また山に行きたくなる。山の記録を楽しく共有できる。

Yamareco

記録ID: 805395
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
磐梯・吾妻・安達太良

安達太良山 〜暴風に負けずに頂上へ〜

2016年01月31日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
07:25
距離
10.3km
登り
767m
下り
758m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:23
休憩
0:42
合計
7:05
7:39
104
9:23
9:23
16
9:39
9:43
64
10:47
10:48
76
12:04
12:39
22
13:01
13:01
45
13:46
13:47
51
14:38
14:39
5
14:44
ゴール地点
天候 天気:曇りときどき晴れ間あり
風:とても強い西風
気温:氷点下6℃(13時頃の峰の辻)
過去天気図(気象庁) 2016年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
◆駐車場
あだたら高原スキー場
コース状況/
危険箇所等
◆薬師岳への登り
ゲレンデ「シリウス」の脇を歩いていたらパトロールの方に「次から登山道を歩いてください」と注意されてしまった。夏道と同様の登山道が正しいようだ。
五葉松平付近は積雪が増えて、ワカン装備で足首まで埋まる。

◆薬師岳〜安達太良山
風が強くて目印となるものを見失うことが多かった。現在地をこまめに確認する必要がある。樹林帯を抜けるとトレースが消え、踏み抜く箇所が多い。

◆安達太良山〜峰の辻〜勢至平〜スキー場
山頂直下は強風でトレースが消えやすいが、目印(竹竿)が多いので迷わない。
峰の辻から勢至平も目印の赤布を見失わなければ迷わない。
勢至平からスキー場は問題なし。
あだたら高原スキー場
風強い…
2016年01月31日 07:36撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
1/31 7:36
あだたら高原スキー場
風強い…
2週間前は勢至平経由での反時計回りだったので、今回は薬師岳経由の時計回りで。
2016年01月31日 07:54撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
1/31 7:54
2週間前は勢至平経由での反時計回りだったので、今回は薬師岳経由の時計回りで。
ゲレンデ脇を歩いていたら、パトロールの方に注意されてしまった。
2016年01月31日 08:17撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
1/31 8:17
ゲレンデ脇を歩いていたら、パトロールの方に注意されてしまった。
ゲレンデ上部から五葉松平へ。雪が深いかも。
2016年01月31日 08:24撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
1/31 8:24
ゲレンデ上部から五葉松平へ。雪が深いかも。
ワカンで足首まで埋まるぐらい。雪質は少し重い。
2016年01月31日 09:03撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/31 9:03
ワカンで足首まで埋まるぐらい。雪質は少し重い。
このあたりは風が強く、先行者のトレースは薄くなっていた。
2016年01月31日 09:10撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/31 9:10
このあたりは風が強く、先行者のトレースは薄くなっていた。
五葉松平は「五」だけ確認可能。
2016年01月31日 09:17撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
1/31 9:17
五葉松平は「五」だけ確認可能。
薬師岳でカーン♪
2016年01月31日 09:40撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5
1/31 9:40
薬師岳でカーン♪
ほんとの空が見える!!
山頂は見えない…
2016年01月31日 09:42撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5
1/31 9:42
ほんとの空が見える!!
山頂は見えない…
樹氷にはなっていないね。
2016年01月31日 09:58撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/31 9:58
樹氷にはなっていないね。
行く手を阻む雲群。
2016年01月31日 10:04撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/31 10:04
行く手を阻む雲群。
スキーの方々に追い抜かれた。早いなあ。
2016年01月31日 10:27撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4
1/31 10:27
スキーの方々に追い抜かれた。早いなあ。
雪は降っていないけどこの白さ。雪煙ってやつか。
2016年01月31日 10:34撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/31 10:34
雪は降っていないけどこの白さ。雪煙ってやつか。
雪の女王
2016年01月31日 10:57撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4
1/31 10:57
雪の女王
赤布付の竹竿が頼り
2016年01月31日 11:05撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5
1/31 11:05
赤布付の竹竿が頼り
樹林帯はここまで。これから先は風直撃エリア。
2016年01月31日 11:08撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
1/31 11:08
樹林帯はここまで。これから先は風直撃エリア。
ニシローランドゴリラっぽい
2016年01月31日 11:09撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
1/31 11:09
ニシローランドゴリラっぽい
爆風に耐えるターニャさん1
2016年01月31日 11:20撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
1/31 11:20
爆風に耐えるターニャさん1
爆風に耐えるターニャさん2
2016年01月31日 11:34撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
1/31 11:34
爆風に耐えるターニャさん2
爆風に負けないターニャさん
2016年01月31日 11:37撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
1/31 11:37
爆風に負けないターニャさん
山頂を肉眼で確認!!
2016年01月31日 11:48撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
1/31 11:48
山頂を肉眼で確認!!
峰の辻分岐。山頂は見えたり見えなかったり。
2016年01月31日 11:53撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/31 11:53
峰の辻分岐。山頂は見えたり見えなかったり。
雪煙の隙間に見える山頂
2016年01月31日 11:54撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
1/31 11:54
雪煙の隙間に見える山頂
エビの尻尾ビッシリ
2016年01月31日 11:59撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
1/31 11:59
エビの尻尾ビッシリ
2週間前はここからでも山頂が見えなかった。
2016年01月31日 12:00撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5
1/31 12:00
2週間前はここからでも山頂が見えなかった。
ゴーグルが凍結して足元しか見えないターニャさん
2016年01月31日 12:02撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
1/31 12:02
ゴーグルが凍結して足元しか見えないターニャさん
記念撮影時に山頂が見えない…
2016年01月31日 12:02撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9
1/31 12:02
記念撮影時に山頂が見えない…
下界は晴れている。
2016年01月31日 12:10撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
1/31 12:10
下界は晴れている。
山頂の祠
2016年01月31日 12:17撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
1/31 12:17
山頂の祠
祠は?ねえ祠は?
2016年01月31日 12:18撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
1/31 12:18
祠は?ねえ祠は?
風が強いので、これ撮影したら即下山!!
2016年01月31日 12:19撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
1/31 12:19
風が強いので、これ撮影したら即下山!!
峰の辻へ。この辺りは温かく感じた。
2016年01月31日 12:43撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
1/31 12:43
峰の辻へ。この辺りは温かく感じた。
歩きなれたエリアなので、視界不良でも大丈夫。
2016年01月31日 12:54撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/31 12:54
歩きなれたエリアなので、視界不良でも大丈夫。
峰の辻に到着
2016年01月31日 12:58撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
1/31 12:58
峰の辻に到着
くろがね小屋は混んでいそうなので、直接勢至平に向かう。
2016年01月31日 12:59撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/31 12:59
くろがね小屋は混んでいそうなので、直接勢至平に向かう。
前方の5人パーティは登頂を断念したと思われれる。
2016年01月31日 13:00撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
1/31 13:00
前方の5人パーティは登頂を断念したと思われれる。
うっすらと山頂が見える。
2016年01月31日 13:02撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
1/31 13:02
うっすらと山頂が見える。
意外にもトレースがない。
2016年01月31日 13:07撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
1/31 13:07
意外にもトレースがない。
雪を纏う鉄山
2016年01月31日 13:11撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
1/31 13:11
雪を纏う鉄山
背の低い樹氷群に囲まれて
2016年01月31日 13:13撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
1/31 13:13
背の低い樹氷群に囲まれて
休憩中の気温は氷点下5.8℃。風が弱ければ寒くはない。
山頂で計測しておけば良かった。
2016年01月31日 13:20撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
1/31 13:20
休憩中の気温は氷点下5.8℃。風が弱ければ寒くはない。
山頂で計測しておけば良かった。
無事下山
2016年01月31日 14:20撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
1/31 14:20
無事下山

装備

個人装備
長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 ゲイター ネックウォーマー 毛帽子 予備靴ひも ザック アイゼン ピッケル 昼ご飯 行動食 水筒(保温性) 計画書 ヘッドランプ 予備電池 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル
共同装備
地図 GPS 風速計 水筒(保温性) 地図(地形図) コンパス GPS ファーストエイドキット ツェルト カメラ

感想

 土曜日に関東地方でも積雪があり登山口まで無事着けるか不安なので、登山は日曜日の日帰りとした。
 山岳地帯は新雪による表層雪崩が心配される。さて、どこに登ろうかと考えてみると、雪崩の心配が少なく登山口までの道路が除雪されているであろう雪山と言えば、安達太良山が思いつく。2週間前に登ったが、それから南岸低気圧が2回通過しているので積雪量は豊富だろう。前回と同じルートで歩くのではなく、薬師岳経由での登頂を目指す。

 あだたら高原スキー場に到着したが、山頂は雲が掛かって見えない。ゲレンデの雪が風で舞い上げられていることから、山の上の方は相当風が強いと思われる。7時40分、山行計画書を提出して出発。
 薬師岳への登りはゲレンデの脇だと思っていたが、途中でパトロールの方に注意されてしまった。夏と同じルートが正しいようだ。次回は注意せねばなるまい。ゲレンデ上部から樹林帯に入るのでワカンを装着。積雪の深さはワカン装備で足首まで埋まる。前回は「五葉松平」まで出ていた柱の文字は「五」しか出ていない。50cmは増えているようだ。
 薬師岳では西風が吹きつけてくる。1年前の我々だったらここで撤退していたかもしれないが、立っていられないほど強いわけではないので安達太良山の頂上を目指して前に進む。「ほんとの空」はすこしだけ見えていた。




 雲に覆われて見えない山頂を目指す。向かい風となるので顔をネックゲイターで覆うが、サングラスが曇って視界が狭くなってしまう。樹林帯を抜けるとホワイトアウト気味となり、何度か登山道を外してしまった。登山道を外すと膝上まで踏み抜く。そのたびルート修正して比較的硬い雪面に戻る。目印は赤布の付いた竹竿だが強風で倒れたりしているので、GPSで現在地と向かう方向を確認する。しばらく白い空間を進むと上空に青空が見え、向かうべき山頂が姿を現す。峰の辻分岐まで着けば、もう迷うことはない。ただし、山頂に近付けば近付くほどに風は猛威を増す。何度か突風で倒されそうになるが、12時、今年2度目の安達太良山に登頂。直下の看板は「安達太良山」の文字がはっきり出ていたが、乳首にある祠は雪に覆われていた。祠の中に備えられていたみかんも見えない。

 岩陰で食事したが、あまりの寒さに味わうことはできない。なるべく早く下りて風の弱い場所でのんびりしようと思い、峰の辻へ向かう。稜線から峰の辻に向かう道は稜線の東側なので、先程までの暴風がほとんど吹いてこない。むしろ温かく感じられた。峰の辻から勢至平に向かい、樹林帯の開けた場所で2度目の昼食を楽しんだ。ウサギの足跡が多いエリアなのだが、風雪で消されてしまったのか、この日はほとんど見つけられなかった。

 旧道を経てスキー場に戻る。リフトに乗ったスキー客から好奇の視線を向けられるのにも慣れた。次回登るときは山頂からの大展望を楽しみたいものだ。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1312人

コメント

ゲスト
結構な積雪ですね。
このコースは無雪期に歩こうと思い、別件で福島に行ったときに登山口と下山後の温泉の下見はしてあったのですが、もたもたしてたら冬になってしまいました(^^ゞ
雪が溶けたら一度歩いて、その後積雪期にチャレンジしたいと思います。
大変参考になりました。
2016/2/1 22:14
Re: 結構な積雪ですね。
yokomichiさん、こんばんは。

北関東に住む私達にとって、どこに登るか迷ったときに安達太良山を選択することが多いです。
一年中登れますが、暑い夏よりも紅葉の秋や、白銀の冬がオススメですよ。
2016/2/1 23:24
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

雪山ハイキング 磐梯・吾妻・安達太良 [日帰り]
安達太良山
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
2/5
ハイキング 磐梯・吾妻・安達太良 [日帰り]
安達太良山
利用交通機関:
技術レベル
1/5
体力レベル
2/5
無雪期ピークハント/縦走 磐梯・吾妻・安達太良 [日帰り]
安達太良山・鉄山(五葉松平経由)
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
1/5
体力レベル
2/5
無雪期ピークハント/縦走 磐梯・吾妻・安達太良 [日帰り]
安達太良山 奥岳登山口
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
1/5
体力レベル
2/5
ハイキング 磐梯・吾妻・安達太良 [日帰り]
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5
ハイキング 磐梯・吾妻・安達太良 [日帰り]
技術レベル
1/5
体力レベル
2/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら