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記録ID: 782533 全員に公開 アルパインクライミング日光・那須・筑波

日光白根山 東稜 雪が少なくてチャンス?多彩な表情の好ルート

日程 2015年12月20日(日) [日帰り]
メンバー yamamossan, その他メンバー2人
天候快晴
アクセス
利用交通機関
車・バイク
菅沼登山口駐車場に駐車可能。駐車可能台数は除雪具合により変動し、20〜40台程度です。
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地図/標高グラフ


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コースタイム [注]

日帰り
山行
7時間56分
休憩
1時間18分
合計
9時間14分
Sスタート地点07:0208:51弥陀ヶ池09:25五色沼13:19奥白根山14:2714:59弥陀ヶ池15:0916:16ゴール地点G
コースタイムの見方:
歩行時間
到着時刻通過点の地名出発時刻
コース状況/
危険箇所等
アプローチと下山は一般ルートですが、東稜はバリエーションルートとなります。核心部でUIAA/RCC競哀譟璽匹猫供銑卦蘢度の登攀になります。取り付き部分から東稜に乗るまでの草付き3〜40mが教蕁大岩の15mが卦蘢度かと思います。

取り付き部分は北側へ大きく巻くと比較的容易に東稜に乗ることが出来ます。大岩は岩の基部をトラバースし、北側から巻くことが出来ますがトラバース中の滑落は墜落距離が大きくなるので注意が必要です。

この時期の雪はサラサラで結合が弱く、積雪量によっては取り付き部分で雪崩の可能性があります。例年通りの積雪量の場合、五色沼から東稜取り付きまではラッセルとなります。危険部分の行動を明るい時間帯に終了させる必要を考慮すると、日帰りの場合は時間的な要求をクリアするための体力が必要となります。
過去天気図(気象庁) 2015年12月の天気図 [pdf]

写真

前白根山から見る日光白根山東稜。(2015年2月撮影)
2015年02月21日 15:13撮影 by DMC-FT25, Panasonic
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前白根山から見る日光白根山東稜。(2015年2月撮影)
1
東稜はこんな感じです。(2015年2月撮影)
2015年02月21日 15:13撮影 by DMC-FT25, Panasonic
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東稜はこんな感じです。(2015年2月撮影)
6
弥陀ヶ池に到着。天気申し分無しです。
2015年12月20日 08:48撮影 by DMC-FT25, Panasonic
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弥陀ヶ池に到着。天気申し分無しです。
2
弥陀ヶ池から五色沼へ。氷結した沼の上を歩きます
2015年12月20日 09:28撮影 by DMC-FT25, Panasonic
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弥陀ヶ池から五色沼へ。氷結した沼の上を歩きます
3
東稜の取り付きに向かいます。積雪は膝程度で今年は異常に少ないです。
2015年12月20日 09:52撮影 by DMC-FT25, Panasonic
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東稜の取り付きに向かいます。積雪は膝程度で今年は異常に少ないです。
東稜の取り付きに到着しました。
2015年12月20日 10:11撮影 by DMC-FT25, Panasonic
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東稜の取り付きに到着しました。
さあ、ここからが本番です!
2015年12月20日 10:49撮影 by DMC-FT25, Panasonic
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さあ、ここからが本番です!
1
取り付きから稜線に乗るまでが1つ目の核心です。
2015年12月20日 10:51撮影 by DMC-FT25, Panasonic
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取り付きから稜線に乗るまでが1つ目の核心です。
2
正面の岩壁の左側を登るので左壁と呼んでいます。
2015年12月20日 11:01撮影 by DMC-FT25, Panasonic
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正面の岩壁の左側を登るので左壁と呼んでいます。
3
草付きをダブルアックスで登ります。
2015年12月20日 11:03撮影 by DMC-FT25, Panasonic
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草付きをダブルアックスで登ります。
1
登る場所を選んで難易度調節が可能です。
2015年12月20日 11:03撮影 by DMC-FT25, Panasonic
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登る場所を選んで難易度調節が可能です。
上の方から見下ろせば気持ちの良い高度感です。
2015年12月20日 11:06撮影 by DMC-FT25, Panasonic
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上の方から見下ろせば気持ちの良い高度感です。
東稜に乗りました。
2015年12月20日 11:29撮影 by DMC-FT25, Panasonic
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東稜に乗りました。
左のピークが山頂で、東稜は右の北峰に突き上げます。北峰左下にトンガリ岩が見えます。
2015年12月20日 11:37撮影 by DMC-FT25, Panasonic
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左のピークが山頂で、東稜は右の北峰に突き上げます。北峰左下にトンガリ岩が見えます。
2
燧ヶ岳が見えました。
2015年12月20日 11:41撮影 by DMC-FT25, Panasonic
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燧ヶ岳が見えました。
1
岩の荒々しい眺めがアルパイン気分を盛り上げます。
2015年12月20日 11:55撮影 by DMC-FT25, Panasonic
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岩の荒々しい眺めがアルパイン気分を盛り上げます。
3
順調に高度を稼ぎます。
2015年12月20日 11:59撮影 by DMC-FT25, Panasonic
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順調に高度を稼ぎます。
1
トンガリ岩をバックに。
2015年12月20日 12:01撮影 by DMC-FT25, Panasonic
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トンガリ岩をバックに。
2
右上に写っているのが2つ目の核心、大岩です。
2015年12月20日 12:07撮影 by DMC-FT25, Panasonic
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右上に写っているのが2つ目の核心、大岩です。
2
ナイフリッジの通過。
2015年12月20日 12:12撮影 by DMC-FT25, Panasonic
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ナイフリッジの通過。
3
ナイフリッジを振り返る。バックに男体山。
2015年12月20日 12:17撮影 by DMC-FT25, Panasonic
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ナイフリッジを振り返る。バックに男体山。
5
2つ目の核心、大岩。
2015年12月20日 12:40撮影 by DMC-FT25, Panasonic
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2つ目の核心、大岩。
1
大岩登攀中。
2015年12月20日 12:42撮影 by DMC-FT25, Panasonic
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大岩登攀中。
1
大岩をクリアすると山頂までもう少しです。
2015年12月20日 13:08撮影 by DMC-FT25, Panasonic
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大岩をクリアすると山頂までもう少しです。
1
溶岩のリッジ。
2015年12月20日 13:18撮影 by DMC-FT25, Panasonic
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溶岩のリッジ。
2
溶岩のリッジから東稜を見下ろします。
2015年12月20日 13:22撮影 by DMC-FT25, Panasonic
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溶岩のリッジから東稜を見下ろします。
2
登頂〜!
2015年12月20日 13:41撮影 by DMC-FT25, Panasonic
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登頂〜!
6
山頂からの景色。360度の大展望です。
2015年12月20日 14:21撮影 by DMC-FT25, Panasonic
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山頂からの景色。360度の大展望です。
3
東稜と五色沼。
2015年12月20日 14:22撮影 by DMC-FT25, Panasonic
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東稜と五色沼。
2
北面の一般ルートで下山しました。
2015年12月20日 14:31撮影 by DMC-FT25, Panasonic
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北面の一般ルートで下山しました。

感想/記録

厳冬期の日光白根山東稜は2月に登る事ができましたが、その前シーズン12月にチャレンジした時は取り付きまでのラッセルで時間切れとなり敗退していました。

この時は弥陀ヶ池から東稜取り付きまで3時間のラッセルで、一般ルートを外れてから取り付きまでの急斜面はワカンを使用しても腰ラッセルとなり、取り付き到着が既に昼過ぎになりました。

取り付きからの草付きは30cm程度のサラサラ雪が付きアックスが決まらず、雪を落とし下に隠れた草付きにフック場所を探しながらの登攀となりました。1時間もがいても20m登ったかどうかという具合なので東稜に乗る前に時間切れと判断し、雪から掘り出した細い潅木に支点を求め懸垂下降しました。

今シーズンは特に積雪が少なく、雪山登山を求めるには雪が無いのが悩みのタネですが、逆にこの状況なら、この時期の東稜もラッセルが容易になるのではと思いチャレンジしてみました。


夜明け前に菅沼登山口駐車場に到着。既に10台以上駐車しており、この時期の夜明け前にしては多い感じです。積雪は登山口から有りますが、この時期としては異常に少ない為、用意してきたスノーシューは車に残すことにしました。準備をしている内に夜が明け良いタイミングでのスタートです。

弥陀ヶ池までは樹林帯の中を歩きます。今日は既に多くの先行者が歩いているので登山ルート上の雪は締まっています。適当なタイミングでアイゼンを装着しました。

弥陀ヶ池で樹林が切れ、白根山の姿を見ることが出来ます。今日は雲ひとつ無い青空で風も穏やかです。多くの登山者は座禅山コルから白根山北面の登山道に向かいますが、東稜へはここから五色沼へ一旦下ります。

五色沼は完全に氷結しており、氷の上を非難小屋の方向へまっすぐ向かいます。以前敗退した時はここをワカンでラッセルしていましたが、今回積雪は少なくストレス無く歩く事が出来ます。

避難小屋よりも手前で進路を西に東稜へ向かいます。以前敗退時は東稜取り付きまでワカンで腰ラッセルでしたが、今回は一番深い所でもツボ足で膝くらいでした。

東稜の取り付きでストックを仕舞い、ハーネスやメット、アックス等の登攀装備を身に着けます。取り付き部分から東稜に乗るまでの草付きが1つ目の核心ですが、今回は殆ど雪が無い状態で登る事が出来ました。ここは登り易そうな所をつないで行けばどんなふうにでも登れる所で、正面の岩壁の左側を登るので左壁と呼んでいます。今回登ったラインは取り付きの尾根から正面に見上げる大岩のすぐ左を抜けるラインを登りました。

東稜に乗ると、山頂北側の北峰へと続く尾根を見上げることができます。ここから暫くは雪の飛ばされたザレた斜面の登りとなりますが、高度が上がると共に東稜上部の岩稜が近づき、周囲の展望が楽しめます。

特徴的な形のトンガリ岩を過ぎるとナイフリッジの通過が有ります。ここは積雪が多いと埋まってしまいキレがなくなりますが、今回は雪が少なく良い感じです。

雪のナイフリッジを越えると2つ目の核心、大岩に到着です。大岩には雪が付いて居ませんが、厳冬期に登った時も雪は付いていなかったので、ここは通年付かないと思われます。大岩は左の凹角状を登りますが、初心者が居る場合は確保が必要です。

大岩の先は開放感が有り気持ち良い溶岩のリッジを登り北峰へと至ります。北峰から一旦降りて白根山頂へ到着します。

山頂の展望を楽しみながらのコーヒータイム、今まで12月の白根といえば風が強く、あまり長く休めない記憶ばかりでしたが、今日はこうして休んでいても寒くない。素晴らしいタイミングで登頂できることが出来て感謝です。

下山は北面の一般ルートを使用し、暗くなる前に菅沼登山口に到着しました。

金精峠道路の冬期通行止の直前でギリギリ間に合いました。今回は天候、積雪ともに東稜の日帰りには丁度良い条件が揃い、無事登頂する事ができました。


日光白根山東稜は、規模は小さいながらもバリエーションの様々な楽しさの詰まった良いルートだと思います。手頃な楽しさが魅力的で、機会があればまた再訪したいと思います。

おまけ 厳冬期の白根東稜の記録はこちらです。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-593004.html
訪問者数:606人
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この記録へのコメント

登録日: 2011/3/4
投稿数: 73
2015/12/23 14:11
 東稜
(´・ω・`)なんか もっさんが一番詳しそうだよね。東稜の登山ルート(笑)
登録日: 2012/9/2
投稿数: 48
2015/12/23 20:11
 Re: 東稜
なんだかんだで通ってるからね〜。でも基本的な名称はゆきさんが命名したものに原則合わせてるよ
今回は赤岳主稜や谷川東尾根も登っているアルパインクライマーが一緒だったけど、彼に言わせても色々な表情と景色が楽しめる良い尾根だとお褒めの言葉を頂きました。
来月の予定が出たらまた教えてな〜

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