美濃戸口〜行者小屋〜地蔵尾根〜赤岳〜文三郎尾根〜行者小屋〜美濃戸口
- GPS
- 07:12
- 距離
- 5.3km
- 登り
- 856m
- 下り
- 579m
コースタイム
- 山行
- 11:20
- 休憩
- 2:00
- 合計
- 13:20
天候 | 曇り 気温0度 風速最大5m |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
1年前に胃を取った先輩と同じく1年前に腎臓を取り、
1か月後に前立腺を取る後輩のわたくしとそのかみさんの珍道中です。
夜中の3時に東京を発ち、やっと美濃戸口に着いた。
車の多さに驚く。
2時間短縮を狙い、美濃戸山荘の駐車場に向かうが、車の下を思いっきりぶつけてあえなく退散。
諦めて歩く。
美濃戸山荘までにずいぶん車に抜かれる。
美濃戸山荘はまだ営業を始めていない。
大半の登山者がここでアイゼンを装着している。
我々は装着しないで出発。
記憶では河原をだらだら歩いて行者小屋に着いたはずだが、登る、登る。
しばらく降雪がないせいか、氷が目立つ。
気温がまだ低いので滑らない。
もうだめと思ったら行者小屋に着く。
凄い人出である。
なんと小屋が営業している。
1月から3月が土曜日だけ営業しているそうだ。
そうと知っていれば日帰り計画を立てずに済んだのに。
ここからはアイゼンを装着する。
地蔵尾根は階段や鎖が露出していて歩きにくい。
嘘です体力がないだけです。
主稜合流直前では足はつりそう、貧血気味。
もう限界。雪山は無理かなと思う。
展望荘の風力発電機はほとんど壊れている。
赤岳の登りでアイゼンの不調に気が付く。
バンドの締め方を変えてまた歩き始める。
時間が遅いので山頂には誰もいないかと思っていたが、岩稜から上がってきた人たちもいて無人ではなかった。
山頂からの下りは結構危ないところにトレースがつけられていて、まじめに歩いた。
稜線通しのキレット方面は怖そうだ。
若いときはどういう神経で闊歩していたのだろう。
岩稜を上がってきた人たちが実に軽やかに降りていく。
我々はドスンドスン降りていく。
中岳が結構大きく見える。
数年前トレースのない状態でラッセルを張り切って中岳を通過して阿弥陀岳を登り、御小屋尾根を降りたが、今は中岳通過ではなく登攀の気分だ。
いやいや鞍部でビバークかな。
また、文三郎尾根が急である。
アイゼンを外しても大丈夫そうだが、脇の谷に落ちると戻るのが大変そうなので
我慢する。
こんなに急だったかしら。
やっと樹林帯に入った。
早速アイゼンを外す。
靴スキーで快適。
結構スピードが出る。
水場を過ぎて行者小屋へ到着。
行きでも感じたがガチャをぶら下げている人が多い。
岩登りパーティーの年齢層が幅広いのも特徴だ。
若い人達のなかに我々よりの年齢が上の人が混じっている。
一般ルートでもヘルメットを帽子代わりに被る人が増えたのはいい傾向だろ思う。
私もかぶりたいが頭が二つに見えるので遠慮している。
下りは氷の表面が解け滑りやすいかと思ったが、問題ない。
先輩とかみさんはアイゼンをつけたままです。
歩き方がいい加減なわたくしには至難の業です。
堰堤が見えるたびに着いたと思うのですが、行きには気が付きませんでしたが、美濃戸山荘までに4つも堰堤があったのです。
雪や氷がなくなり泥の道になると滑りやすい。
かみさんにアイゼン外したほうが楽だよというと
「アイゼンをつけていれば靴が減らない。」とのたまう。
やっと美濃戸山荘である。
もう6時です。
二人はアイゼンを外し、ヘッデンを出して出発。
かみさんのヘッデンが電池切れで点かない。
全く基本ができていない。!
電池交換が面倒なので間に挟んで歩く。
途中ショートカットと間違えて、林道下を平行に走る旧登山道に入ってしまう。
行きに凍結していたのを確認していたので、間違いに気が付いた段階で
横の斜面を直上して林道に上がる。
後ろでぶーぶー言っている。
林道を走る車が訳の分からないところからヘッデンが上がってきたので、
びっくりして止まる。
お、乗せてくれるのか。?
そんなわけないか。
やっと駐車場に戻る。
あーつかれた。
しかしこれで4月の手術に心置きなく望むことができる。
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