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Yamareco

記録ID: 805208
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ハイキング
房総・三浦

【水仙作戦】富山〜伊予ヶ岳〜水仙遊歩道【己28.1】

2016年01月31日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
06:38
距離
22.4km
登り
993m
下り
989m

コースタイム

日帰り
山行
5:16
休憩
1:22
合計
6:38
7:58
30
8:28
8:40
35
9:15
9:31
7
9:42
9:52
4
9:56
9:56
31
10:27
10:29
28
10:57
11:02
25
平群天神社
11:27
11:37
23
展望所
12:00
12:01
5
12:06
12:14
5
12:19
12:21
8
12:29
12:29
65
展望所
14:06
14:20
16
14:36
天候 予報に比べてあまり雲は取れず。晴れ間は徐々に出てきたが、雲は午後も多し。
過去天気図(気象庁) 2016年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車
JR内房線岩井駅
コース状況/
危険箇所等
富山:ほとんど舗装路と擬木の階段
伊予ヶ岳:富山よりも山道ぽいなあと思っていたら展望台からが真骨頂。低山ということで初心者が大勢集まるようだが、岩場の難易度はそれなり。雨の後ということもあり、さらに滑りやすくなっていた。
水仙遊歩道:ちょっと登ってちょっと下る感じ。雨の後のため泥濘あり。
その他周辺情報 道の駅富楽里
三角屋根の岩井駅を出発。
2016年01月31日 08:01撮影 by  DSC-WX200, SONY
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三角屋根の岩井駅を出発。
富山を目指す。
2016年01月31日 08:11撮影 by  DSC-WX200, SONY
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富山を目指す。
富山麓の水仙
2016年01月31日 08:24撮影 by  DSC-WX200, SONY
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富山麓の水仙
伏姫籠穴
2016年01月31日 08:31撮影 by  DSC-WX200, SONY
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伏姫籠穴
中は広そうだ。ペットボトル等が置いてあるのは中で遊ぶ者がいるからだろうか。
2016年01月31日 08:39撮影 by  DSC-WX200, SONY
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中は広そうだ。ペットボトル等が置いてあるのは中で遊ぶ者がいるからだろうか。
籠穴前の紅梅
2016年01月31日 08:40撮影 by  DSC-WX200, SONY
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籠穴前の紅梅
富山へは暫くの間舗装路。
2016年01月31日 08:46撮影 by  DSC-WX200, SONY
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富山へは暫くの間舗装路。
剥落した岩。他にも落石多数。危ない、危ない。
2016年01月31日 08:49撮影 by  DSC-WX200, SONY
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剥落した岩。他にも落石多数。危ない、危ない。
舗装路から階段メインの道になる。
2016年01月31日 08:59撮影 by  DSC-WX200, SONY
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舗装路から階段メインの道になる。
北峰と南峰の鞍部
2016年01月31日 09:14撮影 by  DSC-WX200, SONY
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北峰と南峰の鞍部
南峰山頂下にある観音堂。まだ正月飾りが。
2016年01月31日 09:20撮影 by  DSC-WX200, SONY
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南峰山頂下にある観音堂。まだ正月飾りが。
南峰。展望図があるということは展望が開けていたのだろうが、今や展望無く、ただ、電波塔あるのみ。
2016年01月31日 09:22撮影 by  DSC-WX200, SONY
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南峰。展望図があるということは展望が開けていたのだろうが、今や展望無く、ただ、電波塔あるのみ。
南峰で辛うじて展望がある所を見つけた。北峰方面。
2016年01月31日 09:30撮影 by  DSC-WX200, SONY
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南峰で辛うじて展望がある所を見つけた。北峰方面。
観音像にも水仙が供えられている。まだ新しいからちゃんと世話をする人がいるのだろう。しかし、正月飾りは?
2016年01月31日 09:25撮影 by  DSC-WX200, SONY
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観音像にも水仙が供えられている。まだ新しいからちゃんと世話をする人がいるのだろう。しかし、正月飾りは?
苔生した階段を下りる際に滑って手を付く。
2016年01月31日 09:33撮影 by  DSC-WX200, SONY
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苔生した階段を下りる際に滑って手を付く。
階段前は展望が開け、朝焼けのグラデーションが目に入ってくる。
2016年01月31日 09:18撮影 by  DSC-WX200, SONY
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階段前は展望が開け、朝焼けのグラデーションが目に入ってくる。
仁王門跡。
2016年01月31日 09:33撮影 by  DSC-WX200, SONY
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仁王門跡。
金!
2016年01月31日 09:38撮影 by  DSC-WX200, SONY
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金!
愛の鐘。皇太子殿下・妃殿下の行啓後、カップルが訪れるようになったそうだが、曇天下では寂しい限りだ。
2016年01月31日 09:39撮影 by  DSC-WX200, SONY
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愛の鐘。皇太子殿下・妃殿下の行啓後、カップルが訪れるようになったそうだが、曇天下では寂しい限りだ。
富山北峰山頂
2016年01月31日 09:46撮影 by  DSC-WX200, SONY
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富山北峰山頂
富山北峰の水仙
2016年01月31日 09:48撮影 by  DSC-WX200, SONY
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富山北峰の水仙
北峰もまた展望が失われつつある。
2016年01月31日 09:49撮影 by  DSC-WX200, SONY
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北峰もまた展望が失われつつある。
展望台からであれば、まだ大丈夫。南峰越しに太平洋。
2016年01月31日 09:52撮影 by  DSC-WX200, SONY
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展望台からであれば、まだ大丈夫。南峰越しに太平洋。
北側。左手前は津辺野山
2016年01月31日 09:53撮影 by  DSC-WX200, SONY
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北側。左手前は津辺野山
西側、南峰から東京湾
2016年01月31日 09:54撮影 by  DSC-WX200, SONY
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西側、南峰から東京湾
富山から下山。
2016年01月31日 10:10撮影 by  DSC-WX200, SONY
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富山から下山。
伊予ヶ岳なだけあって周りにみかん園がある。
2016年01月31日 10:17撮影 by  DSC-WX200, SONY
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伊予ヶ岳なだけあって周りにみかん園がある。
菜の花の季節でもある。
2016年01月31日 10:23撮影 by  DSC-WX200, SONY
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菜の花の季節でもある。
房総の田園風景
2016年01月31日 10:25撮影 by  DSC-WX200, SONY
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房総の田園風景
吉井の水車小屋
2016年01月31日 10:30撮影 by  DSC-WX200, SONY
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吉井の水車小屋
澄んだ水に鯉が泳ぐ。
2016年01月31日 10:32撮影 by  DSC-WX200, SONY
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澄んだ水に鯉が泳ぐ。
こんな納屋?付きの立派な家が売家になっている。千葉でも過疎化が進んでいるのだろうか。「○○リゾート」という会社取扱いなので、別荘として売っているのかもしれない。
2016年01月31日 10:34撮影 by  DSC-WX200, SONY
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こんな納屋?付きの立派な家が売家になっている。千葉でも過疎化が進んでいるのだろうか。「○○リゾート」という会社取扱いなので、別荘として売っているのかもしれない。
うーむ、水仙の季節はもう終わりだろうか。
2016年01月31日 10:34撮影 by  DSC-WX200, SONY
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うーむ、水仙の季節はもう終わりだろうか。
あの特徴的な山頂は御殿山だろうか。
2016年01月31日 10:54撮影 by  DSC-WX200, SONY
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あの特徴的な山頂は御殿山だろうか。
伊予ヶ岳の麓に到達。
2016年01月31日 10:58撮影 by  DSC-WX200, SONY
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伊予ヶ岳の麓に到達。
麓の平群天神社から入山する。
2016年01月31日 11:10撮影 by  DSC-WX200, SONY
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麓の平群天神社から入山する。
途中の開けた箇所
2016年01月31日 11:19撮影 by  DSC-WX200, SONY
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途中の開けた箇所
竹林から、
2016年01月31日 11:19撮影 by  DSC-WX200, SONY
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竹林から、
木の根の坂、
2016年01月31日 11:23撮影 by  DSC-WX200, SONY
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木の根の坂、
さらには大岩と、富山と違って山っぽい。
2016年01月31日 11:33撮影 by  DSC-WX200, SONY
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さらには大岩と、富山と違って山っぽい。
展望所。この辺りで八合目だろう。
2016年01月31日 11:35撮影 by  DSC-WX200, SONY
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展望所。この辺りで八合目だろう。
展望所からの眺め
2016年01月31日 11:37撮影 by  DSC-WX200, SONY
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展望所からの眺め
展望所から山頂
2016年01月31日 11:39撮影 by  DSC-WX200, SONY
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展望所から山頂
先行したグループの最後の人が岩場を上り始めたのを待って山頂へ向け出発。
2016年01月31日 11:45撮影 by  DSC-WX200, SONY
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先行したグループの最後の人が岩場を上り始めたのを待って山頂へ向け出発。
第一の岩場
2016年01月31日 11:47撮影 by  DSC-WX200, SONY
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第一の岩場
第一の岩場を上った所からの展望
2016年01月31日 11:49撮影 by  DSC-WX200, SONY
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第一の岩場を上った所からの展望
第二の岩場
2016年01月31日 11:52撮影 by  DSC-WX200, SONY
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第二の岩場
第二の岩場を上った所からの展望
2016年01月31日 11:53撮影 by  DSC-WX200, SONY
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第二の岩場を上った所からの展望
シャクナゲの実を撮ったりしながら渋滞待ちをする。
2016年01月31日 11:54撮影 by  DSC-WX200, SONY
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シャクナゲの実を撮ったりしながら渋滞待ちをする。
第三の岩場
2016年01月31日 11:59撮影 by  DSC-WX200, SONY
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第三の岩場
第三の岩場を上った所からの展望
2016年01月31日 12:00撮影 by  DSC-WX200, SONY
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第三の岩場を上った所からの展望
最後の岩場
2016年01月31日 12:01撮影 by  DSC-WX200, SONY
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最後の岩場
最後の岩場を上った先が伊予ヶ岳山頂
2016年01月31日 12:03撮影 by  DSC-WX200, SONY
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最後の岩場を上った先が伊予ヶ岳山頂
山頂から南方、西の富山まで。遠く館山湾も見える。
2016年01月31日 12:03撮影 by  DSC-WX200, SONY
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山頂から南方、西の富山まで。遠く館山湾も見える。
北峰
2016年01月31日 12:03撮影 by  DSC-WX200, SONY
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北峰
鋸山方面
2016年01月31日 12:04撮影 by  DSC-WX200, SONY
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鋸山方面
北峰への上りは南峰よりも楽。
2016年01月31日 12:08撮影 by  DSC-WX200, SONY
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北峰への上りは南峰よりも楽。
北峰
2016年01月31日 12:09撮影 by  DSC-WX200, SONY
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北峰
北峰から南峰側
2016年01月31日 12:10撮影 by  DSC-WX200, SONY
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北峰から南峰側
北峰にはアマ無線1名。
2016年01月31日 12:11撮影 by  DSC-WX200, SONY
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北峰にはアマ無線1名。
北峰のもう一つ先の小ピークは藪の中。
2016年01月31日 12:13撮影 by  DSC-WX200, SONY
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北峰のもう一つ先の小ピークは藪の中。
南峰に人が集まってきた。
2016年01月31日 12:19撮影 by  DSC-WX200, SONY
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南峰に人が集まってきた。
南峰に戻る。
2016年01月31日 12:23撮影 by  DSC-WX200, SONY
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南峰に戻る。
下山開始。
2016年01月31日 12:25撮影 by  DSC-WX200, SONY
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下山開始。
戻りはスムーズだった。
2016年01月31日 12:31撮影 by  DSC-WX200, SONY
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戻りはスムーズだった。
九十九折の階段を下る。
2016年01月31日 12:33撮影 by  DSC-WX200, SONY
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九十九折の階段を下る。
道が落ち着く。
2016年01月31日 12:39撮影 by  DSC-WX200, SONY
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道が落ち着く。
伊予ヶ岳から下山。ここで30人くらいの高齢者集団が入山していったが、やはり皆、あの岩場にトライするのだろうか。
2016年01月31日 12:47撮影 by  DSC-WX200, SONY
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1/31 12:47
伊予ヶ岳から下山。ここで30人くらいの高齢者集団が入山していったが、やはり皆、あの岩場にトライするのだろうか。
放し飼いの鶏。柵が無いのに道路へ逃げ出さないのが不思議だ。
2016年01月31日 13:28撮影 by  DSC-WX200, SONY
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放し飼いの鶏。柵が無いのに道路へ逃げ出さないのが不思議だ。
黄色い水仙
2016年01月31日 13:36撮影 by  DSC-WX200, SONY
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黄色い水仙
とみやま水仙遊歩道入口
2016年01月31日 13:37撮影 by  DSC-WX200, SONY
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とみやま水仙遊歩道入口
まずは菜の花。
2016年01月31日 13:38撮影 by  DSC-WX200, SONY
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まずは菜の花。
次いで、みかん。
2016年01月31日 13:38撮影 by  DSC-WX200, SONY
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次いで、みかん。
お、期待していなかったが結構咲いている。
2016年01月31日 13:40撮影 by  DSC-WX200, SONY
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お、期待していなかったが結構咲いている。
梅も咲いて、甘い香りが辺りに漂う。
2016年01月31日 13:40撮影 by  DSC-WX200, SONY
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梅も咲いて、甘い香りが辺りに漂う。
水仙遊歩道展望所
2016年01月31日 13:51撮影 by  DSC-WX200, SONY
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水仙遊歩道展望所
展望所から安房勝山方面。もっこりしているのは浅間山だろう。
2016年01月31日 13:51撮影 by  DSC-WX200, SONY
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展望所から安房勝山方面。もっこりしているのは浅間山だろう。
展望所から岩井方面。手前の山は観音山
2016年01月31日 13:52撮影 by  DSC-WX200, SONY
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展望所から岩井方面。手前の山は観音山
展望所の水仙
2016年01月31日 13:53撮影 by  DSC-WX200, SONY
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展望所の水仙
下りはさらにたくさん咲いている。
2016年01月31日 13:58撮影 by  DSC-WX200, SONY
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下りはさらにたくさん咲いている。
遊歩道出口の畑
2016年01月31日 14:02撮影 by  DSC-WX200, SONY
1/31 14:02
遊歩道出口の畑
道の駅富楽里でようやく昼食にありつく。
2016年01月31日 14:09撮影 by  DSC-WX200, SONY
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道の駅富楽里でようやく昼食にありつく。
岩井駅に帰還。
2016年01月31日 14:39撮影 by  DSC-WX200, SONY
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岩井駅に帰還。
岩井駅から富山
2016年01月31日 14:42撮影 by  DSC-WX200, SONY
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岩井駅から富山
鋸山を背に房総を後にする。波の〜 背の背に〜 揺ら〜れ〜て揺〜れ〜て〜♪
2016年01月31日 15:28撮影 by  DSC-WX200, SONY
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鋸山を背に房総を後にする。波の〜 背の背に〜 揺ら〜れ〜て揺〜れ〜て〜♪
夕方ではないが夕焼けしているような海を見ながら帰途につく。
2016年01月31日 15:29撮影 by  DSC-WX200, SONY
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夕方ではないが夕焼けしているような海を見ながら帰途につく。

感想

【目的】
新調した靴の履き慣らしと合わせて房総半島の水仙を愛で歩くこと。

【経緯】
新しい靴を購入したので本格的に暖かくなるまでに慣れておきたい。奥武蔵や奥多摩では、もはや私ではまともに歩けないほど雪が積もっていると見て春の房総へ季節の花、スイセンを見に歩くこととした。低山ということもあり、午前と午後でそれぞれ歩くことも視野に計画を練る。

【経過】
内房線の電車の中で準備をしようと思っていたが、君津から館山へ向かう電車は座席が埋まり、なかなか準備がしづらい。岩井駅でそそくさと準備をして出発する。

(富山)
富山は岩井駅から30分ほど。登山ルートは南と西にあるが、南総里見八犬伝に出てくる伏姫が籠っていたという洞穴を見ていくべく、西側からのアプローチとする。以前来た時は南側から登り、その道がどんなだったかは忘れてしまったが、西側からの道は最初舗装路、後半は擬木による階段がメインとなる。服の中でちょっと汗が垂れてきたかなというところで南峰と北峰の鞍部に到達。
南峰は山頂直下に観音堂が、山頂には展望所がある。が、展望所の周りは木々に覆われ、観音堂も何となく朽ちた感がある。南側から登ってきた人も南峰はスルーしていった。何とも寂しい限りではあるが、供えられた花の新しさに救われる。
北峰は広場の端に山頂があり、山頂からは北側の展望が開けている。山頂広場の周囲は木々が伸び展望は失われつつある。展望台に上れば南〜西〜北をぐるっと見渡せるが、こういう展望広場を造るのであれば、造った後のことも考えないといけないだろう。

(グレートトラバース2と百名山ハントを思う。)
靴が足に馴染むように(足が靴に馴染むように?)緩々と歩く中で、前夜に視た『グレートトラバース2 日本二百名山ひと筆書き』最終回のことを思い返す。
さて、百名山、二百名山と踏破したプロアドベンチャーレーサー田中氏の次の目標は何になるのだろうか。最も考えられ得るのは三百名山ひと筆書きだが、脚等ボロボロになっているのではないだろうか。また、ファンの登頂待ちが増えることでトラブルやアクシデントが発生するのではと懸念しているが、そこはファンの良識に期待しよう。同日昼に『グレートレース』という番組でやっていたトルデジアン等に挑戦してもらいたいものだ(ちなみに日本人最高位者は5位)。
同様に百名山踏破を志す人の中には、百の峰を上りきった後に燃え尽き症候群になり、暫し方向性を見失ってしまう人もいるようだ。しかし、それは百のピークを踏んで、これで終わったと思ってしまうからだろう。
私は、いつも風の向くまま気のむくまま、行きたいと思った山に行っている(そのため非常に気楽)ので、百名山完踏を志すことは今後も無いだろうが、もし、私が百名山を志すとしたら何を以って終わったと判断するか。
それは単に百の頂に立ったということではないだろう。山は季節により様相を変え、ルートにより趣が異なる。となれば、1シーズン1ルートを歩いただけでは足らず、同じ山でも複数シーズン複数ルートを歩いた暁に、私は「百名山を巡ったなあ」と思うことだろう(廃道や厳冬期の富士山等は困難なので全シーズン全ルートとまでは言わない)。
ただ、それでも終わりになることはなく、「あの花が咲く季節にはまだ行っていないから次は○月に行こう」とか、「オコジョに出会うまで○○山に登り続けるぞ」といった具合に続いていく。内心ニホンオオカミに会いたいと思っているので、ずっと山に行き続けることになる。
こうしてみると、百名山歩きというのは絵を描くのと同じで、一巡目はアウトライン、その後、いろいろと塗り重ねていくことで完成に近づいていくのではなかろうか。
ただ、私の場合はそれでも終わりにはならない。「自分自身の百名山」を追求しているから。

(伊予ヶ岳)
静かな田園歩きも伊予ヶ岳の麓まで来ると賑やかになってくる。平群天神社にある看板にも「房総随一」とあったが、確かに、車で登っていけそうな富山と比べると非常に山っぽい山である。高尾山で最も山道っぽい稲荷山コースが人気なのと同じで、次々と人が降りてくる。「ついつい登ってきちゃうのかしら」と言われるのは不本意だが、そんな出で立ちで来ているので仕方がない。スキルは行動で示そう。
上りきったところに展望台があったので立ち寄ることにしたが、そこですれ違ったグループが、いざ山頂へと赴いたところ、まだ岩場下で滞留しており、思わぬ足止めを食う。しかし、確かに難易度は高そうだ。しかも、前日の雨のせいで泥の付いた部分が滑りやすくなっている。その背丈に数倍する岩場が何段にも連なって先行者は彼方此方泥だらけだ。しかし、それを乗り越えれば、東京湾まで何一つ遮るものない展望が飛び込んでくる。

(とみさん水仙遊歩道)
伊予ヶ岳から下り、ややウンザリするほど車道を歩くと、小さな水仙遊歩道入口に至る。それまでの道すがら、花が落ちて茎だけになった水仙がほとんどだったので、今年はもう水仙の季節も終わりかと諦めかけていたが、さすがは水仙遊歩道、今まで咲いていなかった分、余計に咲いてくれていた。しかも、梅の花も三分咲きくらいだろうか、辺り一面に甘い香りが広がる。最も高い所では展望もあり、やはりスルーせずに立ち寄って良かったとしみじみ感じた。

【戦果・講評】
終わりも良ければ完全に良しで、非常に満足行く散策となった。
ただ、歩きながら新靴が足に馴染んできたかなと思っていたのだが、散策を終え、帰途に就く段になって、足がやたらと痛くなった。靴を履き慣らすまでにはまだ時間が必要なようだ。

〜おしまい〜

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