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Yamareco

記録ID: 750548
全員に公開
ハイキング
九州・沖縄

斟鉢山(平成登山道コース)

2015年10月24日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
08:20
距離
16.0km
登り
939m
下り
929m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:24
休憩
0:57
合計
8:21
8:03
229
11:52
11:53
16
12:09
12:44
17
13:01
13:15
47
14:02
14:09
135
16:24
16:24
0
16:24
ゴール地点
過去天気図(気象庁) 2015年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
朝の加江田渓谷。ひんやりと空気が心地よいです。
2015年10月24日 08:18撮影 by  SH-01G, SHARP
10/24 8:18
朝の加江田渓谷。ひんやりと空気が心地よいです。
フキの黄色い花があちこちに咲いています。
2015年10月24日 08:19撮影 by  SH-01G, SHARP
10/24 8:19
フキの黄色い花があちこちに咲いています。
ここからが加江田渓谷遊歩道の本番です。
2015年10月24日 08:19撮影 by  SH-01G, SHARP
10/24 8:19
ここからが加江田渓谷遊歩道の本番です。
沢の水辺には、数えきれないくらいの猿達が。蜘蛛の子を散らすように逃げだしていきますが、中にはドジな奴もいまして、木から落ちたりしてます。
2015年10月24日 08:20撮影 by  SH-01G, SHARP
10/24 8:20
沢の水辺には、数えきれないくらいの猿達が。蜘蛛の子を散らすように逃げだしていきますが、中にはドジな奴もいまして、木から落ちたりしてます。
ひょうたん淵です。ここの神様に無事をお祈りするのが習慣になってます。
2015年10月24日 08:22撮影 by  SH-01G, SHARP
10/24 8:22
ひょうたん淵です。ここの神様に無事をお祈りするのが習慣になってます。
硫黄谷休憩所。立派なトイレもあります。硫黄臭も、昔ほどしなくなってます。
2015年10月24日 08:29撮影 by  SH-01G, SHARP
10/24 8:29
硫黄谷休憩所。立派なトイレもあります。硫黄臭も、昔ほどしなくなってます。
一株だけキバナホトトギスが。
2015年10月24日 08:31撮影 by  SH-01G, SHARP
1
10/24 8:31
一株だけキバナホトトギスが。
広河原休憩所です。ここもトイレ有り。ここから斟鉢山に上がる時は、よほど気力が充実している時だけです。
2015年10月24日 08:42撮影 by  SH-01G, SHARP
10/24 8:42
広河原休憩所です。ここもトイレ有り。ここから斟鉢山に上がる時は、よほど気力が充実している時だけです。
多目的広場。昔のキャンプ場です。今でもできるのだろうけど…。きれいなトイレがあります。最後のトイレです。
2015年10月24日 08:53撮影 by  SH-01G, SHARP
10/24 8:53
多目的広場。昔のキャンプ場です。今でもできるのだろうけど…。きれいなトイレがあります。最後のトイレです。
歩きはじめて一時間。家一郷橋をわたると、いよいよです。平成登山道の入り口。最近は、たたら場跡地の柱が立ちました。
2015年10月24日 09:04撮影 by  SH-01G, SHARP
10/24 9:04
歩きはじめて一時間。家一郷橋をわたると、いよいよです。平成登山道の入り口。最近は、たたら場跡地の柱が立ちました。
ゆるやかな植林地をぬけ、自然林の尾根をグイグイと上がります。ユックリ進まないと、てきめんバテます。
2015年10月24日 09:41撮影 by  SH-01G, SHARP
10/24 9:41
ゆるやかな植林地をぬけ、自然林の尾根をグイグイと上がります。ユックリ進まないと、てきめんバテます。
急峻な岩峰の登りが、計三か所あります。見た目ほどむつかしくはないですが、気を抜くと怪我します。特に下りには注意!
2015年10月24日 09:47撮影 by  SH-01G, SHARP
10/24 9:47
急峻な岩峰の登りが、計三か所あります。見た目ほどむつかしくはないですが、気を抜くと怪我します。特に下りには注意!
ヒイコラと攀じ上ったら、やっと眺望の効く場所に出ます。主に清武町方面がみわたせます。
ここで一息入れておかないと、この平成登山道はまだはじまったばかりです。
2015年10月24日 09:52撮影 by  SH-01G, SHARP
10/24 9:52
ヒイコラと攀じ上ったら、やっと眺望の効く場所に出ます。主に清武町方面がみわたせます。
ここで一息入れておかないと、この平成登山道はまだはじまったばかりです。
いくつかのアップダウンを繰り返すと、巨岩が見えてきます。平成登山道における唯一?の観光スポット? この岩の上には裏側からのぼれます。
2015年10月24日 09:58撮影 by  SH-01G, SHARP
10/24 9:58
いくつかのアップダウンを繰り返すと、巨岩が見えてきます。平成登山道における唯一?の観光スポット? この岩の上には裏側からのぼれます。
巨岩の上から。双石の大岩展望に劣らない岩です。…眺望はゼロでありますが…。春先には鮮やかなツツジが隠れてます。
2015年10月24日 09:59撮影 by  SH-01G, SHARP
1
10/24 9:59
巨岩の上から。双石の大岩展望に劣らない岩です。…眺望はゼロでありますが…。春先には鮮やかなツツジが隠れてます。
いったんマキ道を下り、まわりこむようにして主稜線にもどると、平成登山道の展望所(と勝手によんでます)のテラスがあります。双石・椿山・鰐塚山が一望できます。夏場はここで汗がひくまで休憩してます。
2015年10月24日 10:08撮影 by  SH-01G, SHARP
10/24 10:08
いったんマキ道を下り、まわりこむようにして主稜線にもどると、平成登山道の展望所(と勝手によんでます)のテラスがあります。双石・椿山・鰐塚山が一望できます。夏場はここで汗がひくまで休憩してます。
実は携帯版の樹木観察ハンドブックを持参してきました。少しは知識をひろげないとね。
2015年10月24日 16:24撮影 by  SH-01G, SHARP
10/24 16:24
実は携帯版の樹木観察ハンドブックを持参してきました。少しは知識をひろげないとね。
という事で、この展望所の頭上にある木は、いままでてっきりと赤松と思っていたのですが、コメツガでありました。いや勉強になります。
2015年10月24日 10:13撮影 by  SH-01G, SHARP
10/24 10:13
という事で、この展望所の頭上にある木は、いままでてっきりと赤松と思っていたのですが、コメツガでありました。いや勉強になります。
先に進むと、梯子場があります。この梯子、一番下の段は破損していてありません。登る時は意識してますが、下りではいっつも失念して、ガクッズル!と落ちそうになります。
2015年10月24日 10:13撮影 by  SH-01G, SHARP
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10/24 10:13
先に進むと、梯子場があります。この梯子、一番下の段は破損していてありません。登る時は意識してますが、下りではいっつも失念して、ガクッズル!と落ちそうになります。
梯子場の横の岩をまいていくと、絶壁になります。もちろん絶景です。ここからギリギリで平成登山道のゴール地点でもある赤松展望場がみえます。ちょっとばかり怖いですが。
2015年10月24日 10:16撮影 by  SH-01G, SHARP
10/24 10:16
梯子場の横の岩をまいていくと、絶壁になります。もちろん絶景です。ここからギリギリで平成登山道のゴール地点でもある赤松展望場がみえます。ちょっとばかり怖いですが。
さきほどの岩のテラスの展望所よりも、こちらからの景色のほうが、同じ角度からでも。あきらかに迫力があります。
2015年10月24日 10:16撮影 by  SH-01G, SHARP
10/24 10:16
さきほどの岩のテラスの展望所よりも、こちらからの景色のほうが、同じ角度からでも。あきらかに迫力があります。
さてさて先に進みます。ここからはグッとガマンの行程です。変わり映えしない風景の登りが続きます。
2015年10月24日 10:37撮影 by  SH-01G, SHARP
10/24 10:37
さてさて先に進みます。ここからはグッとガマンの行程です。変わり映えしない風景の登りが続きます。
特に危険個所のない単調な登りですが、傾斜はかなりあるので、ユックリ歩かないと、息が切れてしまいます。
2015年10月24日 10:49撮影 by  SH-01G, SHARP
10/24 10:49
特に危険個所のない単調な登りですが、傾斜はかなりあるので、ユックリ歩かないと、息が切れてしまいます。
松にはさまれたヤセ尾根をすぎると、平成登山道のゴールは近いです。この箇所は右は切れ落ちてますので、注意です。
2015年10月24日 10:50撮影 by  SH-01G, SHARP
10/24 10:50
松にはさまれたヤセ尾根をすぎると、平成登山道のゴールは近いです。この箇所は右は切れ落ちてますので、注意です。
出ました!きました!Y字路の分岐です。いつもここで引っくり返ってゼーゼー言ってます。右に進むと五分で赤松展望所、一時間で花切山へ。左にすすむと40分で斟鉢山へ。
2015年10月24日 10:54撮影 by  SH-01G, SHARP
10/24 10:54
出ました!きました!Y字路の分岐です。いつもここで引っくり返ってゼーゼー言ってます。右に進むと五分で赤松展望所、一時間で花切山へ。左にすすむと40分で斟鉢山へ。
そして私は斟鉢山へと歩きます。この縦走路は徳蘇山系でもかなりゆるやかで歩きやすい路が長く続いてくれます。急峻な登りを終えたごほうびでしょうか。
2015年10月24日 11:19撮影 by  SH-01G, SHARP
10/24 11:19
そして私は斟鉢山へと歩きます。この縦走路は徳蘇山系でもかなりゆるやかで歩きやすい路が長く続いてくれます。急峻な登りを終えたごほうびでしょうか。
あまり人の通らない路ですから、基本的にはクモの巣街道です。油断すると顔からクモの巣につっこみます。
2015年10月24日 11:20撮影 by  SH-01G, SHARP
10/24 11:20
あまり人の通らない路ですから、基本的にはクモの巣街道です。油断すると顔からクモの巣につっこみます。
時々、樹林の間から内海方面の青い空がみえます。
2015年10月24日 11:20撮影 by  SH-01G, SHARP
10/24 11:20
時々、樹林の間から内海方面の青い空がみえます。
やがて杉の植林地へ。このあたりイノシシ多し!要注意。
2015年10月24日 11:33撮影 by  SH-01G, SHARP
10/24 11:33
やがて杉の植林地へ。このあたりイノシシ多し!要注意。
植林地をすぎると、右手に海が開けます。ホテルの白い建物と、その横にかすかに青島と、打ち寄せる白い波が見えます。この縦走路の一番のビューポイントです。
2015年10月24日 11:37撮影 by  SH-01G, SHARP
10/24 11:37
植林地をすぎると、右手に海が開けます。ホテルの白い建物と、その横にかすかに青島と、打ち寄せる白い波が見えます。この縦走路の一番のビューポイントです。
グングン登ると斟鉢山頂へ。とりあえず山頂タッチはおあずけして先に進みます。山頂から15分ほどで斟八神社です。立派な社です。
2015年10月24日 12:05撮影 by  SH-01G, SHARP
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10/24 12:05
グングン登ると斟鉢山頂へ。とりあえず山頂タッチはおあずけして先に進みます。山頂から15分ほどで斟八神社です。立派な社です。
神様に手をあわせて、無事にここまでこれた感謝を。四月に強風による倒木で本殿が破損したとネットで知り、気になってました。
2015年10月24日 12:07撮影 by  SH-01G, SHARP
10/24 12:07
神様に手をあわせて、無事にここまでこれた感謝を。四月に強風による倒木で本殿が破損したとネットで知り、気になってました。
ここからは宮崎大学方面がよくみえます。昔はここを山頂としていたそうです。
2015年10月24日 12:10撮影 by  SH-01G, SHARP
10/24 12:10
ここからは宮崎大学方面がよくみえます。昔はここを山頂としていたそうです。
部分的に板が新しくなっています。なるほどここが破損箇所。修復も大変だった事と思います。せめてもと、いつもより若干多めにお賽銭させていただきました。
2015年10月24日 12:09撮影 by  SH-01G, SHARP
10/24 12:09
部分的に板が新しくなっています。なるほどここが破損箇所。修復も大変だった事と思います。せめてもと、いつもより若干多めにお賽銭させていただきました。
社の前の大きな杉の木が折れた模様。まだ枝が引っ掛かっていました。
2015年10月24日 12:42撮影 by  SH-01G, SHARP
10/24 12:42
社の前の大きな杉の木が折れた模様。まだ枝が引っ掛かっていました。
斟八神社に植えられたヒマラヤ杉
2015年10月24日 12:42撮影 by  SH-01G, SHARP
10/24 12:42
斟八神社に植えられたヒマラヤ杉
悠仁親王ご生誕記念に植えられたコウヤマキ。来るたびにスクスク大きくなってます。
2015年10月24日 12:42撮影 by  SH-01G, SHARP
10/24 12:42
悠仁親王ご生誕記念に植えられたコウヤマキ。来るたびにスクスク大きくなってます。
神社のトレイが大変な事に。引っくり返ってました。うーん。でも私は一度も使った事がないのです。このトイレ。
2015年10月24日 12:46撮影 by  SH-01G, SHARP
10/24 12:46
神社のトレイが大変な事に。引っくり返ってました。うーん。でも私は一度も使った事がないのです。このトイレ。
山頂に引き返します。途中にある分岐が、穴元登山口へと下る標識。下りなら10分で着くでしょうか。
2015年10月24日 12:52撮影 by  SH-01G, SHARP
10/24 12:52
山頂に引き返します。途中にある分岐が、穴元登山口へと下る標識。下りなら10分で着くでしょうか。
引き返して山頂にタッチ。おや見慣れぬ標識が。
2015年10月24日 13:06撮影 by  SH-01G, SHARP
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10/24 13:06
引き返して山頂にタッチ。おや見慣れぬ標識が。
1993年 臼杵山岳会とあります。いったいどこから掘り出してきたのか?それにしても斟鉢山でなくて「久牟鉢山」とは…。なんなのだこれは…謎。
2015年10月24日 13:07撮影 by  SH-01G, SHARP
1
10/24 13:07
1993年 臼杵山岳会とあります。いったいどこから掘り出してきたのか?それにしても斟鉢山でなくて「久牟鉢山」とは…。なんなのだこれは…謎。
山頂からみる運動公園と太平洋
2015年10月24日 13:07撮影 by  SH-01G, SHARP
10/24 13:07
山頂からみる運動公園と太平洋
もと来た道をピストンでひきかえして、さきほどのY字路を赤松展望所へ。
2015年10月24日 14:04撮影 by  SH-01G, SHARP
10/24 14:04
もと来た道をピストンでひきかえして、さきほどのY字路を赤松展望所へ。
赤松展望からみた花切山。もう今日はバテちゃったから今度行きますね。
2015年10月24日 14:04撮影 by  SH-01G, SHARP
10/24 14:04
赤松展望からみた花切山。もう今日はバテちゃったから今度行きますね。

感想

斟鉢山は、標高はわずか505mの低山です。
国道220号線にて、宮崎市を南へと下り、宮崎南バイパスを進むと、右手に鵜戸山系・徳蘇山系の山々の一群が見えてきます。
一番手前に見える、ジグザグのピークを持ち、ついたてのように広がっているのが、斟鉢山です。
その後ろにヌーっとそびえるのが花切山で、
右となりにイビツな形で鎮座するのが双石山。

登山口は、いくつかあります。
一番使われているであろう登山口は、曽山寺の鳥居口です。二時間かからないくらいで山頂へと行けます。
同じ曽山寺でも、別ルートで、林道の悪路を車で登っていくと、穴元登山口です。ここからは15分で山頂へ行けます。

加江田渓谷内からの最短ルートは広河原登山口でしたが、橋が流れてしまったので、ほとんど使われなくなりました。たまに物好きが川を徒渉して使ってますが(俺ダ!)、ひたすら尾根を突き上げて登る、きついばっかりのルートです。
で、本題。加江田渓谷から斟鉢山へ行くなら、
花切山から赤松展望を経由しての縦走路をとって山頂を踏むか、
遊歩道を4キロほど歩き、平成登山道を使って行くかのどちらかです。
どちらも、なかなか骨のあるコースで、歩きごたえは満点です。
斟鉢山→花切→岩壷のラインに足を踏み入れると、
徳蘇山系の独自の趣きを味わえます。
同じ山系でも、いつも人で賑わう双石山とは味わいがまた違っています。

加江田渓谷遊歩道を歩き一時間。そろそろ景色に飽きた頃に、家一郷橋という鉄骨とグレイチングで出来た頑強な橋を越えます。そこが登山口になります。この平成登山道の入り口には、大きな標識が立ってます。あわせて、最近「たたら場跡地」という柱も立ちました。
登山口を進み、左へと分けると作業小屋のような建物があります。昔、気になって行った所、なにやら神様を祭ってある社でした。たぶんこのあたりが「たたら場跡地」なのかと。
この社の裏から、ヤブをこえると平成登山道へと繋がっております。
普通に行けば、登山口に入ったら右へと分けて、水たまりのようなカワイイ沢を歩くと赤テープがありますから、そこから斜面に取りついていきます。

ゆるやかな登りの、広い植林地を進み、自然林に変わると、急に傾斜が増してきます。このあたり三月くらいからギンリョウソウがあちこち顔を出します。
道の左右が落ち込み、尾根筋に乗ると、さらに傾斜は増してきます。シイやサクラの大きな木々をヒョイとかわしつつ、しばらく我慢の急登を続けると、少し傾斜もゆるみ歩きやすい道になります。
と、喜ぶのもつかの間、平成登山道のメインアクティビティ?である、急峻な岩峰登りが三連続で始まります。
固定ロープは、年期モノで古くて傷んでます。
これに全幅の信頼をおいて登るのはお勧めできません。
木の根と岩をしっかりつかんで、三点確保でガシガシと登りましょう。
結構体力をしぼられつつ、なんとか三番目の岩峰を登り終えると、尾根上の肩に乗ります。木々が多少うるさいですが、ここから市街地(清武町方面)を見る事ができます。ようやく高度感を味わえるポイントに立てました。
ここで一息いれておかないと、後がつらいです。
平成登山道の行程では、まだ三分の一あたりです。

生い茂る木々、に頭上の視界を遮られたまま、きついアップダウンは続きますが、いきなり大岩がゴロゴロと鎮座する場所へと出ます。二番目のアクティビティ(笑)地点。お隣りの双石山で言うところの…天狗岩的な…、ちょっと無理があるか…。
平坦な場所でもあり、ガラリと景色も変わるので、気分はリフレッシュできる場所です。一番でかい岩も裏側から登る事ができますから、コーヒータイムのテラスがわりにいいかも。でも夏場は、虫ですごい事になるかも。

先に進みます。
この先のコブを左に大きくまいて下り、また右へとグルリと登り返すと展望所です。
勝手に展望所と言ってますが、テーブルのような大きな石があるだけです。ここは見晴しのよい場所で、双石山や椿山、鰐塚山といったこのあたりの山群を一望できるのです。

さて、先を進むとハシゴ場です。このハシゴ、一段欠けてます。固定も弱くて、かなりグラグラです。でもこれでいいと思います。平成登山道らしさがあります。
このハシゴの手前の右手の岩を登ると、絶壁です。結構足がすくみますが、ここから左上へ首をのばすと、なんとか平成登山道の終点でもある赤松展望所が見れます。
注意してハシゴを登り、シダの生い茂るコブを越えると、あとは淡々と歩くだけです。危険個所もアクティビティもありません。

あーしんどいな。あーまだかいな、と我慢の登りを続けると、ようやく人工物が目に入ってきます。そうです案内標識です。
白いペンキの板に黒い文字と赤い矢印。
平成登山道の終点の三叉路です。
右が赤松展望所へ5分、左が斟鉢山へ60分。
あー着いたあ!と、そこにひっくり返ります。
もうこれが毎回の事で、ほぼ恒例行事。
今回は、樹林ハンドブックという小さな図鑑を片手に、
木々の名前を調べながらだったので、かなりローペースで歩きましたが、それでもきついものはきつい路でありました。

ここから左にコースをとって斟鉢山へ。目的地は斟八神社です。
斟鉢山への路は、しっかりとしたトレースがあり、一本の尾根路なので、まず迷う箇所はありません。
ここまでのアップダウンとちがい、いかにも縦走路らしいなだらかな道が続きます。標識には60分とタイムがありますが、実際は50分程度。北へ向かって自然林の中を歩きます。右側が開けると、鵜戸山系の山々と太平洋がちらちらと見えます。
途中で植林帯に変わりますが、ここを抜けると絶好のビューポイントがあります。
緑色山々の向こうに、広がる太平洋、白亜のホテル、青島に砕ける波が一望です。
ただし、マイナー道なので、クモの巣がけっこうひどいです。帽子は必須かも。また、よく私はイノシシと遭遇する道でもあります。

グッと一気に下り、斟鉢山頂の鞍部に降りたら、一気に急登して山頂です。今回は神社を目的地としてますので、そのままスルーして先に進みます。約15分ほどで斟八神社です。
神社に向かう途中に分岐があります。右に折れて下ると穴元登山口に行きます。一番山頂に近い登山口ですが、そこまでの車でのアクセスは、想像を絶する?悪路を覚悟しないといけません。
さて、斟八神社。神社の手前の木立の中に、トイレが作られていたのですが、強風か台風か? 破損して引っくり返ってました。あれはもう無理でしょうか。
斟八神社は、立派なお社です。山小屋がわりに使用できますが、いつ来ても綺麗に掃除されており、使用するのに気が引けるくらいです。また春先に屋根を損壊したらしいですが、きれいに修復されていました。社殿前の杉の大木が折れて落ちてきたのでしょう。太い枝が、まだ梢に引っかかってました。いつもならポケットの小銭のお賽銭ですが、修復された立派な社殿を見たこの日ばかりは、小銭という訳にはいきませんでした。(笑)

ここでお昼にして、ゆっくりと休憩し、また山頂へ向かって来た道を帰ります。せっかくの山頂なのでコーヒーで一息入れると、見慣れない山頂の標識が。いったいいつ立てたの?そもそも山名が違うが…。「久牟鉢山」とあります。
小さく、1993年 臼杵山岳会と読めます。
はて、これは…。ミステリーですね。
まあ、小さい事は気にしない。

同じコースをピストンして戻り、赤松展望所から花切山を眺め、さあて登りよりも気をはって、平成登山道を一気に下ります。
無事に遊歩道へと降り立ち、ぼちぼちと4キロの道を歩いて駐車場へ。想像以上にクタクタになってました。
十二分に加江田渓谷を楽しめた一日でした。

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