西駒ヶ岳(木曽駒ケ岳)ホテル千畳敷で美酒パーティー
- GPS
- 32:00
- 距離
- 4.7km
- 登り
- 591m
- 下り
- 586m
コースタイム
天候 | 曇り夜半過ぎに少しだけ快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2015年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
写真
感想
ホテル千畳敷さん主催の「美酒パーティー」に蔵元の一つとして参加しました。
最初は営業社員に任せる話でしたが、山がらみの企画ということもあり、私が横取りしてしまいました。
参加された方々には、お酒をお楽しみ戴いたほか、例によって Vixenさんの対空双眼鏡を持ち込んで、星に少しでも関心のある方々には月や星空もお楽しみ戴きました。
麓にある中央アルプス観光の本社に集合したのが午後2時半。
その時点で既に空は高積雲に覆われており、折角持ち込ませて戴く双眼鏡の出番が危ぶまれましたが、気まぐれな山の天気に期待をかけました。
午後4時頃に会場に到着し、まずは蔵元ブースをセッティング。
午後6時の開宴には時間があるため、スタッフの夕食が午後5時からであることを確認して、取りあえず乗越浄土まで往復できたらと出かけました。
今年の山は雪が少なく、もうすぐ12月だというのに毎日麓から見上げていても積雪が確認できません。天候が崩れて冠雪したと思っても、直ぐに溶けてしまい雪山を期待していた私には、少々寂しい景色です。
今回の山行には、念のため軽アイゼンを準備しましたが、南向きの斜面である八丁坂には殆ど雪が無く、登山靴のままで全く問題ありませんでした。午後5時の夕食に間に合わないといけないので、取り敢えずオットセイ岩まで登って下りました。
18:00より美酒パーティーが始まり、30名の定員に対して8つの醸造元というとても贅沢な構成にて、参加者の皆さんは美味しいお料理とお酒を存分に堪能され、また、お酒の利き当てゲームや抽籤会も組み込まれ、大いに盛り上がりました。
パーティーは20:00に終了し、片付けを済ませて外へ出てみると、雲に霞んだ月がようやく見える程度で、クレーターの連なりや「虹の入り江」を何とかご覧戴くのが精一杯でした。
関心のある方々には、翌朝4時頃に再チャレンジすることをお伝えして、取り敢えず撤収しました。
その後は友人と星談義をし、午後11時頃就寝。
しかし空が気になる私は、1時間おきに起きては窓の外を確認し続け、午前2時過ぎに雲が薄くなってきていることを感じ、午前3時前から対空双眼鏡をセッティングして星空の観望を開始。
既に星空の写真を撮られている方や、早起きして星空を眺めに出て来られた方々に、「オリオン大星雲」や「すばる」、ペルセウス座の二重星団「h・χ」、木星、火星、金星などをご覧戴けました。
朝5時を過ぎるとお客様が引けたため、おもむろに双眼鏡を撤収。
部屋で休むことも考えましたが、既に空が白み始めていたため稜線上でご来光を拝もうと、防寒着を着込みヘッドランプを点けて乗越浄土を目指しました。
暖かい秋とはいえ、2,600mを超える山の早朝はさすがに氷点下です。写真を撮るために手袋を外すと、直ぐにかじかんで来ます。
ご来光に間に合うよう稜線に登りましたが、結局お日様は雲の中で全く拝むことはできませんでした。それならばと宝剣山荘周辺を歩き回り、厳冬を目前とした高山の雰囲気を少しばかり味わいました。
のんびりしていると7時の朝食に間に合わなくなるため、後ろ髪を引かれる思いで、そそくさと下ります。
ヘルシーな和食の朝食を戴き、帰り支度をしたものの、全く歩き足りないため、乗越浄土とは反対側の極楽平まで往復することにしました。
こちらの斜面は北向きのために数日前の雪が残っていましたが、足の置き場を慎重に見定めればアイゼンを付けるほどではありません。
極楽平に着くと、稜線上は強い西風が吹きつけ雲が巻く荒天でしたため、とてものんびりする雰囲気ではなく、さっさと戻りました。
星空に恵まれなかった今年でしたが、最後の最後に満天の星空を堪能でき大満足の山行となりました。
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