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Yamareco

記録ID: 786184
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

硫黄岳 (みどり池入口から往復)

2015年12月29日(火) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
08:00
距離
18.2km
登り
1,400m
下り
1,396m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:39
休憩
1:20
合計
7:59
6:28
37
7:05
7:05
30
7:35
7:50
2
7:52
7:52
5
8:48
9:06
10
9:16
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37
9:53
9:54
4
9:58
10:05
52
10:57
10:58
32
11:30
11:40
2
11:42
11:45
1
11:46
11:47
23
12:10
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7
12:17
12:31
5
13:25
13:29
1
13:30
13:32
23
13:55
13:55
29
14:24
14:27
0
14:27
ゴール地点
6:27みどり池入口駐車場-7:36しらびそ小屋-8:48本沢温泉-9:57夏沢峠-10:57硫黄岳-11:33夏沢峠-12:20本沢温泉-13:26みどり池-14:23みどり池入口駐車場
天候 小雪のち曇りのち晴れ
樹林帯は無風・微風
森林限界より上は強風
過去天気図(気象庁) 2015年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
・みどり池入口付近に駐車。到着時(6時頃)の気温約-7℃。出発時(15時頃)の気温約-3℃
・駐車場には積雪や凍結はなかったが、途中の道路には凍結あり。滑り止め必須。特にR141から松原湖方面は凍結箇所多い。
コース状況/
危険箇所等
・駐車場-みどり池:積雪は、標高の低いところはほぼなくて砂利道や夏道の登山道を歩くが、標高の上昇と共に徐々に積雪は増えていく。今日の状態であればこの区間はアイゼン要らないと思う。林道区間は所々結氷していて、その上に薄く雪が積もっているため、遠目に見ると雪と氷の区別が付かず、不用意に氷の上に乗ると全くグリップせずに滑るので要注意。
・みどり池-本沢温泉:みどり池からの場合、しばらく平坦地を歩いた後に少し標高を下げ林道のように整備された道に出る。道に出れば本沢温泉まではすぐ。この区間も今日の様子であればアイゼンは要らなかった。
・本沢温泉-夏沢峠:積雪は多く、特に2300メートル付近よりは露岩もないのでアイゼン歩行もし易かった。既に何人もの登山者が歩いた後だったので、積雪は多かったがラッセルの必要はなかった。
・夏沢峠-硫黄岳:峠付近はまだ樹林帯で風を凌げたが、その上に出ると強風が吹いていて、時折体が飛ばされそうなほどの風が吹くことも。気温も低いので完全冬山の装備が必要。風が強いためか、積雪は多くない箇所がほとんどだったが、吹き溜まりには注意が必要。
明るくなってきた頃に撮影
2015年12月29日 07:08撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
1
12/29 7:08
明るくなってきた頃に撮影
しらびそ小屋
2015年12月29日 07:36撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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12/29 7:36
しらびそ小屋
気温は低いが沢の水は流れている
2015年12月29日 08:46撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
12/29 8:46
気温は低いが沢の水は流れている
本沢温泉
2015年12月29日 09:06撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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12/29 9:06
本沢温泉
本沢温泉より上は積雪が増える
2015年12月29日 09:13撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
12/29 9:13
本沢温泉より上は積雪が増える
樹上の雪も増える
2015年12月29日 09:44撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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12/29 9:44
樹上の雪も増える
夏沢峠
2015年12月29日 09:57撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
12/29 9:57
夏沢峠
樹林帯が切れると強風域で見通しも悪い
2015年12月29日 10:36撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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12/29 10:36
樹林帯が切れると強風域で見通しも悪い
硫黄岳山頂付近
2015年12月29日 10:57撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
12/29 10:57
硫黄岳山頂付近
硫黄岳山頂なれど視界はほぼなし
2015年12月29日 10:57撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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12/29 10:57
硫黄岳山頂なれど視界はほぼなし
山頂付近は積雪少ない
2015年12月29日 10:58撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
12/29 10:58
山頂付近は積雪少ない
風に煽られるので写真を撮るのも必死
2015年12月29日 11:08撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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12/29 11:08
風に煽られるので写真を撮るのも必死
山陰に入ると風を凌げる
2015年12月29日 11:12撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
12/29 11:12
山陰に入ると風を凌げる
このエリアは安全
2015年12月29日 11:12撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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12/29 11:12
このエリアは安全
これでも見通しはマシなほうだった
2015年12月29日 11:19撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
12/29 11:19
これでも見通しはマシなほうだった
根石岳方面
2015年12月29日 11:22撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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12/29 11:22
根石岳方面
本沢温泉にて休憩中。持参したお茶が凍っていた。
2015年12月29日 12:22撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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12/29 12:22
本沢温泉にて休憩中。持参したお茶が凍っていた。
みどり池にて
2015年12月29日 13:27撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
12/29 13:27
みどり池にて
誰の仕業か
2015年12月29日 13:52撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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12/29 13:52
誰の仕業か
駐車場の様子
2015年12月29日 14:22撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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12/29 14:22
駐車場の様子

感想

硫黄岳はこれまで夏に何度か歩いたことがあったが、冬はもちろんなかった。例年であればこの時期は難しそうだが、小雪であることを逆手にとって出掛けてきた。

6時ちょうど頃にみどり池入口の駐車場に到着。先客が2台あるがいずれもひとけがないので上で泊まっているようだった。まだあたりは真っ暗だしライトを点けて歩く気もなかったのでのんびり支度して6:30前に出発。外の気温はマイナス7℃と寒いが、この時期のこの標高ならこの程度だろう。駐車場には雪はなく、歩き始めてもしばらくは砂利の林道を歩くが直に雪が出てくる。林道をショートカットするように登山道が付けられているので忠実に登山道のほうを歩く。林道も登山道も所々結氷していて、その上に薄く氷が乗っているものだから堪らない。間違えて氷の上に足を置くと面白いように滑る。まだあたりは暗いので慎重に見極めながら先を急ぐ。標高が低いところは氷が多かったが徐々にそれもなくなりしらびそ小屋に着く頃にはすっかり雪道に。ここで小休止。夏に歩いた経験では、この後平坦なところがあり、そこではアイゼンは要らないだろうと思われたのでここでは付けず。案の定、積雪は増えたもののアイゼンが必要と思われるようなところはなかった。本沢温泉まで残り半分くらいの距離になると下りの登山道が現れる。しばらく下り林道に至り本沢温泉に到着。ここまでが案外長く単調だが致し方ない。行動中は暑いくらいだが休憩中はやはり寒く、ここで先を見越してアイゼンを付けるがインナーグローブを付けたままでも指先がかじかんだ。ここより上は積雪は更に増えいよいよ雪山っぽくなってきた。ジグザグの登山道で標高を稼ぎ夏沢峠に到着。ここでも小休止のみで先に進むが、峠を出てしばらくすると樹林帯が途切れて強風が吹き付けるようになる。冬用のハードシェルを着込んでいるので風は凌げるが、顔が冷たくて痛い。凍傷になるのもいやなので早々にバラクラバを付ける。すると吐く息でサングラスが曇り、曇りが即凍って前がよく見えない状態に。ゴーグルを持参しなかったのを悔やんだが、周りにいた登山者を見るといずれも裸眼というか、ゴーグルでも曇ってしまうらしく、結局何も付けていない人が見られた。とは言えこの強風の中では目も開けていられないため、見えないサングラスをかけたままでよろよろしながら進む。天気曇りで元々良くない視界が凍ったサングラスで更に悪化した。それでもいくつかのケルンを通過し、最後に硫黄岳山頂の標識を何とか発見し写真に収めたあとはすぐに下山開始。視界がなく風が強い中での長居は無用と考えた。しかし見えない中では下りも難儀だった。幸いに風上を背にして顔に直接風が当たらないようになったので、凍って使い物にならなくなったサングラスは外し、裸眼で強風域を抜ける。山影に入るとそれまで飛ばされるほどに吹いていた風もピタッと止み、視界も得られるようになった。夏沢峠で小休止した際に少し食べただけで、いい加減お腹も空いてきたが、こんな中途半端なところでは休憩もできないのでとにかく峠まで下ってしまう。峠についてザックを降ろし見てみるとザックが真っ白。山頂付近では特に雪が降っていたわけではないが、冷たい風に吹かれて体もザックも真っ白になってしまったようだ。夏沢峠から下山せずに天狗岳方面に縦走すれば充実した山行になるのは分かっていたが、今日の強風の中を快適に歩く装備がないので断念し、元来た道を戻ることに。風がないだけで何と楽なことかと思った。帰りも本沢温泉までアイゼンを付け、それ以降はつぼ足歩き。早朝にカチコチの氷で難儀した林道は、午後になってもやはりカチコチなので滑らないように慎重に歩くしかなかった。出発から約8時間かけてようやく駐車場に戻る。積雪期に硫黄岳に行くことがあれば、次回こそは好天を狙いたい。

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訪問者数:636人

コメント

ENJOY
はじめまして。
私の仕業です。
気付いてくれてありがとうございます。
2016/1/4 10:29
Re: ENJOY
こんばんは、はじめまして。
ENJOYは下山中の休憩時に偶然見つけました。
もしこれがHELPとかだったらちょっと怖いですが。
2016/1/4 22:19
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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技術レベル
2/5
体力レベル
4/5

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