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Yamareco

記録ID: 825728
全員に公開
山滑走
槍・穂高・乗鞍

四ッ岳BC(平湯キャンプ場〜北面パウダー滑走)

2016年03月12日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
10:08
距離
13.6km
登り
1,543m
下り
1,519m

コースタイム

日帰り
山行
9:08
休憩
0:58
合計
10:06
4:41
435
11:56
12:14
46
13:00
13:40
67
1841P
14:47
ゴール地点
天候 晴れのち曇り
過去天気図(気象庁) 2016年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
平湯温泉スキー場の駐車場を利用。(無料)
平湯キャンプ場の駐車場は登山者駐車禁止らしい。
登山届もスキー場で提出可能。
コース状況/
危険箇所等
・平湯キャンプ場〜平坦部はスキー歩行で出発したが、尾根への急登からガチガチの荒れた斜面になるためアイゼン歩行に切り替えた。
・1600m付近で沢を渡渉する。特に渡渉用具は不要。(アイゼンのまま渡った)
・1800m手前くらいから雪が深くなってきたのでスキーハイクに切り替えたが、その後は前夜のパウダーで激ラッセルとなった。
・森林限界から上部はアイスバーン中心で時々シュカブラあり。クトーで切り抜ける。
・滑走は基本的に来た道を戻るが、樹林帯はどこでも滑走可能で素晴らしいパウダーだった。
平湯キャンプ場を5時前にスタート。
2016年03月12日 04:45撮影 by  Canon IXY 160, Canon
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3/12 4:45
平湯キャンプ場を5時前にスタート。
ガチガチ斜面だったので出だしからアイゼン歩行。

なかなか際どいところでの装着でヒヤヒヤしました(ko)
2016年03月12日 05:32撮影 by  Canon IXY 160, Canon
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3/12 5:32
ガチガチ斜面だったので出だしからアイゼン歩行。

なかなか際どいところでの装着でヒヤヒヤしました(ko)
ダケカンバの林の中をアイゼンのサクサク音が心地よかった。

踏み抜きが多かったですが・・(ko)
え、そうだった?(Ni)
Nishidenさんは体重が軽いせいか踏み抜き少なかったね(san)
2016年03月12日 06:06撮影 by  Canon IXY 30S, Canon
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3/12 6:06
ダケカンバの林の中をアイゼンのサクサク音が心地よかった。

踏み抜きが多かったですが・・(ko)
え、そうだった?(Ni)
Nishidenさんは体重が軽いせいか踏み抜き少なかったね(san)
平坦地を抜けて大滝川の渡渉点に近づきます。
2016年03月12日 06:07撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/12 6:07
平坦地を抜けて大滝川の渡渉点に近づきます。
アイスフォール発見。

これほど大きいものは初めて見た(ko)
2016年03月12日 06:12撮影 by  Canon IXY 160, Canon
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3/12 6:12
アイスフォール発見。

これほど大きいものは初めて見た(ko)
渡渉地点。まずはNishidenさんが行きます。
2016年03月12日 06:24撮影 by  Canon IXY 160, Canon
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3/12 6:24
渡渉地点。まずはNishidenさんが行きます。
生まれたての子鹿ちゃんはkoueiさん。

先週のトラウマもあり慎重に。お二人のカメラを構えているのが笑えましたよ(ko)

この上ないシャッターチャンスだからねっ(san)
2016年03月12日 06:25撮影 by  Canon IXY 160, Canon
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3/12 6:25
生まれたての子鹿ちゃんはkoueiさん。

先週のトラウマもあり慎重に。お二人のカメラを構えているのが笑えましたよ(ko)

この上ないシャッターチャンスだからねっ(san)
Nishidenさんはスキーをしたいのかアイスクライミングをしたいのか・・・(san)
ウィペットではちと力不足でした。(Ni/m)
2016年03月12日 06:27撮影 by  Canon IXY 160, Canon
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3/12 6:27
Nishidenさんはスキーをしたいのかアイスクライミングをしたいのか・・・(san)
ウィペットではちと力不足でした。(Ni/m)
だんだん新雪になってきましたね。

予想外のパウダーに歓喜!(san)
2016年03月12日 07:43撮影 by  Canon IXY 30S, Canon
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3/12 7:43
だんだん新雪になってきましたね。

予想外のパウダーに歓喜!(san)
koueiさん、今回は先頭ラッセルも結構頑張りました。

Nishidenさんは腰痛でお二人は翌日もあるのでちょっと頑張りました(ko)
2016年03月12日 08:28撮影 by  Canon IXY 160, Canon
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3/12 8:28
koueiさん、今回は先頭ラッセルも結構頑張りました。

Nishidenさんは腰痛でお二人は翌日もあるのでちょっと頑張りました(ko)
笠ヶ岳かっけー(san)

初北アの山だから思い入れがある。またあの稜線見に行こうかな(ko)
2016年03月12日 08:36撮影 by  Canon IXY 160, Canon
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3/12 8:36
笠ヶ岳かっけー(san)

初北アの山だから思い入れがある。またあの稜線見に行こうかな(ko)
シラビソの森を行きます。
2016年03月12日 08:51撮影 by  Canon IXY 30S, Canon
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3/12 8:51
シラビソの森を行きます。
斜面が急になってきた。
2016年03月12日 09:07撮影 by  Canon IXY 30S, Canon
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3/12 9:07
斜面が急になってきた。
笠ヶ岳をバックに。
2016年03月12日 09:22撮影 by  Canon IXY 30S, Canon
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3/12 9:22
笠ヶ岳をバックに。
まさかのSanchan、シールトラブル。

おかげで30分以上ロスする羽目に;;今後コールテックスのwhizzzは使わないと決心した瞬間。(san)
2016年03月12日 09:25撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/12 9:25
まさかのSanchan、シールトラブル。

おかげで30分以上ロスする羽目に;;今後コールテックスのwhizzzは使わないと決心した瞬間。(san)
奥穂、前穂と吊り尾根。

感動しました(ko)
2016年03月12日 10:03撮影 by  Canon IXY 160, Canon
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3/12 10:03
奥穂、前穂と吊り尾根。

感動しました(ko)
常念岳!
2016年03月12日 10:03撮影 by  Canon IXY 160, Canon
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3/12 10:03
常念岳!
フカフカパウダーと最高の天気!(この時点では・・・)
2016年03月12日 10:11撮影 by  Canon IXY 160, Canon
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3/12 10:11
フカフカパウダーと最高の天気!(この時点では・・・)
ラッセルしながらガンガンいきます。
2016年03月12日 10:16撮影 by  Canon IXY 160, Canon
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3/12 10:16
ラッセルしながらガンガンいきます。
(σ゜∀゜)σゲッツ!! (san)

滑落の話をしてたら滑落しました・・(ko)
2016年03月12日 10:25撮影 by  Canon IXY 160, Canon
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3/12 10:25
(σ゜∀゜)σゲッツ!! (san)

滑落の話をしてたら滑落しました・・(ko)
雪崩を警戒しつつ一人ずつトラバースします。
2016年03月12日 10:28撮影 by  Canon IXY 160, Canon
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3/12 10:28
雪崩を警戒しつつ一人ずつトラバースします。
ダケカンバの樹林帯も素晴らしかった。
2016年03月12日 10:34撮影 by  Canon IXY 160, Canon
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3/12 10:34
ダケカンバの樹林帯も素晴らしかった。
帰りの滑走も今から楽しみだ。(san)

樹林帯はいい感じのパウダーでしたね(ko)
2016年03月12日 10:34撮影 by  Canon IXY 160, Canon
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3/12 10:34
帰りの滑走も今から楽しみだ。(san)

樹林帯はいい感じのパウダーでしたね(ko)
いよいよ森林限界、見えるピークはほぼ四ッ岳山頂だ。
2016年03月12日 10:43撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/12 10:43
いよいよ森林限界、見えるピークはほぼ四ッ岳山頂だ。
森林限界を超えると景色も良く見える。
2016年03月12日 10:51撮影 by  Canon IXY 30S, Canon
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3/12 10:51
森林限界を超えると景色も良く見える。
クトーでガシガシの、先頭Sanchan。

こういう急斜面を緊張しながらハイクアップするのも嫌いじゃないです。(san)
2016年03月12日 10:54撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/12 10:54
クトーでガシガシの、先頭Sanchan。

こういう急斜面を緊張しながらハイクアップするのも嫌いじゃないです。(san)
猫岳が見えてきた。

真っ白で素晴らしいね。(san)

来年いきましょう!(ko)
2016年03月12日 11:00撮影 by  Canon IXY 160, Canon
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3/12 11:00
猫岳が見えてきた。

真っ白で素晴らしいね。(san)

来年いきましょう!(ko)
アルペンムード漂う風景。

余り見たことない雰囲気だったので感動しました(ko)
2016年03月12日 11:00撮影 by  Canon IXY 160, Canon
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3/12 11:00
アルペンムード漂う風景。

余り見たことない雰囲気だったので感動しました(ko)
森林限界を超えて、クラスト、アイスバーンの斜面を登っていく。
2016年03月12日 11:00撮影 by  Canon IXY 160, Canon
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3/12 11:00
森林限界を超えて、クラスト、アイスバーンの斜面を登っていく。
シュカブラいっぱい。

ワイルドだろぉ?(san)
2016年03月12日 11:02撮影 by  Canon IXY 160, Canon
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3/12 11:02
シュカブラいっぱい。

ワイルドだろぉ?(san)
僕ら以外誰もいない・・・別世界にいるようだ。(san)

荒々しい感じがいいです(ko)
2016年03月12日 11:02撮影 by  Canon IXY 160, Canon
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3/12 11:02
僕ら以外誰もいない・・・別世界にいるようだ。(san)

荒々しい感じがいいです(ko)
槍、穂高の稜線が見えます。

今年は穂高に訪れたいな(ko)
2016年03月12日 11:13撮影 by  Canon IXY 30S, Canon
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3/12 11:13
槍、穂高の稜線が見えます。

今年は穂高に訪れたいな(ko)
最後はkoueiさん先頭で。

僕は初なのでワクワクしてます(ko)
2016年03月12日 11:21撮影 by  Canon IXY 160, Canon
3/12 11:21
最後はkoueiさん先頭で。

僕は初なのでワクワクしてます(ko)
もうすぐ山頂。
2016年03月12日 11:34撮影 by  Canon IXY 160, Canon
3/12 11:34
もうすぐ山頂。
あー、なんか雲行き怪しくなってきた;;(san)

残念(ko)
2016年03月12日 11:51撮影 by  Canon IXY 160, Canon
3/12 11:51
あー、なんか雲行き怪しくなってきた;;(san)

残念(ko)
Sanchanさん登頂。

初登頂の僕はテンションあがってますがSanchanさんは普通です(ko)

テンションアップというより、登頂してホッと一安心という感じです。(san)
2016年03月12日 11:55撮影 by  Canon IXY 30S, Canon
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3/12 11:55
Sanchanさん登頂。

初登頂の僕はテンションあがってますがSanchanさんは普通です(ko)

テンションアップというより、登頂してホッと一安心という感じです。(san)
Nishidenさん滑走準備中。
2016年03月12日 12:12撮影 by  Canon IXY 160, Canon
3/12 12:12
Nishidenさん滑走準備中。
koueiさん準備完了。

無事を祈っているところです(ko)
2016年03月12日 12:12撮影 by  Canon IXY 160, Canon
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3/12 12:12
koueiさん準備完了。

無事を祈っているところです(ko)
ぎりぎりホワイトアウトにならない程度、登りのトレースを探しながら慎重に下ります。
2016年03月12日 12:21撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/12 12:21
ぎりぎりホワイトアウトにならない程度、登りのトレースを探しながら慎重に下ります。
この素晴らしい四ッ岳北面を落ちて行きます。
2016年03月12日 12:32撮影 by  Canon IXY 30S, Canon
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3/12 12:32
この素晴らしい四ッ岳北面を落ちて行きます。
Nishidenさん、激パウ堪能中。
2016年03月12日 12:33撮影 by  Canon IXY 160, Canon
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3/12 12:33
Nishidenさん、激パウ堪能中。
Sanchanも雪煙上げる。

パウダー最高でした!(san)
2016年03月12日 12:34撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/12 12:34
Sanchanも雪煙上げる。

パウダー最高でした!(san)
koueiさん、おっかなびっくり。

僕には少し重い雪質です。下手なだけですが・・(ko)

現地でも言いましたが、こんないい雪、5段階評価なら4くらいですよ。(san)
2016年03月12日 12:35撮影 by  Canon IXY 160, Canon
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3/12 12:35
koueiさん、おっかなびっくり。

僕には少し重い雪質です。下手なだけですが・・(ko)

現地でも言いましたが、こんないい雪、5段階評価なら4くらいですよ。(san)
それぞれにシュプールを描きます。

2016年03月12日 12:36撮影 by  Canon IXY 30S, Canon
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3/12 12:36
それぞれにシュプールを描きます。

森林内も良い斜面。
2016年03月12日 12:41撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/12 12:41
森林内も良い斜面。
(σ゜∀゜)σゲッツ!! (san)

Sanchanさん別の谷滑っていたから誰も見ていないと思い、なかったことにしようと思ったらバッタリでビックリ(ko)

こういう嗅覚は優れてますからね(笑)(san)
2016年03月12日 12:43撮影 by  Canon IXY 160, Canon
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3/12 12:43
(σ゜∀゜)σゲッツ!! (san)

Sanchanさん別の谷滑っていたから誰も見ていないと思い、なかったことにしようと思ったらバッタリでビックリ(ko)

こういう嗅覚は優れてますからね(笑)(san)
今度はkoueiさん決めるか。(Ni)
2016年03月12日 12:43撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/12 12:43
今度はkoueiさん決めるか。(Ni)
決まらなかった。

koueiさん、空気読むのうまいですね(san)
2016年03月12日 12:43撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/12 12:43
決まらなかった。

koueiさん、空気読むのうまいですね(san)
樹林帯のツリーランを満喫したところで平坦地に差し掛かったので大休止。

久しぶりのSanchanさんの挽きたてコーヒーをいただきます(ko)

いつもおいしい肉をいただいていますからね。(san)
2016年03月12日 13:10撮影 by  Canon IXY 30S, Canon
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3/12 13:10
樹林帯のツリーランを満喫したところで平坦地に差し掛かったので大休止。

久しぶりのSanchanさんの挽きたてコーヒーをいただきます(ko)

いつもおいしい肉をいただいていますからね。(san)
1841m標高点上のコーヒータイム。

のんびりできて最高でした。(san)
2016年03月12日 13:22撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/12 13:22
1841m標高点上のコーヒータイム。

のんびりできて最高でした。(san)
SanchanさんのコーヒーとNishidenさんのバームクーヘン。

今日は僕は何もないのですいません(ko)
2016年03月12日 13:30撮影 by  Canon IXY 30S, Canon
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3/12 13:30
SanchanさんのコーヒーとNishidenさんのバームクーヘン。

今日は僕は何もないのですいません(ko)
標高下がるとガリガリ斜面、横滑り多用です。
2016年03月12日 13:58撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/12 13:58
標高下がるとガリガリ斜面、横滑り多用です。
渡渉前でアイゼンに換装。プチトラブルもありましたけど・・

突然のアイスバーンで転倒、自分の崖下への転落は避けましたが、身代りに財布が落ちました。幸いSanchanが回収。(Ni)
2016年03月12日 14:06撮影 by  Canon IXY 30S, Canon
3/12 14:06
渡渉前でアイゼンに換装。プチトラブルもありましたけど・・

突然のアイスバーンで転倒、自分の崖下への転落は避けましたが、身代りに財布が落ちました。幸いSanchanが回収。(Ni)
帰りの渡渉。

最後の核心部(ko)
2016年03月12日 14:19撮影 by  Canon IXY 160, Canon
3/12 14:19
帰りの渡渉。

最後の核心部(ko)
koueiさん、おっかなびっくり。

自分では完璧だと思ったけど写真見るとそんな感じやね(ko)
2016年03月12日 14:20撮影 by  Canon IXY 160, Canon
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3/12 14:20
koueiさん、おっかなびっくり。

自分では完璧だと思ったけど写真見るとそんな感じやね(ko)
ゴール!

無事帰還出来て結構達成感ある(ko)
2016年03月12日 14:47撮影 by  Canon IXY 160, Canon
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3/12 14:47
ゴール!

無事帰還出来て結構達成感ある(ko)
平湯温泉スキー場の駐車場へ向かう途中で笠ヶ岳。
2016年03月12日 15:06撮影 by  Canon IXY 30S, Canon
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3/12 15:06
平湯温泉スキー場の駐車場へ向かう途中で笠ヶ岳。
僕は日帰りなのでひらゆの森で汗を流しました。時間がなかったけど露天風呂はちゃんと浸かってきました(ko)
2016年03月12日 15:34撮影 by  Canon IXY 30S, Canon
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3/12 15:34
僕は日帰りなのでひらゆの森で汗を流しました。時間がなかったけど露天風呂はちゃんと浸かってきました(ko)

感想

 昨年2月に素晴らしかった北面からの四ッ岳、今年も是非行きたくなってSanchan、koueiさんを誘って登り、滑った。

 小雪の今シーズン、昨年と違った所は、出発直後から標高1700m辺りまでガリガリ雪でアイゼン登りになったこと、大滝川の渡りがスノーブリッジがなく渡渉になったこと、森林限界より上は昨年よりは厳しくなくクトーで山頂まで行けたことだった。中間部のラッセルは今回もまともだったが去年より少しだけは楽だったかな。滑降のパウダーぶりは少しだけ重かったがそれでもこの長大な斜面を十分楽しんでもらえたと思う。

 登り最後の休憩地点までは良く晴れていたのに、30分も経たない間にガスって頂上の大展望がなかったのも少し残念。下りの最後、アイゼンで登ったガリガリ斜面はちょっと修行だったが、次の日の焼岳に比べれば可愛いものだった。

Nishidenさんからお誘いを受けて今シーズン2回目の四ッ岳へ。

前回は12月で雪も少なかったのでスカイラインからのアプローチとなったが、今回は平湯キャンプ場からの正統派ルートで北面を目指す。

朝4:30集合ということだったので途中の道の駅上宝で前日車中泊。
平湯温泉スキー場に到着すると既にkoueiさんも車中泊していたらしく、しばらくしてNishidenさんもやってきた。

四ッ岳も他の山域の例に漏れず積雪量は少なかったが、前夜に降ったパウダーが予想以上に積もっており、想定外の激パウ滑走を楽しむことができた。

もう一つ想定外だったのがシールトラブル。
今シーズンから導入したコールテックスのwhizzzだが、当初から粘着力が弱いと思っていたが今回の山旅で完全にアウトの判定を下すこととなった。
はがれやすいのはもちろんアウトだが、それ以上に回復力がなさすぎる。
体温や息で温めてもなかなか粘着力が復活しない。
今回はまだ天気がよかっただけマシだったが、雪が降る中だったら二度とシールを貼ることはできなかったかもしれない。
先代のCT40はそれなりに満足して使っていただけにwhizzzには残念としか言いようがない。

下山後は翌日の焼岳に備えてNishidenさんと中の湯温泉旅館へ向かい、kuma-sanと合流しつつくつろいで過ごした。

2週連続してミリオンピークスの計画に参加した。先週もいろんな経験をして充実した山行だったけど、今日もかなり充実した内容だった。

事前の計画書ではいろんな状況もあるのでアイゼン、クトーなどの指示がありさらに渡渉の可能性もありと追加されていた。先週は行動時間が長かったのと気温が高ったので水分が足りなかった。さらに渡渉でも失敗したので今回の準備は万端にしたのでかなり気合を入れて今回の山行に臨んだ。

序盤からクトー、すぐにアイゼンになりその後はどうなるのかと思ったが樹林帯に入るとさらさらのパウダーになり思いのほかラッセルとなった。固い雪の上にパウダーが乗っているのでトレースの上でもすぐに崩れるのでなかなか順調とは行かなかったがだんだん見えてくる笠ヶ岳、穂高連峰にテンションが上がる。今回僕は日帰りだけどNishidenさん、Sanchanさんは翌日も計画があるので特にNishidenさんは先週の行動で腰を痛めたようなので標高100mごとにラッセル交代としていたが自分の練習でもあるので続けて少しだけ頑張った。

山頂付近は氷化していたがクトーが効いたのでスキーのまま登ることが出来た。今シーズンは唐松岳、乗鞍岳と登ったがどちらも山頂は踏めなかったので今回はみなさんのおかげでピークを踏めたので自分の中ではかなり嬉しかった。これからのシーズンは標高も高くなるのでより一層技術を磨いて安全で楽しみたい。

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コメント

天国と地獄
いいなぁ、パウパウ天国!
まさか、翌日、地獄になるとは・・・
あんましじゃ〜
コーエイさん、よかったね(嫉妬)
クマ
2016/3/14 21:11
Re: 天国と地獄
クマさん、いいでしょ。

僕とNishidenさんは天国の四ッ岳を楽しめたので一片の悔いなし!って感じでしたが地獄の焼岳しか体験できなかったクマさんにおかれましては大変ご愁傷さまでした。
2016/3/14 22:18
Re: 天国と地獄
クマさん こんばんは

Nishidenさん、Sanchanさんは天国と地獄。クマさんは地獄で残念でした^^;

しかし僕はお二人の監視で何かやらかすとすかさず証拠写真を残されるという地獄を
味わっています。8割がたちゃんと滑ってるんですがね。そこはスルーです(T_T)

しかし激パウダーは予想外で最高でしたよ!
2016/3/17 0:56
Re[2]: 天国と地獄
コーエイさん、
地獄には、鬼がかならず居るのですよ。
サン鬼とニシデ鬼ですね(笑)
クマ
2016/3/17 9:27
Re[3]: 天国と地獄
なるほど、赤鬼と緑鬼…

いやっ、やはりノーコメントで(^_^;)
2016/3/17 20:44
祝!!グッバウGet!!!
皆さんお疲れ様でした。
ワタシの予想では最初はグザグザの腐れ雪から登るにつれてモナカ〜アイスバーンかと思ってましたが、北面台地は激パウでしたか!!やっぱ山は登ってみないと分からないですね。
ワタシ、パウダーハンターなもんでアイゼン持ってないから初っ端でリタイヤだったでしょうけど。(笑)
2016/3/14 22:06
Re: 祝!!グッバウGet!!!
hellbentさんはその名のとおりパウダーイーターでしたか。

当日は気温も低く、前夜に雪も降った感じだったので多少の雪はあると思っていましたが想像以上のパウダーでした。
やっぱり出かけてみないと、ですね。
2016/3/14 22:20
Re: 祝!!グッバウGet!!!
気温の推移がもっと高かったらhellbentさんの予想の様になったんでしょうね。今回は早朝平湯温泉辺りの道路気温表示で-8℃、それより上は午後になっても氷点下のままだったと思います。標高1700m以上は木金で降った雪のパウダーぶりが保たれ、それより下は一度融けるか雨だったのが氷化していたのではないでしょうか。アイゼン持ってないとパウダー領域に辿り着けませんよ。
2016/3/15 18:04
Re: 祝!!グッバウGet!!!
hellbentさん こんばんは

最初はガリガリで先が思いやられるなと思っていたんですが登るにつれパウダーになり結果最高のパウダーでした。ほんとわからないものですね〜。

アイゼンは今回ないと厳しい状況でした。初めてまともに役に立ったという印象です。
2016/3/17 0:59
祝!激パウ
皆さん、こんばんは。
激パウ、さぞかし気持ちよかったことと思います。
参加したいのはやまやまだったのですが、朝早いのとロングな登高に自信なかったので近場で遊んできました。
whizzzは何も挟まなくても折り返せると聞いていたのですが、逆に言えば接着力が弱いということだったのですか。ふむふむ。
2016/3/14 22:19
Re: 祝!激パウ
レッズさん、こんばんは。

気持ちよかったですよぉ〜
レッズさんも滑りに行かれたんですね。後でお邪魔します。
whizzzはCT40と違って貼り合わせても良いというのが売り文句でしたが、デメリットの方がはるかに大きかったです。

誰か欲しい人がいたらあげますよ。ほんと。
2016/3/14 22:22
Re: 祝!激パウ
レッズさん こんばんは

激パウ、最高でした。

朝が弱いんですね。今回はかなり寒かったので準備に取り掛かるまで結構モゾモゾしました。待ち合わせ時間があるので起きましたが、単独では甘えが出て遅れることもあります^^;
2016/3/17 1:03
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