硫黄岳(絶景と強風。スリルを超えた恐怖の稜線)
- GPS
- 22:23
- 距離
- 11.0km
- 登り
- 959m
- 下り
- 948m
コースタイム
天候 | 晴れ(24日、25日共) 25日は気温低く、稜線の風非常に強い。(北西の風。15〜20m/sくらい?) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
<コース状況> 全体としては明瞭な道で要所に道標があり。 危険な通過場所はロープなどで規制されています。 (夏沢鉱泉〜オーレン小屋間に1ケ所、ヒュッテ夏沢の先に1ケ所) 【桜平〜オーレン小屋】 登山口から夏沢鉱泉の少し先までは車が通れる林道で、微妙にキツイ勾配があり意外に疲れる。 やがて普通の登山道に変わり、つづら折れの道へ。踏み跡は明瞭。 勾配が緩やかになった先にオーレン小屋。 【オーレン小屋〜夏沢峠〜硫黄岳】 オーレン小屋から出発してすぐ分岐あり、夏沢峠方面へ。 夏沢峠までは樹林帯の登山道。石がゴロゴロしているので足元注意。 ヒュッテ夏沢を通過し、樹林帯の道から森林限界へとなり、道もガレ場となる。 勾配もキツくなりつづら折れに高度を稼ぐ。 やがて石積みのケルンが立ち並ぶようになり、暫く登ると山頂に到着。 【硫黄岳〜赤岩の頭〜オーレン小屋】 山頂直下の岩場を下り、左手に横岳・赤岳を眺めながら稜線に沿って歩く。 道はザレている。やがて分岐の標識が現れ、赤岩の頭に到着。 オーレン小屋の標識に従い、細くてやや急な道を下る。 すぐに樹林帯に突入し、その後は明瞭な道を下る。 峰の松目からの登山道と合流し、暫く歩くと左手にオーレン小屋のテント場。 |
その他周辺情報 | 宿泊:オーレン小屋のテント場(1000円) 尖石温泉 縄文の湯(400円) http://www.city.chino.lg.jp/www/contents/1000000763000/ |
写真
感想
今年の夏にテントを新調したものの、テン泊山行に行く機会を逃していました。
真冬の装備は持っていないので、このままでは新調テントを使わずして来シーズンに突入という悪夢が頭をよぎる。
と、言うことで手頃な八ヶ岳山麓にテントを張って、翌日日帰り山行という計画。
当初はオーレン小屋起点で1日目に硫黄岳、2日目に天狗岳あたりを歩こうかと考えていたが、前日宴会があったので1日目は移動日だけにした。
天気予報は両日とも晴れだったが、2日目は気温が下がり、しかも風が強い予報。
初日の到着時間次第では硫黄岳に登ることも考えたが、テン場到着が昼を過ぎていたことや、テントを張ったらマッタリしたくなったので、初日の行動は終了。
ラジオを聞きながら、タダの酔っぱらいと化す。
2日目は天気予報通り寒い。テントのアウターは凍っていた。
風も強いみたいなので途中撤退も視野に入れながら出発。
衣類はレインウエアのズボンとダウンジャケットの完全防寒体制。
夏沢峠を過ぎて、稜線沿いの道は風が強い。
北西からの風なので真横か後から煽られる。
高度を上げるに従い、強くなる風と絶景のアンバランス。
北アルプスをはじめ、名峰がずらりと姿を見せてくれるのだが、写真を取るにも中腰か膝付き体制でシャッターを押すという状態。
夏沢峠から1時間。硫黄岳山頂に到着。
山頂は誰もいない。テン場を出発してから誰とも合っていない。
普通なら山頂独り占め状態なのだが、風が強くて飛ばされそうなのでウロウロも出来ない。
パノラマ写真を撮りたかったが、長居は危険なので早々に下山開始。
下山開始してから赤岩の頭までの稜線区間は吹きさらし状態で緊張を強いられた。
赤岩の頭からは低木に囲まれた道に始まり、やがて樹林帯になり、ようやく安心しての歩行に。
途中何人かの登山者とすれ違ったので、稜線の強風状態を伝えておいた。
山頂から1時間弱でテン場に到着。
テン場にはまだ陽があたって無く、テントのアウターは凍ったまま。
テントに入り、追加の食事でエネルギーを充填し、ゆっくり荷造り。
9時過ぎに荷造り完了。
オーレン小屋の受付に挨拶をして、山バッジとバンダナを購入。
名残惜しいが帰途に就く。
下りは青空と紅葉を楽しみながら1時間掛からずにゴール。
愛車が枯葉まみれになって居たのには閉口したが、車の中で着替えを済ませ、
尖石温泉「縄文の湯」のお世話になり、15時過ぎには無事自宅に到着。
おNewのテントを使いたいが為の1泊山行だったが、緊張あり絶景ありの充実した2日間であった。
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