利尻山東北稜
- GPS
- 24:00
- 距離
- 13.2km
- 登り
- 1,722m
- 下り
- 1,522m
コースタイム
林道入口(7:00) - 尾根取付き(9:00) - 1003m 標高点(11:30〜13:00) - 標高1100m(15:20)
【5月3日】1003m 標高点(5:40) - 門(9:50) - 窓岩(11:45〜12:30) - 利尻山(13:35〜13:50) - 避難小屋(14:40〜
14:50) - 北麓キャンプ場(16:30)
天候 | 【5月2日】曇後晴 【5月3日】晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2006年05月の天気図 |
アクセス |
写真
感想
【5月2日】
入山はアフトロマナイ川に沿う林道から。平坦な林道を2 時間ほど歩いたところで道は右へ大きく曲がる。ここでアフトロマナイ川を渡ると、東北稜の末端であった。
尾根に取り付いてしばらくは、広くてなだらかな稜が続く。変化の少ない尾根を淡々と登るうちに、1003m 標高点ピークに着いた。
ここから先、尾根は急に細くなる。あいにく雲がかかり、先の様子が良く分からない。ここでしばらく様子を見る。1 時間半が経過して雲が切れてきた。
細い尾根に突き出た岩場を2ヶ所ほど巻くと、また尾根は広くなった。しかし、それもつかの間。左右が切れ落ちたナイフエッジとなった。ロープを出して通過する。
前方には、三角に鋭く尖った岩峰と、三本槍が見えている。今日はこの辺りまでとしよう。
【5月3日】
まずは正面に立ち塞がる三角の岩峰に向う。右から尾根を辿ると、しだいに傾斜が強まり、尾根通しは岩登りになりそうだ。尾根の右側は雪面となっており、そこをトラバースして巻き上がる。
尾根に上がると細い雪稜が続く。やがて前方に2つ並んだ岩塔が見えてきた。門と呼ばれる場所である。今回は5〜6m 位の登攀だったが、雪が少なければ、もっと長くなるらしい。
門を乗り越えると、先の岩塔の一つローソク岩が目の前に聳えている。実際は大きな板状の岩で、それを横から見れば、細く見えるだけ。これを左から巻き上がれば、窓岩の懸垂ポイントに着く。
尾根通しは、極端に細く急なので、先へ進めない。右側のオチウシナイ川源頭へ懸垂で降りる。
ここまで来れば、もう利尻山の山頂は近い。東北稜は山頂下の雪壁に吸収されてしまい、あとはこの雪面を登るだけだ。
利尻山の山頂はほとんど雪に埋もれていて、わずかに梁だけ出ている祠の屋根が目印になる。しばらく休憩したいところだが、ちょっと風が強い。風に促されて、下山にかかる。
長官山を越えたところで夏道を外し、左の谷へ入る。ここはシリセードで標高差300m をあっと言う間に滑り降りた。
あとは平坦になった裾野を北麓キャンプ場まで歩くだけ。
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