城山南壁(バトルランナー)
- GPS
- 07:49
- 距離
- 1.1km
- 登り
- 249m
- 下り
- 252m
コースタイム
- 山行
- 7:49
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 7:49
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所無し、南壁は登っている人が居なくても岩の落石が多いので注意。 |
その他周辺情報 | 筥湯(修善寺温泉) http://www.shuzenji-kankou.com/spa.html 駐車場から車で15分くらい、350円、檜の香りがいい感じ、修善寺観光バス駐車場と提携していてサービス券をくれる、21時(受付20時30分)まで |
写真
感想
会の同期と城山のマルチへ
・去年の11月に城山行って西南カンテ他を登った際、次はバトルランナー登りたいなぁと思っていた。12月に2週連続で城山に行った際、先輩2人からも何回登ってもバトルランナーは良いルートだよ〜行くなら付き合うよとお話を頂き、一緒に居た同期KさんからもRPしたいから行こうという話があり今回実現。8時過ぎに、前日から城山入りしているKさんをピックし南壁へ、全体で4パーティほどで3連休の割には空いていた。
・1P目(5.9)、アップ無しで取付いたスラブのリードは痺れた。体が硬くて緊張するものの、南壁のスラブの経験があったので精神的には余裕があった。立ち木にもスリングがあるが、立ち木の数m右下に立派なハンガーがあるのでそちらをアンカーとする。左下にもあるので誰もいなければそちらでも良いかもしれない。相変わらずジャムが効きそうな場面で強引に持つのは直さないと…。
・2P目(5.10a)、立ち木を左から少し回り込むような形で鎌形ハング越えを目指す。フォローにもかかわらず、最初のミニハング越えで少し手間取る。鎌形ハング前に着くと下から見ていた時とは大違いで、その大きさに圧倒された。他のブログの方のようにここでピッチを切って整えたくなる気持ちも判る…。落ちたらだいぶ落っこちるので、ハングの上のヌンチャクにロープを掛けて、いったんクライムダウンしレスト。下から見ると、次のホールドが全く見えず予想できなくて焦る。意を決して突っ込むものの、体半分のっこしたところで、手が続かずデッドで取りに行くものの落ちた…テンション張ってもらいながら、よーく見ると1手大事なホールドが見えておらず飛ばしていた。それを使ったらアッサリ登れた…凄いもったいない&悔しいと同時に、まだまだだなぁと思いました。こんなの大したことないじゃん、楽勝だよ!とKさんに勝ち誇る予定だったのに…ガッデム。
・3P目(5.7)、4P目(5.9/実際は5.7〜5.8ぐらい)はピン間が長いものの落ちる気は全くしないので問題なく快適。そして最高に景色が良く、下を見ると自分が登った100mぐらいが見下ろせて気分が良い。4P目のアンカーは立ち木に新品に近い青い4mmのロープスリングが2本巻いてあり、そちらをアンカーに。別のブログではきちんとハンガーがあると書いてあったが、錆びたネジしか無かった…。
・貸切だったため後続を気にせず、登攀と同じアンカーで、4P同ルート下降。奇数PはKさん、偶数Pは私がファースト。システムをお互い確認しつつ、落石させないように丁寧に降りた。Kさんの新品の60mシングル、長さに余裕があり安心。事前に真ん中にマーキングしてきてもらったおかげで懸垂もやり易かった。
・残った時間でブラウンシュガー(5.11a)のセッションをして、KさんがRPしたところで早めの解散。2本出して、2ピン目まで行けたけど、核心まで行けず、全然ダメでした。唯一良かったのは、最初のかぶり越えでKさんのムーヴが何度やっても体現出来ないので、色々考えて急に思いついたムーヴを試したらすんなり登れたこと。久しぶりに頭でイメージした通りに体動かしてクリア出来たのは嬉しかった。ただ、そこもその先も、最終ピンから結構トラバースしていて、落ちるととても振られるので、ビレイヤーに迷惑をかける&怪我しないように落ちるのが難しい。フリーやってて初めて自分から落ちるのを躊躇しました。
・最高RPグレードをもう2〜3つあげたら、次はエキスカーションのOSを狙いたい!バトルランナーの2P目RPリベンジもしたい。それにしても、Kさんとフリーのマルチやるなんて、1年前には想像出来なかったなぁ。思い返せば1年半前(山岳会に入会して半年後の9月)、出遅れた私のクライミングジムデビューに付き合って、手解きしてくれたのも、Kさん(と同期Nさん)だった。いやー悔しいけど、それ以上に面白かった。ありがとう。
# Kさん、人の黒歴史を掘り返しちゃいかん(笑) そして気概と努力を誉めてるフリして、暗にセンスが無いことをdisってはいかんぜよ!(被害妄想) いつか追いつき追い越し、お互いにとって難ルートに挑めるよう、怪我しないようにお互いコツコツ頑張ろう。
個人的には2度目のバトルランナー。
1回目は1P目小ハングと2P目ハングでそれぞれテンションを掛けてしまったので、RP狙いで再登。それとは別に、同期だけで(フリーとはいえ)本番マルチに行くという事も一つの狙いだった。
今回の相方M氏は最近メキメキと登攀力を伸ばしており外岩11台に乗ろうというところ。今回の課題を楽しむには良いタイミングだったと思う。
1P:M氏リード 落ち着いてじっくりとした登り出し。小ハングも落ち着いて処理しノーテンで抜ける。流石。
2P:自分リード 出だしのランナーをどこで取るかでやや悩む。ランナウトしたまま直上して掛けるが正解な気がしたものの、多少ロープの流れが悪くなっても安全優先。アルヌンで左のルート用と思われるボルトからランナーを取った。その後はそれなりのスラブを抜けて核心ハング前でじっくりレスト。若干偵察してクライムダウン。
再度レスト。なんとなく手を思い出してからトライ。左奥にある階段状の棚に手を刻みつつ、上手く足を乗せるのがポイント。無事RP。
M氏フォローでは1手出ず、1テンで抜ける。実に惜しかった。
3P:M氏リード 短い、簡単。面白味はあまりない。
4P:自分リード ランナウトがやや痺れるが、ゆっくり処理すれば落ちそうな感じはしなかった。おかげさまで無事4P通してRP。
その後、南壁ショートルートで以前宿題になっていたブラウンシュガー11aトライ。
相変わらずそれなりに辛かったが3便でこれもRP。以前のムーブはすっかり忘れていた。
思えば2014年、山岳会に入って初の外岩トレの帰りに話し掛けてくれたのがM氏だった。丹沢ハイクで一番バテていた彼は20kg体重を落として、見違えるようにバリバリ歩けるようになって、登れるようになった。
気概と努力で人はここまで変われるのだなぁと本当に思うし、尊敬出来る。
しかしまさか今日のような日が来るとは。。
彼だけではなく、人の入れ替わりも激しい中、今も続けている同期達は皆それぞれに確実な成長を感じられ、2年やって来てようやく自分で、自分達で計画を出したり、発案したりという事が少しずつ叶いはじめているように思う。
当然足りない事はたくさんあるし、学ばなければいけない事はまだまだ多いのだけど、今後も切磋琢磨し、毎年去年を振り返ってあの頃より今の方が面白い事が出来るようになったぜ!と言い合えたらいいなぁと願います。
M氏、ありがとう!またよろしく!
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