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Yamareco

記録ID: 745452
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

南アの高峰・間ノ岳をバリルートで登る!【弘法小屋尾根】真夜中の激藪漕ぎ

2015年10月25日(日) 〜 2015年10月26日(月)
 - 拍手
GPS
32:00
距離
35.8km
登り
3,495m
下り
3,801m

コースタイム

1日目
山行
8:20
休憩
0:15
合計
8:35
11:39
11:50
170
14:40
高度約2700mの幕営適地
2日目
山行
17:39
休憩
1:51
合計
19:30
3:10
340
高度約2700mの幕営適地
8:50
9:05
74
主稜線直下、高度約3000mの平場
10:19
0:00
12
主稜線上合流点
10:31
10:45
68
11:53
0:00
32
12:25
12:57
65
14:22
0:00
83
15:45
15:50
67
16:57
0:00
15
17:12
17:30
7
18:55
19:05
23
19:28
19:40
155
22:15
22:20
20
22:40
奈良田第二駐車場
 
・1日目、2日目共に、藪漕ぎ中の小休憩を幾度となくとっています

*大よその藪漕ぎ時間(参考程度に)
 ・1日目:約5時間半程度(午前9時半頃〜15時頃まで)
 ・2日目:約6時間程度(午前3時〜9時頃まで)

*弘法小屋尾根ルート
 ・単純標高差:2062m(3190m-1128m)
 ・距離:約8.5km(野呂川発電所バス停〜間ノ岳山頂まで)
 
天候  
・10/25:快晴!☀☀
(風:樹林帯内は微風、稜線上は強風の模様)
・10/26:雲一つない大快晴!!☀☀☀
(風:午前中のみ、稜線上で微風〜やや強風、5〜15m/sec程度)
 
過去天気図(気象庁) 2015年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
 
・自宅出発(0:10)〜東名高速/厚木in〜新東名/新清水out
 〜R52〜県道37号線〜奈良田第二駐車場着(3:00着)
・東名/厚木IC〜新東名/新清水IC=103km
・新清水IC〜奈良田第二駐車場=約75km(約1時間20分程度でした)

・奈良田第二駐車場より、朝5時32分発(始発)の
 南アルプスバスにて野呂川発電所バス停で降車(6:05着)
*乗車時間:(野呂川発電所まで)約30分程度です

*2015年のシーズンバス運行期間は11/9で終了の予定です
*奈良田〜広河原間の南アルプスバス時刻表はこちら↓↓
http://yamanashikotsu.co.jp/noriai/2015hirogawara.htm#b
 
コース状況/
危険箇所等
 
【道路状況、駐車場、その他状況等】 2015/10/25-26 時点

・奈良田第二駐車場まで、高速・下道何れも特に問題なく通行出来ました
・奈良田第二駐車場にはトイレあり(夜間でも使用可)
・水は駐車場のトイレ横に「水」と書いてある
 大きなカンバンがあったのですが、実際には使用不能でした
*駐車場には水も売店もありません
 事前にコンビニ等で仕入れておく必要があります


【ルート状況、水場・山小屋等】 2015/10/25-26 時点

*まず最初に、今回の「弘法小屋尾根」ルートは
 一般の地図上にはない、完全なバリエーションルートです
*基本的にハッキリとした登山道はありません(特に中腹から上部)
 自分でルーファイし適切なルートを選定して進んでいくことになります
*バリエーションルートですので、途中に山小屋や水場などはなく
 水も食料も全て自分持ち、自己責任での入山ということになります
(ちなみに最初に出てくる渡渉箇所が最後の水汲み場となります)
(バリルートである弘法小屋尾根を登り切り、一般登山道に入れば
 北岳山荘などの各山小屋を利用することができます)
*高度1800mを超えた辺りから、主稜線直下の高度3000m付近まで
 激しい藪漕ぎを延々と強いられますので、それなりの体力と経験
 そして、ルーファイ能力も問われます
 ですので、軽装や軽い気持ちで安易に立ち入らないようお願い致します


1)野呂川発電所バス停〜弘法小屋尾根取り付きまで
・バス停より、南アルプス林道から派生している”堰堤工事用道路”を
 歩いて行きます。この間は特に問題ありません
・約40分ほど歩くと道路が終わり、最初の関門”堰堤越え”が出てきます
 ここは堰堤に事前に取り付けられたロープを掴んで登り
 堰堤中段の放水管の中を通って、堰堤の向こう側へ出ました
(荷物は一旦降ろして、手持ちのロープで引上げました)
・堰堤の向こう側へ出ると、すぐに幅5m程度の渡渉が待っています
 水深は膝まで浸かるレベル、この程度の渡渉がこの付近に3箇所あります
*増水時は更に深く、水流も激しく、
 幅も今回より広くなるものと思われますので、ご注意下さい
・堰堤上流側の渡渉を3回終えると、弘法小屋尾根の取り付き部が
 見えてきます(仮設ハシゴが架かっているのですぐに判ります)

2)弘法小屋尾根取り付き〜2385三角点まで
・この間は全般的に森の中の急斜面が続きます
・高度1700〜1800m付近からかなりの藪漕ぎを強いられます
・まだこの間は薄い踏み跡と僅かな赤テープがあります
・2385三角点付近はテント適地で、4張り程度幕営可能でした
(詳細につきましては、お写真と感想の方をご覧下さい)

3)2385三角点〜高度約2700mの幕営適地〜高度約3000mの平場まで
・高度2500mくらいまでは、2)と同じような状況が続きます
 まだ、少なめの赤テープと薄い踏み跡がありますが、
 藪漕ぎは相変わらず散発的に続きます
・高度約2600mを超えると、完全に密生した身の丈以上の
 激ハイマツ帯が出現します
・またこの付近から、僅かにあった赤テープと薄い踏み跡が無くなります
・このまま高度2800mの尾根上〜主稜線直下の高度約3000mの平場まで
 密生した身の丈以上の激ハイマツ帯が続きますので
 相当な体力の消耗と、歩行時間も予想以上にかかってしまいます
・それとこの尾根上の途中、1箇所だけロープによる確保をしながらの
 クライムダウン箇所がありました
*ロープでの確保無しでも下りられそうでしたが
 せっかくなのでMさんに確保して頂き、安全確実に下りました
(こちらも詳細につきましては、お写真と感想の方をご覧下さい)

4)主稜線直下3000mの平場〜主稜線まで(間ノ岳山頂まで)
・ここでようやく延々と続いた激ハイマツ帯が終わり
 主稜線まで最後の超急斜面登りの区間となります
・とにかく斜度が急で、全く踏まれていない斜面なので
 浮石やゴロ石などが多数あり。
・また、石や岩が動くのであまり掴むところがない中で、
 この急斜面を滑落に注意しながら登っていきます
・この付近の高度から数日前に降った雪が少しだけ残っていました
 雪自体それほど柔らかくなかったので、アイゼンを装着して
 安全確実に登っていきました
・そしてこの斜面を登り切ると、一般登山道のある主稜線と合流します
 間ノ岳山頂のやや北側に合流するので、ここから一般登山道を
 約15分ほど南へ進むと間ノ岳山頂に着きます
 
その他周辺情報  
・最終コンビニ:R52号線に数件あり
(県道37号線に入ってしまうとコンビニはありません)
*奈良田第二駐車場にも売店等はありません
 朝起きて、車中で朝食を摂られる方は、
 事前にR52号線のコンビニなどで買っておく必要があります
 
おはようございます
奈良田第二駐車場、今日は晴天の日曜日なのにガラガラです
ここから5時32分発、広河原行きの始発バスに乗ります
2015年10月25日 05:34撮影 by  DSC-WX350, SONY
3
10/25 5:34
おはようございます
奈良田第二駐車場、今日は晴天の日曜日なのにガラガラです
ここから5時32分発、広河原行きの始発バスに乗ります
広河原行きバスに乗り、30分ほどで”野呂川発電所”のバス停に着きます
ここで降車して弘法小屋尾根への取り付きへと歩いていきます
2015年10月25日 06:06撮影 by  DSC-WX350, SONY
10/25 6:06
広河原行きバスに乗り、30分ほどで”野呂川発電所”のバス停に着きます
ここで降車して弘法小屋尾根への取り付きへと歩いていきます
今、バスで渡った橋を戻りあの右手に延びる工事用道路へと入っていきます
(バス道はこの橋を渡った先の左側から来ています)
2015年10月25日 06:07撮影 by  DSC-WX350, SONY
10/25 6:07
今、バスで渡った橋を戻りあの右手に延びる工事用道路へと入っていきます
(バス道はこの橋を渡った先の左側から来ています)
これが先ほどの”工事用道路”の入口
この道を終点まで歩いていきます
2015年10月25日 06:08撮影 by  DSC-WX350, SONY
3
10/25 6:08
これが先ほどの”工事用道路”の入口
この道を終点まで歩いていきます
途中、振り返ると鷲ノ住山が…
毎年6月に夜叉神からの北岳・池山吊尾根山行の際にあの山から野呂川まで高低差400mを一気に登り下りしています
2015年10月25日 06:17撮影 by  DSC-WX350, SONY
3
10/25 6:17
途中、振り返ると鷲ノ住山が…
毎年6月に夜叉神からの北岳・池山吊尾根山行の際にあの山から野呂川まで高低差400mを一気に登り下りしています
途中にある”荒川第二ダム”
向こう側に滝も見えます
2015年10月25日 06:33撮影 by  DSC-WX350, SONY
2
10/25 6:33
途中にある”荒川第二ダム”
向こう側に滝も見えます
工事用道路入口から40分ほど歩くと道路の終点に着きます
そして、最初の関門が出現、あの堰堤越えが…
2015年10月25日 06:47撮影 by  DSC-WX350, SONY
10/25 6:47
工事用道路入口から40分ほど歩くと道路の終点に着きます
そして、最初の関門が出現、あの堰堤越えが…
まずは掛かっていたロープを使いそのまま登ってみようとしましたが、ザックが重く断念
2015年10月25日 06:50撮影 by  DSC-WX350, SONY
5
10/25 6:50
まずは掛かっていたロープを使いそのまま登ってみようとしましたが、ザックが重く断念
ザックを降ろして空身で上の穴に入り、手持ちのロープでザックを引き上げることにしました
ザック引上げ後、あの穴を通り向こう側へ抜けます
ちなみに左の切欠き箇所は水流が激しく遡行断念、上の穴も増水時は水が流れて来ると思われます
(下の大穴は奥が土砂で詰まっており通行不可です)
2015年10月25日 06:56撮影 by  DSC-WX350, SONY
9
10/25 6:56
ザックを降ろして空身で上の穴に入り、手持ちのロープでザックを引き上げることにしました
ザック引上げ後、あの穴を通り向こう側へ抜けます
ちなみに左の切欠き箇所は水流が激しく遡行断念、上の穴も増水時は水が流れて来ると思われます
(下の大穴は奥が土砂で詰まっており通行不可です)
穴を通過し堰堤の向こう側に出るとすぐに渡渉が待っています
一見、短い渡渉のように見えますが膝まで浸かる深さ、靴を脱いで裸足で渡りました
それにしてもこの時期、水がマジ冷たいっ!!
2015年10月25日 07:09撮影 by  DSC-WX350, SONY
5
10/25 7:09
穴を通過し堰堤の向こう側に出るとすぐに渡渉が待っています
一見、短い渡渉のように見えますが膝まで浸かる深さ、靴を脱いで裸足で渡りました
それにしてもこの時期、水がマジ冷たいっ!!
堰堤を越え、渡渉を終えると山腹への取り付きが見えます(あの仮設ハシゴのところです)
2015年10月25日 07:36撮影 by  DSC-WX350, SONY
2
10/25 7:36
堰堤を越え、渡渉を終えると山腹への取り付きが見えます(あの仮設ハシゴのところです)
山腹取り付き前、堰堤越えと渡渉を終えて振り返る
ご覧のようにこの付近に3箇所の渡渉があります(増水時は増える可能性あり)
ここを越えれば、この先山頂まで渡渉はありませんでした
それと、水の補給もここが最後、この先山頂まで水場はありません
2015年10月25日 07:38撮影 by  DSC-WX350, SONY
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10/25 7:38
山腹取り付き前、堰堤越えと渡渉を終えて振り返る
ご覧のようにこの付近に3箇所の渡渉があります(増水時は増える可能性あり)
ここを越えれば、この先山頂まで渡渉はありませんでした
それと、水の補給もここが最後、この先山頂まで水場はありません
そして先ほどのハシゴから山腹に取り付きます
写真では大したことなさそうに見えますが、通常の登山道では有り得ないくらいの超急登
ストックもしくは仮設の手摺を掴まないと相当きつい斜度でした
2015年10月25日 07:40撮影 by  DSC-WX350, SONY
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10/25 7:40
そして先ほどのハシゴから山腹に取り付きます
写真では大したことなさそうに見えますが、通常の登山道では有り得ないくらいの超急登
ストックもしくは仮設の手摺を掴まないと相当きつい斜度でした
高度1200m〜1800mくらいまでは大した藪漕ぎもなく、赤テープ&踏み跡もあり
このようにテント適地などもありました
(但し、常に激急登の連続です…^^;)
2015年10月25日 08:17撮影 by  DSC-WX350, SONY
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10/25 8:17
高度1200m〜1800mくらいまでは大した藪漕ぎもなく、赤テープ&踏み跡もあり
このようにテント適地などもありました
(但し、常に激急登の連続です…^^;)
高度2000m手前付近から、このような感じで踏み跡が薄くなります
しかし、赤テープはまだ健在でした
2015年10月25日 09:52撮影 by  DSC-WX350, SONY
3
10/25 9:52
高度2000m手前付近から、このような感じで踏み跡が薄くなります
しかし、赤テープはまだ健在でした
それとこの付近から徐々に藪っぽくなってきました
2015年10月25日 09:53撮影 by  DSC-WX350, SONY
2
10/25 9:53
それとこの付近から徐々に藪っぽくなってきました
高度2000mを越えた辺りから、段々と藪が濃くなります
道なき道を進んでいるように見えますが、一応まだ薄い踏み跡はあります
それと後々のことを考えれば、この程度の藪はまだまだ序の口でした…(^_^;)
2015年10月25日 09:54撮影 by  DSC-WX350, SONY
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10/25 9:54
高度2000mを越えた辺りから、段々と藪が濃くなります
道なき道を進んでいるように見えますが、一応まだ薄い踏み跡はあります
それと後々のことを考えれば、この程度の藪はまだまだ序の口でした…(^_^;)
藪が開けたかと思うと今度は激急登!
でも、こんな感じでガンガン高度を稼いでいくのは悪くないですネ
2015年10月25日 10:39撮影 by  DSC-WX350, SONY
10
10/25 10:39
藪が開けたかと思うと今度は激急登!
でも、こんな感じでガンガン高度を稼いでいくのは悪くないですネ
高度2200〜2300mくらいのところ、完全な藪漕ぎ状態&激急登になってきました
でも、密生したハイマツ漕ぎではないので、そんなに苦労するレベルではない印象でした
要するに、この先に待ち構える激ハイマツ漕ぎに比べれば
この程度の藪漕ぎは序の口という感じです
2015年10月25日 10:55撮影 by  DSC-WX350, SONY
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10/25 10:55
高度2200〜2300mくらいのところ、完全な藪漕ぎ状態&激急登になってきました
でも、密生したハイマツ漕ぎではないので、そんなに苦労するレベルではない印象でした
要するに、この先に待ち構える激ハイマツ漕ぎに比べれば
この程度の藪漕ぎは序の口という感じです
そして林道(6時)スタートから約5時間40分、第一の目的地”2385三角点”に到着です
(ピーク?でもないのに、何のための三角点かは不明ですが・・・)
スタート地点の標高が約1100m、ここまで約1280mくらい高度を上げたことになります
2015年10月25日 11:39撮影 by  DSC-WX350, SONY
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10/25 11:39
そして林道(6時)スタートから約5時間40分、第一の目的地”2385三角点”に到着です
(ピーク?でもないのに、何のための三角点かは不明ですが・・・)
スタート地点の標高が約1100m、ここまで約1280mくらい高度を上げたことになります
この三角点付近はテント適地にもなっています(3〜4張り程度は幕営可能でした)
本行程では初日に最低でもここまで到達する予定でしたが
まだ時間も早く余裕がありましたので、この先も進んで行くことにしました
2015年10月25日 11:39撮影 by  DSC-WX350, SONY
1
10/25 11:39
この三角点付近はテント適地にもなっています(3〜4張り程度は幕営可能でした)
本行程では初日に最低でもここまで到達する予定でしたが
まだ時間も早く余裕がありましたので、この先も進んで行くことにしました
ここまで景色ゼロだったのですが、ようやく少しだけ展望が開けました、農鳥岳です
(こういうところが南アらしいなぁ…)
2015年10月25日 12:25撮影 by  DSC-WX350, SONY
5
10/25 12:25
ここまで景色ゼロだったのですが、ようやく少しだけ展望が開けました、農鳥岳です
(こういうところが南アらしいなぁ…)
そしてこれが農鳥岳に直結している”大唐松山尾根”
こちらも自分達が今歩いている弘法小屋尾根と同じく、激藪漕ぎのバリルートとのことです
2015年10月25日 12:25撮影 by  DSC-WX350, SONY
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10/25 12:25
そしてこれが農鳥岳に直結している”大唐松山尾根”
こちらも自分達が今歩いている弘法小屋尾根と同じく、激藪漕ぎのバリルートとのことです
ここが2530m付近のテント適地(2〜3張り程度可能)
先ほどの2385三角点からここまで約1時間、高度にして約145m上昇
やはり藪漕ぎしながらのバリルート進行はこの程度のペースになりますネ
(でも実はこの付近までの藪漕ぎはまだまだ、全然マシな方でしたが…^^;)
2015年10月25日 12:39撮影 by  DSC-WX350, SONY
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10/25 12:39
ここが2530m付近のテント適地(2〜3張り程度可能)
先ほどの2385三角点からここまで約1時間、高度にして約145m上昇
やはり藪漕ぎしながらのバリルート進行はこの程度のペースになりますネ
(でも実はこの付近までの藪漕ぎはまだまだ、全然マシな方でしたが…^^;)
2580m付近のテント適地(2張り程度可能)
2015年10月25日 12:53撮影 by  DSC-WX350, SONY
10/25 12:53
2580m付近のテント適地(2張り程度可能)
そして高度2600mを越えた辺りから密生した激ハイマツ帯ゾーンへと突入していきます
また、この付近から今まであった赤テープと薄い踏み跡がなくなり
このような道なき道を突破するような山行になっていきます
2015年10月25日 13:05撮影 by  DSC-WX350, SONY
1
10/25 13:05
そして高度2600mを越えた辺りから密生した激ハイマツ帯ゾーンへと突入していきます
また、この付近から今まであった赤テープと薄い踏み跡がなくなり
このような道なき道を突破するような山行になっていきます
道なき道を突破しているので、たまに出てくるこのようなハイマツ帯の途切れた箇所などを利用し
ルーファイをしながら進むべきルートを確認選定して行きます
2015年10月25日 13:38撮影 by  DSC-WX350, SONY
1
10/25 13:38
道なき道を突破しているので、たまに出てくるこのようなハイマツ帯の途切れた箇所などを利用し
ルーファイをしながら進むべきルートを確認選定して行きます
このハイマツ帯が大きく途切れたゾーンは高度約2620m、やや傾斜地ですが4張りくらいは幕営可能です
2015年10月25日 13:47撮影 by  DSC-WX350, SONY
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10/25 13:47
このハイマツ帯が大きく途切れたゾーンは高度約2620m、やや傾斜地ですが4張りくらいは幕営可能です
そして先ほどのハイマツ帯が途切れたゾーンを最後に、この先高度3000m付近まで
このような身の丈レベルの密生した激ハイマツ帯が続きます
根っこからの激ハイマツ漕ぎ、踏み跡はほぼナシ、赤テープに至っては完全になくなります
2015年10月25日 14:12撮影 by  DSC-WX350, SONY
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10/25 14:12
そして先ほどのハイマツ帯が途切れたゾーンを最後に、この先高度3000m付近まで
このような身の丈レベルの密生した激ハイマツ帯が続きます
根っこからの激ハイマツ漕ぎ、踏み跡はほぼナシ、赤テープに至っては完全になくなります
こんな感じでひたすらハイマツ漕ぎをしながら進んでいきます
赤テープも踏み跡も無いので、常にルーファイしながら進むべき主稜線の方角だけは見失わないように進みます
2015年10月25日 14:18撮影 by  DSC-WX350, SONY
6
10/25 14:18
こんな感じでひたすらハイマツ漕ぎをしながら進んでいきます
赤テープも踏み跡も無いので、常にルーファイしながら進むべき主稜線の方角だけは見失わないように進みます
高度約2700m手前付近から、激ハイマツ帯の中より快晴の北岳を望む
あまりの激藪漕ぎに疲れ果て、本日はこの後少し進んだところ(高度約2700m超)の
ハイマツ帯の中の僅かなスペースにテントを張り終了としました
2015年10月25日 14:39撮影 by  DSC-WX350, SONY
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10/25 14:39
高度約2700m手前付近から、激ハイマツ帯の中より快晴の北岳を望む
あまりの激藪漕ぎに疲れ果て、本日はこの後少し進んだところ(高度約2700m超)の
ハイマツ帯の中の僅かなスペースにテントを張り終了としました
夜19時過ぎ、ひと眠りしてから外に出てみると甲府の街灯りがとても綺麗でした♪
2015年10月25日 19:15撮影 by  DSC-WX350, SONY
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10/25 19:15
夜19時過ぎ、ひと眠りしてから外に出てみると甲府の街灯りがとても綺麗でした♪
フラッシュ無しでズームしてみました・・・
だ〜れもいない、高度約2700m付近のハイマツ帯の中から見る甲府の街
天気も良く満天の星空の下、何だか幻想的な感じがしました…
2015年10月25日 19:16撮影 by  DSC-WX350, SONY
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10/25 19:16
フラッシュ無しでズームしてみました・・・
だ〜れもいない、高度約2700m付近のハイマツ帯の中から見る甲府の街
天気も良く満天の星空の下、何だか幻想的な感じがしました…
翌日(10/26)午前1時半起床、気温1度
食事を済ませテント撤収し、午前3時にスタートです!
2015年10月26日 01:40撮影 by  DSC-WX350, SONY
1
10/26 1:40
翌日(10/26)午前1時半起床、気温1度
食事を済ませテント撤収し、午前3時にスタートです!
そもそもハイマツ帯の中で一夜を過ごしたので、スタート直後から踏み跡ナシの激ハイマツ漕ぎとなります…
2015年10月26日 03:38撮影 by  DSC-WX350, SONY
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10/26 3:38
そもそもハイマツ帯の中で一夜を過ごしたので、スタート直後から踏み跡ナシの激ハイマツ漕ぎとなります…
スタートから約1時間、相も変わらず続く身の丈レベルの密生した激ハイマツ帯
特にこの付近の密生度は高く、このレベルのハイマツ漕ぎでは、
10mくらい進んでは一呼吸入れるほどのキツさでした
2015年10月26日 04:01撮影 by  DSC-WX350, SONY
6
10/26 4:01
スタートから約1時間、相も変わらず続く身の丈レベルの密生した激ハイマツ帯
特にこの付近の密生度は高く、このレベルのハイマツ漕ぎでは、
10mくらい進んでは一呼吸入れるほどのキツさでした
ご覧のように踏み跡は無し
完全な根っこからのハイマツ帯突破となっています
2015年10月26日 04:01撮影 by  DSC-WX350, SONY
1
10/26 4:01
ご覧のように踏み跡は無し
完全な根っこからのハイマツ帯突破となっています
完全に身の丈を超えるハイマツゾーン
ここも何とかかき分けて進んで行くしかありません…
2015年10月26日 04:20撮影 by  DSC-WX350, SONY
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10/26 4:20
完全に身の丈を超えるハイマツゾーン
ここも何とかかき分けて進んで行くしかありません…
そして恐らく高度2800m付近と思われるところで少しだけハイマツが途切れました、ここで休憩をとります
(テントも1張り程度なら張れそうな場所でした)
2015年10月26日 04:39撮影 by  DSC-WX350, SONY
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10/26 4:39
そして恐らく高度2800m付近と思われるところで少しだけハイマツが途切れました、ここで休憩をとります
(テントも1張り程度なら張れそうな場所でした)
ハイマツ帯の切れ間から夜明け前の富士山が…
とても幻想的、あちらも雲一つない快晴のようですネ♪
2015年10月26日 05:34撮影 by  DSC-WX350, SONY
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10/26 5:34
ハイマツ帯の切れ間から夜明け前の富士山が…
とても幻想的、あちらも雲一つない快晴のようですネ♪
アップで!
こうして見ると、改めて均整のとれた美しい形をしているなぁ・・・と感じますネ
2015年10月26日 05:34撮影 by  DSC-WX350, SONY
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10/26 5:34
アップで!
こうして見ると、改めて均整のとれた美しい形をしているなぁ・・・と感じますネ
そしてここが5〜6mの崖のような箇所
安全な下降の為、ロープにて確保していただきました
2015年10月26日 05:57撮影 by  DSC-WX350, SONY
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10/26 5:57
そしてここが5〜6mの崖のような箇所
安全な下降の為、ロープにて確保していただきました
そして午前6時、いよいよ夜明けです♪
富士山の横から陽が昇ってきました!
2015年10月26日 06:01撮影 by  DSC-WX350, SONY
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10/26 6:01
そして午前6時、いよいよ夜明けです♪
富士山の横から陽が昇ってきました!
数分単位で陽の光が増していきます
そして今日もバッチリ大快晴!!
2015年10月26日 06:03撮影 by  DSC-WX350, SONY
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10/26 6:03
数分単位で陽の光が増していきます
そして今日もバッチリ大快晴!!
富士山アップ
澄んだ空気、本当に美しかったなぁ
2015年10月26日 06:01撮影 by  DSC-WX350, SONY
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10/26 6:01
富士山アップ
澄んだ空気、本当に美しかったなぁ
今まで激藪漕ぎをしながら少しずつ進んできた弘法小屋尾根
見ての通り、稜線上に出てもこのハイマツ帯、踏み跡もないし堪ったものではありません・・・
2015年10月26日 06:02撮影 by  DSC-WX350, SONY
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10/26 6:02
今まで激藪漕ぎをしながら少しずつ進んできた弘法小屋尾根
見ての通り、稜線上に出てもこのハイマツ帯、踏み跡もないし堪ったものではありません・・・
そして私の大好きな北岳さまにも陽の光が
赤く染まり最高にカッコ良かったなぁ・・・
2015年10月26日 06:02撮影 by  DSC-WX350, SONY
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10/26 6:02
そして私の大好きな北岳さまにも陽の光が
赤く染まり最高にカッコ良かったなぁ・・・
アップで!
この角度(位置)から見る北岳さまも、中々お目にかかれないもの
これだけの好条件で見ることが出来て本当によかったです♪
2015年10月26日 06:02撮影 by  DSC-WX350, SONY
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10/26 6:02
アップで!
この角度(位置)から見る北岳さまも、中々お目にかかれないもの
これだけの好条件で見ることが出来て本当によかったです♪
今日目指す頂、間ノ岳も赤く染まります
2015年10月26日 06:03撮影 by  DSC-WX350, SONY
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10/26 6:03
今日目指す頂、間ノ岳も赤く染まります
農鳥岳も赤く・・・
2015年10月26日 06:03撮影 by  DSC-WX350, SONY
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10/26 6:03
農鳥岳も赤く・・・
そして1時間後、完全に夜が明け大快晴の朝を迎えた北岳さま♪
雲一つない真っ青なお空に尖った頂が映えますネ!
2015年10月26日 07:00撮影 by  DSC-WX350, SONY
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10/26 7:00
そして1時間後、完全に夜が明け大快晴の朝を迎えた北岳さま♪
雲一つない真っ青なお空に尖った頂が映えますネ!
拡大!
この角度から見る北岳さまは、本当にキレイなトンガリ帽子で超カッコよかったです!!
2015年10月26日 07:00撮影 by  DSC-WX350, SONY
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10/26 7:00
拡大!
この角度から見る北岳さまは、本当にキレイなトンガリ帽子で超カッコよかったです!!
美しい日本一の頂も♪
こちらも雲一つない大快晴!今日はどこを見渡してもこんな感じの大絶景ばかりです〜ヽ(^o^)丿
2015年10月26日 07:01撮影 by  DSC-WX350, SONY
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10/26 7:01
美しい日本一の頂も♪
こちらも雲一つない大快晴!今日はどこを見渡してもこんな感じの大絶景ばかりです〜ヽ(^o^)丿
ちょこっとアップで
周りの雲海もイイ感じです♪
2015年10月26日 07:02撮影 by  DSC-WX350, SONY
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10/26 7:02
ちょこっとアップで
周りの雲海もイイ感じです♪
今日目指す間ノ岳もクッキリと
あの頂までガンバルぞ〜!!
2015年10月26日 07:02撮影 by  DSC-WX350, SONY
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10/26 7:02
今日目指す間ノ岳もクッキリと
あの頂までガンバルぞ〜!!
北岳山荘も見えます
まだギリギリ今季の営業中
2015年10月26日 07:11撮影 by  DSC-WX350, SONY
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10/26 7:11
北岳山荘も見えます
まだギリギリ今季の営業中
北岳〜間ノ岳間の主稜線(日本一のスカイライン)がだいぶ近づいてきました
一方、主稜線に近づくにつれて、当の弘法小屋尾根はどんどん痩せ尾根形状となっていきます
2015年10月26日 07:29撮影 by  DSC-WX350, SONY
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10/26 7:29
北岳〜間ノ岳間の主稜線(日本一のスカイライン)がだいぶ近づいてきました
一方、主稜線に近づくにつれて、当の弘法小屋尾根はどんどん痩せ尾根形状となっていきます
ところが、痩せ尾根形状になっていくにも拘らず、しぶとく尾根上に残るハイマツ帯
当然、踏み跡などは無く、結局のところ主稜線直下の最後の山体の取り付き(高度約3000m付近まで)
ハイマツが尾根上を支配していました・・・(^_^;)
2015年10月26日 07:31撮影 by  DSC-WX350, SONY
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10/26 7:31
ところが、痩せ尾根形状になっていくにも拘らず、しぶとく尾根上に残るハイマツ帯
当然、踏み跡などは無く、結局のところ主稜線直下の最後の山体の取り付き(高度約3000m付近まで)
ハイマツが尾根上を支配していました・・・(^_^;)
画面右下のハイマツ尾根上を辿り左下のコル(高度約3000m)まで一旦下降します
そして、コルから画面上部の主稜線まで、最後の超急斜面を一気にカチ上げる感じになります
ちなみに私達は画面中央、ザイテングラートのような岩稜の盛り上り部の右側を登っていきました
2015年10月26日 07:30撮影 by  DSC-WX350, SONY
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10/26 7:30
画面右下のハイマツ尾根上を辿り左下のコル(高度約3000m)まで一旦下降します
そして、コルから画面上部の主稜線まで、最後の超急斜面を一気にカチ上げる感じになります
ちなみに私達は画面中央、ザイテングラートのような岩稜の盛り上り部の右側を登っていきました
そしてここが先ほど手前から見下ろしたコル(高度約3000m地点の平場です)
先ほどの場所から距離は幾らもありませんが、それでも1時間半かかっています
それと、ここから先はようやくハイマツが無くなり、代わりに掴むものがない、
浮石・ガレ場の超急斜面となるので、滑落防止の為に一応ロープを準備していきます
2015年10月26日 08:58撮影 by  DSC-WX350, SONY
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10/26 8:58
そしてここが先ほど手前から見下ろしたコル(高度約3000m地点の平場です)
先ほどの場所から距離は幾らもありませんが、それでも1時間半かかっています
それと、ここから先はようやくハイマツが無くなり、代わりに掴むものがない、
浮石・ガレ場の超急斜面となるので、滑落防止の為に一応ロープを準備していきます
先ほどの平場から最後の急斜面を30分ほど登ったところで振り返る
今まで辿って来た弘法小屋尾根、結局のところ尾根上もずっとハイマツ漕ぎの連続でした
想定を遥かに超える藪漕ぎにもうヘトヘトの私です…
2015年10月26日 09:30撮影 by  DSC-WX350, SONY
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10/26 9:30
先ほどの平場から最後の急斜面を30分ほど登ったところで振り返る
今まで辿って来た弘法小屋尾根、結局のところ尾根上もずっとハイマツ漕ぎの連続でした
想定を遥かに超える藪漕ぎにもうヘトヘトの私です…
そして3000mの平場から高低差約150mほどを登り切り、やっとの思いで主稜線上に辿り着きました
この間、雪付きの超急斜面等でアイゼンの脱着など色々とありましたが、全く余裕なく写真が撮れず・・・
ハイマツが無くなったと同時に、今度は滑落の恐怖と緊張に襲われ、堪らない時間を過ごしていました…
2015年10月26日 10:11撮影 by  DSC-WX350, SONY
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10/26 10:11
そして3000mの平場から高低差約150mほどを登り切り、やっとの思いで主稜線上に辿り着きました
この間、雪付きの超急斜面等でアイゼンの脱着など色々とありましたが、全く余裕なく写真が撮れず・・・
ハイマツが無くなったと同時に、今度は滑落の恐怖と緊張に襲われ、堪らない時間を過ごしていました…
滑落の恐怖を乗り越え、主稜線に辿り着くとまず目に飛び込んで来たものが…
あの奥に見える仙丈さま♪・・・じゃありません、、、
そうです!一般登山道が目の前にあるじゃないですかぁ!!
もぅ、ここまで散々道なき道を進んできて、この歩き易そうな登山道が
目の前に現れた時は、それだけで超〜感動ものでしたぁ〜\(^o^)/
2015年10月26日 10:19撮影 by  DSC-WX350, SONY
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10/26 10:19
滑落の恐怖を乗り越え、主稜線に辿り着くとまず目に飛び込んで来たものが…
あの奥に見える仙丈さま♪・・・じゃありません、、、
そうです!一般登山道が目の前にあるじゃないですかぁ!!
もぅ、ここまで散々道なき道を進んできて、この歩き易そうな登山道が
目の前に現れた時は、それだけで超〜感動ものでしたぁ〜\(^o^)/
一般登山道に合流して、その喜びを噛みしめながら間ノ岳の頂へ…
合流して15分ほど進めば山頂です
2015年10月26日 10:20撮影 by  DSC-WX350, SONY
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10/26 10:20
一般登山道に合流して、その喜びを噛みしめながら間ノ岳の頂へ…
合流して15分ほど進めば山頂です
そしてついに!
バリルート”弘法小屋尾根”を踏破し間ノ岳山頂に辿り着きました!!(*^^)v
日本第三位、3190mの新しい山頂標柱と大快晴の北岳さま、そして甲斐駒も!
2015年10月26日 10:31撮影 by  DSC-WX350, SONY
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10/26 10:31
そしてついに!
バリルート”弘法小屋尾根”を踏破し間ノ岳山頂に辿り着きました!!(*^^)v
日本第三位、3190mの新しい山頂標柱と大快晴の北岳さま、そして甲斐駒も!
新しい標柱と南ア北部のいつものトリオを入れて♪
左から仙丈〜甲斐駒〜そして北岳さま〜(^−^)
2015年10月26日 10:32撮影 by  DSC-WX350, SONY
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10/26 10:32
新しい標柱と南ア北部のいつものトリオを入れて♪
左から仙丈〜甲斐駒〜そして北岳さま〜(^−^)
お隣の三角点も入れて
2015年10月26日 10:32撮影 by  DSC-WX350, SONY
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10/26 10:32
お隣の三角点も入れて
そしてこれが間ノ岳山頂から眺める、今まで登って来た”弘法小屋尾根”
本当に長く苦しい、そして激急登の”ヤブヤブ尾根”だったなぁ…
2015年10月26日 10:31撮影 by  DSC-WX350, SONY
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10/26 10:31
そしてこれが間ノ岳山頂から眺める、今まで登って来た”弘法小屋尾根”
本当に長く苦しい、そして激急登の”ヤブヤブ尾根”だったなぁ…
間ノ岳の山頂はこのように広々としており、標柱・標識が全部で3つほどあります
2015年10月26日 10:33撮影 by  DSC-WX350, SONY
10/26 10:33
間ノ岳の山頂はこのように広々としており、標柱・標識が全部で3つほどあります
こちらは以前(まだ3189m)、更新前の山頂標柱です
その向こうには農鳥岳と南ア中央部〜南部の山々が…
2015年10月26日 10:33撮影 by  DSC-WX350, SONY
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10/26 10:33
こちらは以前(まだ3189m)、更新前の山頂標柱です
その向こうには農鳥岳と南ア中央部〜南部の山々が…
お隣の農鳥岳・・・もう、こちらへ登り返す気力・体力は無し
私まだ未踏なのですが、今日は無理せず最短距離で下山出来る大樺沢へ向かいます。。。
2015年10月26日 10:33撮影 by  DSC-WX350, SONY
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10/26 10:33
お隣の農鳥岳・・・もう、こちらへ登り返す気力・体力は無し
私まだ未踏なのですが、今日は無理せず最短距離で下山出来る大樺沢へ向かいます。。。
南ア中央部〜南部の山々
あまり詳しくはないのですが、右は塩見岳、左が荒川三山のようです
2015年10月26日 10:35撮影 by  DSC-WX350, SONY
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10/26 10:35
南ア中央部〜南部の山々
あまり詳しくはないのですが、右は塩見岳、左が荒川三山のようです
塩見岳をアップで!
来年辺りに仙丈から長〜い仙塩尾根を辿って行ってみたいな…
2015年10月26日 10:35撮影 by  DSC-WX350, SONY
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10/26 10:35
塩見岳をアップで!
来年辺りに仙丈から長〜い仙塩尾根を辿って行ってみたいな…
そしてこちらは塩見の反対側、いつもの南ア北部のトリオ達
抜けるようなスカイブルーのお空の下、いつものお三方が揃い踏みですネ♪
左から、女王〜貴公子〜盟主
2015年10月26日 10:37撮影 by  DSC-WX350, SONY
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10/26 10:37
そしてこちらは塩見の反対側、いつもの南ア北部のトリオ達
抜けるようなスカイブルーのお空の下、いつものお三方が揃い踏みですネ♪
左から、女王〜貴公子〜盟主
優美な女王・仙丈さま
今年は真夏にお邪魔させていただきました♪
2015年10月26日 10:37撮影 by  DSC-WX350, SONY
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10/26 10:37
優美な女王・仙丈さま
今年は真夏にお邪魔させていただきました♪
貴公子・甲斐駒さま
9月、初の黒戸尾根からの踏破も果たしました!
(今思うと、あの長大な黒戸尾根も今回の激ヤブ尾根に比べれば歩き易かったなぁ…)
2015年10月26日 10:37撮影 by  DSC-WX350, SONY
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10/26 10:37
貴公子・甲斐駒さま
9月、初の黒戸尾根からの踏破も果たしました!
(今思うと、あの長大な黒戸尾根も今回の激ヤブ尾根に比べれば歩き易かったなぁ…)
これがイマイチ判らないのですが(自分で撮っておいてネ・・・^^;)
恐らく中アだと思うのですが、、、北岳からのビューだと殆ど判るのですが、
間ノ岳からのビューだと、いつもの山が少し違って見える感じですネ
2015年10月26日 10:37撮影 by  DSC-WX350, SONY
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10/26 10:37
これがイマイチ判らないのですが(自分で撮っておいてネ・・・^^;)
恐らく中アだと思うのですが、、、北岳からのビューだと殆ど判るのですが、
間ノ岳からのビューだと、いつもの山が少し違って見える感じですネ
こちらは右から槍さま〜穂高連峰へのいつもの稜線だと思うのですが、、、
でも、チョッと角度的に違うような感じで見えるのと、
既に冠雪しているハズなのに、何で先っぽが白くないんだろ…?
2015年10月26日 10:39撮影 by  DSC-WX350, SONY
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10/26 10:39
こちらは右から槍さま〜穂高連峰へのいつもの稜線だと思うのですが、、、
でも、チョッと角度的に違うような感じで見えるのと、
既に冠雪しているハズなのに、何で先っぽが白くないんだろ…?
こちらは手前が池山吊尾根、そして後にいつもの鳳凰さま♪
左から、地蔵〜観音〜薬師です〜(こちらは雪じゃなく、花崗岩の白ですネ(^^)
2015年10月26日 10:39撮影 by  DSC-WX350, SONY
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こちらは手前が池山吊尾根、そして後にいつもの鳳凰さま♪
左から、地蔵〜観音〜薬師です〜(こちらは雪じゃなく、花崗岩の白ですネ(^^)
そして真っ青なお空の下、日本第三位の頂から日本一の頂を眺める(^^♪
本当に抜けるような青空と日本一の頂、そして達成感!言うことナシの最高の瞬間!(^^)!
2015年10月26日 10:40撮影 by  DSC-WX350, SONY
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10/26 10:40
そして真っ青なお空の下、日本第三位の頂から日本一の頂を眺める(^^♪
本当に抜けるような青空と日本一の頂、そして達成感!言うことナシの最高の瞬間!(^^)!
アップで!
やっぱり富士山はどこから見ても美しいカタチをしているなぁ・・・
2015年10月26日 10:40撮影 by  DSC-WX350, SONY
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10/26 10:40
アップで!
やっぱり富士山はどこから見ても美しいカタチをしているなぁ・・・
そしてMさんと記念に一枚っ♪
思いでに残るバリルート山行、絶好のコンディションに恵まれ最高の結果となりました!ヽ(^o^)丿
2015年10月26日 10:44撮影 by  HDR-CX170, SONY
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10/26 10:44
そしてMさんと記念に一枚っ♪
思いでに残るバリルート山行、絶好のコンディションに恵まれ最高の結果となりました!ヽ(^o^)丿
抜けるような大快晴のお空と大好きな北岳さまを入れて撮っていただきました♪
本当に心に残る素晴らしい山行、ご一緒させていただきありがとうございました!
2015年10月26日 10:41撮影 by  DSC-WX350, SONY
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10/26 10:41
抜けるような大快晴のお空と大好きな北岳さまを入れて撮っていただきました♪
本当に心に残る素晴らしい山行、ご一緒させていただきありがとうございました!
そして間ノ岳にお別れして北岳山荘へと向かいます
途中、中白峰山からの北岳さまも
2015年10月26日 11:53撮影 by  DSC-WX350, SONY
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10/26 11:53
そして間ノ岳にお別れして北岳山荘へと向かいます
途中、中白峰山からの北岳さまも
最後に今下りてきた間ノ岳も
また来ます、今度は白いモノが見える時期に…
2015年10月26日 11:54撮影 by  DSC-WX350, SONY
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10/26 11:54
最後に今下りてきた間ノ岳も
また来ます、今度は白いモノが見える時期に…
”日本一のスカイライン”・・・この稜線は本当に雄大で美しいなと改めて感じます♪
2015年10月26日 11:55撮影 by  DSC-WX350, SONY
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10/26 11:55
”日本一のスカイライン”・・・この稜線は本当に雄大で美しいなと改めて感じます♪
疲れた足でしたが、北岳山荘に到着です〜
まだシーズン営業中、ここでようやくまともな昼食を戴きます♪
2015年10月26日 12:24撮影 by  DSC-WX350, SONY
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10/26 12:24
疲れた足でしたが、北岳山荘に到着です〜
まだシーズン営業中、ここでようやくまともな昼食を戴きます♪
カレー&炭酸飲料で昼食です
水も何にもないバリルート上から解放された為か、いつもの倍くらいの美味しさを感じました♪(^^)d
2015年10月26日 12:42撮影 by  DSC-WX350, SONY
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10/26 12:42
カレー&炭酸飲料で昼食です
水も何にもないバリルート上から解放された為か、いつもの倍くらいの美味しさを感じました♪(^^)d
そして後はトラバ道〜八本歯のコル〜二俣の最短ルートで下山です!
2015年10月26日 14:02撮影 by  DSC-WX350, SONY
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10/26 14:02
そして後はトラバ道〜八本歯のコル〜二俣の最短ルートで下山です!
何とか暗くなる前に広河原山荘へ着くことが出来ました
これで今回の山行(登山道)は終わりです・・・(のハズだったのですが!?)
ここでナント!予定していた奈良田までのタクシーが来ないことが判明!!
信じられない状況にうなだれるだけでしたが、仕方ありません。。。
ここから約5時間、南アルプス林道を歩き通して奈良田まで戻ります(詳細は感想の方で…)
2015年10月26日 17:12撮影 by  DSC-WX350, SONY
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10/26 17:12
何とか暗くなる前に広河原山荘へ着くことが出来ました
これで今回の山行(登山道)は終わりです・・・(のハズだったのですが!?)
ここでナント!予定していた奈良田までのタクシーが来ないことが判明!!
信じられない状況にうなだれるだけでしたが、仕方ありません。。。
ここから約5時間、南アルプス林道を歩き通して奈良田まで戻ります(詳細は感想の方で…)
林道途中、ここが夜の池山吊尾根登山口”あるき沢橋BS”です
3年連続、6月中旬のバス開通前にいつもここから北岳まで登っています(^^)v
2015年10月26日 18:55撮影 by  DSC-WX350, SONY
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10/26 18:55
林道途中、ここが夜の池山吊尾根登山口”あるき沢橋BS”です
3年連続、6月中旬のバス開通前にいつもここから北岳まで登っています(^^)v
そしてここが昨日の朝、今回の弘法小屋尾根ルートへの取り付きの為に降り立った”野呂川発電所バス停”
結局のところ、バリルートを使って一周グルっと周ってきちゃった感じですネ…^^;)
2015年10月26日 19:28撮影 by  DSC-WX350, SONY
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10/26 19:28
そしてここが昨日の朝、今回の弘法小屋尾根ルートへの取り付きの為に降り立った”野呂川発電所バス停”
結局のところ、バリルートを使って一周グルっと周ってきちゃった感じですネ…^^;)
そしてようやく!広河原から約5時間超を歩き通して奈良田駐車場まで無事に帰ってきましたヽ(^o^)丿
本当にお疲れさまでした!・・・2日目の行動時間:約19時間半、、、いやぁ〜・・・マジ疲れたぁ〜(^^)/
2015年10月26日 22:41撮影 by  DSC-WX350, SONY
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10/26 22:41
そしてようやく!広河原から約5時間超を歩き通して奈良田駐車場まで無事に帰ってきましたヽ(^o^)丿
本当にお疲れさまでした!・・・2日目の行動時間:約19時間半、、、いやぁ〜・・・マジ疲れたぁ〜(^^)/

感想

 
今回の山行は冬枯れ・降雪前のこの時期を狙って
昨年の10月初め以来、約1年1ヶ月ぶりとなるMさんと共に
日本第三位の高峰、南アルプス・間ノ岳へ♪

自身初の渡渉・堰堤越え・岩稜のクライムダウンありの
本格的バリエーションルート、そして果てしなく続く
激藪漕ぎの”弘法小屋尾根”から登って参りました。


当初、この尾根からの間ノ岳登頂は
元々バリルートであるが故に、ある程度の藪漕ぎを想定していたのですが
その想像を遥かに超える密度と距離の激しい藪漕ぎを強いられました。
 
ネット上で情報も少ない中、
事前の調査でルートの途中、中腹付近までは身の丈を超える
藪漕ぎがあるものの、稜線上まで上がってしまえば丈も低くなり
ひざ丈程度の漕ぎで行けるであろうとの予測で臨んでまいりました。
 
ところが、現実はそう甘くなく、高度2800mの稜線上に出て
痩せ尾根形状になったにもかかわらず、丈が低くなる箇所は少なく
延々と続く身の丈を超えるハイマツ漕ぎに心底苦労させられました。


1日目(10/25)
広河原行き南アルプスバスの始発に乗り込み
野呂川発電所バス停で降車、ここから弘法小屋尾根の取り付きまで
堰堤工事用の道路を40分ほど歩いていきます。
すると工事用道路が終わり、尾根への取り付きの少し手前まで来ると
堰堤が現れます。これがこのルート最初の関門となります。

自身初の堰堤越え。何だか少しドキドキもしましたが、
「これから先、こんな感じで本当のバリルートを進んでいくんだなぁ」
という自覚の下、事前に取り付けられていた訳の判らないロープを掴み
堰堤の壁を攀じ登って乗り越えていきました。

大型ザックは重いので、別途手持ちのロープで後から引き上げるという
これも自身初体験の出来事です。

そして堰堤の壁を攀じ登り、
壁の真ん中にある放水用と思われる穴をくぐり抜けて反対側へ出ます。
すると目の前に幅5mほどの川が勢いよく流れていました。

「大した幅じゃないので靴を脱がなくても・・・」
とも思ったのですが、万が一ここで靴を濡らしてしまったら、
この先の山行がアウトになってしまうので、ここは確実に靴を脱いで
裸足で川の中へ、これも自身初となる渡渉をすることになりました。


初めての渡渉、どんなものかと思いましたが
まずこの時期のアルプスの水はとにかく冷たい!

水深は思いの外深く、膝くらいまで浸かりましたが、
深さよりもその冷たさたるや、とても耐えられるものではありません。
たかだか幅5m程度の渡渉を3回でしたが、
終える頃には、心身ともに冷え切ってしまいました・・・
(まぁ、私は元々安月給ハイカーなのでフトコロの方はいつも厳冬期…
 年がら年中冷え切っているのですが・・・!?)


・・・そして堰堤越えと渡渉を終えると、
すぐに弘法小屋尾根への取り付きが出てきます。
取り付きの最初にハシゴが架かっているので、すぐに判りました。

山腹に取り付いてみると、これがトンでもないほどの激急登。
何の為かは判りませんが(巡視用?)仮設の手摺も設置してありました。
この手摺もしくは、ストックに頼らないと、
かなり足に負担がかかるほどの激急登です。

ここを凌ぐと今度はひたすら森の中を登っていくのですが、
一応、薄い踏み跡と赤テープは付いていました。
しかし斜面そのものは相変わらずの急登続き、
おまけに高度1800mくらいからは徐々に藪が深くなり、
想像していたバリルートらしく藪漕ぎが激しさを増していきました。

そのまま高度2000m〜2385mの三角点まで激急登&激藪漕ぎを
繰り返しながらひたすら森の中を登っていきます。

しかし、この高度帯の藪漕ぎは、密生した身の丈を超えるハイマツ漕ぎ
とは違うので、今思うと、この先に現れる激ハイマツ漕ぎに比べれば
まだマシだったように思えます。


2385三角点を過ぎ、相変わらずの急登&藪漕ぎを繰り返して
高度2500m付近まで達すると、今度はかなり密生した、
しかも身の丈を超える激ハイマツ帯が現れます。

しかもこの辺りの高度から、ここまで僅かですが
頼りにしてきた赤テープと薄い踏み跡が共に無くなってしまいました。

このような状況になってしまったので、
ここから先は慎重にルーファイしつつ
目の前の激ハイマツ帯の進めそうなところを探し
方角だけは間違えなしようにして、あとは強行突破するしかありません。

ここから先はこのような作業の繰り返し、
あまりにもハイマツの密度が高い区間は
10mほど進んでは一呼吸するといった過酷な状況。

「藪を漕ぐ」といっても、相手は密生したしぶといハイマツ帯。
手足をフルに使って切り開いても、
また直ぐに跳ね返されて顔などを何度も叩かれました。
また、顔とともに足などは切り傷・擦り傷だらけ・・・
本当に過酷なことこの上ないといった状況でした。

高度2600mから先は
絶え間なくこんな状況を繰り返しながら進んでいたので、
心身共に疲れ果てこのすぐ先、高度2700m地点の
僅かなハイマツの切れ間にテントを張り、本日はここで幕営としました。



2日目(10/26)の朝は午前3時にテント撤収し幕営適地をスタート。
初日に苦しいながらも高度2700m地点まで辿り着いていたので、
山頂までの残り高低差は約490m、水平距離にして約2km強、
午前3時に行動開始とすれば、仮に1時間当たり高度100m上昇という
超スローペースでの進行でも、5時間かければ山頂に辿り着く、
遅くとも8時には山頂に着くであろうとの計算で
幕営適地をスタートしました。 
 
ところが、現実はそう甘くありませんでした。
稜線上に出ても変わらぬ密度と身の丈ほどのハイマツ帯が続いており、
昨日と同様で酷い箇所では10m程度進んでは一呼吸入れるほどの
激ハイマツ漕ぎです。

これはもう、雪山での降雪直後の新雪ハードラッセルと同等レベルの
体力消耗度で、とても1人では太刀打ち出来ないものでした。
しかもこんな過酷な藪漕ぎを、まだ真っ暗な真夜中の午前3時から
始めているわけですから堪ったものではありません。


きついことこの上ないといった状況で、何度も心折れそうになりましたが
それでも、何とかこの密生した身の丈ハイマツ帯の尾根上を突破し
北岳〜間ノ岳間の主稜線直下、高度約3000m地点の平場に到達です。
ちなみにこの3000mの平場まで、高度約2700mのテント適地から
たかだか高低差約300m上げるのに、約6時間弱もかかっています。

正直、ここまで到達するのにかなりの体力を消耗してしまい
気力・体力ともにヘトヘトの状態でしたが、
ここからが最後の関門、間ノ岳山頂よりやや北側の主稜線上まで
高低差約190mを一気にカチ上げる最後の超急斜面登りの区間です。
この平場で一服し、再度気持ちを入れ直して臨みます。

 
この平場で休憩がてら最後の急斜面を眺めつつ
進行ルートの選定と確定をして取り付きます。

写真にもありますが、涸沢・ザイテングラートのような
縦長の岩稜盛り上がり部の右側を沿って登るルートを選んだのですが
これが一般ルートでは有り得ないくらいの超急斜面。

さらには先日降って固くなった雪が付いている上、
そもそも斜面全体が登山ルートではないので全く踏まれておらず
浮石や掴んだ岩が動くなど、雪と急斜と合わせて
恐ろしいことこの上ない、極度の緊張を強いられる場面でした。
やっと苦しい激藪漕ぎが終わったと思ったら、
今度は滑落の恐怖と極度の緊張です・・・

・・・本当に次から次へと堪ったものではありません。
でも、このような不確定で変化に富んだ状況こそが
バリエーションルートであり、またそういった状況を受け入れ
何とか対処して歩を進めていくのもバリルートならでは、
これこそが醍醐味なんだ・・・とも感じました。
 
 
そして主稜線直下、最後の急斜面区間を登り切り、
少し緩やかなところを経て北岳〜間ノ岳間の主稜線上に辿り着きました。

辿り着いたその時、北岳〜間ノ岳間の一般登山道が見えた時には
本当に感動しました。

安堵の気持ちとともに、ここまで長く厳しかった藪漕ぎや
最後に待ち受けていた滑落恐怖の急斜面、
それら全ての事柄が瞬時にして脳裏に蘇り、頭の中を駆け巡ると
ここまでの疲れや苦労などは一瞬にして消え去っていました。
今までに経験したことのない大きな達成感。
これがここまでの全ての苦難を喜びに変えてくれた瞬間でした。
 
 
そして主稜線からは一般登山道を南へ辿り
15分ほどで間ノ岳の山頂に到達。

大快晴の間ノ岳山頂、そしてMさんと私以外、誰もいない山頂。
ここまで幾多の苦難を乗り越えて登頂することが出来た喜びと、
それを祝ってくれるかのような最高の眺望を用意してくれた間ノ岳。

どこまでも見渡せる透き通るような青空と南ア大絶景、
そして今までに味わったことのない大きな達成感。
私にとって登山をする上での大きな2つの目的である、大絶景と達成感。
この2つの目的を、今までにないくらいの大きなもので
得ることが出来ました。
 
 
大感動の中、山頂でのひと時を過ごし下山となりますが、
当初の計画「農鳥岳から大門沢を経て奈良田への下山」は即時取り止め。

二人して「もうここまででお腹いっぱい。農鳥岳に登り返す気力もナシ」
そして、「あの長〜い大門沢の下りもカンベン・・・」
ということで、間ノ岳から最短の下山路である、
トラバ道〜八本歯〜二俣〜広河原ルートで下山することにしました。

この時、広河原から奈良田までの戻りについては、
今日は平日なので、バスは14:30が最終ということで既に間に合わず。
広河原で普通タクシーを呼んで戻ろうということで、
このルートでの下山を決定したのですが・・・・
 
 
北岳山荘で昼食を摂り順調に下山開始、
広河原インフォメーションセンターへ17時前に到着し
電話でタクシーを呼ぼうとしたのですが、
何とここで奈良田のゲートが18時に閉まるので
もう来ることは出来ないと・・・
まさかの「えっー!」です!!

私は自慢じゃありませんが、
広河原から一般ルートでの北岳日帰りが出来るか出来ないかの
体力レベルの時代に2回も最終バスに乗り遅れ、
電話で普通タクシーを呼んで駐車場へ戻っています。

ただ、この時は奈良田ではなく、芦安への戻りでしたが、
ゲートの閉まる時間は奈良田も
芦安側の夜叉神ゲートも18時で同じハズです。
芦安の時は来てくれたのに、今回はなぜ来ない?
煮え切らないモヤモヤした気持ちでいっぱいでしたが、仕方ありません。
営業中の広河原山荘で少しの休憩と腹ごしらえをして17時30分、
奈良田の駐車場を目指しバス林道を約5時間、22時30分頃到着を
目標に歩くことにしました。

そして、ひたすら奈良田の駐車場に向かって黙々と、
月明かりに照らされた明るい林道を予定通り5時間かけて歩き通し
無事に奈良田の駐車場に辿り着きました。。。


正直、最後の林道歩き5時間は完全に想定外でしたが、
それでも、2日目の行動時間は、午前3時から真夜中の激藪漕ぎに始まり
22時40分の奈良田駐車場到着まで約19時間40分、
この間、全時間帯に於いて全てテン泊歩荷での移動と・・・
自分で言うのもなんですが、よくここまで歩き通せた、
体力が続いたものだなと思いました。

登山を始めた頃などは、一日の行動としては北岳の日帰りだけで
ヘトヘトの私でしたが、その頃からすると格段に山体力が向上したことを
実感できた山旅でもありました。


そんなこんなで、初ものづくしの間ノ岳・弘法小屋尾根山行でしたが、
やはりバリエーションルートというものは、
苦労も多い分、登頂を成し遂げた時のその達成感は、
一般登山道ではまず味わうことの出来ない、
それはそれは大きなものがあります。


今回はMさんの的確なリードと温かいサポートをいただき、
素人の私でも、これだけのバリルートを
無事に踏破することが出来ました。
本当に感謝しています。ありがとうございました。

また、今回のような非日常的な登山をご一緒させていただきたいです。
今度は北岳をバリルートでぜひ!・・・よろしくお願いします(笑)
 

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コメント

最高
こんにちは、初めまして。
パワフルなレコ楽しく読ませて頂きました、自分では無理ですが、歩いた気分を味わえました。
夜明けの富士の写真が最高ですね、石川県からは富士が見えないので、南アからの大きな富士山が素敵でした、ありがとうございました。
2015/10/31 10:37
hakusan319さんへ
hakusan319さん、初めましてconfident
ご訪問&コメントまで、ありがとうございます

パワフル・・・仰る通り、今回は本当に体力勝負の山行でした
もちろん、ある程度の藪漕ぎは想定していたのですが、
まさかあれだけのキツイ藪漕ぎが待っているとは・・・ coldsweats01

特に上に行けば行くほど、ハイマツの密生度と丈が高くなるので
その辺が想定外でした
尾根上(2800mくらい)まで出れば藪漕ぎもそんなではないだろう・・・
と思っていましたから。。。

富士は本当に綺麗でしたよ
お天気にも恵まれ、特に誰もいないこの尾根上から見る富士は
気分的にも格別でした
やっぱり苦しい思いをしただけの”ご褒美”はあったように思えますwink

北アと違い、南アからの富士は本当に近くてよく見えるので
ぜひ、お天気の良い日に登って見ていただきたいです
2015/11/1 23:54
出た!!弘法小屋尾根!!
むかーし、ダンナと北岳だったか間の岳だったか忘れたけど、頂上からこの尾根を見て「たまに登る人いるらしいよ〜〜〜、道らしい形跡無いね、完全ヤブだよね〜〜〜」って話したのを覚えています。見る限り、青々した完全なヤブルートでした。(盛夏だったし)
ホントに登る人がこんな近くにいたとは・・・
なるほど、登るならこの時期ですよね〜〜〜
ハイ、わかりますよ〜〜〜(背の高さ以上の藪漕ぎを何故か何度も経験してるワタシには)
めっちゃ大変だったってこと!!
しかも、のっけからの堰堤乗越に膝丈の渡渉・・・・
いやいや、お疲れ様でした。
ウルトラガッツに脱帽です。
凄い勢いでパワーアップしてません?
2015/11/1 1:26
tekutekugoさんへ
tekuさん、こんばんは!
いつも見ていただき、ありがとうございます!!happy02shine

そうですよ!(って、何がって!?
藪漕ぎですよ、ヤブ漕ぎ!!
今回の藪漕ぎ山行こそ、真の藪ヤ?のtekuさんに
ぜひとも見ていただきたかったんですっ!!flair
>ここをホントに登る人・・・そうです!ここにいるんですよぉ〜〜〜

で、・・・忘れもしない、昨年の北岳・嶺朋ルート…
ヤブ漕ぎ大先輩であるtekuさんの数日前に、ヤブ初心者の私が歩いて、
「ヤブヤブルートでしたよ〜〜〜」とお伝えしたら案の定・・・
「ヤブっていっても、○○に比べたらなぁ・・・」と…
かる〜く一蹴されてしまった件! よーく覚えておりますよぉ〜〜

でも今回のルート(と、いうよりヤブ漕ぎ度)、
ヤブ大先輩のtekuさんにも、
自信を持っておススメ出来る”ヤブ漕ぎレベル”です!
決して嶺朋のような”なんちゃってヤブ漕ぎ”じゃ〜ありませんから〜〜

それと、パワーアップの件・・・ 、今回の山行内容もそうなんですけど、
それ以上に最近の山行頻度の高さの方が、私的には信じられない感じです

今はコレ含めて、月3山行ペースですから・・・
(昨年はせいぜい月イチでしたし…coldsweats01
自分でも、何でこんなに山に行く(ハマって)しまったんだろって
本当に不思議な感じですよ

でも、これで来るべき雪山シーズンは、ラッセル込みこみで
迎えられる感じなので、今からワクワクしていますcoldsweats01
1月辺りにぜひ!毎年恒例の尖った雪山、よろしくお願いします〜〜〜snow
(あ、もちろん、−20℃以下の極寒雪中テン泊付きで!
2015/11/2 0:49
お疲れ様でした
今回はさすがに疲れましたね

果てしなく続くハイマツの海に正直げんなりしていて、何度も「帰ろうか・・・」と思いました。
lifter175さんの気合いに後押しされた感があります。

間ノ岳に近づくにつれ視界も開け、紺碧の空に浮かぶ山々を見たら、それまでの苦労もすっ飛んで行きました。
体力的にも大変ではありましたが、いろいろ記憶に残る山行でした。
2015/11/2 9:42
M2999さんへ
Mさん、おはようございます
そしてお疲れさまでしたconfident

ホントに心底疲れ果てましたが、
Mさんと踏破したこの長大なヤブ尾根、あの激ハイマツ帯を突破して
青空全開の主稜線に辿り着いた時の感動は一生の思い出となりましたよ

最後の林道歩き5時間はチョッと・・・でしたが!?coldsweats01
これら全部含めて最高の山旅だったと思いますshine

いろいろとお世話になり、良い経験をさせていただき、
本当にありがとうございましたwinkshine
またよろしくお願いしますconfident
2015/11/3 7:09
これは無理っ!
リフターさん、おはよーございます!

いやぁ、すごすぎる。ホントすごすぎる。読んでいて具合が悪くなるレベルですごすぎるっ!

のっけから堰堤越えに渡渉。そして藪こぎ…。僕だったら最初の堰堤さえ越えられません…
藪こぎの凄さがレコを通じて伝わってきて、「あー、もし自分だったらうんざりしてキレて帰ってるだろうなぁ」と思ってしまいました

まさに道なき道を行く感じですね。
なぜ?と人に問われたら…、
「そこに山があるから」
山がそこにあるから道は問わない。逆に道は自分たちで作ればいい。今回のリフターさんとM2999さんのレコはまさにそんな感じの山歩きですね!

僕の場合は、なぜ山に?と人に問われたら…、
「そこに道があるから」
単に山に登りたいのではなく、どこまでも続いて行く道を歩いて行きたい。もしかしたらそれが山でなくてもいいのかもしれない。
丘陵、草原、農村、田畑、海岸、島…。
歩きたいと思える道さえあれば、そこがどこであろうと構わない。
今回のお二人のレコを拝見して改めて自分のスタイルを認識しました。

山に登るという行為は同じながら、全く似て非なる山への意識。でもだからこそリフターさんのレコ読むの好きなんだろうなぁ。
成し遂げようとする意志や自分への挑戦、そして実行。どれも自分には欠けているものなので、そこが毎回本当に感服させられています。

これからも、お互い、”らしい”山歩き、してきましょうね!!
2015/11/2 10:26
zawadaさんへ
zawaさま、おはよーございます〜confident
ある意味マニアック!?なレコを見ていただき、
またご丁寧にコメントまで!本当に恐縮しておりますぅ〜・・・coldsweats01

最初の堰堤越えは私も独りではあそこで終わっていたと思いますヨ
普段ロープなど持っていませんし、更にあの壁、デッパリが全くなくて
掴むところが殆どないですから・・・
ここもMさんのお陰で通過できたと思っています
ま、渡渉も含めてこういうところがバリなんだなぁ・・・と、
のっけからその洗礼浴びた感じでしたネcoldsweats01sweat01

藪漕ぎのウンザリ度はハンパないものでしたが、
”もし自分だったらうんざりしてキレて帰ってるだろうなぁ”
↑これ、早いうちに戻る判断をしていれば戻れますが、
あの尾根の状況だと、半分も進んでしまうと、そこまで激ヤブ漕ぎ&ルーファイをしながら超急登を進んできているので、そう簡単に引き返すという訳にもいかない状況だったんですよ・・・実は

これは「せっかくここまで苦労して登って来たんだから・・・」という感情論よりも、現実にはルーファイ込みで道なき道を進んできているので、戻るにしてもここからの再ルーファイや、麓までの下降時間&食料・水の残り状況などを総合的に考えると、戻る方が返ってヤバい・・・このまま上まで登り切った方が安全で合理的という状況になっていたんですflair
こういう”引き返すことが簡単に出来ない”なんてところもバリならではなんだなぁ・・・とつくづく感じました
そういった意味ではホントに良い経験を積ませていただきましたヨshine

”そこに山があるから”・・・そうですね!
今回の私達の山旅は道なき道を行く訳ですから、そんな感じでしたネ good
仰る通り今回は、道を自分たちで造ってまいりましたヨ

zawaさまの「そこに道があるから」・・・これもよくわかりますflair
私はzawaさまの島旅ファンでもありますし、これまで幾多のレコ見させていただいて、zawaさまの旅が山だけに限ったものではないこと、そして歩きたい道を歩くことへの情熱といいましょうか、その辺の感じは今までのレコを隅々まで見させていただいている私的には、重々感じておりましたよ

山への意識や目的は違えど、
お互いにそれぞれのスタイルがあって良いことであると思いますネ
これからもそれぞれのスタイルで楽しんでいければいいなぁと思いますwink
ますます自分色のzawaさまレコ!
これからも楽しみにしています!
2015/11/3 7:44
お疲れ様です〜
こんばんわ〜。
バリエーションルートに林道歩き…本当にお疲れ様でございます。

道なき道を行く。。。ってすごい冒険だと思います。
そして、楽しさと達成感っていうのはハンパないでしょうね〜( ´ ▽ ` )
そして、チラ見の山塊はテンション上がりそうだぁ(笑)
富士山が美しかった〜(´∀`)あぁ富士山見てぇ!って思っちゃいましたよ。
ホントの藪こぎはまだ未経験ですが
もっと経験積んで藪こぎもできるようになると
楽しみの幅も広まるんだろうなぁ。。。

ほんと、お疲れ様でございました〜!!!
2015/11/2 20:44
ochadaさんへ
ochadaさん、おはようさんです〜
・・・って、すんません!
もぅ出勤時間なんで、また今晩、日記も含めて
帰ったら改めさせていただきます〜!!<(_ _)>
2015/11/3 7:46
lifterさま~
あら。私への扱いが雑ですわね(笑)
お仕事、お疲れさま〜(´▽`)ノ
2015/11/3 22:05
ochadaさんへ(2)
改めまして、おはようございます〜confident
>私への扱いが雑!?
いぇいぇ・・・そんなことないですよぉ〜〜〜 coldsweats01
すんません・・・weep
最近帰宅が遅くて、、、

それでも以前は深夜に帰宅しても、何とかヤマレコ頑張れたのですが
最近はそこまでの意欲といいましょうか、
情熱のようなものが湧き上がらなくて・・・
逆に山行の方は以前より遥かに高い頻度で山に行くようになってる状況です
なので、山行頻度にヤマレコがついていけてない状況なんです
ホント、すみません…これから日記にもお伺いさせていただきます

で、今回のバリルート!と、いうか最後の林道歩き5時間も含めて
自身最大級、最高にキツイ山行でしたが、
でもその分、やり遂げた時の達成感はハンパ無いもの、
満足感も自身最大級、やっぱりトライしてみて良かったなぁ・・・happy02
というのが、終わってみての感想でした

ochadaさんの大好きな富士山もハンパなく綺麗でしたよ
だ〜れもいない、道もない、本当の大自然、大ハイマツ帯の中から見る
その景色は一生涯心に残る素晴らしいものでしたwinkshine

なのでochadaさんもぜひ、ヤブ漕ぎ含めた大自然の中のバリルート山行!
お近くの山でもいいので、トライしてみて下さいませ
2015/11/4 6:58
良く登りました。
弘法小屋尾根、自分の記憶では一二度このコースのことを考えた
ことが有った程度です、それも積雪期の頃が面白そうだなと岳友と話した
だけです、リフタさんがあの藪尾根より間ノ岳に登った臨場感たっぷりのレコ見まして良く登ったと拍手です。
コースにより藪、岩稜、と出てきます特に人手の入らないルートより山頂を目指す
喜びは格別ですね、そして頂上での達成感良くわかります
それにしてもお疲れさまでした、特に2日目広河原からの5時間
320
2015/11/3 17:55
320さんへ
社長、おはようございますconfident
ご訪問&コメントまでいただき、ありがとうございます!!

やはり北岳&この周辺をよく登られていた社長、
この尾根のことを検討したことはあったんですネ

行ってみての感想ですが、
上に行けば行くほどハイマツ帯の密度と丈が上がって
ハイマツ漕ぎが激しくなるので、社長の言われる通り、
積雪期の方がこの激ハイマツ帯の上を雪上でサクサク歩けると思うので
大正解だと感じましたflair

>人手の入らないルートより山頂を目指す
>喜びは格別ですね

ホントに社長の仰られる通りですよ
今回、初めてこれだけのバリルート=”人手の入らないルート”から
登頂を果たしましたが、その達成感と満足感たるや、
一般登山道では到底味わえない、それはそれは大きなものを感じました

広河原からの5時間林道歩きはチョッと・・・
(いらないオマケ!?coldsweats01)でしたが、、、
でも、それも含めて今回の山行、本当に”やり切った感いっぱい”の
一生の思い出に残る山旅でした
また、今度は北岳あたりをバリで登りたいなぁ・・・と思ってますwinkshine
2015/11/4 7:40
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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