武奈ヶ岳 〜今年最終の山頂清掃・・・のつもりでしたが〜
- GPS
- 06:00
- 距離
- 8.5km
- 登り
- 1,010m
- 下り
- 1,007m
コースタイム
天候 | くもり 日差しも出たり、ガスに包まれたり、雨は下山まで降りませんでした。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
今日は祭日でかなりの台数が停まっていました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
昨日の雨で落ち葉が濡れて、下り坂ではかなり滑りやすくなっていました。 |
写真
装備
個人装備 |
飲料
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ナイフ
カメラ
ゴミ袋
|
---|
感想
3週ぶりとなった武奈ヶ岳、山頂の清掃がそろそろ一段落と言えるかもと、一区切りつけるつもりで登ってきました。
区切りをつけるのならいつものように時間で切るのではなく、ある程度時間をかけて納得するまでやってみること。
そんな感じで今日のルール(?)みたいな決め事を心で決めて行ってみました。
それともう一つ、静かに歩くこと。
別に一人で騒いで歩くわけではありませんが、最近の登山ではどうもいろんなことを感じる能力が落ちているようで、そこを修正しながら歩いてみたい。
自分が敏感になるためには、心が静かでいること。
そうして歩く山の気持ちよさを感じられるように。
日の出がどんどん遅くなって、今までのスケジュールでは山頂に着いてもまだ薄暗い時間です。
そこで思い切ってスタートから時間をずらし、下山の時間を気にせず動いてみることにしました。
登り始めてしばらくで明るくなってみると、おやおや、こんなところからもう木々の色が変わっていました。
そこからの登り道、飽きることなく周りの木々や落ちている葉っぱに心を寄せながら歩くことができたのは嬉しいことでした。
稜線に近づくと、一旦はほとんどの木が葉を落としたように見えながら、また紅葉した木々が道を囲んで華やかな景色を作ってくれています。
時期としてはもう最終なんでしょうが、名残の紅葉もまたよきかな! です。
さて、もう一つの目的も忘れずに・・・
春に最初の作業を始めた西側の斜面、歩きながらチラッと目をやると・・・全然だめです!
そういえば当時は「落ちているゴミを拾う」ことで満足していたのでした。
しかも、回数を重ねて多少目が慣れてきたものですから、久々に見たこの斜面はあちこちにゴミが散乱しているように見えます。
これを見てしまうと、区切りをつけるとかの気分は吹っ飛んでしまいました。
もう少し、やることが残ってる。
山頂には続々と登頂するグループがあって、休日のこの山の賑わいを久しぶりに見ました。
団体さんが帰った後、ゴミがないか心配になってこっそり見てしまうのはなんだか気が引けるものでしたが、どのグループもきちんとされていたようです。
帰り道ではまだまだ登ってくる多くのグループとすれ違いましたが、手に持った黒いビニール袋を見てキノコと間違われ、どこでそんなに採れるのかと聞かれました(笑)
大勢の方に何を持っているのかと聞かれて「ゴミです」と答えるのですが、そのたびに汚れた山をイメージさせてしまっているようで申し訳ない気持ちになります。
昔のゴミが石の下に埋まっているのがあって・・・と変に細かいことを付け足してみたり、山のイメージを下げないように紅葉がまだきれいなことを伝えてみたり、どうも自然体でいることが難しくて・・・
この山の登山者のマナーはいいと思っています。
登山道沿いでも山頂周りでも、昨日今日捨てられたごみなんてそんなに多くないです。
そんなのは歩きながら気づけば拾うくらいで十分きれいに保てます。
だからあとは昔のゴミを減らせばその分いくらか山に喜んでもらえるつもりでいるんですが、せっかく登ってきた方たちの気分を下げるような対応をしちゃいけない。
やっぱり平日に動く方が気楽かな・・・
コメント
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山頂の清掃お疲れ様です!
今年は何回、清掃登山されました?
4,5回、いや、もっとかな。
ムッシュさんみたいに比良を愛してもらえる人がいるとうれしくなります。
これからもマイペースで無理せんようにお願いしますm(__)m
それと両手に大きな袋を持って下りるのは危ないからそろそろ背負子を買った方がいいかもしれませんね
そして、その行方不明の遭難者は発見されたので、もし近いうちに御殿山ルートを歩かれることがあって、まだ、捜索のチラシが張ってあったら回収、処分しておいていただければありがたいですm(__)m
せんらくやさん、こんにちは
えっと・・・去年の秋に1回と、今年は13回です。
(20回くらいは行けるつもりでいたのですが、気分次第だとダメですね )
捜索のチラシ回収、了解しました。
道沿いに多く見かけたので、来週歩いて見つける分は回収しておきますね
背負子ですか・・・
う〜ん 悩むところですね〜
確かに両手が塞がっているのはまずいのですが、ガラス類や金属など重いもの、危険なものはザックに入れて歩くようにしているんです。
で、両手に持つのはビニールゴミの軽い袋ばかり。
総重量も15kgあたりだと思います。 一人で無理なく持って下りられる量だけってことで。
雪までにあと数回は登れそうなので、もう少し手を入れてみようと思っています。
ムッシュさん、こんばんは
この時期の比良は特に入山者が多いのでやっぱり平日の方が気楽ですね。
ハロウィンの馬鹿騒ぎの跡に比べれば、山は比べものにならないほどきれいだとは思いますが、空き缶1つでも気になるのが山ですね。
ムッシュさんに出会ってから、山のゴミには敏感になったつもりでいましたが、まだまだ山に喜んでもらえる域には達していません。
一区切りはやっぱり降雪ですね。お体にご自愛下さい。
masutyannさん、こんにちは
山道を歩いていると、足元にあるいろいろなものが目に入ります。
草や木もあるし、落ち葉や枯れ枝、岩や石ころ・・・
あって当然のものは風景に溶け込んでいます。
人間が作ったものは光って見えます。
紙の白さやビニール系のテカり。
ガラスや金属の質感・・・
小さくても異質なものは目立ってしまいます。
そんなのを一人が拾ったところでたかが・・・と思ってしまいがちですが、そうして山で過ごす時間は気分のいいものです。
山を喜ばすつもりでいながら、実は自分が喜んでいるんです。
だから、「山に喜んでもらえる域」ってのはないんです
たとえ一つでも、見つけて拾うことでいい気分になれれば儲けものですよね
空を見上げる 彩に四季を感じる 足跡を聞く
自然の音というのは美しく素晴らしいですね
monsieurさんが自らかってでた清掃登山とはいえ
先日 山の中で何度も心を過りました
広大な山の中を綺麗にすることは想像していた以上に大きな壁ですし
中には触りたくないものもいくつもあります
山に行く場所は違えど少しだけでも分かち合えたらなと思いながら歩いていました
merさん、こんにちは
1年前にこれを思いついた時には、たぶんひと夏通うことになるだろうと想像していました。
予想通り、この半年の間、日帰り山行は武奈ヶ岳に通っています。
100の山に登るのも1つの山に100回登るのもたぶん同じくらい楽しい。
ずっとそう思っていましたが、自分にとっては嘘じゃなかったと確かめられた(?)気分です
比良の山全体からみると取るに足らない面積ですが、季節の流れまで感じながらの壮大なイベントをもう少し楽しませてもらいますよ
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