大峯奥駈道 ☆吉野から熊野本宮大社へ☆
- GPS
- 47:55
- 距離
- 107km
- 登り
- 8,193m
- 下り
- 8,318m
コースタイム
- 山行
- 15:27
- 休憩
- 1:04
- 合計
- 16:31
- 山行
- 9:43
- 休憩
- 0:57
- 合計
- 10:40
- 山行
- 10:10
- 休憩
- 0:32
- 合計
- 10:42
- 山行
- 7:51
- 休憩
- 0:54
- 合計
- 8:45
・道迷い等の記録も消さずにそのままにしておりますので、もし参考にされるような時にはご注意下さい。
・各ポイントの通過時刻については、実際にそこを通過していなくても近傍を通るだけで通過したことになってしまうことがあります。これも参考程度に見て下さい。
(どこの峰を巻いて通過したのか?歩くのにド必死過ぎて覚えておりません。)
天候 | 10月31日(土):曇り後夕方頃より晴れ 11月1日(日):朝のうち晴れ、後曇り 11月2日(月):朝のうち雨、後曇り 11月3日(火):快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
徳島港〜(フェリー)〜和歌山港〜(電車)〜新今宮〜(電車)〜吉野口〜(電車)〜吉野駅の予定でした。 ☆帰り 本宮大社前〜(バス)〜紀伊田辺〜(電車)〜和歌山〜(電車)〜和歌山市〜(電車)〜和歌山港〜(フェリー)〜徳島港 ☆交通費 ・フェリー代3800円 ・電車代5090円 ・バス代2060円 ・合計10950円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険だと感じるところは有りますが、どこの登山道にもあるようなレベルだと思います。ただし、アップダウンは半端ありません。 ◇水場情報(自分の目で確認したものだけ記載) 小笹ノ宿:出ている(水量十分) 行者雫水:枯れていた 鳥の水:枯れていた 持経ノ宿:出ている(水量十分) 玉置神社:参拝口の手水舎の龍の口は枯れていた。 社務所横の手水舎の龍の口からは出ている(水量十分) |
その他周辺情報 | ◇吉野山観光協会 http://www.yoshinoyama-sakura.jp/ ◇吉野ビジターズビューロー http://yoshino-kankou.jp/ ◇天川村役場 http://www.vill.tenkawa.nara.jp/sightseeing/tenkikawa/ki.html ◇十津川村観光協会 http://totsukawa.info/joho/world_heritage/oomine_okugake_miti.html ◇熊野本宮観光協会 http://www.hongu.jp/kumanokodo/ ◇熊野ツーリズムビューロー http://www.tb-kumano.jp/kumanokodo/ ◇新宮山彦ぐるーぷ http://syamabiko.web.fc2.com/ ◇和歌山県街道マップ http://www.wakayama-kanko.or.jp/walk/index.html |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
ウィンドブレーカ
防寒肌着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
行動食
ハイドレーション
ライター
地図(一万分の一地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
浄水器
1リットルウォーターキャリーバック
保険証コピー
携帯
時計
サングラス
タオル
ハンカチ
ストック
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
建築用防水シート
70リットルビニール袋
ガベッジバック
|
---|---|
備考 | ☆持って行って良かったもの ・電池はエボルタでしょ!持ちが違うので長期縦走には欠かせません。 ・70リットルビニール袋は雨の日にザック内に入れて、その中に荷を全部詰め込む事で背中からザック内に染み込む雨水に濡れるのを防ぎます。 |
感想
一年前の今の時期に熊野古道歩きにチャレンジし、道中の熊野本宮大社へと向かう途中にて「大峯奥駈道」なる看板を見つけました。ここがそうなのか!と脳裏に焼き付いたまま一年が過ぎ、再び4連休が取れそうなので秋の縦走は何処にするか?迷わずここしかないでしょう!って事で大峯奥駈道にチャレンジする事にしました。
計画当初は自分の脚力なら2泊3日で行けるんじゃね?
なんて、軽く考えていましたが…
実際に歩いてみたらとんでも無くて3泊4日の行程となりました。
(0日目:移動日)10月30日(金)
夕方に仕事を終え速攻で徳島港へと向かい南海フェリーで和歌山県へと上陸。
電車を乗り継いで吉野駅を目指します。
吉野駅に到着するのが0:15頃で、到着するとすぐに歩き出すつもりのため出来るだけ寝ておこうと思いフェリーの中や電車でウトウトZzzしてました。
そして、最後の乗り換えをへて吉野駅は最終駅のためずっと乗っておけば良いだけなんですが…
電車の中でフと目が覚めると電車内の乗客が全員降りて行ってます。
電車内に残っている乗客は見渡すと自分一人だけで、腕時計を見れば時刻が0:15になってる。
これは吉野駅に到着したんだと思い込み、自分も慌ててそのまま降りてしまいました。駅名も確認せずに…
無人の改札口を出て行こうとすると電車が動きだすではありませんか?
(吉野駅に来た事ないので違うという事に全く気付いてません。)
へ?なにこれ?もしかして…やってもうたの?
駅名を見ると大和上市駅と書いてある!マジですか!何処ここ?
スマホで検索すると吉野駅の2つ前で降りたようです。
吉野駅まで約3.6kmの距離です。
乗り過ごしというのは過去に経験した事はありますが、降りるのが早過ぎるって言う意味の言葉を聞いた事は無いので、「降り早過ぎ」にしときましょうか…
もう言葉にならないほどの精神ダメージを受けてからのスタートです。
(1日目)10月31日(土)
駅の外でしばらく悩んだ後、気持ちを取り直して吉野駅へと歩いて行くとコンビニがあるので立ち寄り、パンとおにぎりを購入です。
食料は足りていますが念のために買い足しておきましょうか!位の気持ちですがコンビニに立ち寄れてラッキーだったじゃん!いい事あるじゃん!
と、ポジティブに考えるようにして心のリカバリー完了です。
その後は車道をテクテクと歩いて吉野駅を通り過ぎ、夜中の神社仏閣横を「怖いよ〜」なんて独り言を言いながら通り、山中へと入り進んで行きます。
5時頃になるとガスが立ち込めてきたため登山道を見失わないようにキョロキョロしながら歩き続けます。(落ち葉で道を見失いがちです。)
なんせ初めて訪れる山中なので、どんなになってるのか良く分からないため慎重になりましたが、やがて辺りも明るくなってきてホッと一安心、朝の訪れです。
今日の予定は弥山小屋迄のため15時間程度は歩きっぱなしになるので午前中が勝負と思い気を張って歩いて行きますが、それでも深夜から6時間程度休まずに歩くと眠たくもなります。
ボーっと歩いていると目の前に女人結界門が現れ、ここが五番関というところかと気づく。
結界門をくぐり更に上へと進むと洞辻茶屋というところに到着。
あれ〜?中に人がいてる。(日帰り登山の方でした。)
今日初めての人間と出会いでちょっと安心、嬉しい。
そして、今回の旅で楽しみにしていた大峯山寺へと到着。
テレビで見た千日回峰行のお寺や〜、ここがそうなんか〜と感激。
感慨にふける時間もそんなに無いので直ぐに下って進むと小笹の宿に到着。
小屋内でちょっと休憩してから水場で水を補給しようと小屋裏にある水場へと行くと鹿がいてる。
目と目があったけど、鹿は「あんた誰?」みたいな感じで逃げずに平気で食事中。
何だか食事中にお邪魔して悪いね、と言いつつ横を通り過ぎて歩き続けますが、水の消費がだんだんと増えてきました。
呼吸から出る体内の水分が歩くスピードを上げるとハーハーゼーゼ―とどんどん失っていくため持ってきた水3リットルでは心細くなってきました。
弥山小屋が開いてるかどうかを確認してこなかったため、確実に水を補給できる確証が得られないまま進んで行くと、登山道脇にある行者還の水場が枯れてます。
今回の旅で一番心配していたのが水の確保だったため、もし弥山小屋が開いてなかったらどうしよう?と不安になりながら進んで行くと男性二人組の方と出会う。
弥山小屋が開いてたかどうか聞いたけど弥山小屋まで行ってないので知らないとの返事。このまま下山するようなので、非常にあつかましいお願いですが水が余っておれば分けて頂けないでしょうか?と、お願いすると快くペットボトル1本を代金受け取ってもらえずに無償で頂き感謝です。ありがとうございました。
奥駈道出合を過ぎる頃からは大勢の登山者とすれ違うようになり、弥山小屋が開いていることを知りホッと一安心ですが弥山小屋に辿りつくまでの急登はこたえました。
約40kmを歩いてきて夕暮れ間近なので何とか暗くなる前に小屋に着きたいと思い、かなり頑張って小屋まで登り詰めると脚に相当のダメージを自覚。
太腿の後ろ側がつりそうです。
小屋にてテント場の受付(500円)とビール(500円)、水1リットル(100円)を購入してテント設営。
テン場には自分以外に2張り。小屋内には20双位の靴が下駄箱に入っており賑わっているようです。
明日の朝の気象予報では0℃程度とかなり冷え込みそうなためレインウェアを着こみ、寝袋に入り早々に就寝。
1日目の歩行距離は41.32km。累積上り3402m、累積下り1725mでした。
そりゃ疲れるわ…
この時点で2泊3日での縦走は諦めて3泊4日の行程に変更しました。
◇弥山小屋情報
http://yamagoya-navi.com/%E5%B1%B1%E5%B0%8F%E5%B1%8B%E6%83%85%E5%A0%B1/%E5%BC%A5%E5%B1%B1%E5%B0%8F%E5%B1%8B/
(2日目)11月1日(日)
お〜!何だかメッチャ寒い!
で、目覚める。時計を見ると4時頃。
これはアカン。何か食べて発熱しようと思い起床。
テント内でグダグダと時間を過ごすうちに周りが明るくなり出発が遅れました。
3泊4日に変更した事もあり、今日は行けるところまで歩こうと思い弥山からスタートです。
八経ヶ岳から見る眺望の良さに感動もあり気分良くどんどん歩いて行くと、徐々に登山道が岩場や木の根っことなり、激登りと激降りで歩くスピードが上がりません。
そして崩落場所の迂回等もあって時間がかかるわりには距離が稼げない状態が続き、果たして何処まで行けるのか不安になってきました。
楊子ノ宿にて少し休憩して釈迦ヶ岳へと到着すると仏像のデカさとこれを運んで来たという強力の方を思い驚嘆!凄い!これは良いもん見れた!
人気もあるようでこの辺では多くの登山者と出会います。
皆さん何処から登ってくるのだろう?と聞いてみますが、地名を聞いただけではどこかピンときません。
まあ、この辺には登山道が沢山ありそうで、縦走してこなくても良いんだ!と思うと繋ぎでの奥駈道縦走も楽しいんだろうな〜と思います。
四国の人間には遠すぎて繋ぎでの縦走はちょっと無理そうなので、今回は一気縦走になってしまいましたが違う季節にまた来てみたいと思える釈迦ヶ岳でした。
この日は前日の頑張りによる脚の疲れがとれていない事とスピード上げれない区間が多いため、距離が稼げないまま何処で宿泊するかについて昼頃より考え始めます。
水の消費も3リットルスタートからどんどん減っているし、途中にあった鳥の水という水場も枯れていたため水の補給は必須で、持経ノ宿か平治ノ宿に泊まろうと思い先を急ぎます。
夕方に持経ノ宿へと到着すると中には誰もおらず、宿前の看板にはここで水を補給していかないと、この先では補給できないかも?みたいに書いてあります。
水場への案内板通りに林道を歩いて行くと誰かが水場にいてる!
まさか人がいてるとは?と、ちょっと嬉しい。
ご挨拶して今日はどうするつもりか聞いてみると持経ノ宿で泊まろうかどうしようか思案中のようです。では、ご一緒に持経ノ宿で泊まりましょう!となり、宿へと戻り話をしてみるとヤマレコユーザーのm_89さんでした。
歳も近く、山行の嗜好も似ているようで話があいます。
宿内は100円を入れると2時間照明がつき、コンセントも使え、毛布も沢山あり、囲炉裏もあり、ストーブもあり、トイレもあり…って、素晴らし過ぎです。
快適すぎ〜!メッチャ嬉しい。
ここを管理されている新宮山彦グループの方々に感謝です。
ノートにも感謝の書き込みしました。
この宿の宿泊料2000円(以上です)と電気使用料100円でした。
2日目の歩行距離は21.73km。累積上り1110m、累積下り1938mでした。
この日は降りの距離が多く太腿の前の方にダメージありますが、まだまだ歩けそうです。
毛布を大人使用?(数枚)使わせてもらいグッスリと就寝。
◇持経ノ宿情報
http://syamabiko.web.fc2.com/yamabiko_manage_hat.html
原則として予約する。連休中あるいは多人数利用の際は必ず予約をすること。
予約先:沖崎吉信 TEL 0735-22-4558
宿泊費は、一人当たり2000円以上/泊を屋内据付納付箱に納付する。
収容人数25名、囲炉裏・ストーブ・炊事場・食台・宿泊用毛布あり。水場5分。
(3日目)11月2日(月)
朝4時にスマホのアラームで目覚めると外は土砂降りのようです。
出発を遅らせるかどうか?雨模様が判断できるスマホも電波が届かなければ何の役にも立たず、自分の判断に頼るしかないです。
遅らせても仕方ないと思い、寝ているm_89さんの邪魔にならないよう準備、片付けして出発。
外は土砂降りでガスが充満して2m先位しか視認できません。
これは…明るくなるまで待とうかな?とは思いましたが歩き続ける事とし、落ち葉で見失いがちの登山道を慎重に歩いて行き、明るくなるまでは我慢の歩行です。
やがて1時間もすると周りが明るくなり、ガスもはれてきました。
平治ノ宿を通り過ぎ、行仙ノ宿へと到着してから一休み。
中には誰もいませんでしたが、ここも新宮山彦グループさんが管理しており手入れが行き届いております。持経ノ宿と同じで快適に過ごせそうです。
朝からの土砂降り雨のため、ここへ来るまでに濡れた木の根っこや石で何度も滑り転倒しました。
ズルっと滑る事は数えきれない程あり、多くの足跡?を残してきたので後から出発したm_89さん(笠捨山まで行くそうで)は、きっと「あ〜、ここでも滑ってる」って思いながら歩いた事でしょう。
しばしの休憩の後、行仙ノ宿を出ると雨もあがったようで気分良く今日の目的地となる玉置神社駐車場を目指して歩いて行きます。
そこの売店でビール、うどん、めはり寿司等が飲食できるのもモチベーション上がる楽しみの一つです。
気分良く歩いておれば誰しにもあるかと思いますが、無心で歩いていると一日の中で何度か訪れる、「休憩しなくても何処までも何時までも歩いて行けそうな気がする」ホットスポットに入ります。調子が良いのでどんどん速度を上げて歩いていくと目の前にはハッキリした登山道があるにも関わらず脇にそれるテーピングした道があります。
深く考えもせずにそのテーピングに導かれるままに尾根を外れて電源開発の鉄塔巡視路へと入りこみました。
テーピングがあるのでしばらく降りて行くと鉄塔が出てきて…
ん?ここって??何かおかしい???
地形図、GPSで確認するとやっぱり別の尾根を降りて行ってる!
それも相当降りて来てもうた…あ〜、ヤッてもうた!
好事魔多しと言いますが、この精神的なショックは大きいです。
登り返すのに後悔しっ放しでモチベーションが上がりません。
ダラダラと登り返したので30分以上のタイムロスとなり、分岐点へと戻ってからも何で間違えたんだろう?って、落ち込みます。
ポジティブに考えられずに心のリカバリーができないまま地蔵岳へと進んでいる時が最悪です。
ホットスポットからコールドスポットに入った!ようで、岩稜縦走が精神と体力を削っていきます。
辛いわ〜なんて思いながら歩くうちに、激登りや激降りに自己査定ポイントをつけてポイントを稼いで行こう。「この激登りは2ポイント」「この激降りは1ポイント」
平らな登山道はボーナスステージでー1ポイント。
もうゲーム感覚で歩かないと気持ち持ちません。
「うぉ、また激登りきた〜!ここは3ポイント」
「ここの激降りは2ポイントかな?」
ってな具合でアップダウンをゲームに見立てて楽しみながらクリアしていこうとします。単純人間なんで、辛くなりかけた気持ちを取り直して順調に進んで行き、いよいよ本日最後の玉置山へと到着。
さぁ、売店でまずはビールでも!
「ビール、うどん、めはり寿司」と唱えながら煩悩全開で小走りで駐車場へと降りて行くと…マジですか!売店閉まってる…
ここで何故だか意気消沈にはならずに、自動販売機でジュースを買ってグビグビ。
これだけでも有難いと思えるのは今日の精神修行の成果なんでしょう。
トイレ横にテントを設営して3日目が終了です。
3日目の歩行距離は23.13km。累積上り1657m、累積下り1694mでした。
ここではドコモの携帯電波も届くようで、明日は快晴予報。
星空もキレイです。
早々に眠りについて、熟睡していると星空を見に何台かの車がやって来て、そのたびに起こされるのには参ったけど…
あれ?この日は何人とすれ違ったのか?記憶に無いです。
誰ともすれ違わなかったかも?
◇玉置神社
http://www.tamakijinja.or.jp/
17時まで開いている売店があり、ビールや食料の購入が可能。
自動販売機も有り。
テントは駐車場トイレ横の黄色(オレンジ)の線の中に張る。
(4日目)11月3日(火)
朝3時半頃、車が近づいて来て目が覚める。
テントの外に出てみると満天の星空。気温もそんなに低くないし快適。
残り少なくなってきた行動食を食べてカロリー摂取。
朝食は500kカロリー以上を目安にしてきたので、今日もしっかりと食べますが何だか行動食も飽きてきた…早く熊野に着いてめはり寿司が食べたい。
テントを撤収して、いよいよ最終日の4日目をスタートです。
まずは玉置神社で水を補給しようと思い神社登り口にある手水舎に行くと枯れてますが…どうしよう?
水は1リットルしか持ってません。
駐車場の自動販売機まで戻って買うのも距離があって嫌だし、1リットルでもギリギリもつかな?と思いながら社務所前を通ると手水舎があり、そこは水が出てる!
ありがたく拝んでから頂戴しました。
神社から何気に標識に導かれるままに玉置山へと登って行き、昨日に続いて2回目の登頂やな〜。さぁ、奥駈道ファイナルや〜!って奥駈道を探しますが…
あれ???
地図を見ると奥駈道は登ってきた神社の横から入って行くようですね…
マジですか!またヤッてもうた。
この朝一の間違いは…もう何とも思わなくなってきた。これも精神修行の成果です。
気持ちの大きなダウンが無くなってきました。(単に疲れているだけかも?)
ウォーミングアップに丁度良かったと気持ちを切り替え、再び神社へと降りて行き奥駈道に入って熊野本宮大社目指して歩いて行きます。
まずは大森山へと登りつめ、今日一の最高標高山に登ってやれやれと安堵したんですが、まだまだ激登りと激降りは続きます。
昨日から始めたポイント制度は50ポイントを超えました。
この頃になると余裕が出てきたのか?
山中鹿之助の有名な言葉「願わくば、我に七難八苦を与えたまえ!」って、言いながら激登りと激降りをクリアしていきます。
でも、やっぱり最終日ともなると脚の疲れはあり登りもスピードが上がりません。
頻繁に足が止まりますが休憩はしない!って思いながら歩く続けます。
もうゴール後の煩悩(食欲)に勝るものはありません。
本当に最後の登りとなる七越峯を過ぎ、あとは熊野川へと降るだけです。
あ〜終わったんだと感慨にふけりながら川辺へと降りてくると先を行く団体さんが熊野川を渡渉してる!
お〜!これは自分も行くしかないやろう!って、喜んで川へと降りて行き裸足になって渡渉します。水は冷たいですが我慢できないほどじゃないし、水深も膝下のためストック使いながら足裏がイタタとなりながらも無事渡渉完了。
朝露で濡れてしまったテントを乾かしながら川辺でボンヤリ。
ポカポカ陽気で眠たくなってきたZzz
テントも乾き、大斎原(おおゆのはら)を通過して最終目的地、熊野本宮大社へと着き無事完歩のお礼参りをして、今回の旅を無事に終えました。
4日目の歩行距離は20.81km。累積上り926m、累積下り1869mでした。
4日間合計では107.08km。累積上り7139m、累積下り7265mです。
(GPSデータなので多めに出ます。実際はこれよりかはもっと少ないハズです。)
終わってみれば、楽しかったとは言い難いですが充実の4日間でした。
これで少しは煩悩がとれたかな?
まあ、一週間位は謙虚になるかと…思います。
最後に、今回も格言を書いて持って行きました。
「本当の旅の発見は新しい風景を見ることではなく、新しい目を持つことにある。」
(byマルセル・ブルースト)
大峯奥駈道と維持管理されている方々や旅の途中で出会った人々と山行記録を参考にさせて頂いたヤマレコユーザーの方々に感謝です。
ありがとうございました。
大峯奥駈道走破おめでとうございます、そしてお疲れ様でした。
それにしても3泊4日で、凄すぎ(しかも2泊3日で計画・・超人???)
ブログ読み写真見て、あの時が蘇ります。
あれだけの距離を通しで歩くと、いろいろドラマが生まれます。
そのドラマが次への挑戦につながるかな・・(shichi7 さんもいいドラマありがとうございました・・)
tyobinyiさん
コメありがとうございます。
tyobinyiさんの奥駈道走破のレコを参考にさせていただき神社駐車場でテン泊しました。
ただ売店が閉まってたのは残念ですが…
今回のような旅はやはりいいもんですね〜。
熊野古道とはやや趣が違う修験道(修行道)、厳しいがゆえに達成感は大きかったです。
楽しい事ばかりじゃないですが、そこから学ぶことも多くあり勉強になりました。
行ってみたいところは沢山あるので、来年の挑戦を夢想しつつトレーニングに励みます。
shichi7さん、こんにちは!
またしてもいつの間にやら関西上陸されてたんですね〜
お会い出来ず残念です^^;
一発での奧駆完歩おめでとうございます。私も残る南部55キロに踏み込みたいんですが、なかなかその機会が巡ってこず、一気の達成とてもうらやましいです 。
それにしても、shichi7さんほどの超人でも、やはりかなり時間かかられてますね。
私はもっと余裕を持ってコース設定しないとと、認識がより引き締まる心地です 。
espritさん
コメありがとうございます。
奥駈道を歩いている時はキツイな〜なんて思ってましたが、終わってみれば
「喉元過ぎれば熱さ忘れる」と言うように、苦しい事よりも感動した事の方が心に強く残っております。
春の吉野、夏の弥山八経、秋は何処?、冬の釈迦って、自分なりに再訪してみたいところを考えたりしてます。
南奥駈道からスレ違う人が極端に少なくなりましたが、素晴らしい小屋もありましたので安心して歩けるかと思います。
私のレコが少しでもお役に立てれば幸いです。
また、関西の山々や百名山に出かける時には連絡、質問等させて頂きます。
こんにちわ、shichi7さん。大峰奥駆道、一気縦走お疲れ様でした。
レコを見て「もしや?」と思ったら、釈迦ケ岳でお会いしてました
山頂で私の後ろ姿もバッチシ写ってます
3泊4日で縦走とは、いやはや凄いの一言です
chonyさん
コメありがとうございます。
chonyさんと会話したのを覚えてます!
釈迦ヶ岳から降りていく時も、何だか後ろから早い人がついてきてるな〜って思ってました。
そうなんですね〜。
こうしてヤマレコユーザーの方と山頂で出会って、コメも入れてくれると嬉しいですね。
ありがとうございます。
奥駈道、厳しかったけど良い経験(修行)になりました〜。
今は雪を纏った釈迦如来像を見に釈迦ヶ岳に再訪したいな〜なんて思ってます。
shichi7さんのレコを見る時は、既成概念(≒煩悩?)を無視して拝見しておりますが
9月に序盤だけですが歩いた大峯奧駈だけに、距離感はある程度解るのですが、初日で弥山ですか!?
吉野スタート深夜 …斬新な発想ですね
その手があったか!と感心しつつ、真似は出来そうにありません
冷静に考えれば、5日掛ければ何とか通して歩けそうですね
でも、行者雫水が枯れるんですね〜季節柄でしょうか??
水に困るであろう後半に挑むには、まだまだ私にとってはハードルが高そうです。
夢のあるレコ、ありがとうございました
inakabusさん
コメありがとうございます。
今回は徳島から吉野駅に深夜に到着できるのと休みが4日間しかとれななかったので深夜スタートとしましたが、やはり夜に歩いても景色が見えないので全くと言っていいほどに記憶に残っておりません。(-_-;)
遠いところ(四国)から来たのに、ちょっと勿体ないよね〜なんて思ったので、2日目以降はできるだけ夜に歩くのは止めておこうと思いました。
inakabusさんの脚力があれば5日間で余裕をもって完歩できますよ。
その前に、今年も六甲全山縦走大会での完歩頑張って下さい!
レコ楽しみにしております。
ホントに凄くタフな方ですね。
初めての奥駈にチャレンジして4日で完歩してしまうとは・・・只々ビックリです。
ご一緒出来て何よりです。
私は根性無しなので泊まった翌朝は雨が止むまで出発するのを躊躇してました(汗。
しかし私の中で記憶に残る人になったのは間違い無しです。
これからもハードで素敵な山行を頑張って下さい。
m_89さん
コメありがといございます。
持経ノ宿で同宿できて嬉しかったです。
一人で広い小屋で寝るのは寂しいですもんね〜
翌朝は早々に出発しましたが、道中においてm_89さんはもう出発したんだろうか?
と、気にしておりました。
やっぱり自分も雨が止むまで待った方が良かったかな〜なんて思いながら歩きましたが、9時頃には雨が止んで良かったですね。
お互い無事で何よりです。
m_89さんもかなりハードな事されているようなので、興味ございましたら高松で開催のKKP(クルクルパー)にも足を運んでください。
そこには国内の超ハードな大会や海外の100マイルレースに出場しているような凄い方達もおれば、私のようにソコソコでいいです〜って方もいて自己鍛錬してます。
和歌山港からいったん大阪に出られるのでしたら、私が和歌山から吉野まで送りましたのに・笑
そして、道中お話し聞きたかったです♬
南奥駈に入りますと、また雰囲気が変わりますよね
最後まで期待を裏切ることなく、アップダウンもありますし…
充実した大峯奥駈道だったと思います
レコを見て、やっぱり大峯の山々が好きだと感じることができました
sunaonaonaoさん
コメありがとうございます。
そうですよね〜、吉野まで送ってもらってたら降り間違うなんて事も無かったでしょうし・・・(笑)
こちらも四国においでの際に連絡頂ければ登山口までの送迎もしくは案内いたします。
南奥駈道の看板を越えて踏み入るとたしかに雰囲気が変わりますね。
こういう雰囲気好きなんです。
人に会わなくなるというのもあるんでしょうけど、感覚が研ぎ澄まされていく気がします。
南奥駈では途中で熊鈴を鳴らしながら歩いて行くのをやめました。
危険を承知の上ですが、何だか勿体無い気がして…
それだけの魅力を感じたという事なんでしょう。
大峯奥駈道、終わってみればまた歩いてみたいと思える良いところでした。
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