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Yamareco

記録ID: 73536
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ハイキング
甲斐駒・北岳

桑木沢でWaterWalking(篠沢大滝、黒戸噴水滝)

2010年08月07日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
05:32
距離
16.1km
登り
2,854m
下り
2,868m

コースタイム

行程:
篠沢大滝キャンプ場-桑木沢探勝路入口(3km/200m/75分)
桑木沢探勝路入口-篠沢大滝(1.5km/150m/45分)
篠沢大滝-桑木沢探勝路入口(1.5km/150m/40分)
桑木沢探勝路入口-黒戸噴水滝(2km/300m/75分)
黒戸噴水滝-篠沢大滝キャンプ場(5.0km/500m/135分)

※コースタイム算出は以下の値を使用。
(水平移動66m/分、垂直上昇6.6m/分、垂直下降8.2m/分)

実測:
(篠沢大滝キャンプ場奥の林道分岐に駐車)
08:46駐車場所-09:10桑木沢探勝路入口-10:01篠沢大滝/休10:26-11:10桑木沢探勝路入口-12:38黒戸噴水滝/休12:52-14:08桑木沢探勝路入口-14:31駐車場所
全行程16.5km/5時間45分
(GPS値。滝前などで大きく狂っているため、実際には12kmほどのはず)
天候 晴ときどき曇
過去天気図(気象庁) 2010年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
須玉ICを出て国道141号線を右折し清里方面へ約1km。
薬師堂橋東詰交差点を左折、日野春トンネルを経由して国道20号と交差する牧原交差点を直進。県道612を直進しT字路にて左折、篠沢大滝キャンプ場へ。
コース状況/
危険箇所等
・篠沢大滝への道はよく整備されていますが、篠沢の渡渉後、巻き道の土砂崩れ跡で右に向かうルートが少しわかりづらいです。(よく探すと看板があります)
・黒戸噴水滝へ向かう桑木沢探勝路は、階段や鎖などの使える道ですが沢の渡渉を繰り返すので沢靴をおすすめします。
篠沢大滝への巻き道から篠沢を見下ろします。梯子などで整備されていますが、やや細い道などもあります。
2010年08月07日 09:40撮影 by  PENTAX Optio W30, PENTAX Corporation
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篠沢大滝への巻き道から篠沢を見下ろします。梯子などで整備されていますが、やや細い道などもあります。
篠沢にはきれいな花崗岩の白洲ができています。
2010年08月07日 09:42撮影 by  PENTAX Optio W30, PENTAX Corporation
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8/7 9:42
篠沢にはきれいな花崗岩の白洲ができています。
2010年08月07日 09:42撮影 by  PENTAX Optio W30, PENTAX Corporation
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8/7 9:42
篠沢を渡った後の巻き道、土砂崩れ跡。この後右へ行く道を見つけられず、左側から崩れ跡上に出てトラバースしました。本来のルートはここで右!
2010年08月07日 09:50撮影 by  PENTAX Optio W30, PENTAX Corporation
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8/7 9:50
篠沢を渡った後の巻き道、土砂崩れ跡。この後右へ行く道を見つけられず、左側から崩れ跡上に出てトラバースしました。本来のルートはここで右!
篠沢大滝左の滝には虹がかかってました。
2010年08月07日 10:07撮影 by  SIGMA DP1S, SIGMA
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8/7 10:07
篠沢大滝左の滝には虹がかかってました。
篠沢大滝、水量もあり立派です。しばらく経って鳥の声?がすると思ったら、なんと滝上に人影が!
左岸の尾根を登ったのかしらん?
2010年08月07日 10:08撮影 by  SIGMA DP1S, SIGMA
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篠沢大滝、水量もあり立派です。しばらく経って鳥の声?がすると思ったら、なんと滝上に人影が!
左岸の尾根を登ったのかしらん?
桑の木沢探勝路の入り口は気持ちのいい樹林帯歩きです。
2010年08月07日 11:14撮影 by  PENTAX Optio W30, PENTAX Corporation
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8/7 11:14
桑の木沢探勝路の入り口は気持ちのいい樹林帯歩きです。
在りし日の面影が。
2010年08月07日 11:16撮影 by  PENTAX Optio W30, PENTAX Corporation
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8/7 11:16
在りし日の面影が。
砂浜にミニミニカッパドキア発見!
2010年08月07日 11:22撮影 by  PENTAX Optio W30, PENTAX Corporation
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砂浜にミニミニカッパドキア発見!
小さな滝がいくつもある、気持ちの良い道です。
2010年08月07日 11:23撮影 by  PENTAX Optio W30, PENTAX Corporation
8/7 11:23
小さな滝がいくつもある、気持ちの良い道です。
素敵な釜。
2010年08月07日 11:27撮影 by  PENTAX Optio W30, PENTAX Corporation
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素敵な釜。
桑の木滝も、予想より立派でした。
2010年08月07日 11:44撮影 by  PENTAX Optio W30, PENTAX Corporation
8/7 11:44
桑の木滝も、予想より立派でした。
2010年08月07日 11:45撮影 by  SIGMA DP1S, SIGMA
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2010年08月07日 11:47撮影 by  SIGMA DP1S, SIGMA
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滝の横に道が作られています。ちょっと沢登り気分。
2010年08月07日 12:06撮影 by  PENTAX Optio W30, PENTAX Corporation
8/7 12:06
滝の横に道が作られています。ちょっと沢登り気分。
ほとんどの箇所にマーカーがある、WaterWalking向きのルンルンルートです。
2010年08月07日 12:13撮影 by  PENTAX Optio W30, PENTAX Corporation
8/7 12:13
ほとんどの箇所にマーカーがある、WaterWalking向きのルンルンルートです。
くの字滝。正確には逆くのじですが。左岸に巻き道があります。
2010年08月07日 12:19撮影 by  SIGMA DP1S, SIGMA
8/7 12:19
くの字滝。正確には逆くのじですが。左岸に巻き道があります。
くの字滝の下流は岩の間から。。蜘蛛が見事な巣を懸けてました。
2010年08月07日 12:21撮影 by  SIGMA DP1S, SIGMA
8/7 12:21
くの字滝の下流は岩の間から。。蜘蛛が見事な巣を懸けてました。
2010年08月07日 12:22撮影 by  SIGMA DP1S, SIGMA
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黒戸噴水滝。上部の木の陰に、迸る水が!
2010年08月07日 12:38撮影 by  SIGMA DP1S, SIGMA
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黒戸噴水滝。上部の木の陰に、迸る水が!
2010年08月07日 12:41撮影 by  PENTAX Optio W30, PENTAX Corporation
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回りは岸壁です。今回の装備では噴水までは行けなさそう。。
2010年08月07日 12:42撮影 by  SIGMA DP1S, SIGMA
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回りは岸壁です。今回の装備では噴水までは行けなさそう。。
2010年08月07日 12:58撮影 by  SIGMA DP1S, SIGMA
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過去に整備されていた良い道ですが、こんな階段も。ダイエットしないと手摺の間に挟まります。
2010年08月07日 13:10撮影 by  PENTAX Optio W30, PENTAX Corporation
8/7 13:10
過去に整備されていた良い道ですが、こんな階段も。ダイエットしないと手摺の間に挟まります。
水も冷たく気持ちの良いWaterWalkingが楽しめました。
2010年08月07日 14:03撮影 by  PENTAX Optio W30, PENTAX Corporation
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水も冷たく気持ちの良いWaterWalkingが楽しめました。
因みに林道脇の駐車スペースは狭いですので、キャンプ場付近に置く方が安心かもしれません。
2010年08月07日 14:32撮影 by  PENTAX Optio W30, PENTAX Corporation
8/7 14:32
因みに林道脇の駐車スペースは狭いですので、キャンプ場付近に置く方が安心かもしれません。
写真班「くの字滝」
2010年08月08日 19:51撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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写真班「くの字滝」
写真班「桑の木滝」
2010年08月08日 19:52撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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8/8 19:52
写真班「桑の木滝」
写真班「黒戸噴水滝 滝壺より」
2010年08月08日 22:12撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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写真班「黒戸噴水滝 滝壺より」
写真班「黒戸噴水滝」
2010年08月08日 19:55撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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写真班「黒戸噴水滝」
写真班「篠沢大滝」
2010年08月08日 19:59撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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写真班「篠沢大滝」

感想

以前より計画していた篠沢大滝、黒戸噴水滝。その沢は黒戸尾根、甲斐駒ケ岳に伸びています。緩やかで整備されているそうですが、果たして?


いつものごとく、眠い目をこすりつつ柏を出発、中央道へ向かいます。
と、八王子で渋滞発生とか。なんと、帰省渋滞ですか。藤野のコンビニPAも駐車場がいっぱいで寄れず、釈迦堂PAまで走ります。ほうほう、縄文時代の遺跡があるんですか。。実に興味深いですが、すでに遅れ進行なので先を急ぎます。
うーん、南アルプスの主嶺は雲の中ですね。滝は場所によって晴れたり曇ったりが激しいのですが、今回はどうでしょう。
北精進ヶ滝へ向かったのとまったく同じルートを進み、精進ヶ滝へ向かう道を折れずに進むとほとんどそのまま篠沢大滝キャンプ場へついていました。今回は遅れ気味なので、なるべく林道奥まで車でGOです。林道脇のスペースに駐車させてもらい、林道を歩き始めます。

本日も例によってfinetrack装備、黒戸噴水滝への道で渡渉が多そうなので足元は沢靴です。虫が多いので防虫スプレーも忘れずに。水は前回のこともあるので、多めに1.5lほどもちます。

広くてしっかりした林道で黒戸山の南東へ伸びる尾根をぐんぐんと登り、あっという間に沢がはるか下になります。風がないので汗が出てきますが、緩やかな登りなのであまり苦にはなりません。鼻歌まじりに進んでゆくと、右手のがけ崩れ防止のノリ面に梯子がかかっていて『篠沢大滝』との看板が出ていました。ここから樹林帯の中を2つの堰堤を巻きつつ登ります。
有志の方によるらしい梯子などでなかなか整備されており、多少細い道がありますが上りやすい道です。堰堤の間の人口湖を眺め、その上に広がる篠沢の川原へ下ります。明るく細かな花崗岩の砂利の上を涼しい沢風が流れています。ジャバジャバと足首ほどの深さの沢を渡り、大岩にくくりつけられている梯子を登ります。
対岸の巻き道をしばらく登ると、土砂崩れ跡らしい倒木が何本もあります。そのまま登ると土砂崩れの跡に到達してしまうので、倒木を左から回り込んで土砂崩れ跡の上をトラバースすることにしました。と、倒木を回りこんだ尾根からもう一つ先の尾根ごしに滝が見えます!
滝が見えると速度が目に見えて上昇するmiyasan3が先行してトラバースします。
橋のように細く伸びた尾根の上に立つと、特徴的な白い岸壁を落ちる滝が見えてきました。尾根の上や、少し下った左岸側でパチパチタイムに入ります。

と、大きな鳥の鳴き声が聞こえてきました。岸壁に反響してどこからの声なのかときょろきょろ見回していると、なんと滝の落ち口に人が立って大きく手を振っています!
どうやら、鳥の鳴き声と思ったのはあの方の呼び声だったようです。こちらも大きく手を振り返します。尾根を高巻きされたのでしょうか。スゴイ!

しばらく写真を撮り、引き上げることにしました。手を振って挨拶し、尾根を越えると本来通るべきだったルートがわかってきました。来るときは少し登りすぎてしまったようです。
篠沢を渡りこし、林道へ降りる道を少し見失いましたが、強引にノリ面を下り林道に出ます。元来た道を戻り、桑木沢探勝路を進みます。明るい樹林帯を抜け、広場の奥にある橋を渡ると沢筋のルートになりました。メインルートは沢両岸に設定されていますが、ここはWaterWalkingの気分でなるべく水を楽しむルートを取ります。とにかく、ルートに迷ったら水周りを進むと、小さな滝を越えたり、沢を渡りこしたり、すだれ状の滝の真下を通過したりと、変化があって飽きません。
滝も、看板のあるものだけでも桑の木滝、黄門の滝、くの字滝とそれぞれなかなかの滝があり、それら大き目の滝は全て巻き道が整備されています。目的も忘れ、WaterWalkingを楽しんでいるうちに傾斜が急になり、滑り台のような斜面の奥に滝が見えてきました。黒戸噴水滝です!
最後の左岸斜面は倒木と鎖を使って慎重に登り、滝前のスペースにたどり着きます。滝の上部を見ると、枝の影になっていますがはっきりと宙を迸る水流の姿が確認できます。パチパチタイムに入りましたが、写真では噴水部分がわかりません。。それでも、黒い岸壁を滑り落ちる滝はそれだけでも美しく立派です。
どこかに上へ回り込める部分が無いかを探してみましたが、どこも50m近い岸壁で、それなりの装備があっても難しそうです。100m近く戻った左岸沢筋からやはり100m近く高巻きするルートなどを妄想しましたが、本日の装備ではムリムリ。
20分ほど休憩も兼ねて撮影し、沢を下ります。
登りで感じた楽しさは下りでも健在で、自然足も速まります。沢筋を離れる直前の堰堤前の水で顔を洗い、林道歩きに備えます。林道はやはり風も少なく緩やかで、沢を歩いた後だとすこし退屈ですが、のんびりと下ることができました。

帰りはやはり渋滞でした。(小渋滞にぱらぱらと出くわす)
miyasan3運転おつかれさまです!


・あまり高低差の無いコースだったためか、疲れをほとんど感じませんでした。
・沢歩きはやはり楽しい!滝を直登るとなると一人でできることには制約がでてきますが、巻き道を使うルートは比較的気軽に辿れます。

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