三ツドッケには6つのピークがあった!棒杭尾根→三ツドッケ→シャクナン尾根→浦山大日堂
- GPS
- --:--
- 距離
- 13.4km
- 登り
- 1,276m
- 下り
- 1,333m
コースタイム
- 山行
- 6:26
- 休憩
- 1:11
- 合計
- 7:37
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路 浦山大日堂→西武秩父駅(ぬくもり号) |
コース状況/ 危険箇所等 |
棒杭尾根は破線ルートですが踏み跡は明瞭です。危険箇所は有りません。但し道標は全く有りません。 シャクナン尾根は完全なバリルートです。踏み跡も不明瞭なのでコンパス、地形図必須です。長沢背稜近くはザレています。 |
写真
感想
長沢背稜随一の展望を誇る三ツドッケ(天目山)は都県境(長沢背稜)に沿って3つのピーク(東から順に1540m峰、1576m峰、1540m峰)があり、その真ん中のピークが三ツドッケ山頂となります。実はその山頂から北東方向にシャクナン尾根と呼ばれる稜線が延びており、その尾根は更に急峻な3つのピーク(南から順に1560m峰、1500m峰、1485峰)を構成しており、結果として三ツドッケにはピークが合計で6つもあることになります。山の名前と違うじゃないですか。遠くからこの山を見ると3つのピークがある様に見えますが、実際にはどのピークが見えているのでしょうかね?実に不思議です!今回こんなシャクナン尾根を歩き、秩父側へ下るコースに行って来ました。
【アクセス】
自宅最寄り駅から朝一番の電車に乗り、何度かの乗り換えを経て7:18に奥多摩駅に到着です。7:27発の東日原行きのバスに乗り込み倉沢で下車します。最近、東日原からヨコスズ尾根を利用する頻度が高かったので、今回は棒杭尾根で長沢背稜に登ります。
【棒杭尾根】
先ずは林道倉沢線を歩くのですが、左右に小さな滝があったり大変気持ちの良い林道なんです。林道は途中の魚留橋から先は大規模な土砂崩れの後が痛々しく歩くのがやっとです。廃道ですね。地蔵橋を経て暫く進むと棒杭尾根への分岐です。さあ棒杭尾根を登りますか。この尾根は眺望が良いとか何か特徴がある訳でもなく、適度な斜度が淡々と続き短時間で効率良く標高を上げて行きます。普通のペースで登っても林道から分かれて1時間15分で650mの標高を稼ぎます。ここは破線ルートですが、踏み跡は明瞭です。但し道標は全く有りません。
【三ツドッケ山頂へ】
長沢背稜に到達しました。ここからは快適な長沢背稜縦走路を気持ち良く歩き、三ツドッケ山頂へ。相変わらずのgoodな眺望ですね!うっほー、今日は富士山がお出ましですよ!秩父方面は雲海も!これから歩くシャクナン尾根の急峻なピークも3つのうち第一ピークと第三ピークの2つが見られます。自分はこの山頂が大好きなんですよね。2週間前にも来ていますし。数えてみたら今年6回目の三ツドッケ山頂です。さあ、ここで絶景を楽しみながらランチにしましょうか!お腹も空きましたしね!
【シャクナン尾根上部】
さていよいよ本日の核心部分となるシャクナン尾根にチャレンジです。取り付きが不明瞭なので、適当にアタリを付けて林の中に入って行きましょう。踏み跡はあるような無いような感じですが、 尾根筋を忠実に下るとやがて踏み跡らしきものが見えてきます。ピンクテープも有るので助かります。ワクワク感を味わいながらゆっくりと進むと、徐々に痩せ尾根となり第一のピークが前方に聳えます。直下で見上げると中々の迫力!ザレていて且つ左右が切れ落ちている急登です。第一のピークらしい所に到着しますが、特に眺望はありません。冬場ならば落葉してもう少し眺めがいいかも知れませんね。孤独感を味わうべくここで昼食にしても良かったかも知れません。下りはザレてはいませんがかなりの急斜面なので、木を掴みながら一歩ずつ確実に進みます。第二のピークは尾根上の単なる小ピークに過ぎず大したことはありませんので、サッと通過します。第三のピークも第一に比べれば楽勝です。この後は暫く下りが続きますが、やがて尾根が広がり踏み跡が全く分からなくなったのでコンパスと地形図で現在地及び進む方向を確認しつつ進み、細久保林道と天目山林道の分岐近くに出ます。
【シャクナン尾根下部】
天目山林道を10分程歩き、シャクナン尾根の第二ステージへの取り付きを探します。長いピンクテープが目印。ここから少し下ると作業道があるのでそれを利用します。その後、作業道を離れて尾根を直接下りるとP914です。ここからも尾根筋を下りて行くと作業道と交わるので、それを利用して山腹を巻くと、やがて天目山林道に再び出会います。ここからはシゴー平を経てひたすら林道を歩き、本日の最終地点である浦山大日堂に到達します。
【雑感】
奥多摩地区から秩父方面へ(或はその逆も)長沢背稜を越えていくコース取りが自分は好きです。充実感・達成感が感じられますからね。このように稜線を越えて行くルートは公共交通機関利用族の特権ですから、この特権を最大限利用しない手はありませんよね。さあ、新たな計画を立てなければ!(^^)
コメント
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Takeshi1108さん、おはようございます
時間的にみて、おそらく、三ツドッケで少しお話しさせていただいたのではないかと思います。
私は、白いキャップをかぶり、ダブルストックをもって、首からタオルとカメラをブラ下げていました。
無事、シャクナン尾根で下山、よかったですね
カエデ調査員お二人もシャクナン尾根で上ってきたと言うし、ずいぶんと有名になったんだな、と驚いていました
浦山大日堂でもお会いするのではないかと思ってましたが、私の方が少し早く立ち去ってしまったようです。
また、どこかでお会いしましたら、よろしくお願いします
hirohisaさん、おはようございます!
はい、昨日は山頂でお話しさせて頂きましたですね!とても天気が良くて眺望も最高で大変気持ちの良い1日になりました。
あのhirohisaさんだったのですね!今回も事前にネット(ヤマレコ)情報を集めてシャクナン尾根に挑戦したのですが、hirohisaさんのレコを随分と参考にさせて頂きました。初めての尾根を下りで使うのは、いつものことながら情報収集が大切だと思います。
改めてレコを見させて頂きましたが、奥武蔵は殆ど全てを制覇されていますね!凄いです!レコを熟読して勉強させて頂きます!
今後ともよろしくお願い致します。
Takeshi1108さん
初めまして。破線+VRつないで楽しそうなルートですね。こういう渋いルート大好きです。長沢背稜も最近は人が多くなって秘境の趣がなくなってきましたがこのルートならたっぷり楽しめそうです。今度行ってみようと思います。参考になりました。ありがとうございます。
kennoguさん、お早うございます。
コメントをお寄せ頂いて有難うございます!
長沢背稜は特に秩父側が山深くて魅力的な山域ですよね。自分は車でのアプローチをしませんのでルートは限られますが、探せばまだまだあるものだなぁと思いました!新たな『秘境』を発見し、是非ヤマレコにアップして下さい!楽しみにしております!
今後ともよろしくお願い致します!(^^)
Takeshi1108様
こんばんは!
三ツドッケ(”ドッケ”って確か”尖ってる”っていう意味でしたよね)、自宅近くからもよく見えます。”ポコポコポコ”と三か所、尖ってるのがハッキリわかり、いつも
”あの山のテッペンって、どうなってるんだろう?”と不思議に思ってました。
今回、Takeshi1108様が3つの”テッペン”を詳細に写真・コメント情報をお寄せいただき、本当にスッキリしました。(これで今晩は熟睡できそうです…)
それにしても、写真で拝見すると見た目以上に実際は尖ってるんですね!なので
今後は個人的には「奥多摩槍ヶ岳」と呼ぶことにしました!!!(それにしても3つとも山頂標識のようなものは設置されていないんですね)
追伸:38番目の写真、「秋空39」の標識ですが、きっと”T”氏が埋蔵金の存在を確認した地点だと思います!
aochanman777様
こんばんは。コメントをお寄せ頂いて有難うございます。
そうなんですよね、どこから見ても3つの突起が見えますが、シャクナン尾根のピークの存在を知って、不思議に思っていたのです。今回歩いてみて、少なくともシャクナン尾根の一番南の標高の高いピークは、見えているピークの1つなのだと思いました。あとは見る角度でも違ってくるのでしょうね。
この山域は特に秩父側が山深いので、まだまだ新たなルートを楽しめそうです。
追伸…今回も残念ながら『埋蔵金』は未発見でした。
こんばんは
Takeshi1108さんはビギの行きたいところをガンガン行ってくれますね!
ビギも行けば良いジャンって!? イマイチ、イマ二
ぬくもり号に間に合うか自信がないんですよ
ほんとうにこのルートは考えていました。
グミの滝も絡めて楽しみがたくさんの場所ですネ
半月後は紅葉も最高で、う〜〜〜ん良いですネェ
ビギさん!こんばんは!
コメント有難う御座います!
間もなく紅葉前線が南下、或いは標高で言えば2000m超から下がってきつつありますね。ビギさんが仰る通り、あと半月で奥武蔵の山々が真っ赤に染まるんでしょうね!
去年の初冬、30年振りに山登りを復活させたので、紅葉シーズンは初めての様なものなのです。ですから、とーっても紅葉シーズンを楽しみにしています!
ビギさんも是非折り合いを付けて、ご無理のない範囲で、季節の変わり目の今を歩いて頂いて、楽しいビギさん節をお聞かせください!
つくも或いはご近所のマタギのお店(マスター怖そう!)でも、いつでも参上してご一緒させて頂きまっせ〜!
酔っ払いのタケシでした〜!(^^)
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