記録ID: 763491
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳
冬を待つ鳳凰三山へ
2015年11月13日(金) [日帰り]
体力度
5
1泊以上が適当
- GPS
- 12:17
- 距離
- 14.9km
- 登り
- 2,093m
- 下り
- 2,087m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 10:03
- 休憩
- 2:15
- 合計
- 12:18
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
小武川林道は半分舗装、半分ダートです。ダート部は普通車でも通れる道ですがゆっくり走ったほうが安全だと思います。舗装部もスピードの出しすぎに注意して下さい。シカやタヌキがたくさん活動しています。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは青木鉱泉にあるようです。 私はヤマレコから山梨県警に事前申請しました。 青木鉱泉から登る場合は問題ないと思いますが、私たちが駐車した所からドンドコ沢登山道へ入るには小武川の渡渉があります。水量次第では渡渉不可となりそうですが今回は問題なく渡れました。 渡渉した場所はルートを参照していただければと思いますが、登山道に一番接近している林道から右岸に降り水量の少ない箇所を狙って飛び越えました。左岸から直角に歩くとすぐにドンドコ沢登山道と合流します。 ○登山道等の状況について 南精進々滝まで 1300m周辺の樹林帯は落ち葉で登山道が不明瞭となっています。 基本は沢の左岸を歩き、一度右岸へ渡り再度へ戻るようになっています。右手の山側に道のようになっている箇所は登山道ではないので注意してください。 ピンクテープは少なめで赤ペンキでマーキングがあるので日の出前は見えにくかったです。 南精進々滝の展望台はロープが張られた箇所から左に行くとあるようです。我々は見逃して進んでしまい、滝の中腹から観賞しました。 南精進々滝〜鳳凰小屋 南精進々滝からすぐの鳳凰ノ滝はドンドコ沢登山道の4つある滝のうち唯一見に行くのに登山道からのピストンとなります。 白糸滝から五色滝まではちょっとした急登ですが五色滝のすばらしさに足の乳酸は吹っ飛びました。 五色滝から鳳凰小屋の間で空の開けた美しい小川の流れる箇所があり、そこで初めて地蔵岳を見ることができます。 鳳凰小屋〜地蔵岳 細かい花崗岩の砂場となります。 雰囲気的には富士山の砂走りを登っているような感覚です。 踏みあとを進めば比較的楽に登れますが、我々は地蔵岳の岩に打ち込まれた碑が気になり直登したのでとても疲れました。直登する際には落石に注意が必要です。 オベリスク直下から拝む甲斐駒ケ岳には圧巻でした。 地蔵岳〜赤抜沢ノ頭〜観音岳〜薬師岳 赤抜沢ノ頭周辺に凍った雪がありますが特にアイゼン等は必要なかったです。 薬師岳までは少しアップダウンのある稜線歩きとなりますが右手に白峰三山の展望が広がり、特に北岳バットレスに見入ってしまいますので足元要注意です。 観音岳から薬師岳まではホシガラスがたくさん生息していてました。 薬師岳〜御座石〜中道登山口 御座石は突然現れてビックリします。 前半は樹林帯で中盤は笹が広がる道となり、最後は落葉樹の樹林帯を九十九降りとなります。後半の道は落ち葉で滑りやすくなっているので注意してください。 中道ルートは展望が少なくいつまでも同じような景色となるので時間が非常に長く感じます。登りに使われる方は薬師岳に登頂した時の白峰三山への展望に感動すること間違いなしだと思いますが私は使いたくありません・・・。 どことなく黒戸尾根の下方に似ている気がしました。 |
その他周辺情報 | 武田乃郷 白山温泉 600円 http://www.hakusanonsen.com/index.htm ノーベル賞を受賞された大村智さんがオーナーの日帰り温泉です。 とてもきれいに管理されており、温泉もぬめりのあるいい湯でした。 |
写真
撮影機器:
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ポール
|
---|
感想
南アルプスに雪が降る前に鳳凰三山で遊んできました。
他の方の記録を参考に小武川支線の広場へ駐車して小武川を渡渉しドンドコ沢登山道へ合流する計画で最初はすこし不安でしたがたまたま青木鉱泉から歩かれている方のヘッデンの灯りが目印となり無事に進むことができました。
その後1300m周辺の樹林帯で落ち葉の不明瞭な道となり若干のルートミスをしてしまいましたが相方がヤマップを利用し道案内をしてくれたので助かりました。
紅葉は終わっていますが道に落ちた葉を見るとここの紅葉はきっと素晴らしかったのではと思わせるほど色鮮やかな落ち葉があり次に来るときは紅葉狩りをねらって訪れたいと思います。
また、このルートは4つの滝が楽しめ、特に五色滝は滝つぼまで下りられて素晴らしい景色が楽しめます。
下山に利用した中道登山道は黒戸尾根を思わせる道でした。
ドンドコ沢を登りに利用する方々が多いのには十分納得できます。
地蔵岳から始まる三山の稜線歩きは曇ってしまいましたが懸念していた北岳からの吹き降ろしはまったくなくほぼ無風で過ごすことができました。
それでも14時過ぎたころから気温がどんどん下がっていき、もうすぐ冬が来ることを体で感じました。
地蔵岳からの甲斐駒ケ岳、観音岳・薬師岳からの白峰三山には圧巻です。
来年はどちらにも登頂して逆に鳳凰三山の山容を楽しみたいと思う山行となりました。
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1172人
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する