リベンジ成功♪県境稜線を繋げました☆入道ヶ岳〜宮指路岳(大石橋から周回)
- GPS
- 07:15
- 距離
- 10.1km
- 登り
- 1,089m
- 下り
- 1,105m
コースタイム
- 山行
- 6:11
- 休憩
- 0:54
- 合計
- 7:05
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
無料、トイレなし、登山ポストなし (トイレ、登山ポストは小岐須渓谷山の家にありました) |
コース状況/ 危険箇所等 |
《池ヶ谷コース》 落ち葉で踏み跡が不明瞭な箇所がありますが、目印のマークが豊富なので道迷いの心配は低いと思います。山腹のトラバースで足元が斜面と一体化してバランスの悪い箇所が多いです。沢沿いからくぐり岩を過ぎると鎖とロープが設置された岩場になり、登り切った所に避難小屋があります。 渡渉箇所も多いですが、水量が多くても余程でない限り、渡れない事はないように思えました。避難小屋の前後は急登。後半は渓谷の沢から伏流になって、道に笹が出てくると入道ヶ岳直下に至ります。 《イワクラ尾根》 急峻な斜面を何度か登下降するコースです。痩せ尾根の切れ落ちた崖を通過する箇所もありますが、晴れていれば県境稜線の山々を見れて景観を楽しめるコースです。勾配は入道ヶ岳と県境稜線に近い所が1番急でした。 《イワクラ尾根出合⇒宮指路岳(県境稜線)》 小さなアップダウンはありますが、展望も良く快適な稜線歩きであまり苦にはなりませんでした。ただ踏み跡が薄い箇所があるので、目印のマークは見落とさないようにした方がいいと思います。 《ヤケギ谷コース》 山頂からすぐの登り返しを過ぎると、三体仏岩や東海展望の展望地があります。序盤は尾根道ですが、下って行くと倒木の多い少し荒れた谷道になります。池ヶ谷コース同様に山腹のトラバースも多いですが、足元はしっかりして歩き易かったです。沢の渡渉も多いですがマークは豊富で迷う事はないと思います。後半は急斜面を葛折りに下れるので楽でした。 |
その他周辺情報 | 鈴鹿天然温泉 花しょうぶ 大人700円 http://www.hanashobu.com/suzuka/facilities/spring.html |
写真
感想
先週は入道ヶ岳から県境稜線経由で宮指路岳を目指しましたが、県境稜線に辿り着く前に無念の時間切れ撤退となってしまいました。
今年は例年に比べ山に冬の訪れが遅いので、積雪で難易度が上がってしまう前に先週のリベンジを果たそうと思います。いざ再チャレンジです!
自宅を先週よりも早い時間に出発して、まだ暗い小岐須渓谷山の家に5時半に着きました。ここで先週は出せなかった登山届を提出しましたが、この時は前回の反省とアドバイスを頂いたこともあり、宮指路岳から時計回りで入道ヶ岳へ周回するつもりで登山届を書きました。
大石橋の先の駐車スペースに他の車はなく、明るくなるのを待とうとしましたが、少し考えていた相方が、やっぱり前回のルートをリベンジしたいと言い出したので、まだ暗い林道をヘッデンを装着して出発しました。
ロングコースを歩く夏場ならともかく、12月にヘッデン歩きをするとは思いませんでしたが、それほど寒さを感じることはなく、前回と同じ池ヶ谷コースの登山口に6時に着き、先週より約1時間早くスタートしました。
先週歩いてはいますが、取り付き直後からの斜面のトラバースは足元が頼りないので、暗闇の中を這うように木や岩を掴みながら進みました。
ヘッデンで目印のマークを確認しながら何とか通報P2番を過ぎて、先週苦労したガレ場の崩壊地が現れます。まだ薄暗くて遠くのペイントマークは見えません。ここまでの道が斜面をトラバースして来ているので、先週歩いた経験がなければガレ場を上に登るとは思わなかったと思います。
大量の石で隠された木製階段をヘッデンで確認しながら一歩一歩ゆっくり登って、標識P3番のある上部に着いた時にはヘッデンが必要ない明るさになってました。ヘッデンを仕舞ってようやく落ち着いて歩けます。
ここから沢沿いの道を歩きますが、昨日、一昨日の雨で水量が増えていて沢の流れの音が大きくて不気味でした。
先週は気付かなかった「くぐり岩」のある標識P4番を過ぎると避難小屋直下の岩場になり、濡れて滑り易くなっている鎖場を慎重に登りました。
先週は8時を過ぎていた避難小屋の到着時間は7時ちょうどだったので、早いスタートをした1時間分の貯金は保てています。
避難小屋の先から急登を30分ほど頑張って、先週大量の落ち葉で苦労した標識P6番〜7番間のトラバースになりますが、先週の下山中に相方が落ち葉を木の枝で必死に掃いていた成果があったのか、それとも単に雨で流れてくれたのか不明ですが、足場が落ち葉で見つけられない箇所はなく、快調なペースで難なく歩く事ができました。
通報P7番からは比較的緩やかな傾斜の渓谷を歩きますが、ここまで理想的なペースで時間的な余裕があるせいか、池ヶ谷の美しい渓谷を見ながらの快適な時間です。通報P8番を過ぎるとやや勾配も急になり、9番付近から水の流れが隠れた伏流の沢道を進みます。やがて道にクマザサが現れ始めて、通報P10番のある池ヶ谷コースのゴールの笹原に到着しました。
時間は8時10分。登山口からここまで約2時間10分で山と高原地図のコースタイム通りです。先週は3時間以上かかった道を、何故1時間も速く歩けたのか良く分かりませんが、早めに出発した貯金分を含めると先週より2時間も早いので、スルーするつもりでいた入道ヶ岳山頂に向かいます。そういえばこの笹原に出た瞬間に2頭の鹿が私達の姿を見て、一目散に逃げて行きました。朝のお食事タイムを邪魔してしまったようです。
入道ヶ岳の山頂はまだ時間が早いのか誰も居らず、先週より雲が多くて眺望は今一つですが、フカフカの笹原の頂上台地は何度来ても癒されます。
頂上と最高点のある椿大神社の奥宮でそれぞれ小休憩をしてから、いよいよ先週は途中で撤退したイワクラ尾根を歩き始めます。
馬酔木のトンネルを抜け、イワクラ尾根の通報P7番の標板を過ぎると、すぐに急降下が始まります。切り立った痩せ尾根を越える箇所や、鞍部から急登の登り返しもありますが、先週も往復で歩いたばかりなので、池ヶ谷コース同様に何故か少し楽に歩けてる気がします。慣れなのかな〜?
重ね岩から先週はお昼休憩をした展望地を過ぎて、撤退を決めた場所の先にあるイワクラ谷分岐に着きました。この先を歩くのは5月以来です。
ロープが設置された急傾斜の岩場を登り、イワクラ谷分岐から約30分近くかけて、やっとイワクラ尾根出合となる県境稜線に合流しました。
ここから鈴鹿の南の稜線を繋げられるので、足掛け2週をかけてようやくスタート地点に立つ事ができました。
小休憩からスタートすると、平坦で歩き易い快適な稜線歩きが続き、早朝は曇りがちだった空にはいつしか青空が広がって、明るい陽射しが差し込む稜線からは歩いてきた入道ヶ岳やイワクラ尾根もよく見えました。
途中の広い尾根では踏み跡が薄い箇所もありますが、目印のマークが豊富にあるので問題ないと思います。やがて進むうちに灌木が規則正しく並んだ庭園を思わせるような場所や、花崗岩が風化した滑り易い砂礫のザレた斜面などもあってバリエーション豊かでした。
目指す宮指路岳のどっしりとした山容が間近になると、緩やかに下った先の鞍部に小岐須峠があり、指導標を見ると、ここから大石橋にも下れるようですが、真っすぐに宮指路岳へと登り返して行きます。
するとスパッと展望が開けた「馬乗り岩」があり、時間も11時を過ぎていたので、頂上はすぐそこですが、ここでお昼休憩にする事にしました。
馬乗り岩は斜面にせり出した巨石で西方面が一望できる好展望地で、右の斜面には奇岩群が立ち並び、雨乞岳や2月に登った綿向山も見えました。
休憩の後、ほんの数分で宮指路岳に到着しました。事前の情報で展望はあまり期待できないという事でしたが、確かに休憩に良さそうな場所は見当たらなかったので馬乗り岩でお昼にして正解だったと思います。
先週は目指した宮指路岳に立てなかったので、今日は大満足でした。
この時の時間は11時30分で仙ヶ岳にも向かえたかも知れませんが、それは次回のお楽しみにして下山することにします。
宮指路岳からの下山路は2つあり、小岐須峠からのカワラコバ谷コースと山頂からのヤケギ谷コースです。どちらも大石橋までのコースタイムは同じようなので山頂からヤケギ谷コースで下山します。山頂から一旦下り、再び急登を登り返してザレた砂礫地を過ぎ、三体仏岩や東海展望と名付けられた巨岩が積み重なる展望地が広がっていました。
ここからは宮指路岳から次の目標の仙ヶ岳に至る稜線に、幾つもの険しいピークが連なっているのが見えて縦走できるのか不安になりました。
更に進むと幅の広い尾根道は歩くうちに痩せ尾根になり、急傾斜を下ってヤケギ谷の支流の谷に入ります。倒木も多い荒れた雰囲気の谷は、やがてヤケギ谷の本流に合流して沢沿いに下る道になりました。全体の道の雰囲気は池ヶ谷コースに似ていますが、こちらの方が多く歩かれているので、特に斜面のトラバースで踏み跡がしっかりとして歩き易かったです。
通報P2番でカワラコバ谷コースと合流して、すぐに林道が見えて宮指路岳登山口に到着しました。駐車スペースに13時過ぎに戻ると、さすがに16時を過ぎていた先週よりも沢山の車が停まっていました。
今日は時間切れで撤退した先週の反省から、1時間早いスタートで再チャレンジしてみましたが、結果的には同じ行程をほぼコースタイム通りに歩けたので、直近に歩いたという経験と、時間の余裕からくる安心感から理想的なペースになったのかなと思います。
とにかく!リベンジ達成できました〜♪(^▽^)/
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