八森山~槍ヶ先周回 晩秋の絶景稜線
- GPS
- --:--
- 距離
- 11.1km
- 登り
- 1,042m
- 下り
- 1,039m
コースタイム
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
コーススタート点に登山ポスト有。届出用紙がなくなっているので、持っていくほうがよい。 薬師原〜八森山 問題個所特になし。地元の小学生が作った合目表示がかわいい。粘土質の急坂なので、濡れている時や下りは注意。 八森山〜槍ヶ先 縦走路はきれいに刈り払われ、快適な道。烏帽子山周辺は登山道も狭く、東側が切れ落ちているので注意。 槍ヶ先〜薬師原 薬師原への分岐点までは親倉見からの登山道。巻道のところで登山道が崩落している。落ち葉が深く急坂で、滑りやすい。分岐から薬師原までの道は作業道だったものを地元で整備されたもの。赤テープが多く迷う心配はないが油断はできない。詳しくは以下を参照のこと。 神室山ブログ(東法田山愛好会) http://mogamiyama.blog.fc2.com/blog-entry-221.html |
写真
感想
秋が足早に過ぎゆき、冬の足音が近づく、そんな季節。神室を訪ねてみたいと思った。すでに雪の便りも届いているので、標高がそれほど高くなく、車で行きやすい、八森山と槍ヶ先を周回し、地元で整備された薬師原へのルートをたどる。
寒気が早く去ることを祈りつつ、最上に入ると、神室の峰は暗い雲の下だったが、いくらか陽も差し始め、回復への期待を抱かせる。薬師原の登山口に車を止めたが、ほかに車も人の気配もない。
のっけから始まる急登に息も整わないが、地元の小学生たちの手作り案内板がホッとした気分にさせてくれる。
辺りはすでに晩秋の気配で、名残の紅葉が曇天の空の下、日本画のようなたたずまいで迎えてくれる。市町境の尾根へ飛び出し、視界が大きく開けると、八森山は大きく、そこへ食い込む東荒倉沢の源頭部が、枯れ草色の斜面となって、はるか下の紅葉の茂みまで、なだれ落ちている。
八森山から遠く続く稜線はこれぞ神室といわんばかりの絶景。明るい陽射しこそないものの落ち着き沈んだ色合いの中に、時にやわらかい影が動く。ようやく来ることができた喜びを胸に縦走路を辿れば、やがて険しさを増した山稜が足元深く切れ込み、1000mほどの山と思わせない迫力で迫ってくる。東西に非対称の稜線は植物の相も違い、どこまでも登山者を魅了する。
槍ヶ先で出会った方はすでに火打岳を往復し、この後八森山を回って帰るとか。今日出会った方はこの仙台の方一人だけだった。
槍ヶ先からの下りで落ち葉が深く積もった急坂で足をとられて二度転倒してしまった。年を取るとバランスも悪くなる。おかげで尻餅をついた拍子に水筒が割れてしまった。
地元の方が整備された薬師原への巻道は、結構野趣あふれる道だが、青空と降り注ぐ陽の光で、あふれんばかりの紅葉に出合うことができた。
来年こそは神室山や火打岳を目指してみたい。
コメント
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素晴らしいレコです
神室の魅力といえばあのはるか遠くまで繋がる稜線歩き
そして日の光によってさまざまな表情を見せる山襞の陰と陽
もう雪が降って
樹木も紅葉からモヘアの様相になってきたんですね。
山が彩りの化粧を終えて静かに眠りに入って行く変遷を伺えました。
やっぱり神室はいいですね
来年はあの稜線をスキップしながら神室を謳歌されるんでしょうか
お褒めの言葉ありがとうございます
神室は大きな宿題で計画倒れが何回かあり、ようやく歩けた稜線でした
歩いて見て本当に素晴らしい、山を旅する喜びを感じさせてもらえました
最初すきっとしなかった天気もかえって、晩秋らしさを演出してくれたようです
スキップなんてとんでもない、すっころんで足が攣るぐらいですから、亀の歩みのようでしょう
meikenさんの真似は出来ません
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