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Yamareco

記録ID: 827288
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
谷川・武尊

上越 タカマタギ山・日白山 冬季限定の山歩き

2016年03月12日(土) 〜 2016年03月13日(日)
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
29:43
距離
14.4km
登り
1,353m
下り
1,351m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
4:40
休憩
0:25
合計
5:05
7:05
160
毛渡橋左折後の橋の下
9:45
9:50
110
1020m棒立への尾根取り付き
11:40
12:00
10
棒立山
12:10
棒立山鞍部
2日目
山行
5:55
休憩
1:41
合計
7:36
5:45
10
棒立山鞍部
5:55
6:00
5
棒立山
6:05
6:20
24
棒立山鞍部(幕営地点)
6:44
7:00
59
タカマタギ山
7:59
7:25
97
日白山
9:02
9:05
15
タカマタギ山
9:20
10:20
60
幕営地(休憩・撤収)
11:20
11:20
68
1020m付近
12:28
12:30
17
尾根取り付き
12:47
ゴール地点
ルートはEtrex20のGPSデータです。
2日目の大休止は、日白山の30分、幕営地での60分くらいであとは小休止です。
天候 1日目:小雪
2日目:晴れも雲多し
過去天気図(気象庁) 2016年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
地元草加前夜出発で外環→関越と乗り継ぎ湯沢ICで下ります。
土樽に向かう途中にあるセブンイレブンで食料を調達し、土樽駅でステビバ。
先客2パーティーいました。ボットン便所あり、紙無し。
早朝、土樽駅発、毛渡橋を渡ってすぐを左折(平標の方面)ですぐの橋の下に駐車。
コース状況/
危険箇所等
●参考資料
YAMAKEIアドバンストガイド・雪山
他、ヤマレコの記録参考にさせてもらいました。

●タカマタギ山とは
タカマタギは登山道の無い藪山のため、冬の積雪期でないと非常に入りづらい山です。そのため基本的には冬季限定で入れます。タカマタギから日白山への稜線歩きはマイナーですが非常に魅力的な雪の世界が待っています。

●駐車場所〜取付ポイント
土樽側から向かうと毛渡橋を渡ってすぐに左折したところにある橋の下に車を駐車。そこから先は林道ですが、雪道となります。尾根取りつき地点には注意深く見ているとピンクテープが頭上の木にあります。雪があるとすんなり取りつけるのでしょうが、取りつきには雪がなかったので少し先から林道をはずれ雪斜面を登りました。
そのため行きは鉄塔の先で尾根に出ています。アイゼンはつけず。

●取付ポイント〜1050m付近尾根上に出る付近
取付付近ではすでに雪が少なく枝がうるさくなっています。本当はもう少し雪がある時期の方がよいのかもしれませんが、そうすると標高高いところの雪が多く難儀すると思われます。750m〜1050mに登り上げは結構急になり、トレースないとなかなかしんどい登りでした。ワカンつけると多少は楽だったと思いますが、今回は何もつけず。
棒立まで残り100m位はかなりの急傾斜です。アイゼンを装着して登りますが、足場崩れやすく、重装備のウチラには今回1番大変だった場所ですね。滑落注意。
棒立の山頂は360度見渡せる好展望箇所です。

●1050m付近尾根上〜棒立山
尾根上に出るとほぼ直角に曲がり棒立山へ向かいます。この辺には尾根をはずれると数か所なだらかな地形の場所があり、テン場適地ですね。1200m付近にもなだらかな箇所あり。また、雪洞を掘っている人もいました。話していたら積雪2.4m位って言っていたかな。
最後の100mくらいは急坂です(写真参照)。足場も結構締まっていなくて南議しましたが、ここからアイゼン装着。降りは急斜面なので要注意。
山頂からはタカマタギの山容と展望はかなり良いです。

●棒立山〜タカマタギ山
棒立直下30m位下ったところにテン場適地あり。今回はガスっていたので、タカマタギ先まで行かずに早めに幕営(6〜7人用十分のスペースあり)することにしました。この辺から左側雪尾が形成されてきます。
頂上直下100m位は急坂ですが、棒立山ほどではありません。雪尾を踏み抜かないように注意は必要でしょう。若干割れ始めていました。
山頂からは360度の大展望です。

●タカマタギ山〜日白山
タカマタギから日白山はなだらかな雪稜歩きが楽しめます。途中には数箇所テン場適地あり。万太郎から平標の稜線を楽しみながら歩けます。雪尾はここも注意。今回は新雪20cmの下は結構固かったのでアイゼンでサクサク行きました。
日白山まで行きで1時間、タカマタギまで戻りは30分と遠いと感じていたが意外に早かったです。
その他周辺情報 ●前日泊の土樽駅
十数人は横になれるスペースあります。私らが0時過ぎに到着した時には既に3パーティーかな?寝てました。一応ドアがあるので風は防げます。自販機あり。
トイレ有りますがボットンそして紙はなし。水道ありますが川の水を使っているため飲料は不適。水は自販機での購入になります。

●温泉
土樽の岩の湯にて汗をながしました。400円也。
シャンプー、ボディーシャンプーあり。露天風呂無し。
休憩スペースあり、自販機、ちょっとした土産販売あり。
0:50土樽駅に到着。
軽くお酒を飲んでから就寝。
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0:50土樽駅に到着。
軽くお酒を飲んでから就寝。
既に数パーティー眠っていたので静かに準備しました。
終始明るいですが、シュラフをかぶるとすぐに眠りに落ちました。結構高速が近いので車の音がうるさいです。
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既に数パーティー眠っていたので静かに準備しました。
終始明るいですが、シュラフをかぶるとすぐに眠りに落ちました。結構高速が近いので車の音がうるさいです。
翌朝、6:40には先に皆さん出て行ってウチラはユックリです。
雪が降っていたのでこちらで出発準備をしていきます。
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翌朝、6:40には先に皆さん出て行ってウチラはユックリです。
雪が降っていたのでこちらで出発準備をしていきます。
橋の下に車を駐車。
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橋の下に車を駐車。
上越線の下をくぐります。
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上越線の下をくぐります。
しばらくは林道歩き。
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しばらくは林道歩き。
最初は雪が少なく枝がうるさい。まー冬季意外は藪漕ぎでとても入れる山じゃないのですが。こっから1050mまでy_hashimoさんがガッツリトップを勤めます。頼もしすぎる!
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最初は雪が少なく枝がうるさい。まー冬季意外は藪漕ぎでとても入れる山じゃないのですが。こっから1050mまでy_hashimoさんがガッツリトップを勤めます。頼もしすぎる!
今日は気温はそれほど低くないのですが、小雪交じりで天気は良くないです。かろうじて正面に1050mの尾根が見えます。
急坂をノートレースで登っていくのはなかなかしんどい。
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今日は気温はそれほど低くないのですが、小雪交じりで天気は良くないです。かろうじて正面に1050mの尾根が見えます。
急坂をノートレースで登っていくのはなかなかしんどい。
尾根に出たところで休憩していると後ろから来たグループに先を譲ります。トレースあると楽なんです。
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尾根に出たところで休憩していると後ろから来たグループに先を譲ります。トレースあると楽なんです。
しかし適当なところで雪洞を掘るとのことで途中で止まってました。棒立山を目指すウチラは再びラッセルです。
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しかし適当なところで雪洞を掘るとのことで途中で止まってました。棒立山を目指すウチラは再びラッセルです。
1200m付近でしょうか。右手に平らな斜面がありました。テン場適地ですね。
1200m付近でしょうか。右手に平らな斜面がありました。テン場適地ですね。
トレース無しの道を進むのは楽しいです。
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トレース無しの道を進むのは楽しいです。
その後段々と傾斜が増していきます。重装備にはこたえる斜度。
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その後段々と傾斜が増していきます。重装備にはこたえる斜度。
一番馬力のあるS氏。一番体格が大きく、ウチラよりも雪にはまりやすく厳しい登りが続きます。腿まで埋まってますね。
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一番馬力のあるS氏。一番体格が大きく、ウチラよりも雪にはまりやすく厳しい登りが続きます。腿まで埋まってますね。
棒立の最後のほうはこんな斜度。いやいや荷物を背負っての今シーズン一番厳しいのぼりだよ。kazさん奮闘中。hashimoさんが続く。
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棒立の最後のほうはこんな斜度。いやいや荷物を背負っての今シーズン一番厳しいのぼりだよ。kazさん奮闘中。hashimoさんが続く。
棒立山にようやく到着。イヤーしんどかった〜。でも天気が悪いね本当に。
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棒立山にようやく到着。イヤーしんどかった〜。でも天気が悪いね本当に。
これで全員登ってきました。もう真っ白。11:50と出発から4時間40分。
これで全員登ってきました。もう真っ白。11:50と出発から4時間40分。
棒立山山頂から見たタカマタギ方面ですが・・・ウッスラと雪尾が見えるだけ。これもう無理っす、ということで棒立直下の鞍部にてテント設営することにしました。
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棒立山山頂から見たタカマタギ方面ですが・・・ウッスラと雪尾が見えるだけ。これもう無理っす、ということで棒立直下の鞍部にてテント設営することにしました。
12:50テント設営完了。
今回は5人で6~7人テント。
結構いい場所でしたね。
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12:50テント設営完了。
今回は5人で6~7人テント。
結構いい場所でしたね。
そして長い宴会が始まるのですが、夕食は一玉かついできたキャベツを煮込んで。
※今回の食事はYAMA555さんが食材準備・担ぎ上げ・調理に獅子奮迅の大活躍。山の上とは思えないほどの豪華でおいしい料理を満喫しました。
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そして長い宴会が始まるのですが、夕食は一玉かついできたキャベツを煮込んで。
※今回の食事はYAMA555さんが食材準備・担ぎ上げ・調理に獅子奮迅の大活躍。山の上とは思えないほどの豪華でおいしい料理を満喫しました。
キャベツにベーコン、たまねぎ、トマトを投入してトマトスープです。
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キャベツにベーコン、たまねぎ、トマトを投入してトマトスープです。
そしてコッヘルで炊いた4合の白米。
アルファー米と違って旨すぎるよ。
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そしてコッヘルで炊いた4合の白米。
アルファー米と違って旨すぎるよ。
翌朝起きてみると天気が回復傾向にあったので急いで棒立山に登りました。時刻は5:50。
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翌朝起きてみると天気が回復傾向にあったので急いで棒立山に登りました。時刻は5:50。
お〜昨日棒立山頂から見えなかったタカマタギ山が目の前に!
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お〜昨日棒立山頂から見えなかったタカマタギ山が目の前に!
タカマタギ山へと続く稜線がキレイです。右下の鞍部にウチラのテントを幕営しています。
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タカマタギ山へと続く稜線がキレイです。右下の鞍部にウチラのテントを幕営しています。
テントまで数分で下ります。
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テントまで数分で下ります。
既にメンバーが出発の準備をしています。
既にメンバーが出発の準備をしています。
すっかり準備完了でこれから登ろうかという時、あたりは明るくなりました。
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すっかり準備完了でこれから登ろうかという時、あたりは明るくなりました。
と日の出が始まりました。棒立山と日の出。
まさか昨日の天気からうってかわって太陽が見れると思いませんでしたよ。
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と日の出が始まりました。棒立山と日の出。
まさか昨日の天気からうってかわって太陽が見れると思いませんでしたよ。
いよいよ念願のタカマタギ山を目指します。
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いよいよ念願のタカマタギ山を目指します。
先行者のトレースかと思ったら動物の足跡でした。
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先行者のトレースかと思ったら動物の足跡でした。
皆で日の出を待つ
皆で日の出を待つ
陽光が当たってやわらかい白があたりを埋め尽くします。
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陽光が当たってやわらかい白があたりを埋め尽くします。
タカマタギへの登りも段々と厳しくなってきます。
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タカマタギへの登りも段々と厳しくなってきます。
y_hashimoさんが後ろから撮ってくれた。
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y_hashimoさんが後ろから撮ってくれた。
途中割れているところもありますよ。
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途中割れているところもありますよ。
急坂を越えるとタカマタギの山頂はもうすぐ。
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急坂を越えるとタカマタギの山頂はもうすぐ。
タカマタギの山頂に無事到着しました。4年越しの念願がかないました。
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タカマタギの山頂に無事到着しました。4年越しの念願がかないました。
タカマタギ山頂。この景色を見たかったんです。
右奥、日白山へと続く雪稜。そして左奥は万太郎・仙ノ倉・平標の稜線です。見事な景色ですね。
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タカマタギ山頂。この景色を見たかったんです。
右奥、日白山へと続く雪稜。そして左奥は万太郎・仙ノ倉・平標の稜線です。見事な景色ですね。
ここから雪稜歩きが始まりますが、テンションが上がっても〜走り出しちゃいました。
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ここから雪稜歩きが始まりますが、テンションが上がっても〜走り出しちゃいました。
YAMAドンドン行きます。
YAMAドンドン行きます。
この日白山へのトレースの無い雪稜を1グループで独占です。
今シーズン最高の雪山ですね。
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この日白山へのトレースの無い雪稜を1グループで独占です。
今シーズン最高の雪山ですね。
日白山への雪稜の途中ではテント幕営スペースは多数あります。
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日白山への雪稜の途中ではテント幕営スペースは多数あります。
振り返ってタカマタギ。
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振り返ってタカマタギ。
トレースの無い雪道を皆で堪能するために順繰り回転して歩きます。
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トレースの無い雪道を皆で堪能するために順繰り回転して歩きます。
比較的なだらかなので歩き易く申し分ないです。
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比較的なだらかなので歩き易く申し分ないです。
途中おのおのが踏み後をつけて歩きます。
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途中おのおのが踏み後をつけて歩きます。
30分もするとあっという間にこれだけ歩いてきました。
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30分もするとあっという間にこれだけ歩いてきました。
雲の上には苗場山がどっしりと構えています。
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雲の上には苗場山がどっしりと構えています。
日白山ももう間近。
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日白山ももう間近。
上越にもなると雪が少ない今シーズンでも雪尾が発達しています。
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上越にもなると雪が少ない今シーズンでも雪尾が発達しています。
もうすぐ日白山頂。最後のなだらかな登り。
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もうすぐ日白山頂。最後のなだらかな登り。
日白山にて谷川稜線を見るkazさん。
日白山にて谷川稜線を見るkazさん。
日白山の山頂も景色最高。こちらは東谷山からのトレースがありました。
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日白山の山頂も景色最高。こちらは東谷山からのトレースがありました。
そして間近に見える万太郎からの稜線。
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そして間近に見える万太郎からの稜線。
ゆっくり30分堪能したら元来た道を戻ります。先を行くhashimoさん。
ゆっくり30分堪能したら元来た道を戻ります。先を行くhashimoさん。
トレースあるから早い早い。
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トレースあるから早い早い。
kazさんタカマタギに到着〜。
kazさんタカマタギに到着〜。
そして幕営地点に戻ります。
そして幕営地点に戻ります。
タカマタギからの下りも結構急です。
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タカマタギからの下りも結構急です。
幕営地点。晴れると本当に素晴らしい展望ですね。
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幕営地点。晴れると本当に素晴らしい展望ですね。
テントに入って軽く食事。オニオンスープにウインナー、粉チーズ、フランスパンで美味しく頂きました。
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テントに入って軽く食事。オニオンスープにウインナー、粉チーズ、フランスパンで美味しく頂きました。
棒立山頂。展望スゲーいいよ。
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棒立山頂。展望スゲーいいよ。
棒立からの下りは高度感満点。
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棒立からの下りは高度感満点。
棒立からの下り。なかなかしびれる急降下です。
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棒立からの下り。なかなかしびれる急降下です。
斜度もだいぶ落ち着いてきました。
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斜度もだいぶ落ち着いてきました。
途中雪洞泊の方いたので中をのぞいてみると立派なもんです。
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途中雪洞泊の方いたので中をのぞいてみると立派なもんです。
降るにしたがって雪が無くなり枝がうるさくなってきました。
降るにしたがって雪が無くなり枝がうるさくなってきました。
鉄塔に到着。ここからアイゼンをはずし尾根を忠実に下りました。
鉄塔に到着。ここからアイゼンをはずし尾根を忠実に下りました。
下山後、15分位車で行ったところにある岩の湯(400円)で汗を流しました。
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下山後、15分位車で行ったところにある岩の湯(400円)で汗を流しました。

感想

YAMA555さんと、彼の所属する山の会メンバーの雪山テント泊山行にお誘いいただき、大充実の2日間を過ごすことが出来ました。皆さん健脚でノートレースの急登もガシガシとルートを開拓して登る登る。単独行ばかりの私にとっては、歩ける仲間とガシガシと雪山を登れるグループ山行は、頼もしく、そしてテントでワイワイ宴会(YAMA555さんの腕をふるった料理の数々や皆が持ち寄った様々なおつまみに舌鼓をうってのロングな宴会は楽しかった)。

今回。あろうことかスパッツを忘れてしまい、ノートレースの雪山に入って、靴の中を濡らしてしまったらどうしようと、最初のうちはハラハラでしたが、ハードシェルパンツの裾のドローコードを絞って、ヘンに足を穴にハメないように気をつけていると、特に登りだったこともあり、ノートレースの急登で先頭を登っても、恐れた雪の侵入は無くて良かったです。でもこれを教訓に忘れ物チェックをこれまで以上にちゃんとせねばと改めて誓った山行でもありました(下りはもう踏み跡の多いトレースを辿る道だったので、全然心配なし)。

タカマタギ、行くまでは全然知らない山でしたが、ノートレースのこんもりな雪山を稜線を辿って突き進める、とても気持ちの良いルートでした。太平洋側の雪山と違い、周囲すべてが雪山で、その雪の拡がりの奥深さを充分に堪能でき、また日白山から先に続く稜線、そして仙ノ倉・平標と連なる谷川主脈にこころそそられる良いお山でした。このルート、雪の時期しか登れないけどオススメしたいコースです。

タカマタギ山頂からの360度↓




日白山頂からの360度↓
(谷川方面はガスガス、この後ガスが切れて稜線を見ることができました)



4年前から計画しては天候不順のため、行く前に断念していたタカマタギ山・日白山。今年こそはと、仲間も新たに計画し、ついに登頂することが出来ました。

早朝発だとスキー車とかち合い渋滞に巻き込まれると考えたため、前日入りをすることにしましたが、土樽のステビバは既に2パーティー入っていて結構な混みよう。ウチラの後にも1組来たようだが外でテント泊していたようだ。意外に人気で驚く。

早朝雪が降っていたため土樽駅で準備して出発。毛渡橋を渡りすぐに左折して橋(高速かな)の下に駐車する。しばらくは林道歩きで既に雪道となり楽しい雪道歩きが始まった。しばらく歩くと右側の尾根にピンクテープがある。GPSで確認すると取り付きの尾根のようだ。ただし、雪は薄く取り付きにくいため右側に巻いて入っていった。尾根に取りつくと藪に枝がうるさいが、まだ多少雪に覆われているため、何とか歩けた。あと2週間遅いと結構ひどいことになるだろう。

1日目は小雪の中の登山となる。タカマタギはまだ雪があると思っていたが、尾根取り付きは雪がなくて結構藪漕ぎに近<script id="gpt-impl-0.9983798308934431" src="http://partner.googleadservices.com/gpt/pubads_impl_82.js"></script>い状態。これはとてもじゃないが積雪期意外は登れないと改めて確信した。今回は、冬山装備に、食料担当も兼ねており、キャベツ丸ごと1個、ベーコン500g、高級ウインナー500g、ワイン1.8Lなど結構頑張った為、分担はしたものの久しぶりに25kgのザック。トレースがないと登りもやはり苦しい。
棒立山に土曜に登ったのは結局ウチラだけ。幸いなことに風は無く比較的暖かい、展望は無くタカマタギ先へ行くことは中止し、棒立を下りた鞍部の平らなスペースでテントを幕営。18時まで約5時間、持参した酒(自分は1.8Lワイン)とつまみで宴会となった。こんな停滞時間も意外に楽しめるのが山の醍醐味だ。
その日は18時には就寝して、翌朝は4時過ぎに起床。横になる時間は10時間とユックリした夜を明かした。

2日目早朝は星空が見える中、好天が期待できた。夜明け前、急いで棒立山に登ると昨日真っ白で見えなかった展望にテンションは一気に上がった。御来光を拝んだ後、トレースの無いバージンスノーを5人交互に楽しみながら山頂を目指した。
念願の山頂から見える360度の景色。若干雲があるが満点の展望だ。そして奥に見える日白山へと続く雪稜が本当に素晴らしい景色。出発から思わず、飛び跳ねて進んだ。

この雪稜歩きは、間違いなく今シーズン1番印象に残る山になりました。そして下山時には雪洞、イグルーで泊まった経験深い方の登山スタイルを見て、来年は自分もやってみたいと思いました。
あとは、東谷山から日白山、そして平標への周回ルートも食指が動きます。上越の山、まだまだ楽しそうなルートが盛りだくさんです。

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