将棊頭山、木曽駒ヶ岳 〜 桂小場から 〜
- GPS
- 11:24
- 距離
- 21.6km
- 登り
- 2,038m
- 下り
- 2,025m
コースタイム
- 山行
- 10:05
- 休憩
- 1:13
- 合計
- 11:18
天候 | 晴れ(中層以上に雲多し) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
スタート時には自分の車以外に駐車している車はなく、下山時は外二台の車が駐車してありました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【桂小場⇔大樽避難小屋】 ◆緩やかな傾斜の歩きやすい登山道です。 ◆ブドウの泉付近で沢を横切りますが、難しい徒渉ではありません。 【大樽避難小屋⇔茶臼山分岐】 ◆それまでの道と比べて、斜度が少し急になり、段差のある所も出てきます。とはいっても、あくまで比較の問題で、段差も膝に負担がかかるような大きなものではありません。 【茶臼山分岐→木曽駒ヶ岳山頂】 ◆将棋頭山への直登ルート(「冬道」)は少しハイマツが煩わしい所があります。 ▼この日は少し雪が残っていましたが、新雪の状態で、凍結している所もなく、滑り止めを履かずとも安全に歩くことができました。 【木曽駒ヶ岳山頂→宝剣山荘】 ◆よく整備された登山道です。 【宝剣山荘→濃ヶ池→八合目分岐点】 ▼この日は、伊勢滝分岐点付近まで雪が残り、凍結している所も多く、慎重に歩く必要がありました。チェーンスパイク等の滑り止めがあると歩きやすい状態でした。 |
その他周辺情報 | こまくさの湯で入浴。 610円。 |
写真
感想
元々、この日は、常念岳に登り、冠雪した槍穂の稜線を眺めようと思っていたのですが…。
一週間ほど前にヤマレコ等で槍穂の積雪の状況を確認すると、雪が少ない。
ならば、逆に、この時期は雪で登れないだろうと思っていたコース、桂小場から木曽駒ヶ岳を歩いてみようかと考えました。
一週間のうちに寒気が南下し、雪が積もれば常念岳、雪が積もらなければ木曽駒に登ることとしました。
そして、天気情報をチェックした限り、一週間ほど寒気は南下していないようです。
念のため、前日に千畳敷のライブカメラの映像を見ると、雪はほとんど確認できません。
そこで、木曽駒ヶ岳に登ることにしました。
結果として、桂小場から木曽駒ヶ岳に登ることを選択して、大正解でした。
この日は山歩きを楽しむには絶好の気象コンディション。
風は、木曽駒山頂で少し吹いていたくらいで、ほとんど気にならない程度。
気温も山歩きには丁度良いくらい。長袖のソフトシェルを着て歩いていると少し汗ばむくらいの陽気でした。
そして、雲は多いものの、晴れて、展望が効く状況。
これまで中央アルプスには五度ほど登っていたのですが、ここまで展望が効くのは初めてで、中央アルプスの評価も急上昇となりました。
桂小場から木曽駒ヶ岳山頂までのルートは、素晴らしいルートです。
まず、登山道の整備状況が抜群です。
非常によく整備され、とても歩きやすい道でした。距離はそこそこありますが、その分斜度が緩やかで、足腰に負担の少ない道です。
また、標識が要所要所に設置されていて、道誤りの心配もほとんどありません。
次に木曽駒ヶ岳に登頂するという点でもおすすめなルートです。
桂小場から登っていき、主稜線にでると、ドーンと迫力のある木曽駒ヶ岳が見えてきます。
その後、山頂を見ながら登りつめていけるので、木曽駒ヶ岳に登っているんだという実感が湧きます。
木曽駒ヶ岳には過去二度登頂したことがあるのですが、いずれも千畳敷から。
千畳敷から登ると、中岳を超えるまで山頂は見えず、中岳を超えてから見える山頂も丘のようになだらかに見えて迫力を全く感じません。
今まで木曽駒ヶ岳は千畳敷カールのおまけ程度のパッとしない山という印象でしたが、今回の山行で印象が一転しました。
そして、なんといっても、眺望を楽しむにはうってつけのルートでした。
中央アルプスの山々だけでなく、南アルプス、富士山、御嶽山、北アルプス、八ヶ岳と周囲の華やかな山々も堪能することができます。
特に裾野を雄大に広げる御嶽山と脈々と連なる南アルプスの主稜線は圧巻でした。
コメント
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usofuyuさん、こんにちは♪
初めまして、vino_rossoです。
桂小場からの木曽駒ヶ岳、濃ヶ池を入れた周回。
1ヶ月半前に歩きましたが本当に素晴らしいルートで、大好きになりました
稜線に出た時の景色の広がり、木曽駒ヶ岳へ連なる雄大な稜線。
駒飼ノ池〜濃ヶ池のカール地形を行くパノラマコース…
どれも素晴らしくて、聖職の碑を思い浮かべながらまた来年歩くと思います。
RWがある影響で、容易な100名山の筆頭といった印象の木曽駒ですが、
クラシックルートを歩いて初めてこの山の素晴らしさが分かる気がします
桂小場からだと、木曽駒と言うより西駒と呼びたいですよね
過去レコを拝見しましたが、結構歩いている山がルートまで被っていますね。
山の趣味が似てるのかも知れません
vino_rossoさん、初めまして。
コメントありがとうございます。
桂小場からのルートは、歩いて良し、眺めを楽しんで良しの素晴らしいルートですよね。
伊那谷に住んでいたら、月一で登りたくなるようなルートです。
自分が住んでいる浜松からは遠いので、月一は無理ですが、季節を変えて、何度も登ってみたいですね。
自分も、新田次郎の「聖職の碑」を読んでみます。
RWを使っての登山もお気軽に千畳敷カールと千畳敷からの南アルプスの眺望を楽しめて良いんですけど、木曽駒の良さは分からないですよね。
今回、桂小場から木曽駒、…西駒を登って、この山が好きになりました。
確かにvino_rossoさんと被っている山やルート多いですね。
参考にしたいので、フォローさせていただきます。
今後もよろしくお願いします。
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