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Yamareco

記録ID: 805855
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
富士・御坂

本社ケ丸 頂上目前で敗退

2016年01月31日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
07:47
距離
10.0km
登り
970m
下り
902m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:41
休憩
0:07
合計
7:48
7:46
27
8:13
8:13
97
11:37
11:37
0
11:37
11:37
53
12:30
12:30
30
造り岩
13:00
13:00
85
清八峠の先でiphoneの電源がなぜか落ちてしまい、ログがついていないため、時間は推測です。

今回の目的は初めてのスノーシューの試し履きと、どうせなら雪が多く積もった本社が丸の積雪期登頂だったが、全体的に考えが甘かった。

変電所まで歩いて、そこからスノーシューに履き替えた。初めてで慣れなく何度も脱げてしまう。雪質も表面は凍っているもなか雪で、スノーシューに不適だったのかも。だんだんコツがわかってくるも時間は結構ロスしてしまった。登山口から先は急になり道も狭くなるのでますますスノーシューは煩わしくなる。脱ぐべきと判断し、脱いでツボ足で進む。なんかいたずらに体力を使ってしまった。

登山口から急登が始まり、スノーシューを脱いでスムーズに進めるが、体力をうばわれたせいか、休み休みでないと登れない。踏み跡があるのでそれををたどれば雪に沈むことはないが、どうしても時々は外してしまう。氷で重くなった樹氷の枝が道に垂れてくるので、手でよけたり、時には四つん這いになって進むので、それでも時間をくってしまう。

それでも通常時のコースタイムよりちょっと長いだけで清八峠まで登りつく。結構きつかったが、ここでの、三つ峠方面、富士、見事な樹氷がみれて感激。今日は誰とも会わないかもと思っていたが、ここで清八林道からきたパーティと遭遇。なるほど林道が錯綜している山梨県。こんな大変な思いしなくても車使えばこれてしまうのですね。

さて本社が丸へ。途中岩場があるので、その手前で荷物をデポしてしまったのが、失敗。アイゼンに履き替えようとしたが6本爪のものしか持ってきていなく、雪山靴にベルトの長さが足りないという非常に基礎的なかつ結果的に致命的なミス。岩場ゆえスノーシューは使えないと判断し、ツボ足で進んでしまった。踏み跡があるであろうという甘い推測で進んだがこれが2つ目のミス、造り岩のところから踏み跡がなくなっていて、頂上あと距離で100mくらいと目視できているのに、ひざほどのラッセルをしなくてはならないのでここで断念。ザックさえデポしなければと悔やまれるが、そのミスとアイゼンの選択ミスのダブルなので、諦めも納得。

引き返して簡単に昼食をすませ、清八峠の手前で単独の外国人とすれ違う。笹子から大沢山登ってトレースないところをここまで進み、本社が丸を過ぎて先に行くといいていた。外国人の単独の雪山登山者はなかなかお目にかかったことがない、強者か!?

下りはそそくさ降りたいが、やはりもなか雪で下りは余計に埋まってしまうのと邪魔する樹氷でなかなか進めなかった。登山口でスノーシューに履き替えると朝とは違ってザラメ雪になっていた箇所はスノーシューがよく使えた。
天候 晴れのち曇り
過去天気図(気象庁) 2016年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
行きは笹子駅から追分まで徒歩。
帰りはバスの時間が合ったので15:52分公民館前発で笹子駅まで。
コース状況/
危険箇所等
追分から変電所までは除雪されています。
変電所から登山口までは30cmほど。
登山口から清八峠までは踏み跡があるが、踏みぬくとひざくらいまで。
造り岩まではトレースがあったが、そこから先はトレースが薄く断念。

すれ違いは清八林道から来たパーティと単独の外国人のみ。強者とおもわれし外国人は大沢山経由できて本社が丸の先に抜けるといっていた。
7:33着の電車で降りると、パトカーが止まっていて身支度をしていると、お巡りさんが寄ってきて、「昨年も管内で冬山で死者が出ているので」といわれ、レスキューシートを渡され、コンパスでの登山届を紹介された。レスキューシートは公費なので写真を撮らせてほしいといわれて、仕方なく応じる。ほかの人にも配っているのかと思いきや、ほかの人には渡さず去っていった。俺遭難しそうに見えたの?
2016年01月31日 08:06撮影 by  Canon IXY DIGITAL 700, Canon
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7:33着の電車で降りると、パトカーが止まっていて身支度をしていると、お巡りさんが寄ってきて、「昨年も管内で冬山で死者が出ているので」といわれ、レスキューシートを渡され、コンパスでの登山届を紹介された。レスキューシートは公費なので写真を撮らせてほしいといわれて、仕方なく応じる。ほかの人にも配っているのかと思いきや、ほかの人には渡さず去っていった。俺遭難しそうに見えたの?
国道からここを入ります。指導票がところどころ出てくるのでそれに従います。
2016年01月31日 08:30撮影 by  Canon IXY DIGITAL 700, Canon
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国道からここを入ります。指導票がところどころ出てくるのでそれに従います。
最初はこんな感じ。
2016年01月31日 08:31撮影 by  Canon IXY DIGITAL 700, Canon
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最初はこんな感じ。
変電所の手前はこんな感じ。
2016年01月31日 09:08撮影 by  Canon IXY DIGITAL 700, Canon
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変電所の手前はこんな感じ。
変電所をすぎてスノーシューに履き替えます。雪は表面はカチコチのもなか雪で、歩きにくい。きちっと凍っていると沈まずに済むときもあるが、初めてのスノーシューに悩まされた。
2016年01月31日 09:27撮影 by  Canon IXY DIGITAL 700, Canon
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変電所をすぎてスノーシューに履き替えます。雪は表面はカチコチのもなか雪で、歩きにくい。きちっと凍っていると沈まずに済むときもあるが、初めてのスノーシューに悩まされた。
登山口手前はこんな感じ。
2016年01月31日 10:05撮影 by  Canon IXY DIGITAL 700, Canon
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登山口手前はこんな感じ。
登山口です。
2016年01月31日 10:09撮影 by  Canon IXY DIGITAL 700, Canon
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登山口です。
2016年01月31日 10:09撮影 by  Canon IXY DIGITAL 700, Canon
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樹氷がきれいです。
2016年01月31日 10:26撮影 by  Canon IXY DIGITAL 700, Canon
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樹氷がきれいです。
登山道に入って、スノーシューは脱いで、ツボ足で進みます。
2016年01月31日 10:26撮影 by  Canon IXY DIGITAL 700, Canon
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登山道に入って、スノーシューは脱いで、ツボ足で進みます。
樹林帯にはいると急登が始まります。
2016年01月31日 10:53撮影 by  Canon IXY DIGITAL 700, Canon
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樹林帯にはいると急登が始まります。
樹氷がますますきれいになり大寒の木々が美しいです。
2016年01月31日 11:07撮影 by  Canon IXY DIGITAL 700, Canon
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樹氷がますますきれいになり大寒の木々が美しいです。
2016年01月31日 11:07撮影 by  Canon IXY DIGITAL 700, Canon
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1400から清八峠は樹氷が登山道を邪魔してとても歩きにくい。四つん這いで進まなくてはならない箇所が多かった。
2016年01月31日 11:46撮影 by  Canon IXY DIGITAL 700, Canon
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1400から清八峠は樹氷が登山道を邪魔してとても歩きにくい。四つん這いで進まなくてはならない箇所が多かった。
北側斜面を登っているのでだんだん明るくなってきて、きれいさが増します。
2016年01月31日 11:49撮影 by  Canon IXY DIGITAL 700, Canon
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北側斜面を登っているのでだんだん明るくなってきて、きれいさが増します。
2016年01月31日 11:49撮影 by  Canon IXY DIGITAL 700, Canon
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清八峠
2016年01月31日 11:58撮影 by  Canon IXY DIGITAL 700, Canon
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清八峠
樹氷の感じが変わって、枝が雪にまとわれていました。とてもきれいです。2500m級の木々の感じ。ここまで登ってきてよかった。
2016年01月31日 11:59撮影 by  Canon IXY DIGITAL 700, Canon
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樹氷の感じが変わって、枝が雪にまとわれていました。とてもきれいです。2500m級の木々の感じ。ここまで登ってきてよかった。
三つ峠と富士。
2016年01月31日 12:16撮影 by  Canon IXY DIGITAL 700, Canon
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三つ峠と富士。
富士山何とか見えました。5分後雲かかってもう見れません。
2016年01月31日 12:16撮影 by  Canon IXY DIGITAL 700, Canon
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富士山何とか見えました。5分後雲かかってもう見れません。
南ア方面
2016年01月31日 12:16撮影 by  Canon IXY DIGITAL 700, Canon
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南ア方面
本社が丸へ進みますが、天気が急に変わっていきます。造り岩登ったところで、トレースなくなり、あと100mで頂上ですがあきらめます。
2016年01月31日 13:02撮影 by  Canon IXY DIGITAL 700, Canon
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本社が丸へ進みますが、天気が急に変わっていきます。造り岩登ったところで、トレースなくなり、あと100mで頂上ですがあきらめます。
ここがザックをデポしたところ
2016年01月31日 13:22撮影 by  Canon IXY DIGITAL 700, Canon
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ここがザックをデポしたところ
2016年01月31日 13:22撮影 by  Canon IXY DIGITAL 700, Canon
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下山します。
2016年01月31日 13:30撮影 by  Canon IXY DIGITAL 700, Canon
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下山します。
笹子雁が腹摺山から滝子山方面。
2016年01月31日 14:29撮影 by  Canon IXY DIGITAL 700, Canon
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笹子雁が腹摺山から滝子山方面。
撮影機器:

装備

備考 10本爪以上のアイゼン

感想

アイゼン、スノーシューの使い分ける場面を強制的に考えさせてくれる山行でした。頂上のすぐ手前の敗退も初めてで、これもいい経験と考えて、次の雪山はどこにしようかなと考えよう。
しかし終わってみると笹子から変電所までは無雪期ならともかく、重い冬靴では徒歩はきついです。車かタクシーの利用が賢明です。

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