ヤマレコ100回記念 TransLantau 100km
- GPS
- 139:36
- 距離
- 97.7km
- 登り
- 15,268m
- 下り
- 15,273m
コースタイム
- 山行
- 10:58
- 休憩
- 0:05
- 合計
- 11:03
名称:TransLantau 2016
距離:100km, 50km, 25km
制限時間:100kmは32時間
コース:香港国際空港の隣のランタオ島をほぼ1周半するコース
累積標高:5,800m
スタート:金曜日の23:30
ドロップバック:コースの途中には置けません
参加者:676名
完走者:467名(完走率69%)
天候 | 3/11 曇り 3/12 曇り後小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
船
【復路】フェリーMui Wo→Central 3/12 23:30 GPSのルートは主催者提供のものです。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
ハイキングコース、舗装された林道、破線ルートのミックス。危険箇所というほどの難所はないがそれなりに歩き慣れていないと最終セクションの藪漕ぎは長い距離を歩いたあとなので厳しいと思います。 |
その他周辺情報 | ゴール後店はほとんど開いていません。かろうじてセブンイレブンとマックがやってました。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖Tシャツ
ソフトシェル
トレイルパンツ
靴下
雨具上下
日よけ帽子
靴
ザック
行動食(ジェル)
非常食(バー)
ボトル600ml
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯電話
時計
タオル
カメラ
バフ
ソフトフラスク500ml
イマージェンシーシート
手袋
現金
Octopas
着替え
トレッキングポール
テーピング用テープ80cm
カップ
レースナンバー
|
---|---|
備考 | 気温が低かったので保温ボトルがあった方が良かったかもしれません |
感想
★本日のレース★
ヤマレコ100回記念(101の記録がありますがダブりが1つあるので実質100回)は香港ランタオ島で開催された100kmのトレイルレースです。香港は暑いので春から秋までは長いレースがありません。暑い時期に走ったら熱中症になってしまいます。そんなわけでトレイルのシーズンは秋に始まり3月に終了します。メジャーなレースはその間に開催されます。今シーズンは6レースに出場。そのうち過去3年連続で出場したのはこのレースだけです。コースは毎年微妙に変更されており、今年は初めて時計周りになりました。その分少し易しくなっているようです。
★記録★
スタートの金曜日、仕事を終えてギアを最終確認し21:20のフェリーで島へ向かいます。セブンイレブンで電池を買って会場に向かいました。荷物はゼッケン番号で指定されたテントに置くだけ後はスタートを待つだけです。ストレッチしたり日本人の参加者と話をしたりしながらアッという間にスタートいつもながら緊張感がありません。各CPの通過時刻は以下の通りです。
地点、距離(区間距離)、予定通過時刻、実際通過時刻
Start Mui Wo 23:30 (1:00)
CP1 6.7km (6.7) Chi Ma Wan 0:30, 0:27
CP2 17.2km (10.5) Pak Hung Au 2:55, 2:19
CP3 21.8km (4.6) Ngong Ping 5:35, 4:00
CP4 32km (10.2) Kau Ling Chung 8:00, 6:18
CP5 44.5km (12.5) Tai O 10:30, 9:02
CP6 50km (5.5) Shan Wat 11:50, 10:08
CP7 62.5km (12.5) Ngong Ping 15:45, 13:15
CP8 75.2km (12.7) Pak Hung Au 18:45, 16:19
CP9 84.9km (9.7) Pak Mong 21:05, 19:02
Goal 98km (13.1) 0:55, 22:53
各CPで20分休憩するつもりでしたが実際には5分〜15分の休憩で済ませました。やはりドロップバックがないと着替えもしないのでサッと出ることになります。
★感想★
前回の100マイルレースで膝を痛め良くはなったもののベストにはほど遠いコンディションでスタートしました。ところが体が暖まってくるとそんなことも忘れCP3までは快調に飛ばします。CP3へ至る香港で2番目に高い「鳳凰山」からの階段の急な下りで膝に負担がかかったようで、そこから少し下りで痛みが出ました。登りは全く痛くないので登りが出てくると嬉しいという普段とは反対の展開に。
エイドでは本場風に生ハムとチーズが置いてあり、ともかく食べられるものを補給し、コーラがあれば飲んでおきます。お粥を置いてあるエイドもあるので日本人には嬉しいですね。飲み物は昼間は冷たいもの、後半気温が下がってきたら暖かいものをとるようにしました。
中間地点のCP5では計画対比1時間42分のおつりがあったので膝が痛くても余裕でした。後半は厳しい登りが3つあります。その1つCP6 Ngong Pingまではゴンドラの管理道を直登していきます。そこに急な階段があり膝が痛いので下りは後ろ向きで下りていきました。後ろから地元のランナー(多分応援だと思います)に抜かれ、次の登りでふと顔を上げると彼が待っていてくれて無言でハイタッチで激励してくれました。言葉を交わさなくても判りあえる瞬間。よしやるぞ、と元気が出てきました。
後半2つめの厳しい登りは「大東山」。ここはピークは巻きますが風が吹くと体感温度が下がり厳しい場所になります。今日はまさにそんな日でした。前を行く女性ランナーが風に煽られ転倒してます。下りにかかるところではガスでコースが判りにくくマーシャルが誘導してくれました。
最後のCP9に到着。残り14kmなのでなんとか完走できそうです。ボトルに飲みものを詰め、夕食としてパン、チーズ、ハム、オレンジ、バナナを食べてて出発します。最後の急登りは「老虎頭」という山です。ハイキングで行ったことがあり、それほど厳しい印象はなかったのですがすでに87km歩いてきた上に夜でしかもガスがかかって予想以上に難航しました。そのうえ下りが破線ルートでスリッピーで歩きにくい。
一旦ゴルフ場の近くの舗装道路に出ます。ここから先に最大の難所が待っていました。この大会名物の藪漕ぎ。去年まではコースの中盤でその薮を超えればあとは楽勝、今年はないのかなと思っていたら一番最後に出てきました。ぬかるんでいる上に急登りでなかなかピークに着かない。制限時間ギリの人にはきついだろうな。痛む膝を庇ながら最後の階段の激下りをこなします。足はまだ残っていましたが走れる状態ではないのでゆっくりと歩いてゴールしました。それでも予定より2時間縮めることができました。
後で知ったのですが、21:00の段階でCP8から先の「大東山」の通過が強風で危険となりそこから先は打ち切りになったようです。1月の100kmのレースでも道路の凍結で危険なために途中で打ち切りになったレースがありましたが、改めて自然の中で遊ばせてもらっているのだなと実感しました。
香港のトレイルのレースはいつもそうですがエイドのボランティアの方が本当に良くサポートしてくれてハイカーやレース以外で走っているトレイルランナーの応援もたくさんいただいて走りやすいです。ヤマレコ100回目気持ちよくゴールできました。ありがとう(多謝)。
トレイルランニングレース#16
コメント
この記録に関連する登山ルート
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ご無沙汰しております。kurikuri8です。
また、100回おめでとう?ございます。
相変わらずすごいですね。
12日は私もたまたまランタオピークに登る途中で
ランナーと出会いました。
出てらっしゃるかと思いましたがやっぱりですね。
結構風が強かったですが、打ち切りになるほどとは。
これからも頑張ってください。
100kmトレイルでも余裕の完走、さすがです。
レース中、食べ物が豊富なのは嬉しいですねー。
kurikuri8さん
mnakanoさん
コメントありがとうございます。
今年の香港は異様に寒くVibramのレースでも道路の凍結で
レースが打ち切りになりましたし
今回も強風で打ち切りというのは前代未聞ですね。
これがシーズン最終のレースになりますので
秋まではのんびり登山します。
どこぞの山でお目にかかりましょう!
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