【冬山事始め】木曽駒ヶ岳〜宝剣岳
- GPS
- 05:18
- 距離
- 5.1km
- 登り
- 523m
- 下り
- 520m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
菅の台バスセンター〜しらび平 しらび平〜千畳敷駅 バス往復、ロープウェイ代合わせて3900円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
宝剣岳〜極楽平間はザイルは要らないが、確実なアイゼンワークが求められる |
写真
感想
いよいよ冬山シーズン開始。
雪の少なさに悩まされていたが、足慣らしに2年前と同じく木曽駒〜宝剣を目指すこととする。
職場の山好きの先輩に千葉から駆けつけたtanimanを加え、まずは飯田の焼肉屋で前夜祭を開催し大いに盛り上がる。
翌朝は快晴。C0した道の駅から空木がよく見える。白くて心がときめく。
菅の台バスセンターにいくとやはり人が多い。
ふと見覚えのある顔がと思い声をかけると7月に白倉又沢でご一緒した鈴鹿ハイキングクラブの人達だった。元気そうでなにより。雪訓らしい。
なんだかんだで始発には乗れず8時半過ぎくらいのバスに乗り込む。
しらび平に登るにつれて道に雪が出てくる。なんか2年前の菅の台から千畳敷駅までの記憶がすっぽり抜け落ちてる。爆睡だったのかな。
しらび平からはロープウェイに乗り込む。高度を上げるにつれ南アルプス、その向こうの富士山が見えてくる。
そんなこんなで労せず2600m千畳敷カールへと辿り着く。
宝剣が雲一つない青空に輝いている。最高の登山日和。
アイゼンを調節したりして出発。
濃紺の空へ人が吸い込まれるように登る乗越浄土を目指す。
日差しが刺し、暑さを感じるなか汗をかかない程度のペースで登っていく。
宝剣のバリエーションに取り付いている人たちもちらほら見かけた。
乗越浄土に出ると風もありさすがに寒さを感じる。
稜線は飛ばされてて雪が少ないかと思っていたが、そんなこともなく、サクサクアイゼンが効いていい感じだ。
まずは木曽駒方面へ。
中岳に立つと御嶽山が目に飛び込んでくる。端正な独立峰で、その頂は真っ白だ。
中岳から木曽駒のあいだは白い雪原が広がりなかなか気持ちがいい。
10分ほどで木曽駒の山頂へ。
ここまで来てようやく北アルプスが見える、八ヶ岳や南アより白くて素晴らしい。
遠くに妙高や上信越の山まで望むことができて最高だ。
振り返ると宝剣、空木が見え、その向こうは雲海となっている。
少し寒いがカップラーメンをすすりつつ山頂を堪能する。
さて、一息ついたところで宝剣へ向かう。
中岳は練習がてら西側から巻こうかと思うが、微妙に難しそうだったので結局登り返す。
宝剣への登りは西側から回り込みながら登っていき、ピーク直下で鎖場のトラバース。
高度感はあるが、鎖をがっつり掴んでいけるので難しくはない。
そこを超えると狭いピーク。極楽平へ続くギバギバの岩稜がカッコイイ。
一番高いところに乗ったり写真撮ったりしてピークを後にする。
ここからは、急な岩稜を下っていく。
鎖があるところは鎖だよりに、ステップを切るようなところは後ろ向きにしながら下りていく。
鎖があるところは恐怖感はなく、むしろ雪質がいまいちなところを下るのが緊張する。
難しくはないが、ミスをするとアウトなので確実なアイゼンワークが求められる。
極楽平側からコンテで登ってきてる人たちとすれ違った。ショートロープだったのでガイド登山かな。
一旦、鞍部におりて登り返し。ここも鎖があり問題にならない。
最後は、短いながら高度感のあるリッジを歩いて核心部終。
適度な緊張感のなかひととおりのアイゼンワークのおさらいができた。
あとはチョロっと島田娘まで。
この辺りは広い稜線でどことなく初冬の十勝を髣髴とさせる。
サギダルの頭にはバリエーションを終えたであろう人たちがいた。
少し斜陽になる中、島田娘へ。
空木、南駒へと続く稜線が雲海に浮かんでいる。越百はガスの中か。
前回ここに立った時も次はあの稜線と思ったが、今回も叶わず。次こそはこの稜線の先へ進みたい。
あとは千畳敷駅へ帰るだけだが、稜線から下ろすのが名残惜しい。
下りるのはあっという間。シリセードを交えつつ。しかし、降雪後は雪崩に注意が必要なルートだろう。
千畳敷カールで下山写真を撮って、ぎゅうぎゅう詰めのロープウェイで下山。
お手軽といえばお手軽だが、最高の天気の中、適度な緊張感を味わえるいい冬山始めとなった。
稜線からはたくさんの山が見ることができた。さて、今年の冬はどこを目指そうか・・・
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