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Yamareco

記録ID: 74064
全員に公開
ハイキング
槍・穂高・乗鞍

北鎌尾根撤退・天上沢ハイキング

2010年08月13日(金) 〜 2010年08月14日(土)
 - 拍手
GPS
56:00
距離
35.4km
登り
3,438m
下り
3,436m

コースタイム

13日
上高地(5:45)-槍沢ロッヂ(10:15)-水俣乗越(12:45)-北鎌沢出合(14:40)
14日
北鎌沢出合(10:40)-水俣乗越(13:30)-大曲(14:00)-槍沢ロッヂ(14:45)-横尾(15:50)-上高地(18:30)


プランA
13日:上高地(5:30)-水俣乗越(11:30)-天上沢(13:00)-北鎌のコル(16:00)-独標(18:30)
14日:独標(5:00)-槍ヶ岳(9:00)-肩(10:00)-南岳(12:30)-北穂(15:00)-白出乗越(17:00)
15日:白出乗越(4:00)-奥穂(4:30)-ジャンダルム(7:00)-天狗のコル(9:30)-岳沢(12:00)-上高地(18:00)

プランB(信州山遊びねっと氏案)
13日:上高地(5:30)-水俣乗越(11:30)-天上沢(13:00)-北鎌のコル(16:00)-独標(18:30)
14日:独標(5:00)-槍ヶ岳(9:00)-肩(10:00)-南岳(12:30)-北穂(15:00)-白出乗越(17:00)
15日:白出乗越(4:00)-奥穂(4:30)-前穂(8:00)-明神岳(12:00)-岳沢(15:30)-上高地(18:00)
天候 13日:曇り
14日:雨時々曇り
過去天気図(気象庁) 2010年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
沢渡駐車場
コース状況/
危険箇所等
北鎌尾根は体力勝負です。
天気を見計らって万全の状態で楽しみたい。

今回のルートマップは下記URL信州山遊びねっとのGPSトラックを参照して下さい。

同行者:信州山遊びねっと
http://www.webnagano.jp/

当日の記録 by立木登美男氏
http://www.webnagano.jp/2010/0813.htm
上高地
2010年08月13日 05:46撮影 by  NIKON D70, NIKON CORPORATION
8/13 5:46
上高地
徳沢
この時はまばらでしたが、帰りに見た時は大盛況でした。
2010年08月13日 07:16撮影 by  NIKON D70, NIKON CORPORATION
8/13 7:16
徳沢
この時はまばらでしたが、帰りに見た時は大盛況でした。
快適そうなタープ
尋ねたところによると、スウェーデンだったかな?北欧のメーカーのモノで軽くて具合が良いらしい。エイアンドエフかどっかで買えるそうで、購入ターゲットに指定しました。

【後日追記】タープはヒルバーグと判明しました。さすがにモノが良い様でどこのショップでも在庫切れのようです。
2010年08月13日 07:18撮影 by  NIKON D70, NIKON CORPORATION
8/13 7:18
快適そうなタープ
尋ねたところによると、スウェーデンだったかな?北欧のメーカーのモノで軽くて具合が良いらしい。エイアンドエフかどっかで買えるそうで、購入ターゲットに指定しました。

【後日追記】タープはヒルバーグと判明しました。さすがにモノが良い様でどこのショップでも在庫切れのようです。
槍沢
淵の淀んだ場所でイワナを確認
2010年08月13日 09:55撮影 by  NIKON D70, NIKON CORPORATION
8/13 9:55
槍沢
淵の淀んだ場所でイワナを確認
ババ平
この幕営地の難点はロッヂから離れているため、ビールを買いに行くのが面倒なこと。
2010年08月13日 10:47撮影 by  NIKON D70, NIKON CORPORATION
8/13 10:47
ババ平
この幕営地の難点はロッヂから離れているため、ビールを買いに行くのが面倒なこと。
ババ平は休憩の人がたくさんいたので、その先の河原で大休止しました。
2010年08月13日 10:50撮影 by  NIKON D70, NIKON CORPORATION
8/13 10:50
ババ平は休憩の人がたくさんいたので、その先の河原で大休止しました。
槍沢
花もたくさん咲いていました
2010年08月13日 11:33撮影 by  NIKON D70, NIKON CORPORATION
8/13 11:33
槍沢
花もたくさん咲いていました
水俣乗越への登山道
ゼンテイカが残っていました。下山時はこの涸れ沢にも水が出ていました。
2010年08月13日 12:20撮影 by  NIKON D70, NIKON CORPORATION
8/13 12:20
水俣乗越への登山道
ゼンテイカが残っていました。下山時はこの涸れ沢にも水が出ていました。
水俣乗越にて
ここで見かけた天上沢へ行く人は4人パーティー、2人組男女、単独者。
2010年08月13日 12:46撮影 by  NIKON D70, NIKON CORPORATION
8/13 12:46
水俣乗越にて
ここで見かけた天上沢へ行く人は4人パーティー、2人組男女、単独者。
北穂が見えた
2010年08月13日 12:49撮影 by  NIKON D70, NIKON CORPORATION
8/13 12:49
北穂が見えた
野口五郎方面
2010年08月13日 13:05撮影 by  NIKON D70, NIKON CORPORATION
8/13 13:05
野口五郎方面
天上沢へ下ります
2010年08月13日 13:05撮影 by  NIKON D70, NIKON CORPORATION
8/13 13:05
天上沢へ下ります
上部には明確な踏み跡がありました。
この時期の天上沢の水量もまだ豊富な様子
2010年08月13日 13:07撮影 by  NIKON D70, NIKON CORPORATION
8/13 13:07
上部には明確な踏み跡がありました。
この時期の天上沢の水量もまだ豊富な様子
雪渓が残っていました
ちなみに帰りは登り返していますが、雪渓から水俣乗越へ取り付く箇所の土砂が雨で崩れそうな気配で緊張した。
2010年08月13日 13:26撮影 by  NIKON D70, NIKON CORPORATION
8/13 13:26
雪渓が残っていました
ちなみに帰りは登り返していますが、雪渓から水俣乗越へ取り付く箇所の土砂が雨で崩れそうな気配で緊張した。
独標
計画では本日の幕営地に予定していましたが、とても一日で行き着ける場所ではなかったと計画の甘さを痛感。この時点でかなりバテており、出合からは水も持たなければならず、北鎌沢の急登を登り返して独標まではほぼ不可能。行けても北鎌沢のコルまででしょう。
2010年08月13日 13:27撮影 by  NIKON D70, NIKON CORPORATION
8/13 13:27
独標
計画では本日の幕営地に予定していましたが、とても一日で行き着ける場所ではなかったと計画の甘さを痛感。この時点でかなりバテており、出合からは水も持たなければならず、北鎌沢の急登を登り返して独標まではほぼ不可能。行けても北鎌沢のコルまででしょう。
雪渓
あまり長くはないが、落石注意。帰りは雨でガリガリ状態でした。
2010年08月13日 13:29撮影 by  NIKON D70, NIKON CORPORATION
8/13 13:29
雪渓
あまり長くはないが、落石注意。帰りは雨でガリガリ状態でした。
憧れの北鎌尾根
2010年08月13日 13:36撮影 by  NIKON D70, NIKON CORPORATION
8/13 13:36
憧れの北鎌尾根
え〜っと、この花は・・・

alpsdakeさんより、ミヤマタネツケバナではないか?と教えていただきました。
2010年08月13日 13:38撮影 by  NIKON D70, NIKON CORPORATION
8/13 13:38
え〜っと、この花は・・・

alpsdakeさんより、ミヤマタネツケバナではないか?と教えていただきました。
槍ヶ岳
2010年08月13日 13:44撮影 by  NIKON D70, NIKON CORPORATION
8/13 13:44
槍ヶ岳
北鎌沢出合
先客が何人かいました。幕営適地が少なく場所選びに難航。また、後から到着の2人組の方は適地を見つける事を諦め(たように見受けられた)、北鎌沢を登って行った。北鎌のコルへ幕営地を求めたと思われますが、最初からその予定だったのかも?
2010年08月13日 15:00撮影 by  NIKON D70, NIKON CORPORATION
8/13 15:00
北鎌沢出合
先客が何人かいました。幕営適地が少なく場所選びに難航。また、後から到着の2人組の方は適地を見つける事を諦め(たように見受けられた)、北鎌沢を登って行った。北鎌のコルへ幕営地を求めたと思われますが、最初からその予定だったのかも?
北海道限定サッポロクラシックを久しぶりに飲みました。やっぱりこのビールは激ウマだね。サンマ缶は登美男サンの差し入れです。
2010年08月13日 15:27撮影 by  NIKON D70, NIKON CORPORATION
8/13 15:27
北海道限定サッポロクラシックを久しぶりに飲みました。やっぱりこのビールは激ウマだね。サンマ缶は登美男サンの差し入れです。
幕営地
この後、水俣、貧乏沢、湯俣からも誰も来ませんでした。ちなみに対岸(北鎌沢側)に良さそうな適地があり、一旦はその適地に決めかかりましたが、まさかの脱糞があったので止め。こんな所でタレやがってと思いましたが、もしウ○チがなくそこで幕営していたら、翌日は天上沢を渡れずに退路をふさがれ、増水の北鎌沢を行くしかなかったかも知れない。
2010年08月13日 15:45撮影 by  NIKON D70, NIKON CORPORATION
8/13 15:45
幕営地
この後、水俣、貧乏沢、湯俣からも誰も来ませんでした。ちなみに対岸(北鎌沢側)に良さそうな適地があり、一旦はその適地に決めかかりましたが、まさかの脱糞があったので止め。こんな所でタレやがってと思いましたが、もしウ○チがなくそこで幕営していたら、翌日は天上沢を渡れずに退路をふさがれ、増水の北鎌沢を行くしかなかったかも知れない。
夕食
シェルパS藤とか言う人のお薦めレシピのお茶漬けパスタを作ってみた。とても食えるようなシロモンじゃなかった。余りの不味さに、別で用意してあったバジルのパスタソースを加えたら更に不味くなった。ったく、シェルパS藤なんて聞いた事ぬぇオッチャンの料理を真に受けた自分が恥ずかしいよ。
2010年08月13日 15:48撮影 by  NIKON D70, NIKON CORPORATION
8/13 15:48
夕食
シェルパS藤とか言う人のお薦めレシピのお茶漬けパスタを作ってみた。とても食えるようなシロモンじゃなかった。余りの不味さに、別で用意してあったバジルのパスタソースを加えたら更に不味くなった。ったく、シェルパS藤なんて聞いた事ぬぇオッチャンの料理を真に受けた自分が恥ずかしいよ。
コーヒータイム
軽く寝てから淹れてみました
2010年08月13日 19:14撮影 by  NIKON D70, NIKON CORPORATION
8/13 19:14
コーヒータイム
軽く寝てから淹れてみました
続いて花火大会
この花火は「金銀」とか言うドラゴン系花火で、隣りのテントで寝ていた登美男サンが何事が起こったのかとビックリして飛び起きてきました。
2010年08月13日 19:31撮影 by  NIKON D70, NIKON CORPORATION
8/13 19:31
続いて花火大会
この花火は「金銀」とか言うドラゴン系花火で、隣りのテントで寝ていた登美男サンが何事が起こったのかとビックリして飛び起きてきました。
花火
これは「炎」と言う花火。向こうのテントの人もナニゴトかと眺めていたようです。
2010年08月13日 19:35撮影 by  NIKON D70, NIKON CORPORATION
8/13 19:35
花火
これは「炎」と言う花火。向こうのテントの人もナニゴトかと眺めていたようです。
ギャラリーもそろったので手持ち花火を4発
2010年08月13日 19:38撮影 by  NIKON D70, NIKON CORPORATION
8/13 19:38
ギャラリーもそろったので手持ち花火を4発
翌朝
増水でテント危うし。ちょっと浸水しました。前日の打ち合わせで4時に出発と決めており、3時、4時と起きましたが雨も強く、しばらく様子見とし、4時の時点ではそれほど水量は増えていなかった。次に目を覚ましたらこの通りでした(登美男サンにテントがヤバイぞと起こされた)。
2010年08月14日 08:28撮影 by  NIKON D70, NIKON CORPORATION
8/14 8:28
翌朝
増水でテント危うし。ちょっと浸水しました。前日の打ち合わせで4時に出発と決めており、3時、4時と起きましたが雨も強く、しばらく様子見とし、4時の時点ではそれほど水量は増えていなかった。次に目を覚ましたらこの通りでした(登美男サンにテントがヤバイぞと起こされた)。
朝食
テントを安全な場所へ移動して様子を見ながら朝食。ふたたびお茶漬けパスタに挑戦。前夜よりは良く出来たが、美味いとはとても言えない。
2010年08月14日 09:29撮影 by  NIKON D70, NIKON CORPORATION
8/14 9:29
朝食
テントを安全な場所へ移動して様子を見ながら朝食。ふたたびお茶漬けパスタに挑戦。前夜よりは良く出来たが、美味いとはとても言えない。
北鎌沢
いくらか水量が減ったが、天上沢はまだ渡れそうにない。
2010年08月14日 10:17撮影 by  NIKON D70, NIKON CORPORATION
1
8/14 10:17
北鎌沢
いくらか水量が減ったが、天上沢はまだ渡れそうにない。
そして誰もいなくなった
ここで幕営していた人たちは全員、水俣へ撤退していきました。
2010年08月14日 10:17撮影 by  NIKON D70, NIKON CORPORATION
8/14 10:17
そして誰もいなくなった
ここで幕営していた人たちは全員、水俣へ撤退していきました。
一気に飛んで槍沢大曲。撤退を決めてからここまでずっと雨で、写真は撮っておらず。道中、沢を間違えて登ってしまい、ジャングルの薮漕ぎトラバースをしたりなんかもした。また、西岳で幕営して翌日に近くの展望台から槍ヶ岳を眺める気満々の登美男サンを何とか説得し本日中に下山することにしました。
2010年08月14日 14:08撮影 by  NIKON D70, NIKON CORPORATION
1
8/14 14:08
一気に飛んで槍沢大曲。撤退を決めてからここまでずっと雨で、写真は撮っておらず。道中、沢を間違えて登ってしまい、ジャングルの薮漕ぎトラバースをしたりなんかもした。また、西岳で幕営して翌日に近くの展望台から槍ヶ岳を眺める気満々の登美男サンを何とか説得し本日中に下山することにしました。
ファイト一発
明神にて。この後、18:30分に上高地へ戻り18時45分の最終バスで沢渡へ。沢渡温泉に入ってサッパリして、牛丼食って帰りました。
2010年08月14日 17:43撮影 by  NIKON D70, NIKON CORPORATION
8/14 17:43
ファイト一発
明神にて。この後、18:30分に上高地へ戻り18時45分の最終バスで沢渡へ。沢渡温泉に入ってサッパリして、牛丼食って帰りました。
撮影機器:

感想

憧れの北鎌尾根。
過去2回行った事がありますが、雨のため撤退も2度目となりました。

ルートは最短と思われる水俣乗越経由して北鎌沢を登るコース。
予定では初日に独標まで行く計画でしたが、とても行ききれる感じはしなかった。トレランで日帰りなら行けるかも知れない(むしろ、日帰り装備なら行けないと困る事態が起こりうる)が、独標で泊まるとなると荷物も重くなり、特に尾根上では得られない水を担いで行かなければならず(疲れている所に後半のその重さはキク)、今回の計画の甘さを感じた。
ただし、私には無理ですが今回の同行者である信州山遊びねっと管理人の立木登美男サンなど怪物くんクラスの人なら初日独標も不可能ではない。また、北鎌沢のコル周辺(幕営適地がいくつかある)までであれば初日に行き着く事は不可能ではなく、その場合は翌日の行程が楽になるが、樹林帯のため写真撮影には適さない地でもあり、写真を撮りたい人には向かない。私の感覚では、天狗の腰掛け(独標の展望が良い場所、P9だっけ?)でも写真撮影で泊まるには不十分で、やはり独標から上がベストだと思っている。

と言う訳で初日は北鎌沢出合にてキャンプ。気に入った幕営適地が見つからず、少々手間取りました。後から来た2人組はココでの幕営を諦めたのか、あるいは最初からその予定だったのか、北鎌沢を登って行きました。また、貧乏沢、湯俣からの入山者は居ませんでした。

ビールで乾杯後、早めに夕食を取り夕寝。夕食はお茶漬けパスタでしたが、とても食えたシロモノではなかった。根本的に麺にサラスパを使ったパスタには無理があり、ソースに相当手間をかけないと美味しいモノは作れないと思った。そもそも水のない北鎌にパスタは不適切な食材であるかも知れなかった。

夕寝後、19時頃起きてコーヒーでも淹れてのんびりする。時折雨がパラつく天気で、もちろん星も見れなかった。隣りのテントで寝ている登美男サンは爆睡中の様子で起きる気配がなく一人で花火をやってみた。一発目の花火がパチンパチンと吹いたので、ナニゴトかと驚いた登美男サンが飛び起きてきた。残りの花火を楽しんでから、明日は4時に出発を決めて再び寝る。比較的暖かな夜でシュラフに包まるには暑く、腹にかけて寝ました。

夜中雨が降っていたようで、雨音で時折目を覚ました。3時、4時と起きたが雨で出発を見合わせる。4時の時点では渡れないほどには増水していなかったと思う。
次に起きたのは8時過ぎ。テントがヤバイぞと登美男サンに起こされた。私のテントまで天上沢が増水していた。私のテントは水浸しになるくらいに浸水していたが、増水のためなのか、漏って雨水が入ったのかは判断しかねたが、同じゴアライトの登美男サンのテントは全く浸水していなかった。
7時に撤退していったらしいグループの幕営跡地へ移動して様子を見る。残っていた単独者2名も水俣へ撤退して行き、誰もいなくなった。

行くのか、引くのか、停滞して明日にかけるのか?非常に悩んだ。一時雨が止んだので(その間に朝食を作った)水量は減ってきているが、天上沢はまだ渡れそうになかった。

しかし、やはり、この天気の中、行ったとしても楽しむことは出来ないだろうし、明日の天気も微妙と撤退を決意。10時40分、水俣へ退却開始。

途中から雨が激しくなりカッパを着用。おまけに一本左の沢へ入ってしまったようで、途中でジャングルのような森を500メートル(推定)ほど突っ切ってトラバースする。涸れ沢にも水がジャンジャン出ていた。雪渓の上部はこの雨で土砂が崩れそうな気配を感じ少し緊張した。

土砂降りの中、水俣乗越へ。この登りは非常に疲れた。ここから見下ろす天上沢は一段と水量が増したようで、撤退して正解だと言い聞かす。ザックカバーを持たなかったのでザックが雨をすって非常に重く感じた。また、西岳へ行きたいなどと言い出している相棒を何とか説得し、今日中に下山を決める。

とは言え、この時13時30分をちょっと過ぎた頃で、疲労も激しくなっており、釜トンネルのゲートのプレッシャーもかかってくる。

槍沢ロッヂ、横尾、徳沢、明神と大休止しながらも、時折早歩きを交えて18時30分に上高地へ戻った。18時45分の最終バスで沢渡Pへ戻り、沢渡温泉でサッパリしてから帰路へ。帰宅中になぜか牛丼の話で盛り上がり、松本市内で吉野家を探して彷徨ったものの発見には至らず、上田の登美男サン近くのすき屋で牛丼食べて解散となりました。

憧れの北鎌尾根、今回は残念な結果となりました。また、キタカマはアプローチからして体力勝負でもあるので、体力不足の現在の私には荷が重すぎたかも知れません。道中も登美男サンに遅れを取りました。

そしてザックカバーの重要性、必要性を激しく認識した。帰宅後、ザックの中はびっしょりでシュラフも濡れてペチャンコ。もし西岳で幕営していたらちょっとした修羅場になっていたかも知れません。
私としては今回、珍しく登山靴を履いてカッパを持ち、着用しましたが、登山靴はともかくカッパの必要性はそれほど感じなかった。むしろ傘の必要性を感じた。

また7月の連休にこの場所で消息を絶っているあんちゃんの手がかりも見つけられませんでした。

憧れのキタカマは天気の良い日に万全の状態で楽しみたい。

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コメント

北鎌
お疲れ様でした。

天気が悪そうだったので登ったのか
気になっていましたが、撤退しましたか。

天気を見てまた計画してください。

私も29年ぶりの北鎌を実行できればと
考えています。
2010/8/15 17:44
18枚目目に白い花は、ミヤマタネツケバナ?
countryboyさん、こんばんは。

今年は積雪が多かったためか、谷筋には、多くの雪が残っているようですね。アイゼンがあった方が良さそうですね。
18枚目目に白い花は、ハタザオの仲間かと思いましたが、葉の形状からすると、
アブラナ科 タネツケバナ属のミヤマタネツケバナかも知れません?
・Google画像:http://www.google.co.jp/images?hl=ja&rlz=1T4GGLL_jaJP366JP367&q=%E3%83%9F%E3%83%A4%E3%83%9E%E3%82%BF%E3%83%8D%E3%83%84%E3%82%B1%E3%83%90%E3%83%8A&um=1&ie=UTF-8&source=og&sa=N&tab=wi

・参考HP【植物図鑑・撮れたてドットコム】:http://www.plantsindex.com/plantsindex/demo_html/demo_db/result21970.htm
2010/8/15 19:55
ご苦労様。
勇気ある撤退。条件が悪かったので、仕方無いですね。
ほんとご苦労様!!

自分は何時かは北鎌を!と思っていますが、体力と冷静は判断力が伴った時と思っています。
天上沢を下った方々が撤退した判断は参考になります。

北鎌沢の花火は、計画どうりなんですか?
2010/8/15 21:50
北鎌撤退
shigeさん

こんばんは。
今回は天気に恵まれず残念ながら撤退となりました。
shigeさんなら、北鎌の日帰りも可能かと思います。
ボクは北鎌独標でキャンプして星空と槍ヶ岳を眺めてみたい野望がありますので、体力をつけて何れチャレンジしたいと思います。


alpsdakeさん

こんばんは。ありがとうございます。ボクも漠然とハタザオ系かと思っておりましたが、ご指摘いただいた通り、ミヤマタネツケバナのようです。他にも色々な花を見ておりますが、ほとんど写真は撮りませんでした。
北鎌は天気の良い日に行きたいですね。


Nafさん

いつもありがとうございます。今回は本当に残念でした。これほど天気が崩れるとは思っておりませんでした。
それでも行けなくもなかったのですが、天気の悪い北鎌も楽しめないだろうと撤退しました。
いつかNafさんが憧れの北鎌を楽しまれる事を願っております。
花火は計画通りっす!ピューっと鳴るロケット花火をやりたい気もしましたが、ロケットなどの打ち上げ系はゴミを出してしまうので出来ませんね。周りに人がいる場合は迷惑にもなりますし。

ちなみにボクはユージ(柴○恭○)っす
2010/8/15 23:42
またの機会に
countryboyさん、おひさしぶりです。
私も、14日に北鎌を抜ける予定で槍でキャンプしてました。
あの日は、沢という沢はかなり増水していたようで、今回は大分諦めた人もいるんでしょうね。
槍の頂上でしばらく北鎌方面を覗き込んでいましたが全く人の気配がありませんでした。
私も結果的には、今回は行かないで良かったと思っています。
でも、どうもあそこは癖になるようで、まとまった休みが取れたらまた行ってみることにします。
良いシーズンはこれからですから。
2010/8/16 20:10
コルに上がった二人組です
countryboyさん

はじめまして。記録を拝見いたしました。
まさに最後にコルに上がった二人組とは我々のことで
す。もう少し進めそうでしたので、上りました。出合に
適地は思ったより少なかったですが、張れない程では
ありません(笑)でも結果的には裏目に出ました・・・
決死の渡渉、乗越へのルート読み、おなかいっぱい
です
2010/8/16 20:59
花火
花火は、予定通りですか。独標だと目立ち過ぎて怒られそうですよね。

C-boyさんがユージなら、立木氏がタカで、sakusakuさんはカオルですかね?
2010/8/16 22:45
キタカマ撤退
taka4さん

お久しぶりです。コメント及び覚えていて下りありがとうございます。今回は思った以上に天気が悪くて残念でした。
ボクもこれからが一番良いシーズンと思います。何と言っても秋は雲が良いです。秋雨が終わって天気が安定し、好天が数日続いた時にうまく連休が重なれば良いですね。
それと今回のtaka4さんの計画はさすがです。


kuriさん

はじめまして。有名山岳会の実力者様相手に出合での勝手な見解、失礼致しました。
翌日の14日は、あの2人組の方はどうされたのかなぁっと思っておりました。雨の北鎌沢の下降、特に上部の草つきの下降は厳しかった事と思います。たぶんボクは下りれません。進むも戻るも大変な状況、渡渉とまさに決死の撤退ですね。
お疲れ様でした。


Nafさん

こんにちは。いつか独標で槍と星を眺めながら泊まってみたいです。その時は線香花火など、怒られない花火で楽しみたいですね。
それからボクはどちらかと言うとまぬけ野郎ですので、キャラクター的にはトオル君っすが、ヤマレコではせくしーユージと言う事にしておいてください。
2010/8/17 15:39
これはスゴイ記録です
むぉぉぉ!スゴイ記録を見つけました。

taka4さんの昨年の北鎌レポ。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-46586.html

2010/8/17 23:29
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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体力レベル
5/5
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利用交通機関: 車・バイク
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体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [3日]
技術レベル
4/5
体力レベル
5/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
新穂高〜上高地
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
技術レベル
3/5
体力レベル
5/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

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