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Yamareco

記録ID: 804932
全員に公開
ハイキング
奥多摩・高尾

北高尾山稜…というよりも八王子城跡めぐり

2016年01月31日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
05:30
距離
10.5km
登り
566m
下り
597m
歩くペース
ゆっくり
1.31.4
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:09
休憩
1:21
合計
5:30
9:59
10:21
50
11:11
11:21
8
11:29
12:12
34
12:46
12:51
17
13:08
13:09
15
13:24
13:24
19
13:43
13:43
80
15:03
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2016年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
9:15高尾駅→八王子城跡
コース状況/
危険箇所等
危険箇所はなし。標高が低いためかが雪もほぼなし。城跡散策につきものの藪こぎはありました
バス亭近くの八王子城跡ガイダンス施設。中もチラッと見ましたが結構充実しており、本格的に見ると見るとかなり時間がかかりそう…泣く泣く後にします
バス亭近くの八王子城跡ガイダンス施設。中もチラッと見ましたが結構充実しており、本格的に見ると見るとかなり時間がかかりそう…泣く泣く後にします
管理棟からが実質的なスタート。ここも曲輪跡のようです
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管理棟からが実質的なスタート。ここも曲輪跡のようです
まずは古道を通って御主殿跡へ…
まずは古道を通って御主殿跡へ…
と思ったのですが、曳橋が工事中で通行止めとのこと。大手門跡を見て引き返します
と思ったのですが、曳橋が工事中で通行止めとのこと。大手門跡を見て引き返します
城山林道をしばし進むと御主殿跡が見えてきました。キレイな石垣です
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城山林道をしばし進むと御主殿跡が見えてきました。キレイな石垣です
落城時の伝説が残る御主殿の滝
落城時の伝説が残る御主殿の滝
周り込むように御主殿跡へと入り込みます。眼前に開けたスペースのあまりの広さにビックリです
周り込むように御主殿跡へと入り込みます。眼前に開けたスペースのあまりの広さにビックリです
御主殿跡の会所方面。建物は床面までの復元とのコト…しかしまぁとにかくこれだけ広い曲輪に建物があったのですから、やはり後北条家の国力はすごかったんですね
御主殿跡の会所方面。建物は床面までの復元とのコト…しかしまぁとにかくこれだけ広い曲輪に建物があったのですから、やはり後北条家の国力はすごかったんですね
御主殿曲輪の土塁。登ることもできます。
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御主殿曲輪の土塁。登ることもできます。
冠木門はイメージ復元らしい
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冠木門はイメージ復元らしい
石垣や虎口の石畳は、当時のものをそのまま利用し、できるだけ忠実に復元されているとのコト。一番雰囲気があります
石垣や虎口の石畳は、当時のものをそのまま利用し、できるだけ忠実に復元されているとのコト。一番雰囲気があります
管理棟方面に戻って、アシダ曲輪へ向かいます
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管理棟方面に戻って、アシダ曲輪へ向かいます
アシダ曲輪は段差状にいくつかの作平地で構成されている曲輪群のもよう。ひとつひとつの曲輪が結構な規模があります
アシダ曲輪は段差状にいくつかの作平地で構成されている曲輪群のもよう。ひとつひとつの曲輪が結構な規模があります
観音堂上の曲輪。ここも結構広く、御主殿跡方面へと続きますが、堀切(堅堀?)になってました
観音堂上の曲輪。ここも結構広く、御主殿跡方面へと続きますが、堀切(堅堀?)になってました
管理棟から道を挟んだ反対側には広場のようなスペースがあり(これも曲輪か?)、そこには八王子城のジオラマがありました。見ごたえがあったうえに山行のルートをイメージするのにも役立ちました
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管理棟から道を挟んだ反対側には広場のようなスペースがあり(これも曲輪か?)、そこには八王子城のジオラマがありました。見ごたえがあったうえに山行のルートをイメージするのにも役立ちました
登城橋を渡ると、その先が登城口となっております
登城橋を渡ると、その先が登城口となっております
馬蹄段は戦国期そのままの遺構とのこと。階段状の曲輪の連なりです
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馬蹄段は戦国期そのままの遺構とのこと。階段状の曲輪の連なりです
金子丸にはベンチもありました。休憩ポイントのもよう
金子丸にはベンチもありました。休憩ポイントのもよう
柵門台跡。搦手方面と山頂方面への分岐です
柵門台跡。搦手方面と山頂方面への分岐です
山頂方面へ行く前に山王台へと向かいます。細いトラバース路で、若干崩壊気味の箇所あり。シビれます
山頂方面へ行く前に山王台へと向かいます。細いトラバース路で、若干崩壊気味の箇所あり。シビれます
山王台に到着。小ぶりな曲輪です
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山王台に到着。小ぶりな曲輪です
いったん柵門跡へと戻り、山頂方面に向かい急な傾斜を上がっていきますと高丸という小さい曲輪に出ました
いったん柵門跡へと戻り、山頂方面に向かい急な傾斜を上がっていきますと高丸という小さい曲輪に出ました
道は散策道として整っているんですが、傾斜は結構キツいです…山城なんだから当然ですけどorz
道は散策道として整っているんですが、傾斜は結構キツいです…山城なんだから当然ですけどorz
と思ったら、眺望が開けました! 気持ちいい
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と思ったら、眺望が開けました! 気持ちいい
眺望ポイントから虎ロープを伝って強引に登った先にあった小宮曲輪。三の丸のもよう
眺望ポイントから虎ロープを伝って強引に登った先にあった小宮曲輪。三の丸のもよう
山頂曲輪群の一角には八王子神社がありました
山頂曲輪群の一角には八王子神社がありました
ついに本丸到着。山頂曲輪群の中でもとりわけ標高がある感じで、周囲は切り立った崖と帯曲輪をめぐらせていました
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ついに本丸到着。山頂曲輪群の中でもとりわけ標高がある感じで、周囲は切り立った崖と帯曲輪をめぐらせていました
松木曲輪。ここが二の丸のようです
松木曲輪。ここが二の丸のようです
松木曲輪は南側の展望が開けてます
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松木曲輪は南側の展望が開けてます
高尾山方面。見えている屋根は高尾山の薬王院ですかね
高尾山方面。見えている屋根は高尾山の薬王院ですかね
詰めの城に向かったハズですが、どうも上馬回り道に入ってしまったもようです。迷い込んだ先は名無曲輪と思われます
詰めの城に向かったハズですが、どうも上馬回り道に入ってしまったもようです。迷い込んだ先は名無曲輪と思われます
名無曲輪の先端から強引にガケを下り(でもテープはあった)、なんか鞍部のようなトコに着いた〜と思ったらそこが馬冷やしでした。ひと安心
名無曲輪の先端から強引にガケを下り(でもテープはあった)、なんか鞍部のようなトコに着いた〜と思ったらそこが馬冷やしでした。ひと安心
結構険しい道をヘナヘナと進んで行きますと、詰の城に到着。天守跡とかありますが、さすがに天守はないでしょう
結構険しい道をヘナヘナと進んで行きますと、詰の城に到着。天守跡とかありますが、さすがに天守はないでしょう
天守台跡の下あたりには石がゴロゴロ…石垣の跡でしょうか?
天守台跡の下あたりには石がゴロゴロ…石垣の跡でしょうか?
天守台の先には堀切は大規模で、スゴイ迫力です
天守台の先には堀切は大規模で、スゴイ迫力です
富士見台に向かいます。かなりの急坂
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富士見台に向かいます。かなりの急坂
富士見台に到着
富士山が見えるハズですが、この日はダメでした
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富士山が見えるハズですが、この日はダメでした
よく整備された歩きやすい道ですので、ヘラヘラと進みます
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よく整備された歩きやすい道ですので、ヘラヘラと進みます
太鼓曲輪尾根との分岐
太鼓曲輪尾根との分岐
太鼓曲輪尾根は山高原地図にもルートが載ってませんので迷ったのですが…乗りかかった船です。この標高だと雪もないようですので、思い切って行きまーす。
太鼓曲輪尾根は山高原地図にもルートが載ってませんので迷ったのですが…乗りかかった船です。この標高だと雪もないようですので、思い切って行きまーす。
行ってみると、結構踏み跡のしっかりした尾根道でした
行ってみると、結構踏み跡のしっかりした尾根道でした
この329mのピークが太鼓曲輪か?
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この329mのピークが太鼓曲輪か?
歩きやすい道なので、ヘラヘラ進んでいると、でっかい堀切に行く手を阻まれます
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歩きやすい道なので、ヘラヘラ進んでいると、でっかい堀切に行く手を阻まれます
堀切の底から撮影。アタシのしょっぱい写真じゃあスケールが伝わらないorz
堀切の底から撮影。アタシのしょっぱい写真じゃあスケールが伝わらないorz
堀切の連続をクリアして先に進みますと、へたれハイカーのアタイは道を見失ったりしましたが、基本はちゃんと踏み跡がついてます
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堀切の連続をクリアして先に進みますと、へたれハイカーのアタイは道を見失ったりしましたが、基本はちゃんと踏み跡がついてます
お城めぐりには藪こぎがつきもの(^^;)
お城めぐりには藪こぎがつきもの(^^;)
中央自動車道の上にかかった陸橋に出ました
中央自動車道の上にかかった陸橋に出ました
出口は竹藪になってました
出口は竹藪になってました
高尾駅までとぼとぼ歩きます。この辺りも古戦場だったとか
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高尾駅までとぼとぼ歩きます。この辺りも古戦場だったとか

感想

ここ数年山行ばかりしておろそかになってますが、アタクシはもともと城郭めぐりの好きな「お城男子」でして、山行の途中で城跡なんかがあると、とたんに萌えてしまいます。八王子城跡は北高尾山稜のハイキングコース内にあり、山行とお城めぐりが両立できそうな城跡だと、いつか行こうと思ってました。
で、ここのトコの雪模様で、アタシが行くような低山にもちょっと標高があるようなところには雪があるもよう。そんなトコにひとりで行くようなモチベーションはありませんので、じゃあってことで八王子城跡行くことにしたのでした。
標高自体は高くないし、距離はいつもの山行より短かそうなのでサクッと行けそう…なんて思ってましたが、そうは行きませんでした。

まずは高尾駅からバス。八王子城跡バス停には私以外にも何組かのハイカーが降車しましたが、皆さんバス停から一直線に登山口となる登城口へ向かいます。しかしお城男子のアタシが向かったのは「御主殿」の方面。
古道を通って曳橋を渡るのがオーソドックスなルートのようですが、曳橋が工事中なで通行止めとのことで、大手門跡を見て引き返します。
御主殿へは城山林道からアプローチ。立派な石垣見上げ、曳橋の下をくぐって御主殿に足を踏み入れますと、ウオッ! 広い! と思わず声に出してしまうくらいのだだっ広い空間が眼前に現れます。これにはかなりビビりましたねぇ。さすが戦国関東の覇者、後北条家の国力は凄まじしいもんですなぁ。

御主殿を後にしてアシダ曲輪を散策してから、いよいよ山頂に向かいます。山行的にはここからがスタートって感じでしょうかね(^_^;)
登城口からの道は散策のためでしょうか、よく整ってます。
ただ、山城の内部の道ですから傾斜はキツいです。ですが、あっちを見、こっちを見して、さらにはいちいち曲輪に立ち寄ったりしたのに(だからGPSログがグチャグチャなんですね)、山頂の本丸には山と高原地図のCTとほぼ同じ時間で到着。やっぱり次々に現れる見応えのある遺構に興奮していたのでしょうか、かなりハイペースで登ったんですかね。気温も高かったので汗だくになりましたよ(*^_^*)

松木曲輪で眺めを楽しみつつ昼食をとった後は、富士見台方面に向かいます。
どこで道を間違ったのか、気が付くと名無曲輪に出てしまいましたが、なんとか馬冷やしにたどり着きルート復帰。
馬冷やし〜詰の城〜富士見台の間は、アップダウンが多く結構険しい感じ。自然地形を活かしたかなりの要害っぷりで、ヨレヨレになって足を運びます。
なお、詰の城直下の大堀切はスゴイのヒトコト。萌えました。

富士見台からは南に向かって歩きます。このあたりは城跡っていうよりもいかにもハイキングコースって感じでした。
調子に乗ってズガズガ歩いていると、やがて太鼓曲輪尾根との分岐に到着。お城マニアとしては太鼓櫓尾根に進みたいトコですが、山と高原地図には破線どころか、ルートが載ってません。へたれハイカー的にはちょっと不安です…。
ですが、事前にネットで情報収集もしてましたので、ここは思い切って進んでみることにします。
分岐直下はかなりの急坂で、やや後悔したのですが、すぐに傾斜は緩みます。その先は道幅こそさほど広くありませんが、踏み跡もわかりやすい尾根道が延びていました。かなりの拍子抜けというか、ホッとして進みます。すると行く手を何度もでっかい堀切に阻まれまして…その度ごとにいちいち斜面を下りまた上りを繰り返します。自然のアップダウンだってかなり面倒なのに、人為的に進みにくくしているのですから、なおさら歩きにくい。
まぁお城っていうのは、本来防衛施設ですからねぇ。スイスイと移動できたんじゃイケナイわけですから、当然っちゃ当然ですよね…(^_^;)

という感じで、1時間20分ほどかかって太鼓曲輪尾根から脱出。高速道路の上の陸橋を渡って無事ゴールを向かえたのでした。

予想していた以上に時間がかかり、“サクッと”どころではありませんでしたが、それも見応えのある城跡だったからこそ。かなり満足度の高い山行&お城めぐりでありました。

遅筆につきレポートはいずれブログにて
http://awaya-daizen.cocolog-nifty.com/zatsubun/

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