出没!アド山チック天国は雨で敗退
- GPS
- 01:13
- 距離
- 3.2km
- 登り
- 247m
- 下り
- 242m
コースタイム
- 山行
- 1:09
- 休憩
- 0:05
- 合計
- 1:14
天候 | 曇り、のち小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道はあまり踏まれていない感じですが、目印のピンクテープが所々に巻かれていました。 山頂直下は片側が断崖絶壁です。落ち葉の急斜面はザレて滑りやすいので注意しましょう。 下山後に街歩きをする場合は、郊外のバイパスのみならず市街地に至るまで採石場からのダンプが走っているので要注意です。 |
その他周辺情報 | 車で市街地に移動し、美術館、伝承館、化石館を見学しました。アド山から葛生駅まで歩ける距離のようですので、途中で見学するのもいいでしょう。 |
写真
感想
去年2月末に見に行って、節操なく咲き乱れるセツブンソウに歓喜した佐野市、旧葛生町郊外。昭和記念公園のセツブンソウ写真もレコにアップされていたし、気の早いヤツが一人くらい咲いていないかと、開花チェックに行ってきました。
柿平のセツブンソウ自生地に着くと、去年は営業していた直売所&軽食処が閉鎖されています。噂には聞いてたけど、なんだか悲しくなります。自生地近くは、白梅が満開だったりするものの、セツブンソウはまだ芽吹いたばかりの状態でした。
下り坂の天気予報も最近は案外天気が保つことが多かったし、昼過ぎまでは日も差すお天気だったのが、自生地やお寺に寄り道しているうちに段々と怪しくなり、第二の目的地、アド山へ登る頃にはどんよりとした雲行きに変わってきました。
不思議な感じのするアド山という名前は、平安時代に安戸氏の山城であったことに由来します。石灰岩質の山に囲まれ、この山だけはチャートで出来ているため、掘削されずに残りました。山城らしく頂上直下は断崖絶壁で、山頂は船の穂先のようです。
幾重にも重なる空堀の跡や、思いの外見晴らしのいい山頂からの眺望は、怪しい雲行きをひととき忘れさせてくれますが、山頂でひと休みしているうちに、なんとポツポツと小雨が降り出しました。予報じゃ雨は夜遅くからのはずなのに・・・涙
当初は尾根道を辿って周回するつもりでしたが、ザレた急坂はあまり踏まれていない感じで、落ち葉も混じって滑りやすいし、雨のなか鎖場やカガミ岩のある痩せていそうな尾根道を辿る気もしないので、おとなしく来た道を戻ることにしました。
早々に下山してからは、時間もあるのでゆっくり市街地にある美術館や資料館を見学です。葛生は地元の旧家、吉澤家が江戸時代後期以降に集めたコレクションが秘蔵されており、日本画や陶芸作品、人形浄瑠璃の首などにため息をついてきました。
そして、今回一番驚いたのは化石館。図書館の一角にある郷土資料館のようなスペースに、全国各地の石灰石や、そのなかに含まれた化石、世界各地の恐竜化石等々が所狭しと展示されていました。東京上野の博物館にもひけを取らない面白さでした。
ということで、今回も手抜き登山(汗)山城があった低山はなめたら怖い、石灰石のある場所は花や水、旨い蕎麦、蓄財とコレクション等々、多様なものを呼び寄せるということが教訓として残りました。セツブンソウの頃、また再訪しなきゃ・・・
コメント
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yamaonseさん、おはようございます。
四季の山野草のサイトで星野四季の森で撮影されたセリバオウレンが掲載されていました。
http://www.ootk.net/cgi/shikihtml/shiki_930.htm
調べてみると星野四季の森はセツブンソの群生地でもあることを知りました。そんな時、ヤマレコユーザーさんが昨日セツブンソウの開花を日記に残されていましたのでyamaonseさんもここに立ち寄られたのかと思いましたら柿平という所には自生地があったのですね。
近くの仙人ヶ岳にはハナネコノメが咲くらしいですしこの周辺は山野草が豊富なのですね。
さて、広ちゃん飯店の五目うま煮そば、行列の出来る人気店らしいですが大変美味しそうです。土曜日なのに待たずに入店出来たのでしょうか。
広ちゃん飯店が地元ということはyamaonseさんは前橋にお住まいだったのですね。
高速道路で色々な場所へのアクセスが良さそうですので午後からでも山行を実施されているフットワークの素晴らしさが納得出来ました。
セツブンソウが満開になる頃の再訪レコ、楽しみにしています。
Landsberg
Landsbergさん、こんばんわ。
星野四季の森、すでにセリバオウレンが咲いているんですね。
そしてセツブンソウも開花を始めたとのこと。
どちらも東向きの斜面ですが、微妙に温度とかが違うのかもしれませんね。
広ちゃん飯店は、田んぼのなかの隠れた人気店で、混む時間は並びます。
11時から営業始めるので、その後お出かけするのにちょうどいいのです。
群馬県央部は今では高速が四方に延びているので、アクセスは意外といいです。
飛び道具がなければ、なかなか他県には行きにくいですね・・・
最初タイトルにだまされそうに(笑?)なりましたが、なるほど…安戸氏の城だったのでアド山だったんですね。でも写真には「阿土山」。いろんな表記があるんですね。
化石館、見ごたえがあるところなんですね。
なんと武甲山の石灰石まで置いてあるとは…です。
ナウマン象が都内でみつかったものだとは〜これまたびっくりです。
すごくしっかり残っていて巨大なんですね。大迫力。
そうそう、始祖鳥、私も某メーカーのザックが欲しいなあって思ってたところです(笑)
セツブンソウ、こんな可憐に咲くお花だったとは知らなかったので私も直接見てみたいと思いました。
再度のセツブンソウの来訪レコ楽しみにしています。
おつかれさまでした(´ω`*)
ruisuiさん、こんばんわ。
おやぢギャグのつもりのタイトル、反応してくれて、ありがとうございます
麓を走るバスも、合併して佐野市になったことを反映してか、サーノッテ号。
アド山とかオドケ山(群馬の御荷鉾山の隣)とか、カタカナの山名は興味をそそりますね。
化石館、全国各地から集めた石灰石標本、提供先含め、いろいろ事情が分かって面白い。
地下鉄工事中に発見されたという日本橋ナウマン象は、ここにあるのはレプリカで、
現物は高尾山麓の博物館に譲渡され、八王子市が保管しているのだとか。
中央区長に立候補した人が里帰りを提案して、話題になったのだそうです。
始祖鳥はお高いし、山で使うのはもったいなくて街着に成ってしまう可能性大ですが、
やはりかっこいいし、持っていて見栄が張れる(言っちゃった・爆)のがいいですね。
そしてセツブンソウ、見頃はあと半月、場所は秩父の奥にある旧両神村か、栃木の星野、
柿平など、石灰石の採れるような場所かと思います。
咲いている頃に見に行けたら、アップしたいと思います
またもや広ちゃん飯店ですね^^ところでアド山、あまり聞きなれない山でしたがyamaonseさんよくご存じですね。地図を見ると東武佐野線の葛生駅から里山風景を眺めながら歩くのも悪くないかも。佐野で万里の佐野ラーメンは食べたことがあります。次に行くのは佐野厄除け大師に厄除けに行こうかと思っています。
yakidangoさん、こんばんわ!!!
アド山、情報ソースは、なんと新ハイキング昨年3月号。
たぶんここ数日は誰も入っていないのではないかというような
マイナーな山情報が満載の新ハイキング、なにげに侮れません。
里歩きのヒントあり、お寺や七福神巡りも網羅してるのが凄いです。
今回のアド山は、プチ縦走から街歩きで博物館や美術館を経て、
駅に戻るコースが最適ではないかと思います。
佐野界隈も、そろそろ「みかも山」の早春の花が咲き出す頃だし、
アウトレットで山道具見て、花見て、厄除け、ラーメンという
盛りだくさんな一日が過ごせそうな気がします。
楽しいレコ、お待ちしていますよ(^^)
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