入道ヶ岳から南鈴鹿の稜線繋ぎはならず撤退です☆(大石橋から池ヶ谷〜イワクラ尾根ピストン)
- GPS
- 09:42
- 距離
- 9.6km
- 登り
- 1,156m
- 下り
- 1,171m
コースタイム
- 山行
- 9:15
- 休憩
- 0:24
- 合計
- 9:39
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
無料、トイレなし、登山ポストなし (トイレ、登山ポストは小岐須渓谷山の家にありました) |
コース状況/ 危険箇所等 |
《池ヶ谷コース》 大量の落ち葉で踏み跡が消えている箇所が多くありますが、目印のマーキングがほぼ完璧にあり助かりました。コースの前半は急登のガレ場から足場の悪いトラバースを歩き、中間付近の避難小屋から急登を登って、沢沿いの谷道で入道ヶ岳直下に詰めて、足元に笹が増えてくると入道ヶ岳山頂手前のイワクラ尾根分岐に至ります。 《イワクラ尾根》 急峻な斜面を何度も登下降するハードコースです。切れ落ちた崖を通過する箇所も多く常に緊張感がありますが、晴れていれば県境稜線の山々を見れて景観を楽しめるコースです。余裕があればですが…(笑) |
その他周辺情報 | 鈴鹿天然温泉 花しょうぶ 大人700円 http://www.hanashobu.com/suzuka/facilities/spring.html |
写真
感想
12月になりましたね。先週は大峰や伊吹山で冠雪があったようですが、この一週間で積雪がなかったので溶けてしまったっぽいですね。
スタッドレスへの履き替えのタイミングが難しい所ですが、とりあえず今週は雪の心配はなさそうな南鈴鹿に向かいました。
春に鈴鹿の稜線繋ぎをした時に御池岳から入道ヶ岳を繋ぎましたが、今日はその南端のイワクラ尾根分岐の宮指路峠から、宮指路岳と仙ヶ岳を目指しながら更に南に稜線を伸ばしたいと思います。
鈴鹿市内から御弊林道に入り、小岐須渓谷山の家から更に先に進むと、大石橋の先に7〜8台程の駐車スペースがありました。
6時半に到着した時には先着車が1台あり、私達が準備中にもう1台が着いたのでご挨拶しました。
今日の予定は池ヶ谷コースから入道ヶ岳を経由して、イワクラ尾根で県境尾根に出て宮指路岳を目指し、余裕があれば仙ヶ岳から大石橋へ周回するつもりでしたが、後でこの計画に無理があった事を思い知ります。
駐車スペースから来た林道を少し戻ると池ヶ谷登山口があり、取り付きから急登を登って行きます。入道ヶ岳へ通じる登山道でいつも見る通報ポイントの標識が合目標示代わりの目安になりました。
通報Pの2番からすぐにガレた急斜面を登りますが、浮石だらけで踏み出した足が崩れる歩き難い道でまるで崩壊地のようです。
ガレ場を登り切ると傾斜は落ち着いて沢沿いの山腹をトラバースする道が多くなりました。大量の落ち葉が踏み跡を隠して、進路が不明瞭な箇所が多いものの、目印になるマーキングが豊富なので助かります。
通報P4番からすぐに直進しようとした場所にペンキマークがあり、矢印が真上を指しています。矢印の上は垂直にさえ見える岩場があり、まさかここを直登するのかと思ったら横に鎖が設置されていてホッとしました。
岩場を登り切った場所には避難小屋がありました。ログハウス風の立派な避難小屋で隣に沢が流れているので使い勝手は良さそうです。
避難小屋から暫くで通報P5番を過ぎ、更に急登を登ると滝ヶ谷コースへ向かう分岐点のある通報P6番がありました。
この辺りからまた斜面をトラバースする道になりますが、落ち葉で足元が隠されて目印のマークがあっても歩ける足場がなく、木や岩にしがみつきながらマークを目指すような所もあって苦労しました。
通報P8番辺りから再び沢道になって、渡渉を繰り返しながら通報P9番を過ぎると道に笹が現れて、入道ヶ岳直下の笹原に出ました。
池ヶ谷コース10番の標識から少し歩いて入道ヶ岳山頂に到着しました。
好天の頂上にはたまたま誰も居らず、御在所岳から鎌ヶ岳、5月に歩いた鎌尾根から水沢岳がよく見えました。この先に目指す宮指路岳から仙ヶ岳はまだ遠く、既に10時を過ぎて縦走は難しいかも知れません。
ここから二本松コースと滝ヶ谷コースで下山する事も考えましたが、とりあえず12時をリミットにして行ける所まで行く事にしました。
池ヶ谷コース10番の標識に戻り、イワクラ尾根へ向かいます。椿大神社奥宮を過ぎて暫くはなだらかな道を進みますが、すぐに急峻な尾根を一気に下り始めます。下りた鞍部からまた急登を登り返し、途中には片側が切れ落ちた崖もあって気が抜けない道が続きます。
イワクラ尾根は5月にも歩いた道ですが、そういえば前に歩いた時もきつかったと思い出しました。
その後も何度もアップダウンを繰り返して、重ね石を過ぎた辺りでスタートから5時間を過ぎました。事前に決めた12時を前にして、まだ県境稜線に着けなかったのでここで残念ですが撤退を決めました。
展望の良い仏岩まで戻って簡単にお昼にして、歩いてきた道を戻ります。
往路で苦労した道は復路で楽になる訳でもなく、当然同じ数のアップダウンを越えて行く道ですが、未踏の道を日没の不安を抱えながら進むよりは遥かに安心感がありました。
入道ヶ岳直下から池ヶ谷コースに入り、往路では1から数えた通報ポイント標識を10からカウントダウンします。
笹道を過ぎて沢を下り、足場の悪い山腹のトラバースにも苦労しますが、往路で見当は付いているので思ったよりロスはなく通過できました。
急降下の途中にある避難小屋は、上から下って初めて屋根が落石で壊されている事に気付きました。屋根の端を大岩が貫通していましたが、もしも屋根の中央に落ちていたら小屋の中に岩が貫通していたのでしょうか?
屋根の強度が違うのかも知れませんが、もしも避難小屋に泊まる時は小屋に落石が落ちる可能性も考えないといけないと思いました。
通報Pの3番を過ぎて登りでも苦労したガレ場でしたが、下りでもズルズルと石が動いて大変です。私達以外誰も居ないのでよかったですが、上下に登山者が居たら落石の危険が常にある道なので注意が必要です。
ガレ場を最深部の沢まで下りてしまったのですが、目印のマークが見当たらなかったので再度登り返すと、上から見て左側に道がありました。
復路で道を間違えてしまったのはここだけでしたが、すぐに気付いて引き返せたので時間のロスも殆どなく助かりました。すぐに通報P2番があって、山腹から急な葛折りを下りて行くと登山口の林道が見えてきました。
林道を少し歩いて16時20分に駐車スペースに戻ると、朝に停まっていた他の2台の車はなく私達の車だけでした。
今日は鈴鹿の南の稜線を繋ぐどころか、5月に歩いた県境稜線にも辿り着けませんでした。池ヶ谷コースのコースタイムは山と高原地図では2時間20分でしたが、私達は3時間20分もかかってしまったので、日の短い今の時期に同じコースで宮指路岳を周回するのは難しいかも知れません。
でも池ヶ谷コースの苔むした沢道は綺麗で変化があり楽しかったし、緑の絨毯のような入道ヶ岳周辺の笹原は何度来ても癒されます。アップダウンの厳しいイワクラ尾根は苦労した分の展望のご褒美を見せてくれました。
一度悔しい思いをした山は次に登れた時の喜びは三倍増です!いつになるかは分かりませんがきっとまたリベンジするぞー!
コメント
この記録に関連する登山ルート
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撤退残念でした。以前に歩いたことが
ある箇所が多いだけに、より残念ですね。
今回の周り順ですと、大石橋から、県境稜線に
上がり、あとは、時計周りだと
下りメインになって
ぐっと難易度がラクになると
思います。池谷ルートの上りは
きついかと。
鈴鹿の山も、ここから南は
北部、中部とは、まったく
雰囲気が違ってきますね。
1000mにも満たない低山だし、以前にも
歩いた道もあるので安易な計画でした
komakiさんが仰る通り、他で見た周回レコ
は時計回りが多かったような…
次にもう一度ここを歩く時は、右回りで歩く
ルートを考えてみようと思います
先週、なだらかなテーブルランドを歩いた
ばかりだったので、鈴鹿の北と南の落差に
体がびっくりしたかもですね
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