また山に行きたくなる。山の記録を楽しく共有できる。

Yamareco

記録ID: 78893
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

早川尾根から鳳凰三山

2010年09月17日(金) 〜 2010年09月19日(日)
 - 拍手
sizenboku2 その他2人
GPS
47:30
距離
21.7km
登り
1,953m
下り
2,606m

コースタイム

9/17 北沢峠9:30-12:06栗沢山12:20-13:15アサヨ峰-15:28早川小屋(泊り)
9/18 早川小屋5:45-6:09広河原峠-7:19白鳳峠-8:29高嶺-9:20赤抜沢の頭9:28-10:52観音岳11:18-11:46薬師岳-11:59薬師小屋12:19-13:15南御室小屋(泊り)
9/19 南御室小屋5:17-5:51苺平-7:00杖立峠-7:56夜叉神峠8:05-8:48夜叉神登山口
天候 晴れ 時々曇り
過去天気図(気象庁) 2010年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス タクシー 自家用車
夜叉神から北沢峠間が前日は雨で通行止めだったが
17日の7:00に解除になって通行OKとなった。
コース状況/
危険箇所等
コースの所々に若干の岩稜帯は有るが注意して通行すれば問題ない。
栗沢山からアサヨ峰にかけては雨天時で岩が濡れてガスで見通しが悪い時はルートを見失わない様に注意が必要、ペンキマークやテープは少なめ。
栗沢山から白鳳峠までの間の樹林帯の登山道は木の根が滑りやすいので注意が必要。
予約できる山小屋
北沢峠 こもれび山荘
7時前に夜叉神当山口に到着、駐車スペースはがら空き状態、聞くと昨日は通行止めで今日は7時に開くとの事。
7時前に夜叉神当山口に到着、駐車スペースはがら空き状態、聞くと昨日は通行止めで今日は7時に開くとの事。
新しくなった広河原ビジターセンター
新しくなった広河原ビジターセンター
青空をバックに北岳が顔をのぞかせている。
青空をバックに北岳が顔をのぞかせている。
北沢峠へのバス乗り場にはすでに人が待っている。
北沢峠へのバス乗り場にはすでに人が待っている。
北沢峠に無事到着。
予定の時間に入れて一安心。
北沢峠に無事到着。
予定の時間に入れて一安心。
登山口の駒仙小屋には少し戻ります。
登山口の駒仙小屋には少し戻ります。
駒線小屋へは左に入ります。
駒線小屋へは左に入ります。
駒仙小屋の前から右方向に通り抜けます。
駒仙小屋の前から右方向に通り抜けます。
鉄の橋を渡った先が、仙水峠への道と、栗沢山への分岐で、右が栗沢山、左が仙水峠への道です。
鉄の橋を渡った先が、仙水峠への道と、栗沢山への分岐で、右が栗沢山、左が仙水峠への道です。
今日は栗沢山に向かうのは、自分らだけの様です。
今日は栗沢山に向かうのは、自分らだけの様です。
体を慣らすため樹林の中をゆっくりと登る。
体を慣らすため樹林の中をゆっくりと登る。
前方に空が見えて、やっと樹林帯が終わります。
前方に空が見えて、やっと樹林帯が終わります。
樹林帯を抜けました。
樹林帯を抜けました。
展望を楽しみながら一休み。
展望を楽しみながら一休み。
目の前は小千丈岳でしょうか。
目の前は小千丈岳でしょうか。
栗沢山の山頂は直ぐそこです。
栗沢山の山頂は直ぐそこです。
山頂に到着。
腰を下ろして記念撮影、その後昼飯にします。
腰を下ろして記念撮影、その後昼飯にします。
だいぶガスが出てきました、ガスだと登山道が分かりづらい所も有りました。
だいぶガスが出てきました、ガスだと登山道が分かりづらい所も有りました。
振り返ると雲間から駒ケ岳から顔を覗かせていました。
振り返ると雲間から駒ケ岳から顔を覗かせていました。
次のピーク、アサヨ峰に向かいます。
次のピーク、アサヨ峰に向かいます。
アサヨ峰のピークに山ちゃんがもう届いています。
残り2名は少しバテ気味で、実はここをトラバースしてしまいました。
10mほど頑張ればでしたが残念。
アサヨ峰のピークに山ちゃんがもう届いています。
残り2名は少しバテ気味で、実はここをトラバースしてしまいました。
10mほど頑張ればでしたが残念。
今回は前方に見える、この尾根(早川尾根)をたどって鳳凰三山に向かいます。
今回は前方に見える、この尾根(早川尾根)をたどって鳳凰三山に向かいます。
アサヨ峰から結構急な下りです。
アサヨ峰から結構急な下りです。
樹林帯の下りがさらに続きます。
樹林帯の下りがさらに続きます。
段差の大きい所もあり、慎重に下ります。
段差の大きい所もあり、慎重に下ります。
下ってからの登り返してやっと視界が開けました。
下ってからの登り返してやっと視界が開けました。
振り返って見るとアサヨ峰から結構歩いて来たのがわかります。
振り返って見るとアサヨ峰から結構歩いて来たのがわかります。
道もなだらかになり、登山道脇に三角点(2463.4)の石柱が出れば、早川小屋はこの先を下って直ぐです。
道もなだらかになり、登山道脇に三角点(2463.4)の石柱が出れば、早川小屋はこの先を下って直ぐです。
早川小屋に到着してホット一息、今日は結構疲れました。
早川小屋に到着してホット一息、今日は結構疲れました。
早川小屋の水場は、沢の流水を引いているのだそうです。
早川小屋の水場は、沢の流水を引いているのだそうです。
小屋の下側にトイレが有ります。
証明等は無いので夜間はライトが必携。
個室の中は昼でも暗かったです。
小屋の下側にトイレが有ります。
証明等は無いので夜間はライトが必携。
個室の中は昼でも暗かったです。
小屋に入りビールと酒で至福のひと時を過ごします。小屋で購入したビールはエビスでした。
小屋に入りビールと酒で至福のひと時を過ごします。小屋で購入したビールはエビスでした。
小屋は昔ながらの山小屋です。
小屋内の電気照明(ソーラ発電)は夕食の時間のみで食事が終わると直ぐに消してしまいます。
その後はライトが必携です。
小屋は昔ながらの山小屋です。
小屋内の電気照明(ソーラ発電)は夕食の時間のみで食事が終わると直ぐに消してしまいます。
その後はライトが必携です。
朝食も終わり出発の用意をしています。
朝は4:30起床で、暗ければ灯油ランプが灯され、その明かりで寝具を片付け、5時に朝食が出されました。
朝食も終わり出発の用意をしています。
朝は4:30起床で、暗ければ灯油ランプが灯され、その明かりで寝具を片付け、5時に朝食が出されました。
表で出発の準備をしていると、豆から挽いての本格コーヒーをご馳走してもらいました。
表で出発の準備をしていると、豆から挽いての本格コーヒーをご馳走してもらいました。
今日は鳳凰三山を巡る行程です、小屋の横を通り樹林帯の中の道に入ります。
今日は鳳凰三山を巡る行程です、小屋の横を通り樹林帯の中の道に入ります。
大きな登りも無く、下りになると間もなく広河原峠に到着します。
大きな登りも無く、下りになると間もなく広河原峠に到着します。
広河原峠からは広河原へ2時間程度で降りられるそうです。天候が悪い時などのエスケープルートに使えます。
広河原峠からは広河原へ2時間程度で降りられるそうです。天候が悪い時などのエスケープルートに使えます。
広河原峠からは赤灘沢の頭へ登り鳳凰峠に向かいます。
広河原峠からは赤灘沢の頭へ登り鳳凰峠に向かいます。
赤灘沢の頭が近づくと樹林帯から抜け出し、ハイマツ帯になります、後方の視界も開け甲斐駒ケ岳が今日も姿を見せてくれました。
赤灘沢の頭が近づくと樹林帯から抜け出し、ハイマツ帯になります、後方の視界も開け甲斐駒ケ岳が今日も姿を見せてくれました。
急な登りになれば、赤灘沢の頭のピークはもうすぐです。
急な登りになれば、赤灘沢の頭のピークはもうすぐです。
ピーク直下は本当に急登です。
ピーク直下は本当に急登です。
赤灘沢の頭に着くと、北岳が大きく見えるようになります。
赤灘沢の頭に着くと、北岳が大きく見えるようになります。
振り返って見れば、昨日からたどって来た尾根が一望できます。
振り返って見れば、昨日からたどって来た尾根が一望できます。
赤灘沢の頭のピークから白鳳峠へ下ります。
早川尾根はアップダウンの繰り返しでした。
赤灘沢の頭のピークから白鳳峠へ下ります。
早川尾根はアップダウンの繰り返しでした。
白鳳峠に到着しました。
ここへは広河原から3時間程の直登で直接来れます。
白鳳峠に到着しました。
ここへは広河原から3時間程の直登で直接来れます。
ここからが本日一番(標高差400m)の登りで高嶺の山頂を目指します。
ここからが本日一番(標高差400m)の登りで高嶺の山頂を目指します。
白鳳峠からの登り始めは樹林帯の中でしたが直ぐにハイマツと岩ガレの登りになります。
白鳳峠からの登り始めは樹林帯の中でしたが直ぐにハイマツと岩ガレの登りになります。
ガレ場でも足場はしっかりしています。
ガレ場でも足場はしっかりしています。
振り返って見れば、広河原から白鳳峠に登る最後のガレ場が見えます。
ここを登るのも結構大変そうです。
振り返って見れば、広河原から白鳳峠に登る最後のガレ場が見えます。
ここを登るのも結構大変そうです。
朝日を背に受けて一本休みを入れます。
朝日を背に受けて一本休みを入れます。
下界の遠望です、朝のうちは空気も澄んでいて視界が良い様です。
下界の遠望です、朝のうちは空気も澄んでいて視界が良い様です。
甲斐駒ケ岳が雲の合間にみえています。
(望遠で撮影)
甲斐駒ケ岳が雲の合間にみえています。
(望遠で撮影)
高嶺のピークへ最後の登りは岩場の登りになりますが手がかり足がかりはあるので特に問題ないと思います。
高嶺のピークへ最後の登りは岩場の登りになりますが手がかり足がかりはあるので特に問題ないと思います。
振り返って下を見ると、下るのはいやらしい感じがします。
振り返って下を見ると、下るのはいやらしい感じがします。
オベリスクが見えてきました。
オベリスクが見えてきました。
高嶺の山頂に到着しました。
高嶺の山頂に到着しました。
向こうに見えるピークは観音岳でしょうか。
向こうに見えるピークは観音岳でしょうか。
対面に北岳も大きく見えていますが少しづつ雲が湧いてきました。
対面に北岳も大きく見えていますが少しづつ雲が湧いてきました。
紅葉の時期ですが赤く染まっているのは少ない様です。
今年の猛暑のせいで紅葉が遅れているのでしょうか。
紅葉の時期ですが赤く染まっているのは少ない様です。
今年の猛暑のせいで紅葉が遅れているのでしょうか。
オベリスクがさらに大きく見える様になってきました。
オベリスクがさらに大きく見える様になってきました。
足元も白い砂塵の道に変わってきました。
足元も白い砂塵の道に変わってきました。
砂塵の稜線歩きは気分が良いです。
砂塵の稜線歩きは気分が良いです。
なんという花でしょう。
なんという花でしょう。
タカネビランジ?
オベリクス、赤抜沢の頭手前の地蔵岳分岐からの眺めです。
オベリクス、赤抜沢の頭手前の地蔵岳分岐からの眺めです。
足元を見れば賽の河原には地蔵さんがたくさん見えます。
足元を見れば賽の河原には地蔵さんがたくさん見えます。
赤抜沢の頭に着きました、空には大分雲が出てきました。
赤抜沢の頭に着きました、空には大分雲が出てきました。
高嶺の山肌を見るとまるで巨岩の積み木です。
高嶺の山肌を見るとまるで巨岩の積み木です。
稜線には風雪に耐えた太い幹を持ったハイマツ?も
稜線には風雪に耐えた太い幹を持ったハイマツ?も
まるで盆栽のようなオブジェ様の物も。
まるで盆栽のようなオブジェ様の物も。
観音岳の三角点(二等)、折れてしまっていました。
観音岳の三角点(二等)、折れてしまっていました。
観音岳の山頂標識です、三角点は後ろの岩陰にありました。
観音岳の山頂標識です、三角点は後ろの岩陰にありました。
鳳凰三山最後のピーク、薬師岳に向かいます。
鳳凰三山最後のピーク、薬師岳に向かいます。
薬師岳山頂に着きました。
あいにくのガスで展望はありません、鳳凰三山最後のピークになります。
薬師岳山頂に着きました。
あいにくのガスで展望はありません、鳳凰三山最後のピークになります。
少し下って鳳凰小屋分岐の標識。
少し下って鳳凰小屋分岐の標識。
薬師岳小屋に向かいます。
前方に標識が見えますがそこから薬師小屋へ降りてゆきます。
薬師岳小屋に向かいます。
前方に標識が見えますがそこから薬師小屋へ降りてゆきます。
直ぐに小屋の前に出ました、小屋横には冬に備えて薪が積み上げられていました。
直ぐに小屋の前に出ました、小屋横には冬に備えて薪が積み上げられていました。
小屋の正面、まだ登山者はあまり居ませんが本日は予約以外は宿泊不可と言っていました。
ここで記念バッチを購入。
小屋の正面、まだ登山者はあまり居ませんが本日は予約以外は宿泊不可と言っていました。
ここで記念バッチを購入。
薬師岳小屋の標柱
薬師岳小屋の標柱
薬師岳小屋の前には、今日の目的地南御室小屋まで1.8Kmと書いてあります。
もうひと頑張りです。
薬師岳小屋の前には、今日の目的地南御室小屋まで1.8Kmと書いてあります。
もうひと頑張りです。
岩稜と砂塵の道を少し下ります。
岩稜と砂塵の道を少し下ります。
樹林帯の道に入ります。
樹林帯の道に入ります。
登山道脇の木に「小屋付近は圏外です」と表示が、この辺りは通じるのでしょうか。
登山道脇の木に「小屋付近は圏外です」と表示が、この辺りは通じるのでしょうか。
南御室小屋の裏手に出ました。
南御室小屋の裏手に出ました。
小屋の裏手には薄紫の花が沢山咲いていました。
小屋の裏手には薄紫の花が沢山咲いていました。
南御室小屋に着きました、今日の行程はここで終わりです。
南御室小屋に着きました、今日の行程はここで終わりです。
まずは、宿泊手続きを、食事は2回戦あるそうですが1回目になりました。
まずは、宿泊手続きを、食事は2回戦あるそうですが1回目になりました。
小屋横の水場です、ここの水場は湧水で冷たかったです。
小屋横の水場です、ここの水場は湧水で冷たかったです。
割り当てらた寝場所は二階(屋根裏?)でした。
腰を落ち着かせビールとお酒でとりあえず乾杯です。
割り当てらた寝場所は二階(屋根裏?)でした。
腰を落ち着かせビールとお酒でとりあえず乾杯です。
布団2枚程のスペース毎に梁で区切られています。今日はこのスペースに2名です。
天井が低いのですが隣との鬩ぎ合いが無い分良かったです。
消灯は8時です。
布団2枚程のスペース毎に梁で区切られています。今日はこのスペースに2名です。
天井が低いのですが隣との鬩ぎ合いが無い分良かったです。
消灯は8時です。
二階から下階を覗いたところ。
二階から下階を覗いたところ。
5時からの朝食を終え、小屋を出発します。
5時からの朝食を終え、小屋を出発します。
小屋から数分の所で東側が開けている場所があり朝日が昇る所を見る事が出来ます。
小屋から数分の所で東側が開けている場所があり朝日が昇る所を見る事が出来ます。
昨夜小屋で知り合った東京からの単独女子にシャッターを切ってもらいました。
昨夜小屋で知り合った東京からの単独女子にシャッターを切ってもらいました。
彼女は日の出を見にこの場所まで来て居ました。
彼女は日の出を見にこの場所まで来て居ました。
夜叉神峠に向かいます。
この辺りになると入山者も多いので道も広く歩きやすいです。
夜叉神峠に向かいます。
この辺りになると入山者も多いので道も広く歩きやすいです。
苺平に着きました。
なぜ苺平なのでしょう。
苺平に着きました。
なぜ苺平なのでしょう。
ここは携帯が通じる場所の様です。
FOMAで試したたら通じました。
ここは携帯が通じる場所の様です。
FOMAで試したたら通じました。
苺平らの表示。
シラビソ林です。
シラビソ林です。
ずーっと樹林帯の道です。
ずーっと樹林帯の道です。
今回の山行の中で始めて富士山が姿を見せてくれました。
本当は稜線から見えるはずですが、雲に隠れて見れませんでした。
今回の山行の中で始めて富士山が姿を見せてくれました。
本当は稜線から見えるはずですが、雲に隠れて見れませんでした。
焼け跡です、植生も若い様で大きな木は見られません。
焼け跡です、植生も若い様で大きな木は見られません。
ここを回り込むと間もなく杖立峠のはずです。
ここを回り込むと間もなく杖立峠のはずです。
本日の行程のほぼ中間地点杖立峠に着きました。
本日の行程のほぼ中間地点杖立峠に着きました。
歩きやすい下りです。
歩きやすい下りです。
登山道脇に笹原が出てくると夜叉神峠はもうすぐです。
登山道脇に笹原が出てくると夜叉神峠はもうすぐです。
夜叉神小屋が見えました。
夜叉神小屋が見えました。
これが夜叉神峠から北岳の映像をで発信しているライブカメラです。
これが夜叉神峠から北岳の映像をで発信しているライブカメラです。
うす曇りで山影もかすんで写真にはうまく映ってくれません。
うす曇りで山影もかすんで写真にはうまく映ってくれません。
夜叉神峠、後ろに北岳が見えるはずですが、残念。
夜叉神峠、後ろに北岳が見えるはずですが、残念。
夜叉神峠分岐。
炭焼き釜跡
ならなどの原木で木炭を一日百キログラム程度生産していたと書いてあります。
ならなどの原木で木炭を一日百キログラム程度生産していたと書いてあります。
トリカブト
長い下りも終わり、登山口が見えて来ました。
長い下りも終わり、登山口が見えて来ました。
登山口の東屋です、もうすぐ今回の山行もおしまいです。
登山口の東屋です、もうすぐ今回の山行もおしまいです。
登山口に無事戻りました。
登山口に無事戻りました。
いつもの宿角田浜「寿館」に着いて、食事までの間の休息、ビールに酒で良い気分です。
いつもの宿角田浜「寿館」に着いて、食事までの間の休息、ビールに酒で良い気分です。
宿のすぐ前は日本海です、日が沈み暮れようとしています。
宿のすぐ前は日本海です、日が沈み暮れようとしています。
この宿は、アルプス方面の山行の帰りに良く利用しています、その理由は、この夕食の豪華さです。
【本日のメニュー】
天ぷら、焼き魚、蟹、刺身(5点盛)、貝の酒蒸、山菜の煮物、酢の物、茄子の汁煮、ソラマメ、秋刀魚の煮付け、香の物、生ビール、ご飯に味噌汁。
この宿は、アルプス方面の山行の帰りに良く利用しています、その理由は、この夕食の豪華さです。
【本日のメニュー】
天ぷら、焼き魚、蟹、刺身(5点盛)、貝の酒蒸、山菜の煮物、酢の物、茄子の汁煮、ソラマメ、秋刀魚の煮付け、香の物、生ビール、ご飯に味噌汁。
朝食もこの内容です。

ハムサラダ、鮭焼き、納豆、のり、温泉卵、冷奴、イカ刺し、香の物、デザート(イチジク煮)、牛乳、ご飯に味噌汁、コーヒー
朝食もこの内容です。

ハムサラダ、鮭焼き、納豆、のり、温泉卵、冷奴、イカ刺し、香の物、デザート(イチジク煮)、牛乳、ご飯に味噌汁、コーヒー
お土産までもらいました。
女将さん、いつもお世話になりありがとうございます。
お土産までもらいました。
女将さん、いつもお世話になりありがとうございます。

感想

今回の山行は北沢峠から栗沢山に入山し早川尾根から鳳凰三山を縦走し夜叉神峠に下る計画です。

仕事が終わったその足で宮城県を発ち八ヶ岳PAで仮眠、韮崎ICで降りて7時前に夜叉神峠登山口に到着しました。

夜叉神峠登山口から8:30のバスで広河原に入る予定でしたが、夜叉神のゲートは前日の雨が降雨量オーバーで通行止めとなっていました。(本来は5時半に開きます。)

聞くと今日は天気が回復しているので7:00には開ける予定との事です。

町営バスで広河原に入るつもりでしたが、バス料金920円に対し一人1000円で乗合タクシーに乗りバスより一足先に広河原に入りました。

広河原に着いてから、バスで来た人に聞いたら満員で立ってきたとの事でタクシーで良かったです。

広河原から北沢峠へはバスになります、今の時期の平日は広河原9:00発で9:25に北沢峠に到着するのが一番バスになります、登り始めが少し遅いのが気にかかる所です。

9:00のバスは2便出ました。

北沢峠に着き、ほとんどの登山客は甲斐駒ケ岳や仙丈ケ岳に向かう様です、駒仙小屋方向に向かうのは我々3名だけの様です。

駒仙小屋の前を通って鉄の橋を渡ると「仙水峠」に向かう道と「栗沢山」に直登する道の分岐が有ります。

「栗沢山」直登コースに入ります、道は多少急ですがそれほど悪くない登山道です。

樹林帯の中の道を2時間ほど登った頃に植生が変わり視界が開けました。

そこから20分程で「栗沢山」山頂に到着しました。

不摂生からか登りの後半は少々つらかったです。

山頂で時間も昼時になのでここで休憩をかねて昼食にします。

スタートが9:30と遅かったので、昼食も早々に切り上げ出発します。

「栗沢山」から「アサヨ峰」まではガレ場のコースです、ペンキマークなども少なく、有っても薄かったりでガスで見通しが良くない時などはコースを見失いそうな所が数箇所ありました。

「アサヨ峰」へは山ちゃんが先行して登って行って山頂から見ていますが、二人はトラバースを見つけズルを決め込みます。

「アサヨ峰」からはこれからたどる早川尾根が果てしないアップダウンに見えます。

バテぎみの2名には、「先が長いなー」と言うため息交じりの言葉が出てしまいます。

初めは樹林帯の中の急な下りが結構長く続きます。

下りも弱まり、少しの登り返しのあとゆるい下りがあり登山道の脇に三角点の石柱を見ると、早川小屋はもうすぐのはずなのでバテ組2名もホットします。

下って行くと樹間に赤い屋根が見え、すぐに小屋の前に出ました。

小屋に着くと、小屋番の奥さんが冷たい麦茶を出してくれます、疲れた心身にはうれしい心遣いです。

当初予定の15:30までに小屋に着く事が出来ました、小屋には前日の雨で停滞したと言う人も居ましたが、本日の泊り客は自分らも入れて9人でガラガラでした。

この小屋は作りが昔ながらの山小屋と言う感じで、泊り客も少なく静かで、食事は食材を全て歩荷という事でご馳走と言う事ではありませんが、生もの刺身(タコ、イカ)や煮物など手作りの食事でした。

夜の照明も、食事をする間のみソーラ発電の電気で明かりがつきましたが、食事が終わったとたん時間に関係なく消灯になります、自家発電機は無いようですのでソーラー発電と蓄電池でやっているようでした。

食後は各自のライトですごします。

翌朝は4:30に小屋番の奥さんの「おはようございます」の一言で全員起床します。

布団を片付けた後その場所にテーブルを出して朝食の準備がされます、その時は照明に灯油ランプがともされます。

食事も終わり身支度をして表に出ると小屋の主人がいまコーヒーを入れるから飲んでいきませんかと、コーヒー豆を挽き始めました。

本格的なドリップコーヒーです、せっかくなのでご馳走になってから出発しました。

2日目は小屋からまず広河原峠に下ります、下ると言っても多少の登りもあり25分程かかりました。

広河原峠から赤灘沢の頭まで本日最初の登りになります、先は長いのでゆっくりペースで登りその後下って1時間10分程で白鳳峠に着きました。

白鳳峠からは本日最大の登りになります、標高で400mだけですが自分らには長い登りです。

登って見ると始めは樹林帯の中の登りになりますが、程なく低木そしてガレ場になるので展望は良くなります。

途中1本休みを入れただけで、高嶺のピークに着けました。

HPやガイド本の情報ではピーク真近は岩場になると有りましたが、注意して通過する必要はありますがそれほど危ない所も有りません。

高嶺のピークからは、オベリスクや北岳そして甲斐駒ケ岳が望めます、ただ今日は少し雲が多くクッキリとした姿は見せてくませんでした。

東側斜面からガスが上がってきているので、ゆっくりせず先に進みます。

高嶺からは白い砂塵の稜線歩きになります、赤抜沢の頭まで来て地蔵岳のオベリスクを真近に見ます。

ここで地蔵岳まで行くかどうするかとなりましたが、行ってもオベリスクに登れないだろうから、ここから写真を撮ってパスする事にしました、これが軟弱中年の本音です。

次に目指すのは観音岳ですが、軟弱中年はここの登りの標高を200m程度と思い込んでいましたが、観音岳を目の前にしてあまりの高さに地図を見直すと300m超の間違いに気が付きガックリです。

でもこれを登れば後は本当の稜線漫歩になるので気を取り直して先に進みます。

歩けば着くのが登山です、ゆっくり景色を楽しみながら登って観音岳に無事到着です。

ここのピークは、山頂名の標柱が立っている後ろの少し高い岩陰に三角点(二等)が有ります、ここで少し早めの昼食にします。

ガスが切れず展望は良くなりません、長居して良くなりそうもないので昼食が終わったら早々に出発します。

稜線漫歩を30分ほどで薬師岳に着きました、ここでもガスで展望が得られないのだけが心残りです。

少し下って、稜線から鳳凰小屋への分岐標識がありました、この標識でしょうか悪戯で壊されたのは、稜線方向の案内板が新しくなっていました。

登り返すと薬師岳に出ます、薬師岳の標柱は最高点ではなく稜線の中央に立っています、見晴らしが良ければ高見へ行ってみるのですが相変わらずガスで見晴らしがないので薬師岳小屋に向かいます。

ほんの数分で小屋に付きました、山バッジを買い時間もまだ早いので表のベンチで少し休んでから今宵の宿「南御室小屋」に向かうことにします。

今日の薬師岳小屋は予約で満杯だそうです、予約無しでは泊れないと言っていました。

20分程休み南御室小屋に向かいます、砂払山を過ぎると道は樹林帯に入ります、この辺りからすれ違う登山者が多くなって来ました、今日の朝に夜叉神から入った人たちでしょう。

すれ違う皆さんが息を荒くして登って来ます、下りの自分らは余裕で声を掛けられますが、大変そうです。

急な下りも終わり少しだけ緩んだ頃に南御室小屋の青い屋根が見え、すぐに小屋の裏手に出ました。

小屋の表に廻ると沢山の登山者がベンチで休んでいます。

宿泊手続きをして、水場の確認をかねてペットボトルに補給します、ここは本当の湧水で冷たく美味しい水でした。

まだ13時半ですが小屋に入れるとのことなの宿泊手続きをして割り当てられた寝床(2階)に荷物を持って入ります。

場所は2階と言っても、外見は平屋の小屋ですから屋根裏の様なスペースでした。

立つと頭を打つ様なスペースですが、布団2枚位毎に梁で仕切られている構造です、移動は梁を跨いで隣に行きます、今日はそのスペースに2名づつなので逆にギュウギュウ詰めの押し合いは無く快適な空間とも言えます。

荷物を置いて腰を落ち着かせた後は、ビールを買い、持ってきた日本酒を出して至福のひと時をすごします、その後少し横になって昼寝をしました。

隣のスペースに単独の女性が上がってこられ挨拶を交わしている内に色々と話が盛り上がり、思いがけずの酒を酌み交わしながらの楽しい一時を過ごしました。

夜の食事は2回戦ありましたが、寝床には空きがありましたのでこの小屋はそれほどの混みでは無かった様です。

翌朝は、食事が5時からでしたので食事後にすぐ出られる様にパッキングし食後はすぐに小屋を出発しました。

昨日の単独の女性が、小屋から夜叉神峠方向に少しだけ戻った所に日の出を見れる所があるので、今朝はそこで日の出を見てから鳳凰三山に向かうと言っていました。

小屋を出て少し行くと彼女がその場所で日の出を待っていました、見れば雲海が広がり日が昇る辺りが赤くなり始めています、お互いに写真を撮り合い挨拶を交わして別れました。

南御室小屋から夜叉神峠への道は昨日までの道に比べ歩きやすく、「苺平」には意外と早く着きました。

その後もほとんど登りは無いのでゆったりと進みます、ただ距離が長いので樹林帯の風景に飽きた頃に、焼け跡に出ました、山火事の跡地で植生が若く低いので展望があります、下り坂で正面に今回の山行で始めて富士山の姿を見ることが出来ました、本当は稜線の随所で見れるはずでした。

今日の行程のほぼ中間に当たる「杖立」で休憩します、下りも結構大変です。

この付近から今日の登りの登山者とすれ違う様になってきました、聞くと5時前後に夜叉神峠登山口を出た人たちです。

その後沢山の登山者とすれ違いながら下り、植生が笹に変わって来て夜叉神峠に着きました。

ここにはライブカメラがあるはずなので探して見ると鉄のやぐらの上にありました、見つけて一人満足しま。出発するまでは毎日このカメラの映像をチェックしていました。

夜叉神峠から登山口までは地図で等高線を見ると道は急なのかな思いながら下りましたが、この間は一般のハイキングコースになっているので道はジグザクにして傾斜はゆるく歩きやすい道で、当初予定していた時間より大分早く登山口に着きました。

車は登山口のすぐ近くに置いたので、支度を解いてすぐに芦安の立ち寄り湯「金山沢温泉」に向かいました、温泉で3日間の汗を流し食堂で蕎麦の腹こしらえをして今回の山旅の最後の目的地?に向かいました。


最後の目的地は?

ここ何年かアルプスなどの中央の山に来た時はいつも世話になっている角田浜の寿館と言う民宿です。

この宿は海水浴場のすぐ前にある宿で本来は海水浴シーズンがメインですが、フルシーズン営業をしています。

自分らがこの宿を選んでいる訳は、ずばり食事です。

写真を載せましたが、夕食と朝食がこれ程のボリュームで料金は民宿料金です。

山を歩いていると海の物が恋しくなります、この宿に来るとそれらが食べきれないほど出ます。(風呂は温泉ではありません、家庭風呂のような物です。)

そして翌日は、全てに満足して家路に付く事が出来ました。


おしまい。



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この記録に関連する登山ルート

積雪期ピークハント/縦走 甲信越 [2日]
鳳凰三山 薬師岳・観音岳(夜叉神の森スタート)
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 甲斐駒・北岳 [3日]
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5

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