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記録ID: 824571 全員に公開 キャンプ等、その他富士・御坂

中道往還(酒折宮から住吉神社へ)

日程 2016年03月06日(日) [日帰り]
メンバー ayawaka, その他メンバー1人
天候晴れ
アクセス
利用交通機関
電車
甲府⇒酒折(5分程度、140円)
甲斐住吉⇒甲府(15分程度、190円)
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地図/標高グラフ


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コースタイム [注]

日帰り
山行
1時間34分
休憩
56分
合計
2時間30分
S酒折宮11:0011:37五味醤油店12:0212:07印伝屋12:1912:44昼食13:0313:30住吉神社G
コースタイムの見方:
歩行時間
到着時刻通過点の地名出発時刻
コース状況/
危険箇所等
舗装道路のみ、危険個所はなし
過去天気図(気象庁) 2016年03月の天気図 [pdf]

写真

山梨学院大附高側の鳥居に設置された道標
「右せんこうし通り 當 やまとたけの尊古路 左とおりぬけせんこうし」
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山梨学院大附高側の鳥居に設置された道標
「右せんこうし通り 當 やまとたけの尊古路 左とおりぬけせんこうし」
連歌発祥の碑
「新治 筑波を過ぎて 幾夜か寝つる かがなべて 夜には九夜 日には十日を」
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連歌発祥の碑
「新治 筑波を過ぎて 幾夜か寝つる かがなべて 夜には九夜 日には十日を」
国道411号「善光寺入口」交差点近くの曲尺手(かねんて)
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国道411号「善光寺入口」交差点近くの曲尺手(かねんて)
国道411号「中央」交差点
正面奥が旧町名での魚町通り
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国道411号「中央」交差点
正面奥が旧町名での魚町通り
国道411号「NTT甲府支店西」交差点
正面奥が甲府柳町宿の中心
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国道411号「NTT甲府支店西」交差点
正面奥が甲府柳町宿の中心

感想/記録

中道往還を歩き始める際、静岡側から「海産物が運ばれた道」との印象が強く、旧魚町通り(国道411号の中央交差点から南に分岐する道)をスタート地点としたが、街道の概念からすれば宿場の中心点や大きな分岐点であった追分をスタート地点とすべきだったと気になっていた。

足掛け3年目となり、踏破の目処が立ったので気になる部分を修正することにした。

問題は「甲府柳町宿」の中心地は何処だったのか?である。
甲府も他の地方都市同様、空襲に遭い市街地の80%近くが灰燼に帰したとのこと。戦後復興が成されるに当たり、地主たちの見通しの甘さから車社会への対応が全く出来ず、現在は郊外にバイパスを通すなどドーナツ化現象を誘発して惨憺たる状況、今になって中心街に人が集まらないと嘆く様は滑稽ですらある。

旧甲州街道は、東京方面から国道411号のNTT甲府支店西交差点を南に折れ、その後も何度か折れ(曲尺手というクランク型の城防御構造)ながら国道52号の相生歩道橋交差点から長野県諏訪方面に通っており、甲府ワシントンホテルプラザの向かい側に本陣があったとのことだが、説明板はおろか標柱一本立っていない。

これで観光客が中心部に来ないと発言する意味が全く理解出来ない。観光客もわざわざ単なる「シャッター通り」など見たくもないだろうし…

実は甲府市内だけでなく甲府盆地各地には、武田家の歴代が絡む史跡等が多く残っているのだが、武田信玄公と富士山以外を観光資源だと考えていない山梨県民は先達が遺した資源を有効活用出来ていないと思う。
歩いて見なければ細かいところには眼に入らないが、行程が長ければ歩き通せない。刻むか、分けるか、幾つかパターン化して駐車場や交通機関を整備、当地には説明板を設置するところからでも始めないと無い無い尽くしでは人は集まらないだろう。


さて、要回収部分はNTT甲府支店西交差点から県道113号の起点である伊勢三叉路を経由して住吉神社までだがさすがに距離が短過ぎる。
「すべての道はローマに通ず」ではないが、甲斐九筋はすべて酒折宮(さかおりのみや)から始まるとの説もあるので、酒折宮から歩くことにした。

酒折宮には日本武尊が祀られており、境内には征東の帰路に詠んだとされる問答歌が刻まれた連歌発祥の碑が設置されている。

「新治 筑波を過ぎて 幾夜か寝つる」
と、尊が従者たちに歌を以って問うたところ

従者たちは返歌できず、火番の老人が
「かがなべて 夜には九夜 日には十日を」
と返歌した故事が記紀に記されているとある。

ここでは、(身分もしくは教養のある)従者たちではなく(身分の低い教養はないだろうと想像され易い)火番の老人が応えたことが重要で面白いことなのだろう。
似たような事例に太田道灌の山吹伝説がある。万葉集には名もなき人々が詠んだ歌が収録されているが、文字の読み書きは出来ずとも教養が無い者たちばかりではなかったことを示しているのだろう。

話を戻して…
日本武尊の行宮は、神社裏手の「不老園」山腹にあったとの説もあり、そこに設置された碑には万葉仮名で
「迩比婆理 都久波袁須疑弖 伊久用加泥都流」
「迦賀那倍弖 用邇波許許能用 比邇波登袁加袁」と刻されている。
残念ながら以前登った時の写真が見つからない。

お参りをしてから、酒折宮境内から南に進むと酒折宮入口交差点で旧甲州街道に出合、西に進み、身延線の高架近くが一つ目の曲尺手がある。この辺りから甲府の城下町が始まると考えてよいだろう。
鍵手を曲がり、真っ直ぐな道を進むと二つ目にしてかなり大きな曲尺手がある。近くにある身延線の駅目も金手(かねんて)駅。

近辺には寺社が点在し、天尊躰寺には「目には青葉 山ほととぎす 初鰹」の句で有名な山口素堂と、大久保長安の墓がある。

先に進み、中央交差点の北東角が甲州印伝の店、南の通りが旧魚町通り。

次のNTT甲府支店西交差点を南に折れて国道411号から外れて県道3号(甲府・市川三郷線)に入る。遊亀公園の前を通るからか通称は遊亀通り。甲府城の別名が舞鶴城だったらしいので先人のセンスが光る取り合わせの妙だろう。

そして、ココからが本題の中道往還のスタート。

問屋街入口交差点で旧甲州街道と別れて遊亀通りを道なりに進み、伊勢交差点で県道29号(甲府・中央・右左口線)に乗り換える。今から見れば少し幅が狭いあたりが如何にも旧街道といった雰囲気。通称は「伊勢通り」

伊勢三叉路で県道113号(甲府・精進湖線)に乗り換えて、暫く進むと住吉神社の鳥居に出る。

住吉神社の祭神は
底筒男命
中筒男命
表筒男命
のいわゆる住吉三神と
神功皇后
の四柱。

海の無い山梨県になぜ海の神さまが?と疑問に感じたが四柱は治水の神さまでもあるとのこと。甲斐国の語源である峡の文字からも急峻な地形で洪水に悩まされる地だったのだろう。

お参りをして本日の行程を終える。
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