記録ID: 768276
全員に公開
無雪期ピークハント／縦走
赤城・榛名・荒船
大ナゲシ北陵 《藪岩魂ルート 最高難度の山》
2015年11月22日(日) [日帰り]
pi-ti
その他1人
体力度
4
1泊以上が適当
体力度について
- GPS
- 09:54
- 距離
- 10.2km
- 登り
- 1,642m
- 下り
- 1,663m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
| 天候 | 曇りすぐに 小雨・ガス |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2015年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
打田 �０貉畸�「薮岩魂」にルートが紹介されてる。 （本書中最高難度の山と述べられている） この紹介地図にはわかりずらいところあり、コースを外す確率高い。 GPS、地図、コンパスは必要。 15m下降（内5m懸垂下降）・ルンゼ22m下降あり。50mロープ・ハーネス必要 ＊お勧めお助けグッズ ガーデニング用の手のひらと指先にゴムコーティングされた軍手みたいな手袋 ￥500以内で買えます。 急斜面は四つん這いになるため手の保護に良い。ロープにも岩にもコケにも都合がよく、小雨の時には特にGood‼ |
| その他周辺情報 | すりばち荘に温泉あり（駐車したところの近く） |
写真
この看板がある、行き止まりの空き地スペースに駐車。
5：30到着。明るくなるのを待つ。後から1台到着したのが分かった。
5：30到着。明るくなるのを待つ。後から1台到着したのが分かった。
今日は曇り予報。雨は降らないよね・・・6時過ぎに支度を始める。後から到着の方々は、ベテランオーラのクライマー4人。どこに行くのかな？
1
11/23 12:12
今日は曇り予報。雨は降らないよね・・・
6時過ぎに支度を始める。後から到着の方々は、ベテランオーラのクライマー4人。どこに行くのかな？
6時過ぎに支度を始める。後から到着の方々は、ベテランオーラのクライマー4人。どこに行くのかな？
カメラの機能で明るく見えるけど薄暗い。途中から尾根へ向かって直登するが、どこから直登したらよいのか曖昧。
ここら辺から行くか。
後方にクライマーの方々が見えた。同じコースらしい。
後方にクライマーの方々が見えた。同じコースらしい。
ほんとの暗さはこのくらい。
空が暗いせいもあるが、森林の中は暗い。
空が暗いせいもあるが、森林の中は暗い。
空が暗くどんより。前方はガスっている。
山友は昨年10月8日に引き続き2回目になるが、今回はコンディションが悪いという。
山友は昨年10月8日に引き続き2回目になるが、今回はコンディションが悪いという。
ハーネスを付け支度をしていると、クライマー（女性3、男性1）の方が来たので先を譲る。ベテラン一行のロープワークを眺め学習する。
11/22 8:08
ハーネスを付け支度をしていると、クライマー（女性3、男性1）の方が来たので先を譲る。ベテラン一行のロープワークを眺め学習する。
リーダーの女性はかなりのベテランで基本に忠実、てきぱきと指示されていた。主従関係も明確で厳しい。気温6.2℃ 79％
縄網漁業をイメージしてロープを投げる。木に引っかかりやり直し。2回目も✖
山友『もうダメ！！かせ！！』
山友『もうダメ！！かせ！！』
散々写真をおねだり。そろそろ怒られるから下りよっと。
この後霧雨が降り出すがそれほど気にならなかった。
この後霧雨が降り出すがそれほど気にならなかった。
50mロープは2人掛りで片付ける。ロープは重いので荷物は互いに持ち分けてきた。（山友の方が多少重いけど）
印がなく道の無い状態を、地図・GPS頼りに進む。落ち葉が積もりトレースは無い。
ガスのため周りの山々
小ナゲシオオナゲシ、前方にある岩峰すら認識できない状況。
地図、GPSを頻繁に見る。
小ナゲシオオナゲシ、前方にある岩峰すら認識できない状況。
地図、GPSを頻繁に見る。
壊れかけた祠が目印の野栗沢諏訪山。クライマーの方々が休んでいた。私達も小休憩。
北陵の先はかなり迷う。
今日はピコシェルターの出番かなと・・・
最悪その覚悟では来た。16：30には真っ暗になるのだから。
今日はピコシェルターの出番かなと・・・
最悪その覚悟では来た。16：30には真っ暗になるのだから。
ガーデニング手袋のお陰で霧雨の中、濡れている地面の土や落ち葉、岩や木を掴んでも中まで濡れないし滑らない。
掴めるものがない所は地面を掴む！！
こういう難易度っていうのもあるんだね(・.・;)
こういう難易度っていうのもあるんだね(・.・;)
ここで・・・先行者のクライマーチームが引き返してきた。こんなにベテランの方々も迷ってるとは・・・
何だかホッとした。情報交換をしたがわからず、とりあえずこの上に登ってみることにするとのこと。勝手に後に続かせていただく。
11/23 12:31
ここで・・・先行者のクライマーチームが引き返してきた。
こんなにベテランの方々も迷ってるとは・・・
何だかホッとした。情報交換をしたがわからず、とりあえずこの上に登ってみることにするとのこと。勝手に後に続かせていただく。
こんなにベテランの方々も迷ってるとは・・・
何だかホッとした。情報交換をしたがわからず、とりあえずこの上に登ってみることにするとのこと。勝手に後に続かせていただく。
リーダーの方も 視界が悪くオオナゲシ、の位置などが見えないことが道迷いの原因となっているとおっしゃっていた。
クライマーチームの後に続き小ナゲシに到着。
木標など無くテープのみ。
木標など無くテープのみ。
クライマーチームは捨て縄は使わずその先の木を支点にした。副リーダーの女性が降りロープを引く。ロープが動かないため違う木に支点を移す。
（ロープ回収できることを確認するためにやるんだと山友が耳打ちする）
1
11/23 12:32
クライマーチームは捨て縄は使わずその先の木を支点にした。
副リーダーの女性が降りロープを引く。ロープが動かないため違う木に支点を移す。
（ロープ回収できることを確認するためにやるんだと山友が耳打ちする）
副リーダーの女性が降りロープを引く。ロープが動かないため違う木に支点を移す。
（ロープ回収できることを確認するためにやるんだと山友が耳打ちする）
クライマーチーム終了後にダムチームも下降。残置の捨て縄を使う。山友が下でロープを引く。スムーズに引ける。
こーんな感じ。
ちょっと物足りないなぁ
空中懸垂がよかった・・・
ちょっと物足りないなぁ
空中懸垂がよかった・・・
クライマーチームに追いつく。大ナゲシへの一般ルートと合流し印が現れ始める。
慣れている山友は鎖ルートを選ぶ。ロープルートへ行ったクライマーチームは鎖ルートへコース変更。
気温6.6℃ 81％ それ程寒くはないので助かった。
ここでパン休憩。
ここでパン休憩。
「肛門だ！！」の赤岩峠でカッパを着る。
クライマーチームとスライド。
クライマーチームとスライド。
赤岩峠からの下山道も迷いやすいのかと思ったら印はわかる程度についていた。足場の悪い道が続く。
雨は霧雨になったのでカッパを脱いだ。橋が見えてきた。もうすぐ林道に出るぞ。
暗くなってきた。このロープを下りれば登山道も終わる。
ギリギリ ヘッデンを使わず下山できそうだ。
ギリギリ ヘッデンを使わず下山できそうだ。
感想
藪岩魂最高難易度の大ナゲシ北陵。
ルートファインディングが求められるコースとしての難易度の高さだった。
ピコシェルターなどを携帯しビバーグも予想した上で行かなければならない山
だと思う。
岩場の直登などについては赤岩尾根の方が難易度が高いように感じる。
霧雨が降り、視界不良の悪コンディションの中で、他にも登山者がいたことは
とてもラッキーなことだった。
今回も、野生の感が働く山友がいるからこそ私も行かれたコースでした。
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数：1550人
拍手
コメント
こっそり拍手
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録するこの記録で登った山／行った場所
関連する山の用語
山行記録を公開しました
X
Facebook
リンク取得
メール
ブログパーツ
情報提供のお願い
山登りをみんなが安全・安心に楽しむために、あなたの貴重な情報が役立ちます。
山行記録を投稿して、ヤマレコのコミュニティに参加しよう！
山行記録を投稿して、ヤマレコのコミュニティに参加しよう！
この山行記録の写真
赤岩岳の最新記録
大ナゲシ〜宗四郎山〜赤岩尾根 (赤岩橋〜)
2024年04月20日 (日帰り) [B]
赤岩岳
2024年04月20日 (日帰り) [C]
赤岩岳〜大ナゲシ〜宋四郎山
2024年04月19日 (日帰り) [A]
大ナゲシから赤岩岳〜山頂からの大展望とスリリングな岩稜歩き〜
2024年04月17日 (日帰り) [A]
両神山P1(赤岩尾根）
2024年04月16日 (日帰り) [C]
大ナゲシの最新記録
大ナゲシ〜宗四郎山〜赤岩尾根 (赤岩橋〜)
2024年04月20日 (日帰り) [B]
赤岩岳〜大ナゲシ〜宋四郎山
2024年04月19日 (日帰り) [A]
大ナゲシから赤岩岳〜山頂からの大展望とスリリングな岩稜歩き〜
2024年04月17日 (日帰り) [A]
宗四郎山〜赤岩岳〜両神山
2024年04月13日 (日帰り) [B]
大ナゲシ北稜 初・懸垂下降実践！
2024年04月07日 (日帰り) [S]
野栗沢諏訪山の最新記録
大ナゲシ北稜 初・懸垂下降実践！
2024年04月07日 (日帰り) [S]
大ナゲシ北稜
2023年11月26日 (日帰り) [C]
大ナゲシ・赤岩岳・宗四郎山
2023年11月19日 (日帰り) [B]
【大ナゲシ北稜】晩秋の藪岩ハイク
2023年11月05日 (日帰り) [A]
大ナゲシ北稜 藪岩魂最高難度の山
2023年10月29日 (日帰り) [S]
yuipi62 さん
pi-tiさんに刺激されて、藪岩魂を購入してみました。
何だこれは？というのが感想であるほど、別世界の本でした。
でも、なぜか憧れます。
いつかこのよう山行をしてみたいものです。
ガーデニング手袋は参考になりました。
濡れない・滑らないは安心材料ですよね。
kenboさん
早速のメッセージをありがとうございます。
この本1冊で十分に楽しめそうでしょ
でも、今回は載っている地図もわからなくなるほど難かしい山でした。
もともと登山道が無いんですから目標に向かって行かれればいいって感じでした。
切れ落ちた崖や垂直岩峰にあ当たってしっまったら引き返しや回り込みになりますが・・・
マジで良かったら一緒に行きましょうよ。試しに中級とかからでも。
遠慮しないでくださいね。山友も気にしていましたよ
よーこさん、こんにちは！
懐かしいなぁ〜と思いながら見れる場面と、ここはどこだっ！？と思うところがありますね(^-^;
これだけ濃霧で足元が悪いと、ルートファイディングの難易度も難しくなるし、斜面を降るのにも格段に神経遣いますからね…
けど、よーするにこういうルートって無事に突破できれば万事OKなんです(*^^*)
そもそも正しい道は無いんです。もともと道なき道ですから(笑)
このコンディションで踏破できる技量はさすがだな〜っと思いました！！
bicycle
byちゃん 今日は
このシーズン 私もどっぷりと藪岩に漬かっています
高山なら天気云々となりますが、藪岩なら雨さえ降らなきゃ問題ないですものね。
とは言うものの、大ナゲシからの景色は素晴らしいと山友が言っていたので
それが見られず残念かな
次回は新緑の時期か、紅葉シーズンにまた行ってみたいです。
雪山シーズンが来るまでの間は 藪山専門で行きますよ〜
今週末、ガイド付き登山で、このコース行きます。ガイドさんがいるので 危ないときも安心。 だけど、ルーファイの楽しみとらないでねぇ って感じです。 とりあえず難しいのは 野栗沢諏訪山の下りと、小ナゲシののぼりなのかな。天気がいいといいんですけど。
mikan335さん 初めまして(*'▽')
今週末は天気が良さそうですね。
簡単な懸垂下降が出来る場所ってあまりないのでここはうってつけですよね。
晴れていると景色が素晴らしいとのことなので 楽しんできてくださいね (*^-^*)
ガーデニング手袋、役立つので是非お勧めです。（ガイドさんが何と言うかは・・・？？）
お返事ありがとうございます。ガーデニング手袋。。装備済みです。あと、ピッケルと、チェーンスパイクも装備していきます。 帰ってきたらまた報告します！
ピッケルは役立ちそうですね(*^-^*)
12本爪アイゼンかピッケルが欲しいな〜と思う場面数多くありました。
アイゼンは装着が面倒ですものね。
ヤマレコ楽しみに待ってますね
いってきました。大ナゲシ北稜。天気が良くて最高！ チェインスパイク無敵！！
レコ不完全だけど一応アップしましたあ。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する