また山に行きたくなる。山の記録を楽しく共有できる。

Yamareco

記録ID: 793384
全員に公開
キャンプ等、その他
赤城・榛名・荒船

真田三代★ぐんまの城巡り

2016年01月09日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
1
日帰りが可能
GPS
00:51
距離
2.4km
登り
155m
下り
155m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
0:44
休憩
0:02
合計
0:46
13:39
11
13:50
13:50
10
岩櫃城本丸跡
14:00
14:00
20
天狗岩
14:20
14:22
3
14:25
駐車場
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2016年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
今日回った城
白井城(渋川市):旧子持村の吾妻川沿いにあり、近くの白井宿がいい雰囲気
岩櫃城(東吾妻町):岩の城塞で、JR吾妻線の原町駅、または郷原駅から歩けます
名胡桃城(みなかみ町):秀吉の小田原征伐のきっかけとなった城として有名
沼田城(沼田市):幸村兄の信之居城、JR上越線沼田駅から徒歩圏です

いずれの城も離れているので、車で周回するのが効率的です。
なお、群馬県内には真田氏ゆかりの城がほかにも、岩下城(東吾妻町)や箕輪城
(高崎市)などがありますが、時間の関係で割愛しました。
コース状況/
危険箇所等
岩櫃城では、稜線沿いに尾根を上がると、ぐんま百名山の岩櫃山へ登れますが、地元自治体では冬季の登山は自粛を求めています。(自己責任です)
岩櫃城と名胡桃城は、大河ドラマのスタートを前に周辺を整備しています。
その他周辺情報 四万温泉には信之の戦勝を祈願した薬師堂が残っています。(国重文)
北毛地域は温泉の宝庫なので、気に入った温泉に立ち寄るといいでしょう。
まずは渋川市、旧子持村の白井宿から(水路沿いには桜が植えられ春は見事なんだとか)
2016年01月09日 12:30撮影 by  DSC-RX100, SONY
3
1/9 12:30
まずは渋川市、旧子持村の白井宿から(水路沿いには桜が植えられ春は見事なんだとか)
郊外にも史跡がたくさん残っていて突っ込みどころ満載ですが、先を急ぎます(写真はロウバイと子持山)
2016年01月09日 12:35撮影 by  DSC-RX100, SONY
7
1/9 12:35
郊外にも史跡がたくさん残っていて突っ込みどころ満載ですが、先を急ぎます(写真はロウバイと子持山)
古い道しるべ、他にも同じようなのが残っていました
2016年01月09日 12:39撮影 by  DSC-RX100, SONY
2
1/9 12:39
古い道しるべ、他にも同じようなのが残っていました
榛名山をバックに北郭跡
2016年01月09日 12:41撮影 by  DSC-RX100, SONY
2
1/9 12:41
榛名山をバックに北郭跡
小高い丘にはお不動さんが祀られ、スイセンが風に揺れています
2016年01月09日 12:41撮影 by  DSC-RX100, SONY
9
1/9 12:41
小高い丘にはお不動さんが祀られ、スイセンが風に揺れています
ちょっと歩くと、ん、これって空堀の跡でしょ・・・
2016年01月09日 12:44撮影 by  DSC-RX100, SONY
7
1/9 12:44
ちょっと歩くと、ん、これって空堀の跡でしょ・・・
二の丸は畑に化けていますが、
2016年01月09日 12:44撮影 by  DSC-RX100, SONY
3
1/9 12:44
二の丸は畑に化けていますが、
さっそく巨大な土塁が現れました
2016年01月09日 12:45撮影 by  DSC-RX100, SONY
1/9 12:45
さっそく巨大な土塁が現れました
お隣には明らかな堀の跡(三日月堀)
2016年01月09日 12:45撮影 by  DSC-RX100, SONY
3
1/9 12:45
お隣には明らかな堀の跡(三日月堀)
本丸に到着です
2016年01月09日 12:45撮影 by  DSC-RX100, SONY
7
1/9 12:45
本丸に到着です
南側は吾妻川の岸壁で天然の要塞となっています
2016年01月09日 12:47撮影 by  DSC-RX100, SONY
1
1/9 12:47
南側は吾妻川の岸壁で天然の要塞となっています
はみ出した一段低い場所には南郭と新郭、河岸段丘のような構造になっていました
2016年01月09日 12:48撮影 by  DSC-RX100, SONY
2
1/9 12:48
はみ出した一段低い場所には南郭と新郭、河岸段丘のような構造になっていました
ここから岩櫃城、登山口にはちょっとくたびれた情報館
2016年01月09日 13:39撮影 by  DSC-RX100, SONY
2
1/9 13:39
ここから岩櫃城、登山口にはちょっとくたびれた情報館
のぼり旗があちこちではためいています
2016年01月09日 13:40撮影 by  DSC-RX100, SONY
2
1/9 13:40
のぼり旗があちこちではためいています
うっそうとした木々の間には不自然な平坦地があちこちにありました
2016年01月09日 13:41撮影 by  DSC-RX100, SONY
1/9 13:41
うっそうとした木々の間には不自然な平坦地があちこちにありました
昔の竪堀を利用した登山道で、中城跡に出ました
2016年01月09日 13:42撮影 by  DSC-RX100, SONY
2
1/9 13:42
昔の竪堀を利用した登山道で、中城跡に出ました
明るく開けた場所です
2016年01月09日 13:43撮影 by  DSC-RX100, SONY
4
1/9 13:43
明るく開けた場所です
さらに進むと二の丸跡の南側にある展望地、榛名山が見渡せます
2016年01月09日 13:47撮影 by  DSC-RX100, SONY
2
1/9 13:47
さらに進むと二の丸跡の南側にある展望地、榛名山が見渡せます
またまた立派な土塁が出現です
2016年01月09日 13:47撮影 by  DSC-RX100, SONY
1/9 13:47
またまた立派な土塁が出現です
二の丸跡を通過
2016年01月09日 13:48撮影 by  DSC-RX100, SONY
1/9 13:48
二の丸跡を通過
北の方には雪を頂いた上越国境の山々
2016年01月09日 13:48撮影 by  DSC-RX100, SONY
1
1/9 13:48
北の方には雪を頂いた上越国境の山々
上州武尊山もうっすらと白い雪が付いています
2016年01月09日 13:48撮影 by  DSC-RX100, SONY
8
1/9 13:48
上州武尊山もうっすらと白い雪が付いています
複雑に入り組んだ土塁の間を抜けると、
2016年01月09日 13:48撮影 by  DSC-RX100, SONY
1/9 13:48
複雑に入り組んだ土塁の間を抜けると、
広場状になった本丸跡
2016年01月09日 13:49撮影 by  DSC-RX100, SONY
1
1/9 13:49
広場状になった本丸跡
見晴らしを良くしている窪地こそが竪堀の跡のようです
2016年01月09日 13:49撮影 by  DSC-RX100, SONY
1/9 13:49
見晴らしを良くしている窪地こそが竪堀の跡のようです
榛名山、アップで
2016年01月09日 13:49撮影 by  DSC-RX100, SONY
5
1/9 13:49
榛名山、アップで
立派な標識が鎮座しています
2016年01月09日 13:50撮影 by  DSC-RX100, SONY
7
1/9 13:50
立派な標識が鎮座しています
ちょっと見晴らしのいい場所まで行ってみようかなぁ・・・
2016年01月09日 13:53撮影 by  DSC-RX100, SONY
3
1/9 13:53
ちょっと見晴らしのいい場所まで行ってみようかなぁ・・・
尾根道は眺望がいいですが、
2016年01月09日 13:56撮影 by  DSC-RX100, SONY
1/9 13:56
尾根道は眺望がいいですが、
ざれた灌木の道で、両側が切れています
2016年01月09日 13:58撮影 by  DSC-RX100, SONY
3
1/9 13:58
ざれた灌木の道で、両側が切れています
運動靴でこの先行くのは危険と判断し、紙垂の付いた巨岩、天狗岩まで行って引き返すことにしました
2016年01月09日 14:08撮影 by  DSC-RX100, SONY
7
1/9 14:08
運動靴でこの先行くのは危険と判断し、紙垂の付いた巨岩、天狗岩まで行って引き返すことにしました
帰り道は北の枡形から水曲輪を経由、本丸下の急斜面は自然を活かした防御です
2016年01月09日 14:17撮影 by  DSC-RX100, SONY
1
1/9 14:17
帰り道は北の枡形から水曲輪を経由、本丸下の急斜面は自然を活かした防御です
ずいぶん下りてきた場所にも一気に中城跡まで抜ける竪堀が・・・
2016年01月09日 14:19撮影 by  DSC-RX100, SONY
1
1/9 14:19
ずいぶん下りてきた場所にも一気に中城跡まで抜ける竪堀が・・・
急ピッチでトイレなどの整備が進められていました
2016年01月09日 14:21撮影 by  DSC-RX100, SONY
2
1/9 14:21
急ピッチでトイレなどの整備が進められていました
天狗の丸からは小野子山、左脇に日光白根山、右脇に赤城山がよく見えました
2016年01月09日 14:22撮影 by  DSC-RX100, SONY
2
1/9 14:22
天狗の丸からは小野子山、左脇に日光白根山、右脇に赤城山がよく見えました
駐車場のお隣には、どんど焼きの準備がされていました
2016年01月09日 14:26撮影 by  DSC-RX100, SONY
2
1/9 14:26
駐車場のお隣には、どんど焼きの準備がされていました
ここからは名胡桃城、駐車場からはさっそく深い天然の堀が見えました
2016年01月09日 15:02撮影 by  DSC-RX100, SONY
1/9 15:02
ここからは名胡桃城、駐車場からはさっそく深い天然の堀が見えました
新しい県の施設が併設され、自販機には八頭身の小松姫=真田信之の妻で、本多忠勝の娘、群馬ゆかりの一押しキャラです(^^)
2016年01月09日 15:04撮影 by  DSC-RX100, SONY
9
1/9 15:04
新しい県の施設が併設され、自販機には八頭身の小松姫=真田信之の妻で、本多忠勝の娘、群馬ゆかりの一押しキャラです(^^)
名胡桃城は舌状にせり出した二つの土地を縄張りとしており、本丸のある方は北東に細長くせり出しています
2016年01月09日 15:05撮影 by  DSC-RX100, SONY
1
1/9 15:05
名胡桃城は舌状にせり出した二つの土地を縄張りとしており、本丸のある方は北東に細長くせり出しています
真正面には、ぐんま百名山の三峰山
2016年01月09日 15:05撮影 by  DSC-RX100, SONY
2
1/9 15:05
真正面には、ぐんま百名山の三峰山
橋や土塁、標識などが、6800万円!をかけて大河ドラマに間に合うように急遽整備され、12月29日より一般公開されました
2016年01月09日 15:06撮影 by  DSC-RX100, SONY
9
1/9 15:06
橋や土塁、標識などが、6800万円!をかけて大河ドラマに間に合うように急遽整備され、12月29日より一般公開されました
こちらが本丸跡、大正時代から地元の有志で整備が進められていたのだそうです
2016年01月09日 15:08撮影 by  DSC-RX100, SONY
6
1/9 15:08
こちらが本丸跡、大正時代から地元の有志で整備が進められていたのだそうです
本丸の先、ささ郭まで歩いて行くことができ、沼田方面が一望できます
2016年01月09日 15:09撮影 by  DSC-RX100, SONY
2
1/9 15:09
本丸の先、ささ郭まで歩いて行くことができ、沼田方面が一望できます
真正面には三峰山の絶景、この場所に拘った歴々の武将たちの気持ちも分かる気がします
2016年01月09日 15:09撮影 by  DSC-RX100, SONY
6
1/9 15:09
真正面には三峰山の絶景、この場所に拘った歴々の武将たちの気持ちも分かる気がします
木々の隙間からは、雪煙の立つ谷川岳
2016年01月09日 15:11撮影 by  DSC-RX100, SONY
5
1/9 15:11
木々の隙間からは、雪煙の立つ谷川岳
土塁の上から本丸を見下ろします
2016年01月09日 15:13撮影 by  DSC-RX100, SONY
1/9 15:13
土塁の上から本丸を見下ろします
三国峠へ向かう一本道、国道17号に面した好立地、観光の目玉になることを期待します
2016年01月09日 15:14撮影 by  DSC-RX100, SONY
1
1/9 15:14
三国峠へ向かう一本道、国道17号に面した好立地、観光の目玉になることを期待します
ここからは沼田城、こちらは真田信之、身長185センチあったらしいし、確かにこんなイケメンだったのかなぁ・・・
2016年01月09日 15:33撮影 by  DSC-RX100, SONY
5
1/9 15:33
ここからは沼田城、こちらは真田信之、身長185センチあったらしいし、確かにこんなイケメンだったのかなぁ・・・
沼田公園内にある本丸跡、城趾の中心部には昔の面影はほとんど残っていません
2016年01月09日 15:40撮影 by  DSC-RX100, SONY
1
1/9 15:40
沼田公園内にある本丸跡、城趾の中心部には昔の面影はほとんど残っていません
同じ公園内には、国重文の旧生方家住宅がありましたが、見学時間を過ぎていたので外から見るだけ
2016年01月09日 15:42撮影 by  DSC-RX100, SONY
1
1/9 15:42
同じ公園内には、国重文の旧生方家住宅がありましたが、見学時間を過ぎていたので外から見るだけ
お隣にはクマの飼われた檻があり、真横にはかって江戸城以外には関東圏にはなかったという五層の天守跡
2016年01月09日 15:43撮影 by  DSC-RX100, SONY
1
1/9 15:43
お隣にはクマの飼われた檻があり、真横にはかって江戸城以外には関東圏にはなかったという五層の天守跡
こちらも急遽新造され、元旦に除幕式を終えた真田信之、小松姫の石像、430万円かかりました(^_^;)
2016年01月09日 15:46撮影 by  DSC-RX100, SONY
8
1/9 15:46
こちらも急遽新造され、元旦に除幕式を終えた真田信之、小松姫の石像、430万円かかりました(^_^;)
こんもりとした本丸跡には神社が建っていましたが、石垣は残されていませんでした
2016年01月09日 15:47撮影 by  DSC-RX100, SONY
1
1/9 15:47
こんもりとした本丸跡には神社が建っていましたが、石垣は残されていませんでした
公園の北の端、捨て曲輪にある平八石、元の城主の子孫で、謀殺された沼田平八郎景義の首を置いたとされる石です
2016年01月09日 15:49撮影 by  DSC-RX100, SONY
2
1/9 15:49
公園の北の端、捨て曲輪にある平八石、元の城主の子孫で、謀殺された沼田平八郎景義の首を置いたとされる石です
西側を崖に囲まれた城らしく景色は最高です(谷川岳は雲が取れました!)
2016年01月09日 15:51撮影 by  DSC-RX100, SONY
10
1/9 15:51
西側を崖に囲まれた城らしく景色は最高です(谷川岳は雲が取れました!)
北東には、ぐんま百名山の戸神山と、上州武尊山
2016年01月09日 15:52撮影 by  DSC-RX100, SONY
5
1/9 15:52
北東には、ぐんま百名山の戸神山と、上州武尊山
左側に三峰山、しばし絶景に見とれます
2016年01月09日 15:52撮影 by  DSC-RX100, SONY
1
1/9 15:52
左側に三峰山、しばし絶景に見とれます
谷川方面もくっきりと
2016年01月09日 15:52撮影 by  DSC-RX100, SONY
4
1/9 15:52
谷川方面もくっきりと
こんな公園が近くにあったら、毎日散歩に来てしまうかも
2016年01月09日 15:54撮影 by  DSC-RX100, SONY
1/9 15:54
こんな公園が近くにあったら、毎日散歩に来てしまうかも
歴史も眺望もある公園、いいですね・・・
2016年01月09日 15:55撮影 by  DSC-RX100, SONY
2
1/9 15:55
歴史も眺望もある公園、いいですね・・・
城跡西端には、かって二重櫓があったとされる場所
2016年01月09日 15:56撮影 by  DSC-RX100, SONY
1
1/9 15:56
城跡西端には、かって二重櫓があったとされる場所
こちらには立派な石垣が残っています
2016年01月09日 15:57撮影 by  DSC-RX100, SONY
1
1/9 15:57
こちらには立派な石垣が残っています
御殿桜、咲いたらきれいでしょうね
2016年01月09日 15:58撮影 by  DSC-RX100, SONY
4
1/9 15:58
御殿桜、咲いたらきれいでしょうね
唯一城跡らしい遺構です
2016年01月09日 15:58撮影 by  DSC-RX100, SONY
3
1/9 15:58
唯一城跡らしい遺構です
夕日を浴びる寒椿
2016年01月09日 16:01撮影 by  DSC-RX100, SONY
4
1/9 16:01
夕日を浴びる寒椿
真田信之の嫡男、信吉が作らせたという鐘が復元された鐘櫓に掲げられています→鐘の現物は老朽化のため近くのお寺で保管されているようです
2016年01月09日 16:02撮影 by  DSC-RX100, SONY
4
1/9 16:02
真田信之の嫡男、信吉が作らせたという鐘が復元された鐘櫓に掲げられています→鐘の現物は老朽化のため近くのお寺で保管されているようです
山登りは途中で断念しちょっと欲求不満ですが、いい歴史散策ができました
2016年01月09日 16:03撮影 by  DSC-RX100, SONY
4
1/9 16:03
山登りは途中で断念しちょっと欲求不満ですが、いい歴史散策ができました
最後に谷川岳、この辺の低い山も、雪が降る前に登っておきたいなぁ・・・
2016年01月09日 16:06撮影 by  DSC-RX100, SONY
11
1/9 16:06
最後に谷川岳、この辺の低い山も、雪が降る前に登っておきたいなぁ・・・

感想

大河ドラマ、真田丸は長野県上田市界隈が主な舞台になるはずですが、群馬県内にも真田氏ゆかりの地があるのはご存じですか?放映が10日から始まるのを前に、真田一族が攻防を繰り広げた地元の古城を何カ所か巡ってきました。

最初は関東管領家、山内上杉氏の重臣であった長尾景仲の築城とされる白井城。上杉謙信が関東出陣する際に拠点とした城は、その後真田氏、本多氏と城主を変え、江戸初期に廃城。観光地らしくない城跡は思いの外、立派な遺構が残っていました。

城下にはしっとりとした家並みが美しい白井宿があり、お寺などの史跡もたくさんある場所でしたが、手短に切り上げ、次に向かったのは岩櫃城。真田氏が群馬県北部に勢力を広げるきっかけになった場所で、断崖絶壁の岩櫃山の東側に位置します。

こちらは山腹に切られた竪堀が異様な迫力を見せていますが、残念ながら広大な縄張りの多くが杉林に覆われ、素人目にはその凄さが今ひとつ迫ってきません。それでも、普段着の観光客とおぼしき人たちが、三々五々見学に訪れていました。

本丸跡から尾根に沿って進むと、岩櫃山の山頂に至ります。以前歩いたこともあるコースなのでせっかくなら、と先に進んでみますが、城巡りだけと普段履きの靴で来てしまったこともあり、ヤセ尾根の途中にある天狗岩で引き返します。

怪我の功名というか、早くに岩櫃山を切り上げたため、次の名胡桃城ではゆっくりと見学ができました。秀吉の小田原征伐で有名な城跡ですが、こんな城ひとつで北条氏が滅ぼされた城、交通の要衝の地なのは分かるけど、どんな城なんだろう・・・

実際行ってみると、沼田市街が一望できる崖の先端に位置しており、見晴らしは最高。沼田を押さえた北条氏が真田氏から見下ろされるこの場所に拘った気持ちも、分からなくもないような気がします。周囲からは谷川岳もきれいに見えます。

最後は、真田信之が城主となった沼田城。こちらは市街地にあり完全に公園と化していますが、西側の崖には石垣の遺構もあり、夕日に映える風景は印象的でした。こちらからも、名胡桃城の方角に、谷川岳とその主脈がくっきりと拝めました。

ということで、去年の花燃ゆに引き続いて大河ドラマと縁がある群馬県、連日たくさんの関連記事が地元紙を賑わせています。雪降らずに足下しっかりしていれば周囲の低山も登れますので、ヤマレコユーザーの方々もぜひ群馬へ起こしくださいませ。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:761人

コメント

古城めぐり
yamaonseさん、おはようございます(´▽`)

昨日は古城めぐりをされていたんですね。
ほとんどテレビを見ていない(娘にチャンネル権を奪われていて笑)ので大河ドラマの情報全く知らなかったのですが、群馬ゆかりの地も出てくるんですね〜
かなりの金額(すごい額!)をかけて整備されているようですが大河ドラマをきっかけに訪れる人が多くなるといいですね(*´ω`*)

お城の跡が畑になっているなどはちょっと驚きでした。
空堀の地形をうまく活かしてますね(笑)
2016/1/10 11:00
Re: 古城めぐり
ruisuiさん、こんばんわ!
本当なら、このレコは「真田氏の城・岩櫃山を巡る」とかになるはずだったのですが、
山靴を履かずに天然の要塞を冬に、それも午後から登るのは無謀でした(反省)
そんなこんなで古城巡り、それはそれでおもしろかったですよ。
急ピッチで進められている県内ゆかりの地の整備ですが、こんな予算が付くときでないと
周囲が整備されることがない、飽きっぽい土地柄なので(爆)よしとしましょう
実は整備された名胡桃城などよりも、放置された白井城のようなところのほうが見所が
多かったりもするんですけどね
2016/1/10 23:20
驚異のペース!
yamaonseさん こんにちは!

2016年、早くもヤマレコ第4弾ですね
このペースで行くと年間○○○日になるのでしょうか

私は歴史に疎いので本日も大変勉強になりました。
群馬のお山 これからもお邪魔させて頂きますので
今年もよろしくお願いします。

写真38 八頭身の小松姫 本物に合ってみたいですね
2016/1/10 12:52
Re: 驚異のペース!
matataviさん、こんばんわ!
怒濤の休日祝日連続ヤマレコですが、明日は所用でおやすみです
スポーツクラブ初めもいまだしていないし、他の趣味も放置気味。
社会人としてはバランス感覚が大事ですよね

歴史好きとしては外せない真田氏ゆかりの地巡りですが、最近では
戦国時代の武将たちがキャラ化され、ゲームで人気なのは不勉強でした。
小松姫は稲、という名前でキャラとなり、女だでらに戦うようです。
大河ドラマにも不思議な忍者が登場してたし、キャラって大事なのかも。

そして群馬の山、一定標高以上の有名山に目が行きがちですが、里山低山
にも渋い山があったりしますので、冬のこの時期にもぜひお越しくださいませ。
2016/1/10 23:27
yamaonseさん、こんばんは
先ほど、大河ドラマ第1話を見ていて、岩櫃城の名前を初めて知りましたが、やはり天然の要塞なんですね〜。勉強になりました
遠出はどうしても百名山優先になってしまいますが、いつか岩櫃山にも登ってみたいです。
2016/1/11 1:17
Re: yamaonseさん、こんばんは
hayamaruさん、こんばんわ!
大河ドラマのオープニング、一番最初にCGで映し出される岩壁のある山が
なんと岩櫃山なのです。(NHKのニュースによると、地元の東吾妻町では
上映会が開かれ、岩櫃山のシーンで拍手起こったのだとか)
今回は準備不足で途中リタイアしましたが、スリルと眺望の里山です。
紅葉の時期が最高みたいなので、もし機会があればぜひ
2016/1/11 1:25
Re[2]: yamaonseさん、こんばんは
大河ドラマのオープニング、ビデオで確認しました。
あれが岩櫃山だったんですね
CGかっこいいですねー、シーズンになるとハイカーで混み合うことでしょうね。
ますます登りたくなりました!
2016/1/11 7:57
Re[3]: yamaonseさん、こんばんは
hayamaruさん、おはようございます!
冒頭の岩山、後ろのほうの緑深い森や、滝は本物と違いますが、
(滝は長野県須坂市にある米子大瀑布とのことです)
岩の感じはジモティならすぐにぴんとくる映像でした。
お城のある方からは比較的なだらかですが、南斜面は岩壁です。
周回ルートもあるので、足下しっかりして、ぜひお出かけください。
2016/1/11 10:35
真田の本懐
yamaonseさん、こんばんは。昨年末に川原湯温泉に行った際に道程で見かけた岩櫃山。吾妻線のパンフレットにもハイキングコースとして多数紹介されていました。岩櫃城は織田軍の侵攻の際、真田昌幸が勝頼を迎え入れようとした天然の要害でしたっけ。もっとも勝頼は近くの岩殿城を選び小山田信茂に裏切られましたのは有名な話ですね。もし勝頼が真田の岩櫃城を選んでいたら・・・歴史は少し変わっていたかもです^^岩櫃山は吾妻線とセットで行ってみたいです^^
2016/1/14 19:04
Re: 真田の本懐
yakidangoさん、こんばんわ!
岩櫃山、吾妻線側から見上げると、天然の要塞であることがひと目で分かりますね。
岩殿山もなかなかの岩山みたいですが、最後は人の掌握が大事ってことなのでしょうか。
人は城、人は石垣、人は堀、というのは信玄の有名な言葉ですが、跡継ぎの勝頼が
最後は人心によって裏切られる、というのも悲しい末路ですね。
歴史にもしはない、とも言いますが、岩櫃城に勝頼が来ていたら、群馬の北の方は
戦乱に巻き込まれて、真田家のその後も厳しかったかもしれません。
そう考えながら史跡を歩くと、思いが広がっていきますね
2016/1/14 20:34
群馬の名城
yamaonseさん、こんにちは。

城好きです。バリバリの城郭野郎ではありませんが…
数年前に岩櫃城と沼田城を歩きました。

もちろん当時は真田丸の話もなく、今よりのんびりした
雰囲気だったかと思います。観光施設が整備されたりして、
大河ドラマのチカラは凄いですね
自販機の真田信之、イケメン過ぎ…

山並みが見える上州の城趾、また訪れてみたいです
2016/1/16 10:41
Re: 群馬の名城
tabidoriさん、こんばんわ!
上州の城、岩櫃&沼田城のファンがいてくれて、うれしいです!

群馬の城、実はあまりきちんと歩いたことはなかったのですが、
今回じっくり見学してみて、土塁の立派なことに驚かされました。
武田=真田の城と、北条の城の違いもおもしろかったです。

大河ドラマ、最近はやりの戦闘ゲームでも、歴史上の人物は格好良く
描かれていて、真田信之も小松姫も、こんな八頭身になりました。
きっかけはドラマでもゲームでも、歴史に馴染むことはいいことです

そして、近世の天守もそうですが、やはり城は眺望が大切ですね。
山並みや城下が手に取るように見える上州の城、奥が深そうです
2016/1/16 22:45
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら