上越 タカマタギ山・日白山 冬季限定の山歩き
- GPS
- 29:43
- 距離
- 14.4km
- 登り
- 1,353m
- 下り
- 1,351m
コースタイム
- 山行
- 4:40
- 休憩
- 0:25
- 合計
- 5:05
- 山行
- 5:55
- 休憩
- 1:41
- 合計
- 7:36
2日目の大休止は、日白山の30分、幕営地での60分くらいであとは小休止です。
天候 | 1日目:小雪 2日目:晴れも雲多し |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
土樽に向かう途中にあるセブンイレブンで食料を調達し、土樽駅でステビバ。 先客2パーティーいました。ボットン便所あり、紙無し。 早朝、土樽駅発、毛渡橋を渡ってすぐを左折(平標の方面)ですぐの橋の下に駐車。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
●参考資料 YAMAKEIアドバンストガイド・雪山 他、ヤマレコの記録参考にさせてもらいました。 ●タカマタギ山とは タカマタギは登山道の無い藪山のため、冬の積雪期でないと非常に入りづらい山です。そのため基本的には冬季限定で入れます。タカマタギから日白山への稜線歩きはマイナーですが非常に魅力的な雪の世界が待っています。 ●駐車場所〜取付ポイント 土樽側から向かうと毛渡橋を渡ってすぐに左折したところにある橋の下に車を駐車。そこから先は林道ですが、雪道となります。尾根取りつき地点には注意深く見ているとピンクテープが頭上の木にあります。雪があるとすんなり取りつけるのでしょうが、取りつきには雪がなかったので少し先から林道をはずれ雪斜面を登りました。 そのため行きは鉄塔の先で尾根に出ています。アイゼンはつけず。 ●取付ポイント〜1050m付近尾根上に出る付近 取付付近ではすでに雪が少なく枝がうるさくなっています。本当はもう少し雪がある時期の方がよいのかもしれませんが、そうすると標高高いところの雪が多く難儀すると思われます。750m〜1050mに登り上げは結構急になり、トレースないとなかなかしんどい登りでした。ワカンつけると多少は楽だったと思いますが、今回は何もつけず。 棒立まで残り100m位はかなりの急傾斜です。アイゼンを装着して登りますが、足場崩れやすく、重装備のウチラには今回1番大変だった場所ですね。滑落注意。 棒立の山頂は360度見渡せる好展望箇所です。 ●1050m付近尾根上〜棒立山 尾根上に出るとほぼ直角に曲がり棒立山へ向かいます。この辺には尾根をはずれると数か所なだらかな地形の場所があり、テン場適地ですね。1200m付近にもなだらかな箇所あり。また、雪洞を掘っている人もいました。話していたら積雪2.4m位って言っていたかな。 最後の100mくらいは急坂です(写真参照)。足場も結構締まっていなくて南議しましたが、ここからアイゼン装着。降りは急斜面なので要注意。 山頂からはタカマタギの山容と展望はかなり良いです。 ●棒立山〜タカマタギ山 棒立直下30m位下ったところにテン場適地あり。今回はガスっていたので、タカマタギ先まで行かずに早めに幕営(6〜7人用十分のスペースあり)することにしました。この辺から左側雪尾が形成されてきます。 頂上直下100m位は急坂ですが、棒立山ほどではありません。雪尾を踏み抜かないように注意は必要でしょう。若干割れ始めていました。 山頂からは360度の大展望です。 ●タカマタギ山〜日白山 タカマタギから日白山はなだらかな雪稜歩きが楽しめます。途中には数箇所テン場適地あり。万太郎から平標の稜線を楽しみながら歩けます。雪尾はここも注意。今回は新雪20cmの下は結構固かったのでアイゼンでサクサク行きました。 日白山まで行きで1時間、タカマタギまで戻りは30分と遠いと感じていたが意外に早かったです。 |
その他周辺情報 | ●前日泊の土樽駅 十数人は横になれるスペースあります。私らが0時過ぎに到着した時には既に3パーティーかな?寝てました。一応ドアがあるので風は防げます。自販機あり。 トイレ有りますがボットンそして紙はなし。水道ありますが川の水を使っているため飲料は不適。水は自販機での購入になります。 ●温泉 土樽の岩の湯にて汗をながしました。400円也。 シャンプー、ボディーシャンプーあり。露天風呂無し。 休憩スペースあり、自販機、ちょっとした土産販売あり。 |
写真
感想
YAMA555さんと、彼の所属する山の会メンバーの雪山テント泊山行にお誘いいただき、大充実の2日間を過ごすことが出来ました。皆さん健脚でノートレースの急登もガシガシとルートを開拓して登る登る。単独行ばかりの私にとっては、歩ける仲間とガシガシと雪山を登れるグループ山行は、頼もしく、そしてテントでワイワイ宴会(YAMA555さんの腕をふるった料理の数々や皆が持ち寄った様々なおつまみに舌鼓をうってのロングな宴会は楽しかった)。
今回。あろうことかスパッツを忘れてしまい、ノートレースの雪山に入って、靴の中を濡らしてしまったらどうしようと、最初のうちはハラハラでしたが、ハードシェルパンツの裾のドローコードを絞って、ヘンに足を穴にハメないように気をつけていると、特に登りだったこともあり、ノートレースの急登で先頭を登っても、恐れた雪の侵入は無くて良かったです。でもこれを教訓に忘れ物チェックをこれまで以上にちゃんとせねばと改めて誓った山行でもありました(下りはもう踏み跡の多いトレースを辿る道だったので、全然心配なし)。
タカマタギ、行くまでは全然知らない山でしたが、ノートレースのこんもりな雪山を稜線を辿って突き進める、とても気持ちの良いルートでした。太平洋側の雪山と違い、周囲すべてが雪山で、その雪の拡がりの奥深さを充分に堪能でき、また日白山から先に続く稜線、そして仙ノ倉・平標と連なる谷川主脈にこころそそられる良いお山でした。このルート、雪の時期しか登れないけどオススメしたいコースです。
タカマタギ山頂からの360度↓
日白山頂からの360度↓
(谷川方面はガスガス、この後ガスが切れて稜線を見ることができました)
4年前から計画しては天候不順のため、行く前に断念していたタカマタギ山・日白山。今年こそはと、仲間も新たに計画し、ついに登頂することが出来ました。
早朝発だとスキー車とかち合い渋滞に巻き込まれると考えたため、前日入りをすることにしましたが、土樽のステビバは既に2パーティー入っていて結構な混みよう。ウチラの後にも1組来たようだが外でテント泊していたようだ。意外に人気で驚く。
早朝雪が降っていたため土樽駅で準備して出発。毛渡橋を渡りすぐに左折して橋(高速かな)の下に駐車する。しばらくは林道歩きで既に雪道となり楽しい雪道歩きが始まった。しばらく歩くと右側の尾根にピンクテープがある。GPSで確認すると取り付きの尾根のようだ。ただし、雪は薄く取り付きにくいため右側に巻いて入っていった。尾根に取りつくと藪に枝がうるさいが、まだ多少雪に覆われているため、何とか歩けた。あと2週間遅いと結構ひどいことになるだろう。
1日目は小雪の中の登山となる。タカマタギはまだ雪があると思っていたが、尾根取り付きは雪がなくて結構藪漕ぎに近<script id="gpt-impl-0.9983798308934431" src="http://partner.googleadservices.com/gpt/pubads_impl_82.js"></script>い状態。これはとてもじゃないが積雪期意外は登れないと改めて確信した。今回は、冬山装備に、食料担当も兼ねており、キャベツ丸ごと1個、ベーコン500g、高級ウインナー500g、ワイン1.8Lなど結構頑張った為、分担はしたものの久しぶりに25kgのザック。トレースがないと登りもやはり苦しい。
棒立山に土曜に登ったのは結局ウチラだけ。幸いなことに風は無く比較的暖かい、展望は無くタカマタギ先へ行くことは中止し、棒立を下りた鞍部の平らなスペースでテントを幕営。18時まで約5時間、持参した酒(自分は1.8Lワイン)とつまみで宴会となった。こんな停滞時間も意外に楽しめるのが山の醍醐味だ。
その日は18時には就寝して、翌朝は4時過ぎに起床。横になる時間は10時間とユックリした夜を明かした。
2日目早朝は星空が見える中、好天が期待できた。夜明け前、急いで棒立山に登ると昨日真っ白で見えなかった展望にテンションは一気に上がった。御来光を拝んだ後、トレースの無いバージンスノーを5人交互に楽しみながら山頂を目指した。
念願の山頂から見える360度の景色。若干雲があるが満点の展望だ。そして奥に見える日白山へと続く雪稜が本当に素晴らしい景色。出発から思わず、飛び跳ねて進んだ。
この雪稜歩きは、間違いなく今シーズン1番印象に残る山になりました。そして下山時には雪洞、イグルーで泊まった経験深い方の登山スタイルを見て、来年は自分もやってみたいと思いました。
あとは、東谷山から日白山、そして平標への周回ルートも食指が動きます。上越の山、まだまだ楽しそうなルートが盛りだくさんです。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する