【筑波山】2015年度山行納めは晴天の筑波山からの富士山
- GPS
- 05:22
- 距離
- 8.5km
- 登り
- 850m
- 下り
- 850m
コースタイム
- 山行
- 3:46
- 休憩
- 1:27
- 合計
- 5:13
天候 | 晴天(微風) |
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過去天気図(気象庁) | 2015年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
○TXつくばエキスプレス「南流山」~「つくば」約30分、\822(SUICA) ○筑波山シャトルバス 1番のりば 8:00始発〜「筑波神社入口」約40分 ※料金は\720(10時以降は\510)、SUICA・PASMO利用不可 現金のみ、始発バスなのに両替不可(小銭不足)、「グループは人数 分まとめて、つり銭の無い様に!」との車内案内・・・・ → 関東鉄道バス、なんか不親切でイメージ良くない。 早期のIC化を望むとともに、朝の時間帯の割増料金は納得行かない。 ★これが茨城ローカルルールの常識なのか? 時刻表 http://www.kantetsu.co.jp/bus/timetable_files/tk/tk01.pdf 料金 http://www.kantetsu.co.jp/bus/mt_tsukuba.html |
コース状況/ 危険箇所等 |
○登りは、筑波神社から右に回り込み「白雲橋コース」を選択 ・さすが100名山、全体的に良く踏まれて整備されてます。 ・登り始めは樹林帯の中のジグザクの段々登り(地味にキツイ) ・ロープウェイの下を過ぎるころから、岩場となりストックが邪魔 ・女体山直下の岩場は慎重に、あと200mから完全にストックが邪魔 ・女体山山頂は狭く、混雑時は順路厳守 ○女体山から男体山への連絡路が霜どけの泥濘と岩場で、ロープウェイや ケーブル利用の観光客が難儀している。 ○男体山山頂も広くは無く、混雑時は順路を厳守 ○下山は、「御幸ヶ原コース」を選択 ・階段と岩場の直線的なコースで登りはかなりな急登、慎重に下る ・神社が近付くと踏み跡が分散し、道標も無く一瞬戸惑うが、どれを降 りても神社に出る。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ
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感想
2015年度の山行納め、
家の大掃除をしながら、ここ数日間、候補地を物色。
暮れのボーナスを見込んで「スキーベンチャー」セットをゲット、
スノーシュー感覚で雪山を登り、下りはそのまま楽々スキーで降りてくる、
なんて、理想的な道具なんだろう。
それも登山靴に装着出来るのだから、手荷物も少なくて済む。
そんなこんなで、入笠山か北八ヶ岳を狙っていた。
が、雪が少ないので、出鼻を挫かれる。
暖冬で、どうやら正月休みに掛けて、今年は難しいそうだ。
ならばということで、以前より計画を立てものの実現していなかった、
TXつくばエキスプレスで行く「筑波山」、
日本100名山の一座、標高877mとお手頃、
普段はおそらく人出も多いはず、年の瀬は穴場かもしれない。
家を午前6時に出て、JR武蔵野線の南流山で、TXつくばエキスプレスに乗換え、
「つくば」でシャトルバスの8時始発に間に合う。意外に近いのだ。
改札を出て、駅売店で食糧を調達し、バスターミナル1番乗り場を目指す。
すでに10数名の人達が並んでいる、中にはJR武蔵野線で見かけた人もいる。
列の前の方に、一際背が高く、鞣革(レザー)のハットを被った
ダンディな感じの品の良い年配の方を目にする。
バスに乗ると偶然、その方の隣に座った、同様にソロ山行のようだ。
約40分ほどで、「筑波神社入口」に到着、陽射しも強く温かい。
反対車線側にある公衆トイレに向かうと、
その横からの眺望が素晴らしい、関東平野越しに富士山も浮かんで見える。
富士山まで、全く遮るものは無いのである、不思議な景色である。
これは、山頂からの眺望は楽しみである。
筑波神社で安全登山のお参りをして、境内を右に回り込み、
白雲橋コースで、先ずは女体山山頂目指す。
バス停でライトダウンをザックに仕舞い込み、歩きだしのだが、
30分もしないうちに、直ぐに汗だくとなった。
途中で、更にフリースベスト脱ぎザックに仕舞う。
朝は、この冬一番の冷え込みという予報だったので、
ベストを追加したが、余分であった。
筑波山は、日本100名山の中で標高が最も低く877m、
ほぼ陣馬山と同じであるので、少し楽観していた。
ジグザグ段々コースなのだが、トラバースや尾根道が無く、
ほぼ直線的なコース取り(直登に近い)で、地味にキツイ。
ロープウェイの下を潜るころから岩場が続く、
乳酸が溜まってきていた足、腿には厳しく、岩場でフラ付く。
山頂まで200m地点からは、ストックも邪魔になり、
手を使って攀じ登る箇所も出てくる、慎重にならざるを得ない。
女体山山頂は岩場が突き出たところにあるい、狭い。
風は時々強く吹き抜ける、景色は素晴らしい。
西方には富士山が浮き出ている、綺麗だ。
今回、コンデジしか持って行かなかったのが惜しまれる。
気温あがり、やや霞んでいるため、富士山にピントが中々合わない。
肉眼ではクッキリ見えるのに、写真ではダメであった。
(男体山山頂から同様であった。)
女体山から男体山へ向かう通路は、登山者とロープウェイや
ケーブルカーで上がって来た観光客の行き来で大変な賑わいであった。
中ほどに放送用アンテナ塔の下のベンチでランチタイム。
風も遮り、陽射しも温かく、人通りからも外れた穴場である。
40分ほどの休憩と、空腹を満たし、体力も回復した。
テーブルを片し初めて、視線を前方の通路の向こうのベンチを見ると、
見覚えのある、鞣革のお洒落なハットがあった。今朝のバスの方であった。
(No.61の写真の右上の柵のロープの下に小さく帽子が写っている)
身支度をしているうちに見失ってしまった。
どちらの方角へ向かったのだろう。
なんか、印象深いお洒落な帽子である。
男体山に向かう途中の御幸ヶ原は、学生さんの団体など
大勢の人達で賑わっていた、年の瀬、
故郷への帰省などあまり関係無いようだ。
ケーブルカーが到着する都度、大勢の人が降りてくる。
男体山山頂の標高は871m、女体山より若干低い。
ケーブルカー山頂駅からはおよそ300mの登り、約15分。
男体山山頂から眺望も素晴らしい、関東平野が一望できる。
富士山もだいぶ霞んできたが、しっかり確認出来る。
ここで見る夕陽はとても素晴らしいのであろうことが伺える。
男体山山頂から降りると、その勢いで、「御幸ヶ原コース」で下山。
このコースもケーブルカーの軌道に沿った、ほぼ直線的なコース。
このコースの登りもかなりキツそうである。
神社の裏手に一時間足らずで一気に降りてきた。
時計を見ると、13時50分、旨くすると14時10分発に間に合いそうだ。
筑波神社入口バス停には、14時少し前に着き、待ち列の最後尾に並んだ。
10数人目である、始発駅ではないので、多分、着席は無理であろう。
バスが到着するまでに、待ち列は3倍くらいの長さまで伸びていた。
ザックからライトダウンを取り出し、ザックを再び背負い、
列の前方を見ると、なんと、またまたお洒落な鞣革のハットを目にする。
バスが到着し、乗り込むと、ちょうどその帽子の方の横が空いていたので、着席。同時に思わず、「こんにちは、今朝も同じバスでしたね」と挨拶。
「そうでしたか、それは気が付きませんでした。」、
「お洒落な帽子が特徴的なので覚えてしまいました、実はランチの時も
近くでお見かけしたのですが身支度しているうちに見失いました。」
と、会話が続いた。
筑波山には季節ごとに良く登られるそうで、コースマップには無い、
いろいろなルートと、季節ごとに咲く花も詳しく話してくれた。
春のカタクリの時期には、このルートがお勧めと言って、
持参されていた桜川市のハイキングマップを貰い受けた。
つくば駅に着くまでの3~40分間、お互いの山行の話を紹介し合い、
あっという間に時間が過ぎた。
話の中で判ってきたのは、定年後に友人に誘われて山歩きを始めたそうで、
70代前半で、自分よりも一回りも先輩であった。
背筋が伸び、長身でお洒落な雰囲気から、全く70代には見えない。
とても良い歳の取り方をされている様子が伺える。
自分も歳を重ね、10数年後に同じように居られるのだろうか、
見習わなくてはいけない。
結局、TXつくばエキスプレスも一緒に乗り込み、
更に話が尽きることなく続き、
「きょうは穏やかな山行日和で、綺麗な富士山も拝めて、
最後に楽しいお話しも出来て、とても良い日でしたね。」と話された。
思わず、「本当にそうでしたね、楽しい一日でした。」、
そして、「またどこかの山でお会い出来たらいいですね。」と続けると、
「山はいいですね、同じ景色を見ただけで、直ぐに親しくなれて」。
南流山駅が近付いて来たので、席を立つときに握手を求めると、
快く応えてくれて、「また、お目に掛りましょう!」と話された。
一期一会、とても清々しい時間を共有できた。
2015年度、山行納めはとても充実した良い山行となった。
なかなかいい筑波山ハイキングでしたね。
読んでいてもほっこりしましたが
そんなに楽では なかったです。3人のおばさんが 苦し紛れにおしゃべりをしながから登りましたよ。帰宅後3日間ロボット歩き。
確かに直登的なコースで地味にキツかったです。
裏のキャンプ場のほうから登ると比較的簡単みなたい話を聞きました。
が、苦労して登ったわりには頂上付近には観光客風の身なりの人たちばかり、、
筑波山は、山頂からの景色を見に行くだけなら、フリーパス買って、
ケーブルとロープウェイで往復するのが一番かもしれませんね。
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