西穂ドッピョーへの道は厳しかった★アルピニストってスゴイね

2016年03月13日(日) [日帰り]

• GPS: 05:38
• 距離: 5.3km
• 登り: 567m
• 下り: 575m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:06
• 休憩: 1:33
• 合計: 5:39

9:47 スタート地点
10:06 10:06 旧ボッカ道分岐
10:51 11:09 西穂山荘
11:23 11:23 西穂丸山
12:06 12:06 西穂独標
12:59 13:00 西穂丸山
13:19 14:31 西穂山荘
14:52 14:54 旧ボッカ道分岐
15:26 西穂高口(千石平)

天候

高曇り
西穂山荘までは無風
山荘からは風強い

アクセス

利用交通機関：

自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

前泊　（車中泊）　
道の駅アルプス安曇野ほりがねの里
http://www.ktr.mlit.go.jp/honkyoku/road/Michi-no-Eki/station/nagano_horigane/
トイレが明るく暖房付き、近くにコンビニもあり

新穂高ロープウェイ
http://shinhotaka-ropeway.jp/
始発9：00(冬時間)　セブンイレブンで前売り購入で往復2300円(通常2900円)
朝8時からRW口に並びました。
玄関前の階段は温泉で温められ、コンクリートの床暖房状態で
お尻ポカポカで待つことができました。

コース状況／危険箇所等

登山指導センターで、登山届提出
http://www.city.takayama.lg.jp/shisetsu/1004141/1004487/1005412.html
トイレも24時間で、温泉熱を利用した床暖房あり

新穂高RW〜西穂山荘
駅からアイゼン、ストックを使いました。
雪の回廊の先は小刻みなアップダウンありつつ登ります。
下山時は、
雪の状態から転んでも危険は少ないと思いましたのでアイゼンなし、
ビール飲んじゃったしね。

西穂山荘〜西穂独標
しっかりとした雪山装備が必要です。
丸山から先は、高度に打ち勝つ精神力と雪の岩峰を歩く技術が要ります。
素人が行く山ではありません^^;

その他周辺情報

温泉
前日　安曇野みさと温泉ファインビュー室山　530円
http://www.fineview.co.jp/
夜景を眺めながら、ぬるぬるのお湯

下山後　ひらゆの森　10：00〜21：00　500円
http://www.hirayunomori.co.jp/
露天風呂がたくさんあって、硫黄の臭いプンプン♪　
レストランで飛騨牛も食べれます

写真

RWに向かう車中より
アレ登る…んだよね

RWより笠ヶ岳
ワクワクします

まずは樹林をザクザクと
雪山楽しい〜♪

笠ヶ岳、カッコいいね〜

白山もまだまだ白い

山荘から、乗鞍と焼岳

曇りだけど、乗鞍が光って見える

装備をヘルメットとピッケルに持ち替えて

西穂ドッピョーへの道

風も強く、一歩一歩、山を刻む

丸山
曇りだけど素晴らしい景色でした

更に風が強く、傾斜もキツく、高度感が増してきます。
怖い時は、あまり周りの景色を見ません。進めなくなるから…。

独標はすぐそこ、山頂に人が立っているのが見えます

山頂より100m手前、ここから岩場というところで、ビビッてしまい腰を降ろしたら進めなくなりました。
ヤマトモに、待ってるから山頂に行ってきてとお願いしました。

風も止まり、腰をおろしたまま、恐る恐る周りを見ると、そこは雪の穂高岳、気高い岩峰を五感で感じる

今日の私の最高点
自撮りです

ヘタリこみながらも、ビビっているため、足がしびれてきました

tsukadonさんとtukihiyokoさんが山頂へ登るのを見届ける。
良かった、ほんと良かった！おめでとう♪

3/13 12:14

山頂から撮ってくれた一枚。セッピ側に登山道を避けて座りこんでいました。もう少し上で、春だったら、セッピが崩れて……ぞぞぞぞー(゜-゜)
こういう悪い想像力がビビりの元、でもいいんです。それがブレーキですから

丸山まで下山しました。

帰りたくないなぁ。降りてしまうのがもったいないよ〜

西穂山荘
たくさんのドラマがあるんだろうなぁ

西穂ラーメン、食べるに決まってる！
冬は味噌

tukihiyokoさんが淹れてくれたコーヒーが、じんわりと心に沁みる

観光地まで降りてきました。

展望台からの景色も堪能します。
笠新道があの辺で、抜戸岳から笠の稜線歩きが気持よかった日を思い出す

冬の槍も見れた♪
アルピニストの1ミリだけ、かじることができたかなぁ

無事に下山
山トモに支えられた素晴らしい一日でした。

感想

ねぎ

雪の穂高 西穂独標
雪山を始めた頃、「ドッピョーへの道」というキーワードを
出会った方にインプットされ、
ずっと頭の片隅にありました。

高所恐怖症の私は、夏山でも穂高を始め、槍、劔、石鎚といった岩峰には近よらず、
たおやか〜な稜線を好んで歩いてきました。
でも、一度は穂高の稜線を感じてみたい、行ける時に…。
私的な雪山の基本、行けるトコまで！

西穂山荘からは冷たい風が強く、
バラクラバを持ってるのに付けなかったことを後悔しました。
ヘルメットから出てる前髪がジャマで、足元が見えにくい(汗)
丸山からはどんどん高度感がアップして、稜線も狭くなり、
周りの景色を見る余裕もなくなります。
独標手前、立ちはだかる岩峰を仰ぎみて、腰が抜けました。
　　　ここまでにしよう。
素直にそう思えました。
一緒に行ったヤマトモの、慎重に足場を確認しながら登る姿を見守り、
山頂に立つ姿見て、心から「良かった」と嬉しく思いました。
tsukadonさん、tukihiyokoさん、おめでとう♡

穂高の雪稜を目の前に感じることが出来、後悔はありません。
アルピニストにはなれないけれど、
今後も慎重に楽しく雪山をやっていきたいと胆に銘じる一日でした。

negima


tsukadonさん、tukihiyokoさんのレコ↓
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-825203.html