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Yamareco

記録ID: 790486
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山滑走
芦別・夕張

御茶々岳(極楽平まで)【尻岸馬内林道から】

2016年01月03日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
00:00
距離
21.9km
登り
1,164m
下り
1,170m

コースタイム

日帰り
山行
9:56
休憩
0:00
合計
9:56
7:44
138
スタート地点
10:02
10:02
238
林道終点
14:00
14:00
112
極楽平標高1230m地点
15:52
15:52
108
林道合流
17:40
ゴール地点
天候
過去天気図(気象庁) 2016年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
林道入り口に除雪スペースあり
(この日は除雪されていなかったため自分でスペースを作った)
コース状況/
危険箇所等
沢が埋まっていません
この時期は行かない方が良いかと思います
林道入り口の除雪スペース
この時は除雪されていなかったため一台分だけスコップで掘り出した
朝からかなり疲れた
5
林道入り口の除雪スペース
この時は除雪されていなかったため一台分だけスコップで掘り出した
朝からかなり疲れた
林道沿いの尻岸馬内川
川の音を聞きながらの歩きは気持ちがいい
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林道沿いの尻岸馬内川
川の音を聞きながらの歩きは気持ちがいい
またカーブミラーで自撮りしてみた
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またカーブミラーで自撮りしてみた
上の方は雲
天気が良ければ山が見えたと思う
2
上の方は雲
天気が良ければ山が見えたと思う
林道ラッセル
結構深くてキツいラッセルだった
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林道ラッセル
結構深くてキツいラッセルだった
林道終点から沢沿いのルートを見る
進めるか不安だった
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林道終点から沢沿いのルートを見る
進めるか不安だった
かなり際どいスノーブリッジも多数
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かなり際どいスノーブリッジも多数
上の方まで登ると沢も程よく埋まり徐々に歩きやすくなった
3
上の方まで登ると沢も程よく埋まり徐々に歩きやすくなった
尾根の取り付き部分
ようやく沢から解放される
3
尾根の取り付き部分
ようやく沢から解放される
樹氷が綺麗だった
5
樹氷が綺麗だった
極楽平
晴れていれば極楽な場所だったと思う
2
極楽平
晴れていれば極楽な場所だったと思う
プチモンスターも多数
2
プチモンスターも多数
撤退地点から御茶々岳方向
何も見えず
5
撤退地点から御茶々岳方向
何も見えず
シールを外して滑降開始
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シールを外して滑降開始
滑った
微妙なシュプール…
2
滑った
微妙なシュプール…
下山中一瞬だけ雲が晴れた
布部岳だと思うけど自信なし
4
下山中一瞬だけ雲が晴れた
布部岳だと思うけど自信なし
沢を上から眺める
4
沢を上から眺める
スノーブリッジが崩壊して沢へ落ちてしまった
7
スノーブリッジが崩壊して沢へ落ちてしまった
無事ゴール
下山した時には綺麗に除雪されていた
10
無事ゴール
下山した時には綺麗に除雪されていた

感想

尻岸馬内川沿いの林道から御茶々岳を登ってみた。

御茶々岳は2回目。2シーズン前に18線沢林道から登った。
=> http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-394785.html

林道入り口の除雪スペースは朝早いからか除雪されてなくて僕の車では入ることが出来なかった。仕方がないので一台分スコップで雪かきした。出発前から大汗かいて随分と疲れてしまった。時間も30分以上のロス。

車を置くことが出来たら急いで準備して出発。尻岸馬内林道へ入って行く。林道はスーパーファットでもスネからヒザ下ぐらいまで埋まる深い雪。それに結構重い雪でかなりしんどいラッセルとなった。

林道終点からは沢に沿って進む。沢を右に左に何度もスノーブリッジを渡りながら登って行く。沢は埋まり具合がイマイチで、かなり際どいスノーブリッジも多かった。

一か所だけ雪がつながっていない場所があったので、崖沿いに少しだけ積もった雪のところを強引に通過した。登りのときは何とか行けたけど、下りのときにここで酷い目にあった…。登るにつれ沢も程よく埋まってきてそれなりに登りやすくなって来る。しかしラッセルがヒザからモモぐらいとドンドン深くなって来て、あまりのツラさに泣きそうだった。

沢の源頭からは右側の極楽平へ続く尾根に取り付く。相変わらずラッセルが深くてしんどい登りだった。想定よりもかなり時間が掛かってしまい、このままでは山頂まではたどり着けなさそうだった。下山時に沢沿いの際どいスノーブリッジの通過にどのくらいの時間が掛かるかが不安だったので、帰りの時間を考えてとりあえず14時をリミットとして登ることとした。

極楽平の標高1230m地点まで進んだところで14時を迎えた。あと30分ぐらいで御茶々岳の山頂まで着けそうだったので行くか行かないかしばらく悩んだ。しかし清く諦めることとした。残念。まあ山頂まで登っても何も見えないしね。少し戻ってシールを外す。

尾根はそれなりに楽しい滑りだった。沢沿いは渡れるスノーブリッジが限られているため登りトレースに沿って忠実に降りた。微妙な登り返しはカニ歩きで通過した。下りるにつれ際どいスノーブリッジが増えてくる。そのときに2回も水に落ちてしまった。

1回目はスノーブリッジが崩壊。最初は何とか持ちこたえたがスキーを外して対岸に投げ捨てた後に、岸へよじ登ろうとしたところで沢に落ちてしまった。ブーツの中に水が入ってしまう。岸まで登るのにも随分難儀した。

2回目は雪がつながっていないところの崖沿いを通過中にバランスを崩して沢へ転落。高さ約2mぐらいか。幸い背中から落ちたためザックがクッションとなって怪我はなかった。しかし全身びしょ濡れ。さらにストックを沢に流されてしまった。ここも岸まで登るのにかなり難儀した。

岸まで這い上がった後は再度シールを装着。濡れたスキーにはシールが付かなかったため布テープとゴムバンドで補強。何とかシールは付けることが出来た。

これ以上水には落ちたくないので慎重に林道まで戻る。しかしストックが無いとスノーブリッジを渡るのも難儀した。どうにか林道まで戻れたときは生きて帰れると安堵した。

シールを外して最後は林道を黙々と戻る。濡れた体が冷えないよう立ち止まらずに一生懸命歩いた。それにしても林道の微妙な登り返しもストックが無いと大変だった。

厳冬期の雪山で沢に落ちるなんて一番あってはいけないこと。反省の多い山行だった。ちなみにこのルートは林道入り口の時点で携帯は圏外。何かあっても誰も呼べない。もっと沢が埋まる時期に再度登ってみようと思う。

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コメント

パワフルです!
aofukurohさん
深雪ラッセル、長時間・長距離、深沢横断・・・
登り応えのある山に感じました!

沢、かなりきわどそうですね・・・熊見の2〜3倍深そうです。
またストックが流れるほどの水流・・・
私も先日うっかり沢で落とし、一瞬ひやっとしました。
今年は雪が少ないのでしょうか。

リミット時間の判断やシールのリカバリ、さすがはaofukurohさんです!
2016/1/4 9:05
Re: パワフルです!
Ei-taroさん
こんにちは!

出発時間の遅さ、行動時間の見積もりの甘さ、沢でのルート判断ミス、そして沢への転落など何もかもがダメダメでした。全身びしょ濡れになってストックが無くなった時は、正直車まで戻れるかかなり不安でした。

このルートは川幅からするとたぶんこの先も完全に埋まることは無さそうなので山スキーのルートとしてはイマイチかなと思っています。
沢の埋まり具合によっては、林道終点からは布部岳方向へ一旦登って沢を回避するのが良さそうと考えています。

山スキーでシールトラブルは致命的なので、濡れても多少は引っ付く布(養生)テープや配管の補修に使うアルミテープ等を緊急用にザックに忍ばせておくのはお勧めですよ。それか秀岳荘シールのような取り付けシールを持っておくのも一つの方法です。
2016/1/4 10:09
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