八幡平国立公園Part2(陵雲荘〜鶴の湯)
- GPS
- 54:55
- 距離
- 35.5km
- 登り
- 1,155m
- 下り
- 2,021m
コースタイム
14日 八瀬森山荘6:40-曲崎山8:18-大沢森9:18-分岐点9:58-大白森山荘10:30泊
15日 大白森山荘7:35-小白森山9:15-鶴の湯11:25〜別館〜バス亭12:50〜休暇村キャンプ場〜旧道口バス停13:55......乳頭温泉〜蟹場温泉14:10〜16:10.....水沢温泉16:30泊
天候 | 13日 晴れ 14日 雨 15日 雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2010年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
水沢山荘1泊2食付き 11,765円(繁忙期+2,000円の料金です) 蟹場温泉日帰り入浴 500円 |
写真
感想
台風一過の晴天はたった一日ぽっきり。
13日 関東森からの倒木は疲れがピークの体にはこたえた。八瀬森山荘の水場は小川で、頭から水を浴びた。汗も流せさっぱり、気分爽快。山荘内には布団と毛布が沢山あった。寒い季節には大助かりである。トイレは二階にあった。ハエ、蚊、その他虫類が殆どいなかったので安眠できた。二階は川口から来られた御夫婦が使い、一階は独り占め。
14日 天気予報通り雨。しかも、大雨大風。倒木を迂回したり、乗り越えたりで難儀する。曲崎山の登りで大汗。下りは滑りやすいので神経を使い疲れる。天候が悪化する一方で歩いている最中から大白森山荘泊を決めた。
山荘に入るなり、着替える。二階の毛布に包まり休む。一時間ほどして御夫婦到着。お二人は、今日のバスを予約しあるので田沢湖駅まで行かねばならない為、昼食休憩をとり、大雨の中へ消えていった。
暫くすると、一階の扉が開き「こんにちは、一階使わせてもらっていいですか?」と女性の声で問いかけられる。管理人でもないが「はい、どうぞ」と言ってしまった。彼女は沢足袋に履き替えてコンパスと地図を持ち、出かけて行った。
3〜4時間後戻ってきた。2階で泡盛を飲んでいると、下では何やら夕飯を作り始めたらしく、「トントントン」と刻む音。次いで、「ジュー」という音と共にニンニクのいい香りが立ち込めてきた。肉を焼いているらしい。とてもいい匂いだ。食欲がそそられる。トイレの為、1階に下りてゆき、挨拶をすると「よかったら、食べませんか」とフライパンの牛肉を差しだされる。断る理由はあるわけがない。「はい」の一つ返事。2階から泡盛と水とカップを持ってくる。ウマイ!アルファ米とレトルトの夕飯とは雲泥の差である。
彼女のいでたちが実に熟練者そのもので、たすき掛けにナイフを差し、膝の上にはベニヤ製のまな板、フライパン、鍋、コッヘルが周りに配置されている。キリンラガーのロング缶とショート缶をぐいぐい飲みながら肉をほうばる。次に、ニンニクを刻み、トマトをサイの目に切り、パスタを茹で、フライパンにオリーブオイルを引きそれらをからめ、塩で味を調へ、最後にチーズを振りかけ出来上がりの早業。他にも塩漬した豚肉を鍋で小一時間も茹でてスライスし、辛子醤油で食す。なんという贅沢。一変して豪華な晩餐になった。
彼女の手際の良さとお酒(芋焼酎、ウィスキィ、ワインを持参)の飲みっぷりに軟弱なオイラは感服した。御馳走様でした。本当にありがとうございました。
15日 今日も雨。彼女は先に出て行った。オイラはゆっくりと出発。雨足は激しさをますばかりで、途中、ぐちゃぐちゃ、ドロドロの場所がいくつもあり辟易。
鶴の湯のには沢山の観光客で混雑していた。事務所でバスの便と時刻を尋ねたが要領がえられず、バス停へ向かった。これが間違いの元で、旧道をゆかず、別館経由の遠回りをしてしまった。道路を歩くのは辛い。途中のバス停から乳頭温泉終点まで乗り、蟹場温泉の日帰り入浴500円でさっぱりする。それから、公衆電話を使い、今晩の宿を探す為に片っ端からかける。乳頭温泉内全滅。ハローページを広げ、大きく載っていた水沢山荘に一か八か掛けてみる。ラッキー。決まった。場所を聞いて安心。バスで行けるところだった。しかも、目の前がバス停だというではないか。
バス停を目指し駐車場を横切ろうとしたところ、「どこまで、行かれるんですか?」と声を掛けられた。先ほど、露天風呂で会話した千葉県から来たカップルである。なんと、宿まで乗せてくれるというではないか。ありがたやー。チョーラッキー。大感謝。習志野ナンバーのワンボックスカーで送っていただきました。ありがとうございました。本当に優しい二人でした。今度、サッカー観戦に行きましょうね。
宿に入り、洗濯機をお借りして濡れたものを洗濯した。お風呂に入り、今日も豪華な晩餐になり、ビールと燗酒をたっぷり飲み爆睡しましたとさ。
コメント
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八瀬森山荘数年前に泊まりました。道には倒木があって大変でしたが、現在でもそのままであったでしょうか。
コメント有難うございます。
久々にヤマレコを開いています。
もう2年前になりますが倒木は沢山あり、とても難儀しました。あの時は、Part1,2,3のロング縦走で、バス停1泊、避難小屋4泊、温泉宿2泊、車中1泊の予備日を全部使い果たしたギリギリの山行でした。
今は、手軽なfb(フェイスブック)にアップしています。最近(6月)では、祝瓶山をピストン、翌日、大石橋から大朝日岳(泊)、寒江山(狐穴小屋泊)、大井沢温泉をしてきました。また、コメントください。それでは。
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