深雪に大苦戦の早戸大滝と雷滝の氷瀑巡り
- GPS
- 11:47
- 距離
- 21.3km
- 登り
- 1,273m
- 下り
- 1,295m
コースタイム
- 山行
- 9:36
- 休憩
- 2:04
- 合計
- 11:40
※早戸川最初の渡渉点(行き、帰り)は、休憩ではなく二人通過にかかった時間(行きは、アイゼン装着等の時間も含むため、通過に時間がかかっています)
※最初の(行き)の魚止橋、雷平、原小屋沢のポイントで、食事休憩をとっています
※帰りの魚止橋のポイントで、アイゼンを外し、食事休憩をとっています
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
駐車した所までは道路脇に雪が有る程度で、現状はノーマルタイヤでも行けますが、暫く歩くと道路が雪におおわれて歩きにくくなります。 伝道から廃屋までの道は雪で歩く難くなっています。早めに尾根に出るルートが楽そうです。 廃屋から最初の渡渉点までのトラバース道も雪に完全におおわれて道が細くなっています。雪道のトラバースが苦手な人は危険でしょう。 河原は完全に深い雪でおおわれているので踏み抜きが大変です。この日はワカンかスノーシューが有った方が良かったです。ただ頻繁に渡渉点があり、そこではワカンは外さないと渡れないので、着脱の時間がかかり過ぎます。両方の滝までなら持たなかったのが正解だったかもしれません。川の水量は少な目ですが、渡渉点は岩が雪におおわれていたり、水に濡れて滑りやすかったりします。ダブルストックは必携です。それを持っていても慣れていないと渡れないでしょう。 氷瀑は早戸大滝の方が進んでいます。その隣は完全に氷瀑になっています。写真を参照して下さい。 帰りの林道は、ヒップそりを持って行って本間橋辺りにデポしておけば滑れそうでした。 明瞭な踏み跡は残しましたから、帰り道はかなり歩くのは楽になりました。早戸大滝と雷滝までなら、その足跡が有るのでワカンも不要ですが、雪が降ると消されると思います。寒波が続いている今週の内が氷瀑を見るチャンスです。 |
写真
装備
個人装備 |
軽アイゼン(1)
ストック(2)
ヘッドランプ
替え靴下(濡れた場合)
タオル
雨具
ザックカバー
|
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感想
12月27日のレコと比較すると深雪で全く世界が変わっていました。写真を見比べると分かると思います。時間も今回の方が随分と余分にかかっています。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-785150.html
僕が人を山に誘った時、かなりの確率で参加者は強烈な目に会います。曰く、こんなきつい目に会ったのは生まれて初めてとか、人生で最大の怖い目に会ったとか。。。幸いな事にけがした人は誰もいないのですが、だいたいそれは計画の中に少しだけ未踏部分を入れた所で起きます。今回は未踏部分はほぼ無いと安心していたのですが、予想外の積雪でiNeedさんには大変だったと思います。もうしわけありません。また直前までBBCさんと3人の予定でしたが、17日の雪予報で家族が大反対で来れなくなったのが残念でした。
18日の雪を除いて特にまとまった雨も10日以上無かったので、沢の水量は少ないと予想していたのですが、この積雪で渡渉はかなり難しくなっていました。当初の計画を建てた際には、雪が無かったのでそれを前提に、早戸大滝上から大滝沢を遡上して 〜 稜線 〜 蛭ヶ岳 〜 ガータゴヤ滝 〜 原小屋平 〜 メルヘンの丘 〜 大平林道 というアグレッシブなものでした。しかし18日の雪を受け、雷平 〜 早戸大滝ピストン 〜 雷滝 〜 市原新道 〜 ガータゴヤ滝 ピストンに変更しました。
17日の雪の予報が外れ、この修正後の計画ならやれると思ったのですが、雷滝で終わってしまいました。早戸大滝ピストン を諦め、雷滝 〜 市原新道 〜 ガータゴヤ滝 ピストンのみに絞った方が良かったかもしれません。もっとも早戸大滝を諦めても、この深雪でガータゴヤ滝にたどり着けなかった可能性も高いので、今回の選択がベストだったかもしれません。
最初の渡渉点がまず大変でした。この河原は大きな岩が多いのですが、全て雪におおわれていました。沢の中の水が少しかぶる石は、雪が無いのですがとっても滑りました。途中のトラバースはノーアイゼンで来ましたが、ここで軽アイゼンを装着してまず僕が渡りました。iNeedさんが渡れるかが心配でしたが、何とか渡れたので後の渡渉点も何とかなる目途が付きました。
しかし雪におおわれた河原の歩行はとにかく大変でした。踏み抜きは半端では無く、早戸大滝までがこんなに遠く感じたのは初めてでした。食事は早戸大滝のつもりでしたが、雷平で取って荷物をここに残して荷無しで歩いたのですが、それでも時間はいつもの倍以上かかりました。早戸大滝がかなり凍っていたので苦労は報われました。この時点で今回は雷滝までだろうと思って、無雪期の滝下のビューポイントより一段上まで行ってみたのですが、はやり早戸大滝は迫力がありました。
雷平に戻ってまた食事を取った後で雷滝に向かったのですが、そちらは踏み跡が有ったのでとっても助かりました。意外な事に18日以降に来た人がいたようです。ありがとうございます。雷滝でもガータゴヤ滝を諦めたので、無雪期でも登らない手前の大岩に登ってみたりしました。雷滝をこんなにゆっくり見たのは初めてかもしれませんが、とっても良かったです。
帰りは自分たちの踏み跡が有ったので楽でしたが、朝がたより雪がしまっていてトラバース道でもアイゼンを着けたまま歩きました。林道の雪も少し凍り気味で靴が沈まない為に行きより楽でしたが、何度か滑って転びそうになりました。しかし林道は長かった!ヒップソリを持ってきてデポしておけば楽だったかもしれません。次回に積雪時に来たら持ってこようと思います。
昨年、大山北尾根ですれ違ったFutaroさんが氷瀑巡りの計画をあげていたので、初めてご一緒させていただく。積雪期の早戸大滝は初めてで、雷滝も未踏だったので、とても楽しみに... しかし、先日の大雪により林道も登山道も河原もたっぷりの積雪で、計画通りのコースは行けなかったが、苦労しても二つの滝は堪能できたので、それもまたよしでした(^^)
スタートは早戸川橋手前から。早戸川林道を歩くのは初めてだが、とても長いし今回は積雪もたっぷり。現在土砂崩れで通行止めだが、どちらにしてもこの雪では入れる車は限られそうだ。伝道から先の登山道も雪深く、急斜面の細いトラバース道を慎重に進む。早戸川最初の渡渉点はこれまでにない難易度で、初めてアイゼンのグリップとダブルストックに頼って渡る。雪山でも普通の山行ではシングルを使うことが多いが、このような微妙なバランスをとる場面では、ダブルが必携と痛感した。そのすぐ先の、岩壁をロープで進む場所も雪で覆われており、通過に難儀した。渡り始めで一度下の段に下りて岩をよじ登る所で、上のロープをつかむ前に足を滑らせて落下してしまう(>_<) 六本爪アイゼンでつま先部分には爪がなく、滑りやすいのに注意が足りなかった。幸いケガをすることはなかったが、Futaroさんにもご心配をお掛けしたし、大きな反省点だm(_ _)m 結局、両手で上部のロープに頼って、下りずに通過した方が楽だった。
早戸大滝までは、深雪を踏み抜きながら、数回の渡渉と高巻きを繰り返して進む。この雪の状態ではたどり着くのに苦労したが、氷瀑は見られたので報われる。滝壺にも行ってみたかったが、更に危険な急斜面を進むには装備が心もとないし、予定よりかなり遅れて時間的余裕がなく、今回はパスして次へ向かう。雷平から雷滝へのコースには、この日のものではないがトレースがあり助かった。雷滝は初めてで、雪の景観もとてもよかった。
今回、ガータゴヤ滝は諦めたものの、ここを積雪期に訪れたのは初めてで大満足。予想を超える深雪には苦労したものの、雪山歩きは楽しかった。でも、一人ではたどり着けなかった(心細くて進む気にもなれなかった)と思うので、Futaroさんとご一緒できて幸いでした。ありがとうございました。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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Futaroさん、iNeedさん、お疲れさまでした。
ドタキャンしてしまい、申し訳ありませんでした。家族とはよく話し合いましたので、また次回お声掛けいただけると嬉しいです。
それにしても、これだけ積もっていると、入る人もいないだけに大変でしたね。渡渉やらへつりやら急斜面やら、写真を見ているだけで疲れてしまいそうです
でも、これが楽しいんですよね。氷瀑が見られてよかったです。
BBCさん、こんばんは。
来れなくってとっても残念でした 確かに大変でしたが面白かったですよ
冬季の北岳にも登っているBBCさんならきっと楽しめたと思います 流石に今回は、”最近の登山で会ったかも?”は0でした 全く誰もこの付近には入っていなかった様です。
今回はガータゴヤ滝に行けなかったので、次回のリベンジの際はBBCさんも是非
BBCさん、ご一緒できなくて残念でした
深雪がちょっと固まって、踏み抜き地獄で大変でしたが、
こういう雪の状態も貴重な機会だし、面白かったです。
次回は是非ご一緒しましょう。
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