渋い山、渋い鉱泉 奈良子〜宮地山〜清明盤

2015年11月21日(土) [日帰り]

• GPS: 05:37
• 距離: 10.0km
• 登り: 1,013m
• 下り: 834m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:38
• 休憩: 0:59
• 合計: 5:37

8:44 奈良子入口バス停
9:13 9:19 宝鏡寺薬師堂
10:01 10:01 用沢分岐
11:06 11:13 宮地山
12:44 13:27 セーメーバン(晴明盤・大ガ)
13:59 14:02 サクラ沢峠(ガンゾノ峠)
14:21 森屋荘

天候

晴れ時々曇り

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

ENTRY：JR猿橋駅〜奈良子入口バス停（浅川行き）
猿橋駅バス停では登山客20人くらいが乗車。満席立人あり混雑。奈良子入口バス停では3名下車。大多数は浅川峠から百蔵山、扇山、権現山へ向かうように思われます。

EXIT：遅能戸バス停は13:59,17:09しか無く大月駅まで徒歩のつもりでした。が！入浴させていただいた森屋荘の旦那様が「駅方面に用があるから一緒に乗っていきなよ」と親切に声を掛けてくださいました。私が風呂をあがるのを待っていたようです。心温まる親切をありがたく頂戴して駅まで送っていただきました。本当にありがとうございました。

コース状況／危険箇所等

不明瞭箇所あり。

・薬師堂〜宮地山
薬師堂からのエントリー直後に踏み跡が不明瞭になっていていきなり迷いました。迷うとどこを見ても薄い踏み跡に見えてしまうので困ったものです。尾根へ上へ上へと登ったら踏み跡に合流できました。
宮地山直下の急登が始まると巻道のような分岐が2,3回ほど現れて迷いました。尾根筋を外さないように登りました。急登後半はとっかかりがなく滑って転びました。下りだと相当歩きにくそうです。急登を登り切りピークに達すると石碑と馬のブロンズ彫刻があります。この先を直進せず左へ延びる尾根に進路を変えます。道標は無いのでまっすぐ行きそうになります。落葉していたので見通しが利いてそれっぽい事がわかりましたが、春夏季は見えないのでまっすぐ進んでしまいそうです。ここは道標が欲しい所です、要注意です。その後少し登れば宮地山へ到着です。山頂標やここまでの道標は「宮路山」との表記です。

・宮地山〜大垈山分岐
初めはカラマツの雰囲気の良い道を進んでいきます。踏み跡を辿っていくと左に大きく巻いて回り込むように右へ戻った後、急に踏み跡が不明瞭になります。広いので尾根筋はないですが、前方のピークへ向かって進みました。やがて鉄塔が見えてくると薄い踏み跡に復帰できました。鉄塔の先には植林の幼木があり見晴らしが利くようになっています。明るい幼木植林の左斜面を上がって行けば、大垈山-セーメーバンルートへ合流します。ここから先は踏み跡がはっきり明瞭です。

その他周辺情報

森屋荘：入浴700円（事前連絡しました）
浴槽・洗い場は一つでこじんまりしてます。鄙びた感じで大満足でした。入浴後ばあちゃんがお茶とお菓子を出してくれて、世間話をしながら美味しくいただきました。そして気さくな旦那さんが、なんと駅まで送ってくれました（たまたま用事があったとの事）。とても親切で感激です。

写真

11/21 7:48

電車は11月初旬に大菩薩へ行った時よりも空いてました

11/21 8:40

奈良子入口バス停から歩き始めます

11/21 9:09

雰囲気がいい里山

11/21 9:14

薬師堂。この裏からエントリーです

11/21 9:23

いきなり凄い

11/21 9:24

朝日に映えてきれい

11/21 9:31

初めから迷っていたので、この道標を見つけて一安心

11/21 9:44

11/21 9:49

山裾はまだ紅葉が楽しめます

11/21 9:58

11/21 10:01

用沢との合流点。写真奥へ登っていきます

11/21 10:14

11/21 10:15

日が無いのが残念

11/21 10:15

11/21 10:59

急登を登り切ると馬のブロンズ彫刻があります

11/21 11:02

稜線は冬木立

11/21 11:08

宮地山。落葉して明るいです

11/21 11:23

11/21 11:26

11/21 11:29

晩秋を感じる

11/21 11:59

11/21 12:02

ここまでずっと不明瞭でしたが、鉄塔が見えて一安心

11/21 12:12

予定時刻より遅れているので、大垈山（おおぬた）はパス

11/21 12:18

11/21 12:27

11/21 12:30

11/21 12:37

秋深まる

11/21 12:38

11/21 12:38

11/21 12:46

セーメーバン。独特なネーミング

11/21 12:58

ボジョレー？普通の安いやつ

11/21 13:36

11/21 13:54

11/21 14:01

桜沢峠。ここから尾根筋を離れる

11/21 14:28

森屋荘でお風呂（朝電話して確認しておきました）

11/21 15:32

いい雰囲気でした

11/21 15:46

なんと森屋荘の旦那が、大月駅まで送ってくれました

11/21 17:17

途中下車して塩ラーメン

撮影機器：

GR DIGITAL IV リコー

感想

satoshi7604

混雑とは無縁そうな渋めな山として秋用に温存していた宮地山へ行ってみました。持っている2011年版の山地図では破線ルートとなっており、私にはちょっとハードルが高そうです。下調べでもやはり不明瞭な箇所があるようで緊張気味で入山しました。不安のある箇所は時間に余裕のある山行序盤に持ってくるのが基本ですので、宮地山→セーメーバンの順で辿ることにしました。この向きなら下山地点に鉱泉宿もあるのでバッチリです。

山裾は紅葉がまだ残っており、1,000m付近はすでに冬木立でした。冬目前の晩秋、枯れた哀愁う漂ういい雰囲気でした。遭遇した人は宮地山〜大垈山分岐の間で初老の夫婦に会っただけでした。セーメーバンでは昼食しながら小一時間過ごしましたが、誰も来ませんでした。今回も狙い通りに静かな山を歩く事ができ大満足でした。