阿寺山
- GPS
- 05:11
- 距離
- 9.2km
- 登り
- 1,180m
- 下り
- 1,162m
コースタイム
- 山行
- 4:42
- 休憩
- 0:29
- 合計
- 5:11
10:41 阿寺山 11:10 -> スキー滑降
12:09 広堀橋
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | 五十沢温泉ゆもとかん \500 |
写真
装備
個人装備 |
[スキー板/ビンディング/靴] K2:BACKUP('12) / Voile:Switchback X2 / Scarpa: T2('13)
|
---|
感想
八海山周辺に厳冬期に楽しめる山スキーコースがあるというのは以前から聞いていたのですが、今年になってコース詳細がわかり、冬型の気圧配置が緩むというこの土曜日に行ってみることにしました。
それがこの阿寺山。期待以上の面白さでした。
降雪後でも比較的安全にツリーランを楽しめますし、スケールも手頃。アクセスもしやすいですし、確かに厳冬期にもってこいです。
少雪ゆえ例年に比べはるかにコンディションは悪かったと思うのですが、それでも十分に楽しむことができました。今後は個人的に定番の山になりそうです。
6:58 382m 広堀橋。
まずは未除雪の車道をシール登行。
先行はスノーシューのボーダーさん2名とワカンの登山者1名。新雪はこの辺りで20〜30cmほどで、樹林帯はさらに深い。トレースがあるのはありがたい。
道路は途中で迂回するところがあり、ショートカットも可能だが、トレースもあるので素直に道路上を歩き続ける。
15分ほど歩いたところでまずいことに気づく。
水を忘れてきた・・・。
時間はまだ早く、コンビニもそう遠くないのでいったん戻って出直せばいいのだが、なんだか面倒くさい。コーヒーならマグボトルに入れてきてるし、このまま進んでしまおう。いざとなれば雪を溶かして飲めば良い。
7:28 528m 道路終点。ここから尾根に取り付く。
取り付き箇所はひどいヤブでうんざりするが、ちょっと中に入ればそれほどでもない。例年に比べればだいぶヤブも多いのだろうが、少なくとも登る分には邪魔にならない。
尾根はそこそこの勾配。スノーシューのボーダーさんは直登しているが、シールの自分はジグザクに斜登行しないと登れない。ほどなく追いついて先頭に立つが、歩く場所が違うのであまりラッセルの役には立てないかも。
その後は一人黙々とラッセル。勾配のきつい箇所などそれなりに潜るが、雪が軽いのでそれほど苦にはならない。ただ、ところどころ尾根が狭まってシールでは登りにくいところもあり、歩く場所に迷ってろくでもないトレースを残してしまうことも。
後続の方々、ゴメンなさい。
それより水がないのがつらく、雪をしゃぶりながら登る。結果的にさほど影響は感じずに往復できたが、電解質不足のためか時々足は痙りそうになる。
9:47 1210m 単独のテレマーカーさん2名が追いついてきてラッセルを代わっていただく。もはやこのまま山頂まで一人でラッセルする気でいたのでちょっと残念な気もしたが、やはり代わってもらえるとありがたい。以降はラッセルを交代しながら3人で山頂を目指す。
1400mまで登ると傾斜がぐっと落ちて広い平原となり、目の前が一気に開ける。阿寺山ももうすぐそこだ(実際のピークはちょっと奥に隠れている)。
いっしょに登っているお二方はこれまで何度もこの山に登っているそうだが、口を揃えて言うには「景色が違う」。
例年なら木はすべて埋まり、守門のように完全な雪の平原になるそうだ。
10:41 1508m 阿寺山。
展望は見事。これまで北側の八海山は見えていたが、西側の越後駒ヶ岳と中ノ岳も加わり、越後三山そろい踏みで圧巻の姿を見せている。
南側は間近に巻機山など上越国境の山々が望めるが、残念ながら霞がひどく、特に太陽のある南側はうっすらとしか見えない。
まぁもともと今日はここまでの晴天は期待しておらず、雨・雪やガスでなければいいやぐらいに考えていたので、越後三山がきれいに見えただけで十分だ。
11:10 滑降開始。
まずは木の少ない緩斜面。勾配はゆるやかだが、雪が良いので景観を楽しみながら快適に滑っていける。
そしてブナの疎林帯。これはもう文句なしに面白い。ラッセルの甲斐があったというもので、フカフカパウダーのツリーランを思う存分に楽しむ。
1350mからは往路の尾根を外れて北西のジャバミ沢方向へ。雪が少ないので尾根ルートのほうが無難かとも思ったが、山頂で出会った人が2月始めにジャバミ沢を滑ったそうで、いちおう沢は埋まっているらしい。先に滑っていた方のシュプールも残っていたので、自分もこちらを滑ることにする。
往路の尾根はところどころ狭いところもあったが、こちらは広い斜面を自由に滑ることができる。引き続き新雪のツリーランを堪能する。
770mでジャバミ沢の沢底へ。沢は部分的に割れている箇所もあるが、ほぼ埋まっていて問題なく滑ることができる。
ただ凹凸は埋まりきっておらず、また、日当たりの良い場所はすでに雪が腐っている。これまでのように快適にとはいかない。
広堀川合流の手前でジャバミ沢の滑降は終了。あとは左岸尾根を巻いて道路まで戻る。基本的には下りなのでシールを付ける必要はないが、木が邪魔だったりして思い通りには進めない。ところどころ階段登行しながら往路の道路を目指す。
12:03 526m 登りルートに合流。あとはトレース上を滑って駐車地点まであっという間だ。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
ワカンの登山者です。
スキーの皆様とシューのお二方のトレースを辿ってもなおラッセルで、山頂直下の雪原でギブアップでした。もっと雪がある年のもっと締まった時期にまた行きたいと思います。翌日平標山に登頂して帰宅しました、
見れなかった景色を見せて頂きありがとうございます。
Delicoさん、こんにちは。
スノーシューでも大変そうだったのに、ワカンではなおさらだったでしょう。お疲れ様でした。
日曜は平標山に登られたのですね。実は私も考えていたのですが、日曜は天気が崩れると思い込んでそのまま帰宅してしまいました。
実際は天気が良かったようですね。十分楽しめたのではないでしょうか。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する