような、、そんなオマケ的なアレ。ガスに包まれていて特に感想なし。

淡々と下って北岳肩の小屋で手ぬぐい、、、売り切れ。
草すべりコースを紅葉堪能しつつ下る、いいタイミングで来たな〜。
人少ないし。どうもシルバーウィーク過ぎたら一気に減るらしい。。。そんなら、こんど鳳凰三山でも行こうかな〜。

白根御池小屋で手ぬぐい購入。さらに快調に下って広河原山荘でも手ぬぐい購入。どんだけ買うんだ、、、。カツカレー食って終了！

14時のバスは広河原での乗車2人、、途中で釣り人が10人ほど乗ってきて半分くらいに。奈良田からちょっと下ったところの温泉施設でまったりして帰宅。

偶然の出会いもあって楽しい山行でした。シュラフ忘れもイベントと思って楽しんだし。。。次回からは忘れ物の無いようにせねば。

パッキングは2日前に完了、ただしシュラフはおもいっきりコンプレッションするので直前にやろうとしていて忘れたのであった。留守番おつかれさんでした。

コメント

roku

凍死しないでよかったですね
まさかのシュラフ忘れ、びっくりでした
3,000m級の稜線のテン場でシュラフなしって、
私なら即、小屋泊りに変更ですよ。
しかもあの風の通りがよさそうなテントで…
苦境を楽しみ過ぎです（笑）

無事に農鳥岳が終わって、白峰三山の縦走完了、おめでとうございます。
紅葉もまたキレイで〜

ソロ女性ってあのアライのDXフライの？？？
凄いですね。
いや、あの方、ホント凄い人だった。。

arukakat

Re: 凍死しないでよかったですね
まさかの、、ですよ笑
農鳥小屋のオヤジに怒られるの覚悟で寝具を、、と思ったんですが、体質とか装備かんがえると「これはネタになる！いける！」となってしまいました。。でも忘れ物はいかんですね。

紅葉はもっと黄色がキレイだったんですが、カメラの特性なんでしょうか？黄緑に映ってますね〜。ちょっと残念です。

ソロ女性は、何度かすれ違っただけでDXさん（仮名）ではないですよ。でっかいザックの方でテントはステラリッジでした。
DXさんはその後無事に歩けたんですかね〜