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Yamareco

記録ID: 787367
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積雪期ピークハント/縦走
谷川・武尊

谷川岳西黒尾根での冬山シーズンインは時間切れ撤退

2015年12月30日(水) [日帰り]
 - 拍手
GPS
08:28
距離
4.6km
登り
831m
下り
831m

コースタイム

日帰り
山行
8:11
休憩
0:17
合計
8:28
6:46
311
11:57
11:57
70
13:07
13:24
18
撤退ポイント
※ルートは手書きです。
※コースタイムはデジカメのタイムスタンプを参照し手入力しています。
天候 粉雪とやや強い風 → 曇り
過去天気図(気象庁) 2015年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
谷川岳ロープウェイの駐車場に車を停めました。
休日は有料ながら、常に平日は無料のようです。年末のこの日も平日扱いで無料でした。
コース状況/
危険箇所等
■積雪状況
根雪が付いてない上にサラサラのパウダー状の積雪。
樹林帯で膝まで、樹林帯を抜けてからは腰〜胸までの深さ。
その他周辺情報 「仏岩温泉 鈴森の湯」で汗を流し、こちらの岩魚塩焼き定食で塩分とカロリーを補給しました。谷川岳に訪れた際はここを訪れることに決めています。
詳しくはWebサイトをご参照ください。

http://suzumorinoyu.com/
登山届は登山指導センターの前のボックスに持参したものを投函。備え付けで登山届と下山届の用紙があります。
粉雪が舞っています。まぁそれで稜線での日の出を諦めて二度寝したのですが。。
2015年12月30日 06:17撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
12/30 6:17
登山届は登山指導センターの前のボックスに持参したものを投函。備え付けで登山届と下山届の用紙があります。
粉雪が舞っています。まぁそれで稜線での日の出を諦めて二度寝したのですが。。
登山口からたっぷりの新雪。
深雪の中でアイゼンを履くのも大変なので、ここで装備を整えます。結局登り始めが7AM前。この遅さが後々のアダに。。
2015年12月30日 06:46撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/30 6:46
登山口からたっぷりの新雪。
深雪の中でアイゼンを履くのも大変なので、ここで装備を整えます。結局登り始めが7AM前。この遅さが後々のアダに。。
樹林帯下部ではトレース痕が残っていました。
トレース痕が消えた吹き溜まりでも膝下程度の深さ。
2015年12月30日 07:35撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/30 7:35
樹林帯下部ではトレース痕が残っていました。
トレース痕が消えた吹き溜まりでも膝下程度の深さ。
粉雪は少しおさまりましたが、雲が切れる気配はありません。残念。
2015年12月30日 07:46撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/30 7:46
粉雪は少しおさまりましたが、雲が切れる気配はありません。残念。
稜線に出ると逆にトレース痕が細く。前日にでも団体さんが来られて稜線に出る前に撤退されたのか。
残ってるトレース痕は単独の若い男性が付けてくださったものでした。
2015年12月30日 09:10撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/30 9:10
稜線に出ると逆にトレース痕が細く。前日にでも団体さんが来られて稜線に出る前に撤退されたのか。
残ってるトレース痕は単独の若い男性が付けてくださったものでした。
トレースがあるけれど。。。思いっきり沈みますorz
私が重すぎるのか。。
2015年12月30日 09:11撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/30 9:11
トレースがあるけれど。。。思いっきり沈みますorz
私が重すぎるのか。。
沈みます。
実質稜線に出てからがラッセル大会の始まり。
パウダー状の新雪で、何度も踏み固めないと私の体重では胸まで沈みます。
しかしラッセルは楽しい!
2015年12月30日 07:50撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/30 7:50
沈みます。
実質稜線に出てからがラッセル大会の始まり。
パウダー状の新雪で、何度も踏み固めないと私の体重では胸まで沈みます。
しかしラッセルは楽しい!
ただ、鎖は所々見えるほどなので、全体の積雪量は少なく、前日にでも一気に1mほど降り積もったものと思われます。
2015年12月30日 09:20撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/30 9:20
ただ、鎖は所々見えるほどなので、全体の積雪量は少なく、前日にでも一気に1mほど降り積もったものと思われます。
ここまで先行されていた方は10AMリミットで撤退とのこと。
お疲れ様でした。そして有難うございました。
ラクダのコブへの登り始めからはバージンスノーを進んでいきます。
2015年12月30日 10:09撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/30 10:09
ここまで先行されていた方は10AMリミットで撤退とのこと。
お疲れ様でした。そして有難うございました。
ラクダのコブへの登り始めからはバージンスノーを進んでいきます。
ピッケルで壁を崩し、膝で押さえて、何度も靴で踏み固めるとまでしないと沈む。楽しいですけれど一歩一歩に時間がかかります。
けど楽しい!
2015年12月30日 10:14撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/30 10:14
ピッケルで壁を崩し、膝で押さえて、何度も靴で踏み固めるとまでしないと沈む。楽しいですけれど一歩一歩に時間がかかります。
けど楽しい!
基本的に細い稜線を辿れば良いので、ルートファインディングそのものは難しくありません。
この間、追いつかれた二人連れの方に少しラッセルを交代頂くも時間切れで撤退されるとのこと、そりゃそうですよね(^_^;
またどこかの山で:)
2015年12月30日 11:10撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/30 11:10
基本的に細い稜線を辿れば良いので、ルートファインディングそのものは難しくありません。
この間、追いつかれた二人連れの方に少しラッセルを交代頂くも時間切れで撤退されるとのこと、そりゃそうですよね(^_^;
またどこかの山で:)
設定したリミットタイムの13:00を過ぎたので、ラクダのコブとザンゲ岩の中間地点辺りで撤退を決定。
登頂は早い段階で時間が足りないと諦めてましたが、せめてザンゲ岩までルート開拓をしたかった。体力的にはまだ十分余裕があったので登山開始時刻の遅さが悔やまれました。
2015年12月30日 13:07撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/30 13:07
設定したリミットタイムの13:00を過ぎたので、ラクダのコブとザンゲ岩の中間地点辺りで撤退を決定。
登頂は早い段階で時間が足りないと諦めてましたが、せめてザンゲ岩までルート開拓をしたかった。体力的にはまだ十分余裕があったので登山開始時刻の遅さが悔やまれました。
この岩の上が撤退ポイント。食事とホットコーヒーでエネルギー補給をした後、下山開始。
2015年12月30日 13:24撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/30 13:24
この岩の上が撤退ポイント。食事とホットコーヒーでエネルギー補給をした後、下山開始。
帰りは楽チン。
2015年12月30日 13:52撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/30 13:52
帰りは楽チン。
自身が付けたトレース痕に自己満足。ま、登頂できなかったので敗退なんですけれど。。(^_^;
2015年12月30日 13:59撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/30 13:59
自身が付けたトレース痕に自己満足。ま、登頂できなかったので敗退なんですけれど。。(^_^;
霧氷。
2015年12月30日 14:03撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/30 14:03
霧氷。
お、雲が切れて来た。
2015年12月30日 14:04撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/30 14:04
お、雲が切れて来た。
白毛門に光が射します。なかなか神々しい。
2015年12月30日 14:17撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/30 14:17
白毛門に光が射します。なかなか神々しい。
登山口に戻った頃に青空がw
2015年12月30日 15:16撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/30 15:16
登山口に戻った頃に青空がw
下山後のお楽しみ「鈴森の湯」のトロリとしたお湯で温まった後、岩魚塩焼き定食。
2015年12月30日 17:43撮影 by  F-01F, FUJITSU
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12/30 17:43
下山後のお楽しみ「鈴森の湯」のトロリとしたお湯で温まった後、岩魚塩焼き定食。
と追加で舞茸の天ぷら。
カロリーかなり高めですが、今日は良いでしょう。
そして体重が重いままで雪道で沈むのですが。。。
2015年12月30日 17:52撮影 by  F-01F, FUJITSU
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12/30 17:52
と追加で舞茸の天ぷら。
カロリーかなり高めですが、今日は良いでしょう。
そして体重が重いままで雪道で沈むのですが。。。

装備

個人装備
アウターシェル上(1) アウターシェルパンツ(1) フリース上(1) バラクラバ(2) ネックゲイター(2) 薄手タッチパネル対応インナーグローブ(2) ウールミッドグロープ(2) アウターシェルグローブ(2) アウター/ミッドセットグローブ(1) ポーラーテックタッチパネル対応グローブ(1) 帽子(キャップ)(1) 帽子(ニットビーニー)(1) サングラス(1) ゴーグル(1) 12本爪アイゼン(1) チェーンスパイク(1) ピッケル(1) ワカン(1) ストック(1) ゲイター(1) 厚手ウール靴下(1) 地図(昭文社山と高原地図)(1) コンパス(1) ヘッドライト(2) コンパクトデジカメ(1) ミニ三脚(1) GPS(1) スマホ(1) ガラケー(1) USB予備電池(1) ノート(1) 鉛筆(1) 日焼け止め(1) リップクリーム(1) マルチプライヤー(1) 水筒(1) 予備水(プラティパス)(1) テルモス(1) 健康保険証(1) 免許証(1) 現金(1) 小銭(1) クレジットカード(1) チタン二層カップ(1) インスタントコーヒー(1) ジェットボイル(1) 予備カートリッジ(1) 箸(1) チョコレート(10) 普通の食べ物(1) 非常食(2) アミノサプリ(3) 芍薬天草湯(2) ツェルト(1) 補助ロープ(1) 救急セット(1) 予備靴ひも(1) ロウソク(1) ライター(2) ロールペーパー(1) IDホイッスル(1) 時計(1)

感想

ご承知の通り今年は雪不足で、ようやく今シーズン初の雪山でした。
当初は八ヶ岳の定番、硫黄岳から赤岳までの縦走周回をしようと考えていたのですが、いろいろ調べているとまだまだ雪が少なそう。それで、豪雪地帯の谷川岳に目を向けました。10日前ほどの他の方のレコを拝見しても雪はそこそこありそうです。
29日は冬型気圧配置が強まったので見送り、翌日の山行。
駐車場には3AMには到着していたのですが、水上辺りから降っていた粉雪が止む気配が無い。樹林帯を過ぎた稜線からの日の出は拝めないと諦めて長い仮眠を取ることとしました。結果的にこれが今回の直接的な敗因。雪不足の先入観でラッセルが必要でも大したことは無いだろうとの甘い判断でした。3AMに出発していたら登頂出来ていたでしょう。反省。

登頂→天神尾根との合流点と徐々に目標地点が手前になっていき。。
せめてザンゲ岩まではルート開拓をしたかったのですが力及ばずでした。
降雪でトレースが消えずに翌日登られた方の一助になっていれば良いのですけれど。

登頂は出来なかったとは言え、雪を待ち望んでいていきなりバージンスノーのラッセルが堪能出来て楽しかったです。昨シーズンはこれほど本格的なラッセルをする機会は恵まれませんでしたので。
久しぶりの登山で体力の低下も心配しましたが、さほど衰えていないことが確認できたのも収穫でした。もっとも、このレコを書いている翌日は、ピッケルで雪を崩す動作のせいか上半身が筋肉痛ですが。。

全般的にはまだまだ雪は少ないですが、早く例年並みに積雪して雪山シーズンが楽しめることを祈ります。

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