幻の大滝探検隊!〜伝丈沢右俣〜
- GPS
- 10:05
- 距離
- 14.6km
- 登り
- 1,108m
- 下り
- 1,094m
コースタイム
10:50〜11:20 cont1590魚留滝
11:50 cont1670二股
12:30〜12:45 cont1820大滝基部
15:05 cont1820大滝上
15:50 cont1910ポコ
16:20 造林記念碑
17:55 林道ゲート
天候 | はれ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
昇仙峡内を通る道路は、土日9〜17時歩行者専用につき車両通行止。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
伝丈沢は、時折岩盤のあるおっとりした沢。魚影豊富で、釣り師の踏み跡も多数。 ・本流cont1590に魚留の15mF、右岸側を高巻く。 上部にトラロープあるが、一応、ザイル20m出す。 これより上でも魚影あり、以降、岩は赤っぽくなりヌメリが増す。 ・cont1670二股から右俣に入るとナメ&樋状滝有り。快調。 ・cont1820の30m大滝は、右岸を高巻き。 テラスからフリーでブッシュ際まで登り、そこからブッシュ混じりの壁を3P (直上1P、左Tr1P、ルンゼ登り1P)で、見晴岩の脇にでる。 猛烈なシャクナゲブッシュを10分程で、落ち口に復帰。 ・時間切れに付き、シャクナゲ畑を東へトラバースして夏道を目指す。 鹿道をたどって、時に匍匐前進も駆使する面倒なエスケープ。 cont1910ののっぺりしたポコ(墓標あり)を越えて夏道へ。 ・造林記念碑からは笹原をショートカット。 最後は日没になったので防火帯から林道へ。 |
写真
装備
個人装備 |
メット・ハーネス
ガチャ・ハンマー
ヘッデン・防寒具
その他沢登り個人装備
|
---|---|
共同装備 |
登攀具(か・ひ)
ツエルト(ひ)・タープ(い)
ストーブ(か)・ノコ・焚き火セット(い)
ロープ8mm×30m2本(ひ&い)
|
感想
『伝丈沢の右俣には、100mの幻の大滝がある!!』
去年だったかググっていたら見つけた記事。
それが見てみたくて、kamehiba夫妻を誘って探検にいってみた。
4年前の8月にも一度、伝丈沢に入っている・・・途中までだったけど。大きな見せ場もなく、単調な河原が続く平凡な沢だけど、両岸の景色が明るく、それでいて潤いがあって、ふかふかした草原がそこここに点在してたのを覚えていた。2年前の大雪の影響も心配したけど、沢の雰囲気は以前と変わらず、10月の黄葉シーズンでも快適。焚き火してハンモックでもやりたいなぁと、のんびり構えていたのだが、時間はあっという間に過ぎてしまった。
12時過ぎに肝心の大滝に到着。直近の記録によれば30mとのこと。地形図をみてもさすがに100mはない感じなのだが、着いてみてびっくり!!天空から水しぶきを放出する白い岩壁は、『100m!!』と表現したくなるのがよく理解できるほどに印象的な場所だった。秋の空、色づいた葉っぱ、水しぶき、白い壁。みんなで歓声をあげて喜んだ。左岸を巻いた記録もあったが、僕らは右岸側を小さく高巻くことにした。その方が滝場を近くに眺められそうだったから。実際はブッシュに隠れて、はっきりとは見えなかったけど、悪くないルートだった。落ち口からの景色も圧巻。リトルヨセミテ?!といったら言い過ぎだけど、スパーンを開けた眺望で、叶うことなら一泊してみたいところだった。さすがは幻の大滝。大いに満足。来た甲斐があった。
巻き終了時点で時間切れ。ちょうど電波が入ったのでyoneyamaさんにルート変更を伝え、・2333へは行かずショートカットで登山道方面へエスケープ。最後の踏み跡や林道が意外に長く、車に戻ったのは日没後。思ったより時間がかかった。
下山後は甲府のyoneyama邸に寄らせていただき、大いに歓待された。下山後に先輩宅に寄るというのも久しぶり。トマトがウマい。慌ただしく去ってしまい申し訳なし。いろいろごちそうさまでした。
新しい仲間と変化に富んだ山歩き、そして最後の歓待と非常に充実した一日になりました。kamehibaさん、よねさん一家に感謝。
いはら先生と行く沢歩き第2弾は「伝丈沢右股に幻の大滝を見に行こう」です!
なかなかお天気に恵まれなかったこれまでの沢歩きと違い今回は花丸付きの晴れ!
事前にいろいろなブログを調べようとしましたが右股の方はあまり人が入らないのか情報が少ないです。
しかし当日現地についてみると釣り師が結構入っているようで二股までは釣り師道やらピンクリポンやらが多数。
木々の間から日の光の差し込んだゆる〜い傾斜の沢歩きが気持ちいいです。
ちんまい滝がポロポロ、無駄に濡れてみたりして楽しい。
一度頭からびっしょりになった時はさすがにヤバイかな、って思いましたがカラッとした秋晴れのお陰でしばらく歩いていたら乾いてきて助かりました。
二股手前で大きめの滝が現れました。
いつかはこんな滝を登ってみたいかも?
今回はロープを出して巻きました。
人があまり入っていないこともあるのか足場が結構グズグズでした。
二股を過ぎて大滝基部までふかふかの河原歩きとか、ちび滝とか、ナメ歩きとか色々あって気持ちがいいです。
二股のあたりで水晶が無造作にごろごろっと4~5個ころがっているのを見つけました。
このあと大滝の手前でも足場にした岩盤が丸ごと水晶っぽいのも見かけました。
なんかロマンがあっていいですね〜
それにしてもロープを出して巻いた滝以外はゆったりした地形だったのでこの先ほんとうに「幻の大滝」なんぞあるんかい?と少し疑い始めたころ、沢がどんどんひらけてきて突如垂直の壁が見えました。
「えっえっなんだあの壁??」と思ったら、どど〜んと大滝がお出まししました!
さすがに100メートルはないですが、それまでの緩やかな沢から突如現れるたった壁のギャップで驚きも倍増。
過去のレコやブログを見て、二股手前の巻きにトラロープのある滝が20、30メートルと表現されているのをいくつか見つけました。
あれと比べて、こちらの大滝が100メートルとしたのかなぁ。でもやっぱり100メートルはないと思います。
ぱーっとひらけたところに垂直に延びる大滝、青い空、そして黄色や赤に色付く木々、そのコントラストが素晴らしくkameはひらすら「すごーい!すごーい!」
滝の基部で絶景を堪能しながら休憩して、時間はすでにお昼過ぎ。
kameはこの大滝ですっかり満足したので、ここからエスケープして下山かなぁと思ったのですがいはらさんが「上からの景色もきっといいよ」ということで高巻きして滝の上部へ行くことに。
3pロープを出した巻きは結構悪くっていはら先生にトップきってもらってどうにか登ることができました。
そこから石楠花の激やぶこぎもいはらさんの素晴らしいルーファイで突破し、藪を抜けるとドンピシャで大滝の上部にでました!
いや〜いはらさんが神に見えました。
そしてこの大滝上部がまた素晴らしいところでした!
この滝は下から、上から見て2倍どころか3倍美味しいです。
美しいストレートラインの滝なのでよい懸垂支点になる立木があればここから懸垂で降りると楽しそうだよ〜〜と興奮したkameでした。いつかやってみたいです。
この大滝の隣には恐ろしく綺麗な垂壁があって、これがまた日本離れした感じがかっこよかったです。
へっぽこkamehiba隊のせいで巻きに時間が掛かってしまったので今回はここまで。
下山開始です。
いはらさんの地図読みでルートを見極めて、まずはまたまた石楠花の激藪コギから。
ギアをしまって匍匐前進しながら藪を突破していきます。
こういう時、ちびは特です。でもこういう時しか特じゃないのでやっぱりちびは特じゃありません。
そして藪コギを越えるとそこは一面膝下のフワフワ笹となりました。
岩から藪、そしてメルヘンチックな緑の草原のような景色と本当に変化に富んだ山に驚き。
一般登山道、林道をときおり歩きながら入渓点へのショートカット。
最後は日没になるかもしれないので安全策をとってショートカットはやめで林道歩き。
日没にかかっていましたが車を停めた場所まで結局ヘッデンを着けることなく歩き終えることができました。
いはらさんの地図、時間の読みがまさにどんぴしゃにはまってお見事でした。
そして下山後にいはらさんの先輩のyoneyamaさんのお宅に寄らせていただきました。
初めてお会いするのに晩ご飯からデザートまでごちそうになりましてありがとうございました。
yoneyamaさんは想像よりもひょうきんで、お嬢さんも奥様もネコちゃんも可愛くって楽しいひとときを過ごさせていただきました。
今度は是非お山でご一緒ください。
いはらさん、快晴の沢歩きでハンモックでのんびりまったり歩きのはずが鈍足のkamehiba隊にお付き合いして日没下山になってしまいすみませんでした。
今回も学ぶことが多い沢歩きでした。
もう少し精進しますのでまた一緒に遊んでくださいませ。
コメント
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よねさんも登場するのかな?
と思ったのですが、「突撃!お宅の晩ご飯」だったんですね
いはら先生、今回もご苦労さまでした
私もハンモックでのんびりまったりしたいのですが、
毎回余裕が足りず、ザックの隙間充填材になっていますよ
かめひばさん、来週いかが?
よねさん、腰痛回復せず不参加でした。
『そろそろ隠居かなぁ 』だって
がんちゃん、せっかちだから・・・
ハンモックは向いてなかったか
がんこ先生、こんにちは!
よねやまさんは残念ながら欠席だったのですよ
でもまさに突撃しちゃったのです、お恥ずかしい
kamehiba隊につきあうとなかなかゆっくりできないです。
それこそ沢はあきらめてハンモック目的のハイキングにしないと無理かも
来週とはいかに??
こめっこーちゃんのことじゃなくって??
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