今冬初めての雪山は大峰・釈迦ヶ岳から♪太尾登山口からピストン
- GPS
- 05:16
- 距離
- 8.6km
- 登り
- 608m
- 下り
- 613m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
国道168号旭橋から林道に入り約19km(所要1時間) ※林道栗平線〜不動木屋線は12/28〜3/31冬季通行止 この日の林道は圧雪、凍結あり、スタッドレスかチェーン必須です。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険箇所はありませんでした。途中のピークを巻く道の踏み跡が何か所かありますが最終的には合流するようです。稜線は風が強いとトレースが消えたり薄くなる箇所もありました。水場付近はマーキングが多いので見つけやすいと思います。 |
その他周辺情報 | 大塔温泉 『夢の湯』 大人600円 http://www.ootou.jp/fureai.html |
写真
感想
今年は12月に入ってからも暖かい日が続き、まだこの冬は雪を見れていません。今週後半になってようやく関西にも寒気が入ってきたようで、この土曜日は天気予報が良かった大峰山脈の釈迦ヶ岳に行く事にしました。
釈迦ヶ岳の最短ルートになる太尾登山口へ通じる林道栗平線は、今月の28日から来年3月末まで冬季通行止になるので、私達が雪の釈迦ヶ岳を歩けるのは年間でごく僅かな期間だと思います。
積雪や林道の路面状況も不明だったので、早朝の運転を避ける為に少し遅めに自宅を出発して、国道168号線の旭橋から距離にして約18kmの林道を、高低差約1000mを登って登山口へ向かいました。
トイレをお借りした奥吉野発電所を過ぎて暫くで路面に薄く圧雪があり、凍結箇所も随所にありましたが2駆スタッドレスのマイカーでも問題なく午前8時半に登山口に到着することが出来ました。
太尾登山口には道の両面に駐車スペースがあり、両面で15台程度は停められそうです。トイレもありますが11月後半から冬季閉鎖されていました。
先着車は2台と意外と少なく、既に出発された後でした。私達も準備をして、登山ポストに登山届を出してから午前9時にスタートしました。
登山口から木製階段を上がり、登山道に入るとすぐに雪道です。狙い通り今シーズン初の雪山ハイクにテンションが上がりますが、予報が良かった筈の空はどんよりとした厚い雲が広がって残念なお天気…(´・ω・`)
何とかこの後の天候回復を期待したいところです。
登山口から25分程度で最初のピークになり、ここから緩やかな尾根を歩きます。冷たく強い風が不気味に吹き荒んで視界は悪く、天候回復どころかむしろガスはだんだんと濃くなって気がします。標板のある2つ目のピークから、傾斜のある小ピークを更に越えて行きますが、以前このルートを歩いた時に、確かこの辺りの稜線がとても綺麗だった事を思い出したのですが、今日は雪とガスで身近の木々しか見れません。
やがてこの日最初の登山者とすれ違いがあり、スタートから1時間を過ぎて古田の森で小休憩を取りました。今日は大日岳や釈迦ヶ岳の山容を見ながら歩けない分、木々に付いた霧氷を楽しみながら先に進みます。
広い平坦地の千丈平を過ぎた辺りでトレースを見失いましたが、かくし水の水場付近にマーキングがあり助かりました。水は潤沢に出ていました。
かくし水を過ぎると道はやや急登になり、頂上に向けて真っすぐに尾根を進んで行きます。風のせいなのか相変わらずトレースが薄いですが、分かりにくい尾根道ではなかったので、気にせずに適当に登って行くと、すぐにお釈迦さまの居る釈迦ヶ岳山頂に到着しました。
頂上には誰も居なかったので、先着していたもう1台の車で来られていた方は、奥駈道を歩かれているのかも知れません。
大峰山脈でも有数の展望を誇る釈迦ヶ岳ですが、周囲は白いガスで覆われて展望は全くありません。風も強くてお釈迦さまも寒そうでした。
時間は11時半を過ぎた頃だったので、このまま頂上でお昼にしてガスが晴れるのを待ってみようかと思ったのですが、すぐに体が冷えて寒くなってきたので、千丈平かその先の展望地でお昼にするつもりで下山します。
奥駈道の分岐で相方が太古の辻方面に行きたそうでしたが、今日は出発が遅かったし、無雪期に歩いた事もないので今日は自重してくれました。
風のない千丈平まで下りて、雰囲気の良い場所があったので倒木をベンチ代わりにしてお昼休憩にしました。降り積もった雪は音の振動を吸収すると言いますが、この時の千丈平は人の気配もなく本当に静かで
休憩を終えて下山を始めると、少し東側のガスが晴れ始めてきました。
ガスの晴れ間はその後も広がっていき、古田の森を過ぎると往路では見えなかった大日岳の特徴的なピークが確認できました。
太古の辻に向かう奥駈道にも日が差していたので、分岐から深仙ノ宿に向かっていれば青空が見れたかもでした〜
青空こそ見れませんでしたが帰り道の稜線にガスはなく、去年の秋に見た緑の草原はそのまま美しい雪原に姿を変えていました。
途中ですれ違った単独の男性は、今夜は千丈平でテント泊との事だったので、かくし水の水場がしっかり出ていたことをお伝えしました。
今日は気温もあまり上がらず、登山者も少なかったせいか、帰路での雪解けや泥濘もなく、靴やズボンも綺麗なままで登山口に戻って来れました。
駐車場には4台の車があり、最初に停まっていた2台の内の1人が既に下山されていて、帰り道でお2人の方とすれ違ったので丁度計算が合っていました(笑)
登山道同様に解けずに凍結したままの林道を再び通って帰ります。登山口のトイレが閉鎖されていたので、来た時に利用させてもらった奥吉野発電所のトイレを帰り道でもお借りしました。ここの発電所には公衆電話や自販機もあるので冬季はありがたいですね。
帰り道では前回来た時と同じ大塔村の「夢の湯」に立ち寄りました。
今年初めての雪山ハイクは2度目の釈迦ヶ岳でした。今回はお天気に恵まれず少し残念でしたが、こういう日があってこそ雪山で見れた青空により感動するんだと思うので、懲りずに雪山計画を練りたいと思います。
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