蕎麦粒山「ミヤマ谷」
- GPS
- --:--
- 距離
- 8.6km
- 登り
- 1,048m
- 下り
- 1,037m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
装備
共同装備 |
登攀用に30mロープ二本(懸垂下降用に二回使用も一本で可)
|
---|---|
備考 | 山頂のシャクナゲ藪山突破用に鋸や鎌を持参するが不使用でした。 |
感想
今年最後の沢登りと思い、N岡氏の奥美濃に参加する。女性二人、男二人で道の駅「坂内」に泊まり満天の星空を眺め明日も晴天続きと確信する。朝は5時起床、大谷川二俣のゲート前Pに移動すると京都ナンバーの縦走パーティーが先に出発しました。…私も蕎麦粒山や五蛇池山のアプローチで林道には何度か入ったが、今回は背丈を越える草藪の朝露で全身濡れる。救われたのは虫が殆ど居ないことです!荒廃の進む林道跡終点でミヤマ谷を左手に確認して本流に降りる。ミヤマ谷出合からは元気いっぱいの女性陣が先頭となり小気味良くフリーで小滝を乗り越え進む。…私は草藪の露払いの役目を果たして後続に回る。秋の花は種類が少なくとも沢沿いには白いダイモンジソウが並び壮観です。〜苔むした谷間などをデジカメ撮影で楽しむ!やがて5m程の滝をシャワークライム中の先頭に追い付く。私はクライムより安全優先と右岸高巻き後に、滝上から声を掛ける!念のためロープを出すと呼びかけたが「撤退します。」と返答を受ける。更に上流では直滝5mが立ちはだかる。クライム可能かもと思いつつ右岸を大きく高巻き、岩壁から沢に懸垂下降でした。ここは高巻き中にマムシが足元でトグロを巻いていました。やがて倒木が行く手を阻むも女性陣には梯子を登るように軽快でした。…分岐の「二俣」標高780地点にて休憩…ネット記録では左手でしたが、右俣には滝が見えます。〜リーダーだけが経験者で「予定通り右俣側です!」と告げられる。休憩後も相変わらず頼もしい仲間に連れられナメ大滝の登りです。途中からトラバースして左岸のガレを高巻く。(私的に、今回の核心と思う!)〜ルンゼ内は落石が溜まり危険です〜縦並びに何本か倒木が埋まっていたので助かりましたが危険度は高いです。尾根から滝上に懸垂下降で沢に戻ると、まだまだ連続のナメ大滝です。広い水流の右岸沿いを行く仲間とは離れ左岸の乾いた岩壁沿いに登る。頭上にはブナ大木やカエデ紅葉が始まり森の暖かみを感じます。枯れ葉の降り注ぐ谷間は秋の装いでした。最上部の左岸壁が脆く慎重に高巻く。滝上で谷は狭まり平流の趣となる。これから山頂ルートもリーダーからのお墨付きでした。振り返ると木に貼り札があり、お寺か宗教の魔除けでしょうか?思わぬ道しるべかも〜少し先の右手から枝谷が尾根に上がっている。本流ルートは左手に曲がり山頂を目指します。徐々に高度を上げ水涸れとなると背後に小蕎麦粒山が目線と同じ高さでした。最後の谷の詰めは脆い土壁となり岩屋のような穴の場所から急場となり四つ足歩行でした。シャクナゲ藪に突入するが「トップから登山道に出た!」と声が聞こえ安堵する。リーダーのおかげでシャクナゲ地獄は僅か5分以内でした。…青空の山頂に立つとお馴染み大パノラマでした。御嶽山や遠くの白山も観られました。山頂からの下山コースは西南尾根の登山道です。途中のブナ大木のコルには池がありますが水が少なく干し上がっていました。笹が一部分刈られていましたが記憶より歩き辛くなっていました!登る人が少ないのか滑りやすくクロモジの枝にしがみつい下りました。大谷川の橋は岸に片付けられておりトレランシューズを濡らして渡渉でした。「〜朝露に濡れ、渓を歩き山頂を踏む!秋の夕暮れにせかされ尾根を降りると陽が沈む」(K坂)
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する