南アの高峰・間ノ岳をバリルートで登る!【弘法小屋尾根】真夜中の激藪漕ぎ
- GPS
- 32:00
- 距離
- 35.8km
- 登り
- 3,495m
- 下り
- 3,801m
コースタイム
- 山行
- 8:20
- 休憩
- 0:15
- 合計
- 8:35
- 山行
- 17:39
- 休憩
- 1:51
- 合計
- 19:30
・1日目、2日目共に、藪漕ぎ中の小休憩を幾度となくとっています
*大よその藪漕ぎ時間(参考程度に)
・1日目:約5時間半程度(午前9時半頃〜15時頃まで)
・2日目:約6時間程度(午前3時〜9時頃まで)
*弘法小屋尾根ルート
・単純標高差:2062m(3190m-1128m)
・距離:約8.5km(野呂川発電所バス停〜間ノ岳山頂まで)
天候 | ・10/25:快晴!☀☀ (風:樹林帯内は微風、稜線上は強風の模様) ・10/26:雲一つない大快晴!!☀☀☀ (風:午前中のみ、稜線上で微風〜やや強風、5〜15m/sec程度) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
・自宅出発(0:10)〜東名高速/厚木in〜新東名/新清水out 〜R52〜県道37号線〜奈良田第二駐車場着(3:00着) ・東名/厚木IC〜新東名/新清水IC=103km ・新清水IC〜奈良田第二駐車場=約75km(約1時間20分程度でした) ・奈良田第二駐車場より、朝5時32分発(始発)の 南アルプスバスにて野呂川発電所バス停で降車(6:05着) *乗車時間:(野呂川発電所まで)約30分程度です *2015年のシーズンバス運行期間は11/9で終了の予定です *奈良田〜広河原間の南アルプスバス時刻表はこちら↓↓ http://yamanashikotsu.co.jp/noriai/2015hirogawara.htm#b |
コース状況/ 危険箇所等 |
【道路状況、駐車場、その他状況等】 2015/10/25-26 時点 ・奈良田第二駐車場まで、高速・下道何れも特に問題なく通行出来ました ・奈良田第二駐車場にはトイレあり(夜間でも使用可) ・水は駐車場のトイレ横に「水」と書いてある 大きなカンバンがあったのですが、実際には使用不能でした *駐車場には水も売店もありません 事前にコンビニ等で仕入れておく必要があります 【ルート状況、水場・山小屋等】 2015/10/25-26 時点 *まず最初に、今回の「弘法小屋尾根」ルートは 一般の地図上にはない、完全なバリエーションルートです *基本的にハッキリとした登山道はありません(特に中腹から上部) 自分でルーファイし適切なルートを選定して進んでいくことになります *バリエーションルートですので、途中に山小屋や水場などはなく 水も食料も全て自分持ち、自己責任での入山ということになります (ちなみに最初に出てくる渡渉箇所が最後の水汲み場となります) (バリルートである弘法小屋尾根を登り切り、一般登山道に入れば 北岳山荘などの各山小屋を利用することができます) *高度1800mを超えた辺りから、主稜線直下の高度3000m付近まで 激しい藪漕ぎを延々と強いられますので、それなりの体力と経験 そして、ルーファイ能力も問われます ですので、軽装や軽い気持ちで安易に立ち入らないようお願い致します 1)野呂川発電所バス停〜弘法小屋尾根取り付きまで ・バス停より、南アルプス林道から派生している”堰堤工事用道路”を 歩いて行きます。この間は特に問題ありません ・約40分ほど歩くと道路が終わり、最初の関門”堰堤越え”が出てきます ここは堰堤に事前に取り付けられたロープを掴んで登り 堰堤中段の放水管の中を通って、堰堤の向こう側へ出ました (荷物は一旦降ろして、手持ちのロープで引上げました) ・堰堤の向こう側へ出ると、すぐに幅5m程度の渡渉が待っています 水深は膝まで浸かるレベル、この程度の渡渉がこの付近に3箇所あります *増水時は更に深く、水流も激しく、 幅も今回より広くなるものと思われますので、ご注意下さい ・堰堤上流側の渡渉を3回終えると、弘法小屋尾根の取り付き部が 見えてきます(仮設ハシゴが架かっているのですぐに判ります) 2)弘法小屋尾根取り付き〜2385三角点まで ・この間は全般的に森の中の急斜面が続きます ・高度1700〜1800m付近からかなりの藪漕ぎを強いられます ・まだこの間は薄い踏み跡と僅かな赤テープがあります ・2385三角点付近はテント適地で、4張り程度幕営可能でした (詳細につきましては、お写真と感想の方をご覧下さい) 3)2385三角点〜高度約2700mの幕営適地〜高度約3000mの平場まで ・高度2500mくらいまでは、2)と同じような状況が続きます まだ、少なめの赤テープと薄い踏み跡がありますが、 藪漕ぎは相変わらず散発的に続きます ・高度約2600mを超えると、完全に密生した身の丈以上の 激ハイマツ帯が出現します ・またこの付近から、僅かにあった赤テープと薄い踏み跡が無くなります ・このまま高度2800mの尾根上〜主稜線直下の高度約3000mの平場まで 密生した身の丈以上の激ハイマツ帯が続きますので 相当な体力の消耗と、歩行時間も予想以上にかかってしまいます ・それとこの尾根上の途中、1箇所だけロープによる確保をしながらの クライムダウン箇所がありました *ロープでの確保無しでも下りられそうでしたが せっかくなのでMさんに確保して頂き、安全確実に下りました (こちらも詳細につきましては、お写真と感想の方をご覧下さい) 4)主稜線直下3000mの平場〜主稜線まで(間ノ岳山頂まで) ・ここでようやく延々と続いた激ハイマツ帯が終わり 主稜線まで最後の超急斜面登りの区間となります ・とにかく斜度が急で、全く踏まれていない斜面なので 浮石やゴロ石などが多数あり。 ・また、石や岩が動くのであまり掴むところがない中で、 この急斜面を滑落に注意しながら登っていきます ・この付近の高度から数日前に降った雪が少しだけ残っていました 雪自体それほど柔らかくなかったので、アイゼンを装着して 安全確実に登っていきました ・そしてこの斜面を登り切ると、一般登山道のある主稜線と合流します 間ノ岳山頂のやや北側に合流するので、ここから一般登山道を 約15分ほど南へ進むと間ノ岳山頂に着きます |
その他周辺情報 | ・最終コンビニ:R52号線に数件あり (県道37号線に入ってしまうとコンビニはありません) *奈良田第二駐車場にも売店等はありません 朝起きて、車中で朝食を摂られる方は、 事前にR52号線のコンビニなどで買っておく必要があります |
写真
感想
今回の山行は冬枯れ・降雪前のこの時期を狙って
昨年の10月初め以来、約1年1ヶ月ぶりとなるMさんと共に
日本第三位の高峰、南アルプス・間ノ岳へ♪
自身初の渡渉・堰堤越え・岩稜のクライムダウンありの
本格的バリエーションルート、そして果てしなく続く
激藪漕ぎの”弘法小屋尾根”から登って参りました。
当初、この尾根からの間ノ岳登頂は
元々バリルートであるが故に、ある程度の藪漕ぎを想定していたのですが
その想像を遥かに超える密度と距離の激しい藪漕ぎを強いられました。
ネット上で情報も少ない中、
事前の調査でルートの途中、中腹付近までは身の丈を超える
藪漕ぎがあるものの、稜線上まで上がってしまえば丈も低くなり
ひざ丈程度の漕ぎで行けるであろうとの予測で臨んでまいりました。
ところが、現実はそう甘くなく、高度2800mの稜線上に出て
痩せ尾根形状になったにもかかわらず、丈が低くなる箇所は少なく
延々と続く身の丈を超えるハイマツ漕ぎに心底苦労させられました。
1日目(10/25)
広河原行き南アルプスバスの始発に乗り込み
野呂川発電所バス停で降車、ここから弘法小屋尾根の取り付きまで
堰堤工事用の道路を40分ほど歩いていきます。
すると工事用道路が終わり、尾根への取り付きの少し手前まで来ると
堰堤が現れます。これがこのルート最初の関門となります。
自身初の堰堤越え。何だか少しドキドキもしましたが、
「これから先、こんな感じで本当のバリルートを進んでいくんだなぁ」
という自覚の下、事前に取り付けられていた訳の判らないロープを掴み
堰堤の壁を攀じ登って乗り越えていきました。
大型ザックは重いので、別途手持ちのロープで後から引き上げるという
これも自身初体験の出来事です。
そして堰堤の壁を攀じ登り、
壁の真ん中にある放水用と思われる穴をくぐり抜けて反対側へ出ます。
すると目の前に幅5mほどの川が勢いよく流れていました。
「大した幅じゃないので靴を脱がなくても・・・」
とも思ったのですが、万が一ここで靴を濡らしてしまったら、
この先の山行がアウトになってしまうので、ここは確実に靴を脱いで
裸足で川の中へ、これも自身初となる渡渉をすることになりました。
初めての渡渉、どんなものかと思いましたが
まずこの時期のアルプスの水はとにかく冷たい!
水深は思いの外深く、膝くらいまで浸かりましたが、
深さよりもその冷たさたるや、とても耐えられるものではありません。
たかだか幅5m程度の渡渉を3回でしたが、
終える頃には、心身ともに冷え切ってしまいました・・・
(まぁ、私は元々安月給ハイカーなのでフトコロの方はいつも厳冬期…
年がら年中冷え切っているのですが・・・!?)
・・・そして堰堤越えと渡渉を終えると、
すぐに弘法小屋尾根への取り付きが出てきます。
取り付きの最初にハシゴが架かっているので、すぐに判りました。
山腹に取り付いてみると、これがトンでもないほどの激急登。
何の為かは判りませんが(巡視用?)仮設の手摺も設置してありました。
この手摺もしくは、ストックに頼らないと、
かなり足に負担がかかるほどの激急登です。
ここを凌ぐと今度はひたすら森の中を登っていくのですが、
一応、薄い踏み跡と赤テープは付いていました。
しかし斜面そのものは相変わらずの急登続き、
おまけに高度1800mくらいからは徐々に藪が深くなり、
想像していたバリルートらしく藪漕ぎが激しさを増していきました。
そのまま高度2000m〜2385mの三角点まで激急登&激藪漕ぎを
繰り返しながらひたすら森の中を登っていきます。
しかし、この高度帯の藪漕ぎは、密生した身の丈を超えるハイマツ漕ぎ
とは違うので、今思うと、この先に現れる激ハイマツ漕ぎに比べれば
まだマシだったように思えます。
2385三角点を過ぎ、相変わらずの急登&藪漕ぎを繰り返して
高度2500m付近まで達すると、今度はかなり密生した、
しかも身の丈を超える激ハイマツ帯が現れます。
しかもこの辺りの高度から、ここまで僅かですが
頼りにしてきた赤テープと薄い踏み跡が共に無くなってしまいました。
このような状況になってしまったので、
ここから先は慎重にルーファイしつつ
目の前の激ハイマツ帯の進めそうなところを探し
方角だけは間違えなしようにして、あとは強行突破するしかありません。
ここから先はこのような作業の繰り返し、
あまりにもハイマツの密度が高い区間は
10mほど進んでは一呼吸するといった過酷な状況。
「藪を漕ぐ」といっても、相手は密生したしぶといハイマツ帯。
手足をフルに使って切り開いても、
また直ぐに跳ね返されて顔などを何度も叩かれました。
また、顔とともに足などは切り傷・擦り傷だらけ・・・
本当に過酷なことこの上ないといった状況でした。
高度2600mから先は
絶え間なくこんな状況を繰り返しながら進んでいたので、
心身共に疲れ果てこのすぐ先、高度2700m地点の
僅かなハイマツの切れ間にテントを張り、本日はここで幕営としました。
2日目(10/26)の朝は午前3時にテント撤収し幕営適地をスタート。
初日に苦しいながらも高度2700m地点まで辿り着いていたので、
山頂までの残り高低差は約490m、水平距離にして約2km強、
午前3時に行動開始とすれば、仮に1時間当たり高度100m上昇という
超スローペースでの進行でも、5時間かければ山頂に辿り着く、
遅くとも8時には山頂に着くであろうとの計算で
幕営適地をスタートしました。
ところが、現実はそう甘くありませんでした。
稜線上に出ても変わらぬ密度と身の丈ほどのハイマツ帯が続いており、
昨日と同様で酷い箇所では10m程度進んでは一呼吸入れるほどの
激ハイマツ漕ぎです。
これはもう、雪山での降雪直後の新雪ハードラッセルと同等レベルの
体力消耗度で、とても1人では太刀打ち出来ないものでした。
しかもこんな過酷な藪漕ぎを、まだ真っ暗な真夜中の午前3時から
始めているわけですから堪ったものではありません。
きついことこの上ないといった状況で、何度も心折れそうになりましたが
それでも、何とかこの密生した身の丈ハイマツ帯の尾根上を突破し
北岳〜間ノ岳間の主稜線直下、高度約3000m地点の平場に到達です。
ちなみにこの3000mの平場まで、高度約2700mのテント適地から
たかだか高低差約300m上げるのに、約6時間弱もかかっています。
正直、ここまで到達するのにかなりの体力を消耗してしまい
気力・体力ともにヘトヘトの状態でしたが、
ここからが最後の関門、間ノ岳山頂よりやや北側の主稜線上まで
高低差約190mを一気にカチ上げる最後の超急斜面登りの区間です。
この平場で一服し、再度気持ちを入れ直して臨みます。
この平場で休憩がてら最後の急斜面を眺めつつ
進行ルートの選定と確定をして取り付きます。
写真にもありますが、涸沢・ザイテングラートのような
縦長の岩稜盛り上がり部の右側を沿って登るルートを選んだのですが
これが一般ルートでは有り得ないくらいの超急斜面。
さらには先日降って固くなった雪が付いている上、
そもそも斜面全体が登山ルートではないので全く踏まれておらず
浮石や掴んだ岩が動くなど、雪と急斜と合わせて
恐ろしいことこの上ない、極度の緊張を強いられる場面でした。
やっと苦しい激藪漕ぎが終わったと思ったら、
今度は滑落の恐怖と極度の緊張です・・・
・・・本当に次から次へと堪ったものではありません。
でも、このような不確定で変化に富んだ状況こそが
バリエーションルートであり、またそういった状況を受け入れ
何とか対処して歩を進めていくのもバリルートならでは、
これこそが醍醐味なんだ・・・とも感じました。
そして主稜線直下、最後の急斜面区間を登り切り、
少し緩やかなところを経て北岳〜間ノ岳間の主稜線上に辿り着きました。
辿り着いたその時、北岳〜間ノ岳間の一般登山道が見えた時には
本当に感動しました。
安堵の気持ちとともに、ここまで長く厳しかった藪漕ぎや
最後に待ち受けていた滑落恐怖の急斜面、
それら全ての事柄が瞬時にして脳裏に蘇り、頭の中を駆け巡ると
ここまでの疲れや苦労などは一瞬にして消え去っていました。
今までに経験したことのない大きな達成感。
これがここまでの全ての苦難を喜びに変えてくれた瞬間でした。
そして主稜線からは一般登山道を南へ辿り
15分ほどで間ノ岳の山頂に到達。
大快晴の間ノ岳山頂、そしてMさんと私以外、誰もいない山頂。
ここまで幾多の苦難を乗り越えて登頂することが出来た喜びと、
それを祝ってくれるかのような最高の眺望を用意してくれた間ノ岳。
どこまでも見渡せる透き通るような青空と南ア大絶景、
そして今までに味わったことのない大きな達成感。
私にとって登山をする上での大きな2つの目的である、大絶景と達成感。
この2つの目的を、今までにないくらいの大きなもので
得ることが出来ました。
大感動の中、山頂でのひと時を過ごし下山となりますが、
当初の計画「農鳥岳から大門沢を経て奈良田への下山」は即時取り止め。
二人して「もうここまででお腹いっぱい。農鳥岳に登り返す気力もナシ」
そして、「あの長〜い大門沢の下りもカンベン・・・」
ということで、間ノ岳から最短の下山路である、
トラバ道〜八本歯〜二俣〜広河原ルートで下山することにしました。
この時、広河原から奈良田までの戻りについては、
今日は平日なので、バスは14:30が最終ということで既に間に合わず。
広河原で普通タクシーを呼んで戻ろうということで、
このルートでの下山を決定したのですが・・・・
北岳山荘で昼食を摂り順調に下山開始、
広河原インフォメーションセンターへ17時前に到着し
電話でタクシーを呼ぼうとしたのですが、
何とここで奈良田のゲートが18時に閉まるので
もう来ることは出来ないと・・・
まさかの「えっー!」です!!
私は自慢じゃありませんが、
広河原から一般ルートでの北岳日帰りが出来るか出来ないかの
体力レベルの時代に2回も最終バスに乗り遅れ、
電話で普通タクシーを呼んで駐車場へ戻っています。
ただ、この時は奈良田ではなく、芦安への戻りでしたが、
ゲートの閉まる時間は奈良田も
芦安側の夜叉神ゲートも18時で同じハズです。
芦安の時は来てくれたのに、今回はなぜ来ない?
煮え切らないモヤモヤした気持ちでいっぱいでしたが、仕方ありません。
営業中の広河原山荘で少しの休憩と腹ごしらえをして17時30分、
奈良田の駐車場を目指しバス林道を約5時間、22時30分頃到着を
目標に歩くことにしました。
そして、ひたすら奈良田の駐車場に向かって黙々と、
月明かりに照らされた明るい林道を予定通り5時間かけて歩き通し
無事に奈良田の駐車場に辿り着きました。。。
正直、最後の林道歩き5時間は完全に想定外でしたが、
それでも、2日目の行動時間は、午前3時から真夜中の激藪漕ぎに始まり
22時40分の奈良田駐車場到着まで約19時間40分、
この間、全時間帯に於いて全てテン泊歩荷での移動と・・・
自分で言うのもなんですが、よくここまで歩き通せた、
体力が続いたものだなと思いました。
登山を始めた頃などは、一日の行動としては北岳の日帰りだけで
ヘトヘトの私でしたが、その頃からすると格段に山体力が向上したことを
実感できた山旅でもありました。
そんなこんなで、初ものづくしの間ノ岳・弘法小屋尾根山行でしたが、
やはりバリエーションルートというものは、
苦労も多い分、登頂を成し遂げた時のその達成感は、
一般登山道ではまず味わうことの出来ない、
それはそれは大きなものがあります。
今回はMさんの的確なリードと温かいサポートをいただき、
素人の私でも、これだけのバリルートを
無事に踏破することが出来ました。
本当に感謝しています。ありがとうございました。
また、今回のような非日常的な登山をご一緒させていただきたいです。
今度は北岳をバリルートでぜひ!・・・よろしくお願いします(笑)
コメント
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こんにちは、初めまして。
パワフルなレコ楽しく読ませて頂きました、自分では無理ですが、歩いた気分を味わえました。
夜明けの富士の写真が最高ですね、石川県からは富士が見えないので、南アからの大きな富士山が素敵でした、ありがとうございました。
hakusan319さん、初めまして
ご訪問&コメントまで、ありがとうございます
パワフル・・・仰る通り、今回は本当に体力勝負の山行でした
もちろん、ある程度の藪漕ぎは想定していたのですが、
まさかあれだけのキツイ藪漕ぎが待っているとは・・・
特に上に行けば行くほど、ハイマツの密生度と丈が高くなるので
その辺が想定外でした
尾根上(2800mくらい)まで出れば藪漕ぎもそんなではないだろう・・・
と思っていましたから。。。
富士は本当に綺麗でしたよ
お天気にも恵まれ、特に誰もいないこの尾根上から見る富士は
気分的にも格別でした
やっぱり苦しい思いをしただけの”ご褒美”はあったように思えます
北アと違い、南アからの富士は本当に近くてよく見えるので
ぜひ、お天気の良い日に登って見ていただきたいです
むかーし、ダンナと北岳だったか間の岳だったか忘れたけど、頂上からこの尾根を見て「たまに登る人いるらしいよ〜〜〜、道らしい形跡無いね、完全ヤブだよね〜〜〜」って話したのを覚えています。見る限り、青々した完全なヤブルートでした。(盛夏だったし)
ホントに登る人がこんな近くにいたとは・・・
なるほど、登るならこの時期ですよね〜〜〜
ハイ、わかりますよ〜〜〜(背の高さ以上の藪漕ぎを何故か何度も経験してるワタシには)
めっちゃ大変だったってこと!!
しかも、のっけからの堰堤乗越に膝丈の渡渉・・・・
いやいや、お疲れ様でした。
ウルトラガッツに脱帽です。
凄い勢いでパワーアップしてません?
tekuさん、こんばんは!
いつも見ていただき、ありがとうございます!!
そうですよ!(って、何がって!? )
藪漕ぎですよ、ヤブ漕ぎ!!
今回の藪漕ぎ山行こそ、真の藪ヤ?のtekuさんに
ぜひとも見ていただきたかったんですっ!!
>ここをホントに登る人・・・そうです!ここにいるんですよぉ〜〜〜
で、・・・忘れもしない、昨年の北岳・嶺朋ルート…
ヤブ漕ぎ大先輩であるtekuさんの数日前に、ヤブ初心者の私が歩いて、
「ヤブヤブルートでしたよ〜〜〜」とお伝えしたら案の定・・・
「ヤブっていっても、○○に比べたらなぁ・・・」と…
かる〜く一蹴されてしまった件! よーく覚えておりますよぉ〜〜
でも今回のルート(と、いうよりヤブ漕ぎ度)、
ヤブ大先輩のtekuさんにも、
自信を持っておススメ出来る”ヤブ漕ぎレベル”です!
決して嶺朋のような”なんちゃってヤブ漕ぎ”じゃ〜ありませんから〜〜
それと、パワーアップの件・・・ 、今回の山行内容もそうなんですけど、
それ以上に最近の山行頻度の高さの方が、私的には信じられない感じです
今はコレ含めて、月3山行ペースですから・・・
(昨年はせいぜい月イチでしたし…)
自分でも、何でこんなに山に行く(ハマって)しまったんだろって
本当に不思議な感じですよ
でも、これで来るべき雪山シーズンは、ラッセル込みこみで
迎えられる感じなので、今からワクワクしています
1月辺りにぜひ!毎年恒例の尖った雪山、よろしくお願いします〜〜〜
(あ、もちろん、−20℃以下の極寒雪中テン泊付きで! )
今回はさすがに疲れましたね
果てしなく続くハイマツの海に正直げんなりしていて、何度も「帰ろうか・・・」と思いました。
lifter175さんの気合いに後押しされた感があります。
間ノ岳に近づくにつれ視界も開け、紺碧の空に浮かぶ山々を見たら、それまでの苦労もすっ飛んで行きました。
体力的にも大変ではありましたが、いろいろ記憶に残る山行でした。
Mさん、おはようございます
そしてお疲れさまでした
ホントに心底疲れ果てましたが、
Mさんと踏破したこの長大なヤブ尾根、あの激ハイマツ帯を突破して
青空全開の主稜線に辿り着いた時の感動は一生の思い出となりましたよ
最後の林道歩き5時間はチョッと・・・でしたが!?
これら全部含めて最高の山旅だったと思います
いろいろとお世話になり、良い経験をさせていただき、
本当にありがとうございました
またよろしくお願いします
リフターさん、おはよーございます!
いやぁ、すごすぎる。ホントすごすぎる。読んでいて具合が悪くなるレベルですごすぎるっ!
のっけから堰堤越えに渡渉。そして藪こぎ…。僕だったら最初の堰堤さえ越えられません…
藪こぎの凄さがレコを通じて伝わってきて、「あー、もし自分だったらうんざりしてキレて帰ってるだろうなぁ」と思ってしまいました
まさに道なき道を行く感じですね。
なぜ?と人に問われたら…、
「そこに山があるから」
山がそこにあるから道は問わない。逆に道は自分たちで作ればいい。今回のリフターさんとM2999さんのレコはまさにそんな感じの山歩きですね!
僕の場合は、なぜ山に?と人に問われたら…、
「そこに道があるから」
単に山に登りたいのではなく、どこまでも続いて行く道を歩いて行きたい。もしかしたらそれが山でなくてもいいのかもしれない。
丘陵、草原、農村、田畑、海岸、島…。
歩きたいと思える道さえあれば、そこがどこであろうと構わない。
今回のお二人のレコを拝見して改めて自分のスタイルを認識しました。
山に登るという行為は同じながら、全く似て非なる山への意識。でもだからこそリフターさんのレコ読むの好きなんだろうなぁ。
成し遂げようとする意志や自分への挑戦、そして実行。どれも自分には欠けているものなので、そこが毎回本当に感服させられています。
これからも、お互い、”らしい”山歩き、してきましょうね!!
zawaさま、おはよーございます〜
ある意味マニアック!?なレコを見ていただき、
またご丁寧にコメントまで!本当に恐縮しておりますぅ〜・・・
最初の堰堤越えは私も独りではあそこで終わっていたと思いますヨ
普段ロープなど持っていませんし、更にあの壁、デッパリが全くなくて
掴むところが殆どないですから・・・
ここもMさんのお陰で通過できたと思っています
ま、渡渉も含めてこういうところがバリなんだなぁ・・・と、
のっけからその洗礼浴びた感じでしたネ
藪漕ぎのウンザリ度はハンパないものでしたが、
”もし自分だったらうんざりしてキレて帰ってるだろうなぁ”
↑これ、早いうちに戻る判断をしていれば戻れますが、
あの尾根の状況だと、半分も進んでしまうと、そこまで激ヤブ漕ぎ&ルーファイをしながら超急登を進んできているので、そう簡単に引き返すという訳にもいかない状況だったんですよ・・・実は
これは「せっかくここまで苦労して登って来たんだから・・・」という感情論よりも、現実にはルーファイ込みで道なき道を進んできているので、戻るにしてもここからの再ルーファイや、麓までの下降時間&食料・水の残り状況などを総合的に考えると、戻る方が返ってヤバい・・・このまま上まで登り切った方が安全で合理的という状況になっていたんです
こういう”引き返すことが簡単に出来ない”なんてところもバリならではなんだなぁ・・・とつくづく感じました
そういった意味ではホントに良い経験を積ませていただきましたヨ
”そこに山があるから”・・・そうですね!
今回の私達の山旅は道なき道を行く訳ですから、そんな感じでしたネ
仰る通り今回は、道を自分たちで造ってまいりましたヨ
zawaさまの「そこに道があるから」・・・これもよくわかります
私はzawaさまの島旅ファンでもありますし、これまで幾多のレコ見させていただいて、zawaさまの旅が山だけに限ったものではないこと、そして歩きたい道を歩くことへの情熱といいましょうか、その辺の感じは今までのレコを隅々まで見させていただいている私的には、重々感じておりましたよ
山への意識や目的は違えど、
お互いにそれぞれのスタイルがあって良いことであると思いますネ
これからもそれぞれのスタイルで楽しんでいければいいなぁと思います
ますます自分色のzawaさまレコ!
これからも楽しみにしています!
こんばんわ〜。
バリエーションルートに林道歩き…本当にお疲れ様でございます。
道なき道を行く。。。ってすごい冒険だと思います。
そして、楽しさと達成感っていうのはハンパないでしょうね〜( ´ ▽ ` )
そして、チラ見の山塊はテンション上がりそうだぁ(笑)
富士山が美しかった〜(´∀`)あぁ富士山見てぇ!って思っちゃいましたよ。
ホントの藪こぎはまだ未経験ですが
もっと経験積んで藪こぎもできるようになると
楽しみの幅も広まるんだろうなぁ。。。
ほんと、お疲れ様でございました〜!!!
ochadaさん、おはようさんです〜
・・・って、すんません!
もぅ出勤時間なんで、また今晩、日記も含めて
帰ったら改めさせていただきます〜!!<(_ _)>
あら。私への扱いが雑ですわね(笑)
お仕事、お疲れさま〜(´▽`)ノ
改めまして、おはようございます〜
>私への扱いが雑!?
いぇいぇ・・・そんなことないですよぉ〜〜〜
すんません・・・
最近帰宅が遅くて、、、
それでも以前は深夜に帰宅しても、何とかヤマレコ頑張れたのですが
最近はそこまでの意欲といいましょうか、
情熱のようなものが湧き上がらなくて・・・
逆に山行の方は以前より遥かに高い頻度で山に行くようになってる状況です
なので、山行頻度にヤマレコがついていけてない状況なんです
ホント、すみません…これから日記にもお伺いさせていただきます
で、今回のバリルート!と、いうか最後の林道歩き5時間も含めて
自身最大級、最高にキツイ山行でしたが、
でもその分、やり遂げた時の達成感はハンパ無いもの、
満足感も自身最大級、やっぱりトライしてみて良かったなぁ・・・
というのが、終わってみての感想でした
ochadaさんの大好きな富士山もハンパなく綺麗でしたよ
だ〜れもいない、道もない、本当の大自然、大ハイマツ帯の中から見る
その景色は一生涯心に残る素晴らしいものでした
なのでochadaさんもぜひ、ヤブ漕ぎ含めた大自然の中のバリルート山行!
お近くの山でもいいので、トライしてみて下さいませ
弘法小屋尾根、自分の記憶では一二度このコースのことを考えた
ことが有った程度です、それも積雪期の頃が面白そうだなと岳友と話した
だけです、リフタさんがあの藪尾根より間ノ岳に登った臨場感たっぷりのレコ見まして良く登ったと拍手です。
コースにより藪、岩稜、と出てきます特に人手の入らないルートより山頂を目指す
喜びは格別ですね、そして頂上での達成感良くわかります
それにしてもお疲れさまでした、特に2日目広河原からの5時間
320
社長、おはようございます
ご訪問&コメントまでいただき、ありがとうございます!!
やはり北岳&この周辺をよく登られていた社長、
この尾根のことを検討したことはあったんですネ
行ってみての感想ですが、
上に行けば行くほどハイマツ帯の密度と丈が上がって
ハイマツ漕ぎが激しくなるので、社長の言われる通り、
積雪期の方がこの激ハイマツ帯の上を雪上でサクサク歩けると思うので
大正解だと感じました
>人手の入らないルートより山頂を目指す
>喜びは格別ですね
ホントに社長の仰られる通りですよ
今回、初めてこれだけのバリルート=”人手の入らないルート”から
登頂を果たしましたが、その達成感と満足感たるや、
一般登山道では到底味わえない、それはそれは大きなものを感じました
広河原からの5時間林道歩きはチョッと・・・
(いらないオマケ!?)でしたが、、、
でも、それも含めて今回の山行、本当に”やり切った感いっぱい”の
一生の思い出に残る山旅でした
また、今度は北岳あたりをバリで登りたいなぁ・・・と思ってます
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