ジョウゴ沢・南沢大滝
天候 | 曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2016年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
今シーズンおそらく最後になるアイスクライミングを楽しんできました。
天気も思ったほど悪くなく、お腹一杯になるほど登り、充実した二日間でした。
そして今回、女子二人にロープを担いでいただきましたよっ。
ワタクシの腰痛を気遣っていただき、ありがとうございます。助かりました〜。
初日はジョウゴ沢、二日目は南沢大滝へ。
二日間一度もテンションをかけることなく完登できて、大満足の結果でした。
ということで、登ったルートなどを簡単に。
初日はジョウゴ沢へ。
メパさんは乙女の滝狙い。
ワタクシは乙女の滝は無理なので、ジョウゴ沢大滝かなーと思っていたのですが、近くで見ると思ったより小ぶりで、ナイアガラの滝の方が面白そうじゃない?ということに。
ナイアガラの滝も想像していたより小さくて、南沢小滝と同じぐらいでしたが、アップにはちょうどよかろうということで、まずはメパさんがサクッとリード。
ワタクシがフォローで登ったのですが、ちょいムズのラインだったかな。
その後ワタクシもリード。もちろん最も易しそうなラインを狙って(笑)。
リードはこのぐらいがちょうどいいですね、自分には。
ナイアガラの滝をフリーソロで登っていた有名アイスクライマーMさんが、乙女の滝の真ん中のラインが空きましたよーと教えてくれたので、乙女の滝に移動。
ちなみに、乙女の滝にはハンガーボルトの終了点があるのですが、かなり奥にあるので、50mロープなら2本ないと降りられません。
ということで、メパさんリード。
下部の核心ぽいところで、2本目のスクリューをセットしてからかなりランナウトしていたので、やるな〜と思って見ていたのですが、後から聞いたら本当の核心は最後の乗越だったようです。
本人はやや強引な登りだったようなことを言ってましたが、自分が見る限りは落ち着いた丁寧なクライミングだったように思います。
最後のところは、よく見てなかったんですけどね^^。
何はともあれ、完登おめでとうございます!
短期間に驚くほど上達して、スバラシイです。
ワタクシは乙女の滝はリードするつもりなかったのですが、最弱ラインを見出したので(笑)、トライすることにしました。
始めからひびの入っていた長さ1mほどの氷を叩き落とそうとしたら腰を直撃したり、スクリューを落としてしまったり、上部で薄い雪が積もったツルツルの岩に引き寄せられて戻ったりとミスもありましたが、落ち着いてリカバリーできたかなと思います。
思ったより余裕を持って完登できたので、我ながらビックリ。
たまたまいい状態のときに登れて、ラッキーでした。
その後フォローのハルルも1テンで登ってきました。
ついこの間アイスクライミングを始めたばかりなのに、いきなり乙女の滝を登らされて、嫌になってしまわないかと心配していたのですが、ワタクシが選んだ易しいラインだったので、ダイジョビだったみたいです^^。
夜は込んでいる赤岳鉱泉をスルーして、行者小屋までアルバイト。
最後にこの登りはしんどかったですけど、おかげで空いている行者小屋でゆっくり休むことができ、翌日南沢大滝に行くのも楽でした。
飲める女子二人は日本酒をゴクゴク飲んで、飲めないオジサンはお茶を飲みました。
あっ、そうそう。飲める女子のうち一人は食べる女子でもありました。
カレーライス3杯とは、さすがですね〜。
二日目は南沢大滝へ。
歩き始めから下りというのは、いいもんです^^。
朝は曇りで風が強かったのですが、到着してしばらくすると青空が。
しかも何と終日貸し切りでしたよ!奥さん。
早目に撤収し、駐車場に戻ったときに雨が降り始めたので、ラッキーでした。
南沢大滝もまずはメパさんリード。滝の真ん中あたり。
回収のためワタクシがフォローしたのですが、終始水飛沫を浴びて、ひどい目に遭いましたよ(笑)。
よく我慢してラインを変えずに、リードしたもんです。
今シーズンの目標にしていた南沢大滝を無事完登。おめでとうございます!
ワタクシは、疲れちゃったので南沢大滝のリードはしなくていいかなー、と前夜は思っていたのですが、一晩たったら少し回復したので、やっぱりリードしてみることに。
真ん中やや左に、またまた最弱ラインを見出だしたもので(笑)。
完登することはできましたが、あまり余裕はなかったなー。疲れもあって、かなり不細工な登りでした。
下部は左から巻いて、上部でまた左に巻いてと、何だかよく分からないことになってしまいました。
自分は一般的な人より短い間隔でスクリューを打つので、実はその分タイヘンなのです。
南沢大滝のような長いルートは、それではダメなのでしょうね。
もっと間隔を長くした方が楽だということは分かっているのですが…。
安定していても、ちょっとランナウトするとスクリューを打ちたくなってしまうのです。
もう一つの課題は、できるだけ氷を壊さずに登ること。
リードのときは、表面の脆い氷を叩き落としながら登るスタイルしかできないので、とても疲れる。
経験を積んで、氷の状態を見極める目を持つこと、どの程度の力をどのように加えるとどうなるかが分かるようになる必要があるかと思います。
メパさんとワタクシは本気トライでお腹一杯ということで、後はハルルの3本ノックに専念(笑)。
最後は、初日とは見違えるように上手くなってましたよ(もちろん、我々の指導のおかげでネ)。
来シーズンまでに、忘れないといいんですけどねー。
ご一緒いただいたお二方、ありがとうございました。
来シーズンも、行きましょうねー^^。
※備忘メモ
・防寒テムレスの大きめサイズは暖かいが、操作しにくい。
リードのときはぴったりサイズの方がよさそう。
・マルチのとき以外は、スピナーリーシュはやめた方がよさそう。邪魔すぎる。
・腰より高い位置にスクリューをセットした場合は、先にロープにクリップした方がやりやすい。
出だしでロープの自重があまりないとき以外は、基本ロープ先行クリップでよいかも。
・昔と違ってこれだけ道具が進化しているのだから、アックステンションはやるつもりないが、いざというときのために、リードしながら練習しておいた方がよさそう。
やり方を知っているだけでは、多分できない。
ナイアガラの滝(ジョウゴ沢)
アイスも小屋も充実しましたねー。ハルルも楽しんでくれたようだし。
南沢大滝は、全体的に左の方はシャワーじゃなかったから、geraさんラインよりもっと左を登ればよかったなー(難しそうだが)と今は思います。
先にロープクリップの方法で行くか、最初に決めて統一しておかないと、ワタシみたいに一部のヌンチャクが逆になってしまうのでご注意あれ。
本当に充実しましたねー。
乙女の滝はメパさんが登らなければ、ワタシは登ろうなんて考えもしなかったと思います。
モチベーションをおすそ分けしていただいて、ありがとうございます。ペコリ
私の場合、常に支点側のカラビナが上、ロープ側のカラビナが下という状態でラッキングしておいて、先にロープにクリップする場合は、ヌンチャク全体をわしづかみにして、カラビナのゲートをロープに押し当ててクリップしているのです。
ロープがある程度重くないと、やりにくいのが難点なのですが…。
少しずつ経験を積んでいるようで、何よりです。
南沢も2ピッチに分けず、2人ともおめでとうございます。
来シーズンは、尾白川流域のマルチとか、オススメですよ。
割とゲレンデっぽい雰囲気なんで、アルパインアイスとゲレンデアイスの中間的なルートとして、経験を積めると思われます。
もし、黄蓮谷を目指すなら、そういうルートで経験を積んでから行って欲しいなぁと思います。
え?舌打ちなんてしてませんよ?
今シーズン最後のアイスが充実してたようで何よりです。
また故障を抱えたオジサンを気遣ってくれる心優しき女性たちといっしょでよかったですね〜
ただなんかちょっとひっかかるのは、
疑惑その1:ロープは持ってもらったのではなくて持たせた?
疑惑その2:写真1は確かにgeraさんですが、写真3は人物が小さすぎて判別できないけど、脚が内またで女っぽい気が...
ワタシもアイスにだんだん魅かれてきてしまったので来シーズンあたりから始めてみようかな〜。
それもこれも、塾長の講習の賜物です。ワタシの場合。
尾白川流域のマルチですか。
全然知りませんでしたけど、行ってみたいです!
メパさんがつき合ってくれればですけど。
黄蓮谷は、アイスクライミング以前に、腰痛を治して体力をつけてからでないと無理なので、今はできることをやるしかないと思っています。
動画を追加したので、ぜひ講評をお願いします(タダで )。
塾長じゃないけど私が勝手に講評を…。
私とgeraさん、アックスの振り方が全然違うよねー。面白いなぁ。
(って、全然講評じゃないしw)
尾白川はチャレアルの赤い方に載ってますよ。
来シーズン尾白川行きませう。
でも、それまでにやっぱ体力をつけておかないとね!!
腰痛は本を読めば治るらしいから、体力は今からこつこつと。
アイスは面白いですよ〜。
何がどう面白いかは、やってみてのお楽しみということで。
多少天気がよくなくてもできるのも、いいところですね。
あらぬ疑惑を抱かれたようですが、とんでもございません。
何せワタシより強い女性たちですから。
写真3は確かにねー…って、人物が判別できないほど大きい滝ってことですよ!旦那さん。
それなら、今から読書?と体力作りに励みます!
アックスの振り方は全然違いますねー。
我ながら、そんなにバンバン振り回さなくてもいいのに〜と思います。
アックスは、小さいスイングと大きなスイングを意図的に使い分けした方が良いと思います。
ちなみに、ムーヴ云々ではないのですが、アイゼンの蹴り込みにロープが干渉したり、スクリューセットにスピナリーシュが干渉する場面が多いですね。
スピナリーシュを付けてリードする場合、両手とも高めにアックスを決めてからスクリューセットに入ると、スピナリーシュが右脇から外れてくれることが多いですよ。途中でパンプしたときに、レストに逃げやすいメリットもあります。
全体的に動作をもう少しゆっくりやるだけで、geraさんなら自然とアイデアを出しながら登れそうですけどね。
ご指導ありがとうございます。ペコリ
大きいスイングが染み付いてしまっているので、意識して小さいスイングをやってみます。
右手でスクリューをセットするとき、右手が上にある場合は、左手も上げて伸ばせるようにしているのですが、左手が上にある場合も、右手を上げておいた方がよいのですね。
スピナーリーシュはもう嫌になっていたのですが、もう一度試してみます。
来シーズン始めに、また講習をよろしくお願いします。
アイスガールに囲まれてよかったですね〜。しかもロープを背負ってくれるなんて果報者ですね。ところでこの動画は早回しになっているのでしょうか?
あれ、そうですか? おかしいですね。
ワタシの端末では普通に観られますけど…。
来シーズンはcherroさんも、アイスキャンディで特訓してさしあげますね!
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