天狗岳(唐沢鉱泉から周回)雪山シーズン初戦は少雪ながらも快晴
- GPS
- 06:22
- 距離
- 9.4km
- 登り
- 890m
- 下り
- 878m
コースタイム
天候 | 絶好の快晴微風、クリアな空気で抜群な眺望 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
暖冬小雪ですが唐沢鉱泉は標高が高い(1870m)ので、道路は凍結しています。スタッドレスタイヤでチェーン必携です。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
●唐沢鉱泉〜天狗岳(西尾根ルート) 唐沢鉱泉からすぐの橋を渡ってのスタートです。尾根に出るまでは樹林帯の登りですが、適度な登りの歩きやすいルートでした。雪は少なくツボ足で充分でした。 尾根に出ると樹林帯を尾根通しに登り、一段上がって樹林が切れて南八から南アルプス・中央アルプスの眺望の良い露岩に出て、そこから2〜3分のところが第一展望台となります(ちょっとしたピークなので360度の眺望が楽しめます)。第一展望台から20分ほどで西尾根で一番高いピークになり、そこを少し下ったところが第二展望台(ピークではないので、南面眺望のみ)。第二展望台からは西天狗が大きく間近に見え、最後の急登を見上げる感じになります。 西天狗への登りはそれまでの樹林帯尾根歩きから一変して、岩稜帯の急登になります。小雪だったため、岩と雪のミックスで登りづらい箇所もありました(12本爪アイゼンは装着せずチェーンスパイクのまま登りましたが、正解だったと思います)。 急登を終えると丸い西天狗山頂、眺望バツグンの休憩適地です(今回は微風だったのでノンビリ出来ました)。双耳峰となる東天狗は50mちょっと下っての登り返しで、西天狗とは対照的な岩ゴツゴツの山頂部です。 ●天狗岳〜中山峠〜黒百合ヒュッテ 東天狗からの岩稜帯下りも小雪の岩とのミックスで、雪の踏み跡がまだ出来ないレベルのため、3度ほどルートミスしてしまいました。この下り部分、12爪アイゼンの方々は前爪を岩に引っ掛けたりで苦労してました。快晴の日曜日で団体さんも多く、中山峠までのルートは大渋滞で、かなりのタイムロス、まあ休日だから仕方ありません。樹林帯に入り、中山峠で尾根からそれて木道を5分ほどで黒百合ヒュッテです。 黒百合ヒュッテは通年営業、雪上テント泊の方もいらっしゃいました。 小屋前にはベンチのある休憩スペースがあります(ここで昼食休憩)。 ●黒百合ヒュッテ〜唐沢鉱泉 ひたすら樹林帯のゆるい下りです。谷筋の樹林帯ルートなので快晴でしたが、日当たりがなくて寒かったです。細い木道や鉄網を敷いたところが多くあって、ツボ足だと木道で滑るリスク、アイゼンだと鉄網でひっかけるリスク、チェーンスパイクの万能さを改めて実感しました。 |
その他周辺情報 | ●登山ポスト 唐沢鉱泉の本館入口横にポスト(用紙・筆記具あり)があります。 ●下山後の温泉(尖石温泉縄文の湯) http://www.city.chino.lg.jp/www/contents/1000000763000/ 大人400円(この施設で400円はオトクです) |
予約できる山小屋 |
黒百合ヒュッテ
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
防寒手袋
ゲイター
バラクラバ
ネックウォーマー
毛帽子
靴
ザック
チェーンスパイク
12本爪アイゼン
昼ご飯
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
GPS
ガイド地図(ブック)
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
カメラ
|
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備考 | 快晴微風予報だったので、薄手の防寒手袋しか持っていかなかったのは失敗でした。気温が低くて樹林帯は日が当たらず寒いし、稜線上は風が身を切る冷たさで防風性のあるオーバーグローブを準備すべきでした。 |
感想
9月上旬の中央アルプス(空木・南駒・越百)周回縦走以来の車での登山、ホントに久しぶりのちゃんとした登山でした(足のケガ、マラソン等でえらくご無沙汰してしまった感がありありな遠隔地登山)。
この日を逃したら、そのまま2015年の登り納めをやり損ねるかもというのもあって、土日のどちらかで雪山に行こうと計画し、より快晴可能性の高い日曜日をターゲットにし、まだ右足首の違和感を払拭出来ないので、ソフトなルートで、歩いたことのないところをとプランを練って、唐沢鉱泉を基点とした天狗岳周回ルートをチョイスとなりました。
この日は快晴で放射冷却もあってか、スタートから想定よりも冷え込んでいて、いつもより一枚多く着込んでの登山となりました(結局、黒百合ヒュッテ前の日当たり良いランチ休憩以外は一枚多い着込みでも熱くならずでした)。快晴微風予報だったので、アウター手袋や厚手の手袋は準備せず薄い手袋だけだったので、指先が冷たくて痛い思いをしてしまいました。雪山装備の備えは安易にしてはいけませんね、反省です。
もっと雪がないのかもと覚悟してましたが、予想よりは雪があって、冷え込んでいたせいもあって、凍結箇所もなく岩とのミックス箇所以外は歩きやすく快適そのもの。キリリと冷え込んだおかげで終日クリアな眺望も堪能できました。
西天狗岳山頂からの360°↓
間近な南八ヶ岳、北八ヶ岳の峰々はもちろん、北アルプス・中央アルプス・南アルプスの高峰、妙高・火打の山群、前衛の四阿・浅間山と奥の草津・志賀高原、谷川や武尊、奥日光などの上越国境山群、角度的に見ることの出来ない富士山以外はすべて見渡せたんではないかというぐらいの大絶景に大満足。
天気の良い日曜日ということもあって、渋の湯から黒百合ヒュッテ経由で天狗に来ている人が大勢で、天狗と中山峠の間は渋滞待ちができるほどの混雑ぶりでした。ほとんどの人が12本爪アイゼン装着でしたが、今回の状況ではアイゼンの爪を喰い込ませるほどの雪がなく、チェーンスパイクが一番サクサク歩けたんじゃないかと思いました。
心配していた右足首の違和感ですが、やはり凸凹な足場でちょっと捻ったりするだけでも以前には無かった痛みが走ります。このあたりは平坦地を行くマラソンと大きく違いますね。その痛みが蓄積し、下りの後半は怖がっての慎重な足運びでペースも落ちるしで、まだ完治していないことを痛感。痛みに伴い、左右の歩きバランスも徐々に悪くなるし。
ガッツリの無理をせず、まだまだ徐々に慣らしていくしかないなあ。
まあでも雪山は足元の雪がクッションになるので、捻ったり衝撃を足首が受けることも少ないから、来年GWぐらいまで雪歩きをしているうちには違和感もなくなって、来年の夏山は元のペースで登れるようになるやろなあ。頼みますよ、右足首さん。
クリスマス前の週末のためか、いつもの中央高速渋滞が今回は全くなく、下山後にのんびり風呂入って、富士見のテンホウでラーメン&ギョウザ食べて暗くなってから高速に乗ったけど、快適に走れて、なんと下町ロケット最終回を家で余裕で見ることができました(^◇^) めでたしめでたし。
kazさんこんばんは。
天狗岳雪山で今年最後はすばらしい天気で満点ですね。
私は週末の愛鷹山で富士山を見て締めたいと思ってます。
足はまだ違和感あるようなのが心配ですが、今年1回しかご一緒できなかった分、来年一緒に歩けること楽しみにしています。
来年はよろしくお願いします。
YAMA555さん、いつもコメントありがとうございます(#^^#)
やっぱり天気が良いとテンションあげあげになります。雪は少なかったけど、まずは年内に雪を踏むことができて良かったです。
徐々にならしながらYAMA555さんと来年はもっとご一緒できるように回復しときますので、来年もよろしくお願いします。(長年の念願だったリアルにお会いできて一緒に東北雪山遠征できたのは、私の今年の登山トピックス第一位なんです(^^♪)
愛鷹山報告も楽しみにしていますね。
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