西丹沢探検隊。椿丸・山神峠・三保山荘廃屋。

2015年12月20日(日) [日帰り]

• GPS: 06:24
• 距離: 12.8km
• 登り: 919m
• 下り: 910m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:03
• 休憩: 0:14
• 合計: 6:17

7:14 世附・浅瀬駐車スペース
7:22 7:22 浅瀬橋
8:31 8:31 笹小屋ノ頭(笹小屋クドレ)
9:38 9:44 椿丸
10:18 10:19 大杉
11:01 11:07 山神峠
11:38 11:39 山神山
12:53 12:53 悪沢
13:18 13:18 夕滝橋
13:23 13:23 浅瀬橋
13:31 世附・浅瀬駐車スペース

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

山北山中湖線浅瀬ゲート手前駐車スペース(3台分)　満車の場合路駐も出来る様です。登山客は少なくほとんどがバードウォッチャーでした。

コース状況／危険箇所等

【椿丸南ルート(下山用)】
このエリア、西丹沢・世附地区は登山地図で登山道の記載の無い空白エリアです。赤破線どころか、グレーの破線すらないエリア。最近発売された「西丹沢登山詳細図」にはこの椿丸周辺は(道標なし、熟達者向)と紹介されていますが、地形が複雑で読図RFが難しいエリアです。テープはありますが支尾根のもテープがあったりしてそちらに迷い込む事もありそうです。P780までは細かなアップダウンが続く稜線歩きです。50m以上降ってしまったときはルートを外した事になります。早めにルートミスに気付き、元の場所に戻る事がバリルートを歩く時の基本です。各ピークごとに必ず行き先・方向を確認(RF)しましょう。特にRFが必要なのは下って3つ目標高800m、4つ目P838付近手前、5つ目820m、7つ目P795m手前ピーク。その後は尾根沿いでは無く、尾根を巻く形で水平に経路がある。P785を過ぎたら後は一気に下るだけ。林道が見えてきた辺りから急斜面になりヤセ尾根の個所もあるのでより慎重に下ります。

【椿丸から山神峠〜水ノ木幹線林道】
編集中です。

登山届は浅瀬ゲート前には無いようなので、玄倉バス停で提出しました。
トイレは、浅瀬ゲートより1キロ手前の駐車場に水洗トイレがあります。

写真

12/20 7:12

久しぶりの世附です。
ワクワク〜(g)

その帽子いいねぇ、買ったの？(is)

この時期には欠かせないニット帽「あったかい〜」
hさんありがとう！！(g)

12/20 7:19

浅瀬橋
水がきれい

12/20 7:54

ヤブツバキ(12~3月)

花が見れるとは思いませんでした。

12/20 8:03

ミツマタの蕾

12/20 8:09

冬枯れして明るくなった斜面を登って行く

12/20 8:26

途中、階段もあって快適な登山道です。

12/20 9:00

「イノシシが体を洗う場所」と言われてる(本当に？)尾根池は水涸れしてました

12/20 9:12

突然、ぽっかりと展望が開ける場所。
ちょっとメルヘンの丘に似てる？

12/20 9:18

快適で気持ちの良い稜線歩きが続きます。

林道歩きみたいですよね(g)

12/20 9:35

椿丸山頂　902m
本日の最高峰。山頂を少し過ぎると最高の展望が広がる。

12/20 9:37

どうですか！この展望。
西丹沢では珍しく展望の良い山頂です。

12/20 9:42

檜洞丸(中央)、同角ノ頭(右)、大笄(左)までくっきり見えます。

12/20 10:00

富士山も

12/20 10:06

山神峠方面へ
スキップしたくなる快適な尾根が続くが、知らない間に違う尾根に迷い込んでしまう可能性があるので気をつけよう。

12/20 10:26

各ピークで必ずRF(ルーファイ)する。
読図RFはgoeに任せっきり。

この日はisコンパス無し。(どこかで無くしたみたいですよ(泣)

12/20 10:47

稜線から山神峠への下降点が難しい。
テレビアンテナが目印となる。

地形図通りに進むと少しズレます。
テープありましたが、いい勉強になりました！(g)

12/20 10:58

10分程斜面を降ると「山神峠」の社が見えてくる。

12/20 10:59

まずはごあいさつ。
今にも倒れそうな社だが、樹木に支えられて何とか建ってる感じ

やっと来れましたね〜(g)

12/20 11:00

水ノ木方面は崩落が進み、歩ける状態ではない。

12/20 11:00

悪沢方面は踏み跡もある。
いつか歩いてみたい。

12/20 11:00

静かな趣のある空間でした。

12/20 11:18

峠から山神山への登り返しが一番つらかった。
途中、林道が現れる。

12/20 11:30

その林道はこの大きなウラジロモミの木で止まっている。goeと比べてもその大きさに圧倒される。

下ってきたので振り返らないと気がつかないかも。
びっくりの大木でした。メジャールートならシンボルになりそうな雰囲気です(g)

12/20 11:32

自分(is)も大きく手を広げるが、全く敵わない。

12/20 11:37

富士山の展望はここで終わりだね〜(g)

12/20 11:41

林道と尾根道が並行し何度か交差する。
isはアップダウンの少ない林道を歩き、goeは尾根道へ。

12/20 11:47

平凡な林道と違って尾根道は美尾根だったようだ。(is)

登って正解(^^♪いい尾根でしたよ〜(g)

12/20 12:03

林道はなぜか行き止まり。
いったいどこに繋がっているのだろう。

12/20 12:06

今日はどろんこ祭りとは無縁なので靴がきれい。

12/20 12:18

降っている最中にとても整備された水平経路があり、気になるので寄り道してみます。

12/20 12:22

5分ほど歩いてみたが、どうやら東電施設の管理道っぽいので探索はやめて退散。

12/20 12:32

かながわ美林50選に選ばれても良さそうな美しい林相。

綺麗に整列されてました(g)

12/20 12:35

三保山荘跡の廃屋

12/20 12:36

五右衛門風呂みたいなお風呂ですね

12/20 12:37

「三保製炭作業所」は対岸上流にある廃屋の様な気がする。

12/20 12:40

吊橋は揺れます

12/20 12:46

2010年に崩落した斜面はだいぶ修復されてきました。

12/20 12:47

以前よりはだいぶ歩きやすくなりました。
落石に注意しながら素早く通過

12/20 12:54

織田信長軍の鉄砲隊三弾打ちを思わせる木柵

12/20 12:56

ここが最も危険な核心部だった。

ここまでず〜と先を歩いてましたが不安になる。
isに毒見(歩)してもらう(笑)

12/20 13:12

夕滝
冬枯れした今が一番良く見えます。

12/20 13:16

この場所に不老山へ登る吊橋があったが2010年の大雨で流されてしまったようだ。

12/20 13:18

椿丸への取付きに戻ってきました。
これで周回完了。

お疲れ様でした。

撮影機器：

PENTAX MX-1 ペンタックス

OLYMPUS STYLUS TG-850 Tough オリンパス

感想

is_pinarello

今回の世附・椿丸周辺は登山地図に登山道の記載のない空白エリア。道なき道を歩く、未知の道を歩くとき、この先何があるんだろうといつもワクワクする。そして狙い通りに歩けた時の達成感は大きな仕事をやり遂げた時の様に凄い(ちょっと大げさ)。やっぱり自分はこの様な山行が好きだ。

奥野幸道氏の「丹沢今昔」の余話には、世附には受刑者が炭を焼く三保製炭作業所という炭焼き場があったとの事。悪沢出合付近の廃屋がそれに近い様だが、はたして今回の三保山荘(廃屋)なのか、少し上流の林道からも見える場所にも同じような廃屋があるが・・。更に、太平洋戦争の直後に小田原少年院の分院が丹沢山中に一時置かれたことがあり、場所は西丹沢の世附奥の悪沢との事。この悪沢付近は山神峠の山神様と菊花紋伝説がむすびついた財宝伝説があり、大正初期から昭和にかけて西丹沢に発掘ブームが起こったそうです。
あまり詳しくは調べていないのでこれ以上勝手な事は書けませんが、このエリアは調べれば調べるほど、「宝探し」をしているみたいで楽しいです。
そのうちゆっくり探索してみたいです。

goechan

久しぶりに世附の杜を歩きました。
日曜日ですが、前半一名の方とお会いしただけ。
静かな尾根をゆっくり満喫してきました！

夏場は色々と遠征したりしますが、やっぱり地元丹沢の魅力に魅せられます。

今回もちょっとしたRFミスありましたが地図読みの勉強になるいい尾根だと思います。私ももう少し頑張ろうっと!(^^)!